魔王になるべく説明を受けたが何故か、苦痛を受けた。ギリギリでMにはならなかったが、これからが不安。
「・・・・・様・・・・魔王様!」
大声で誰かが、そう呼んでいる。誰のことだ?あ、そっか、俺だ。
俺は、ベットの上で寝ている状態だった。異世界の魔王となるべく、色々と説明されようやく魔王になったのは、良いのだけれども、この体に入ったのは真夜中のことで誰もいなかった。よくわからないが、夜明けを待っていたほうがイイと思ったのでベットに座り待っていたが、いつの間にか寝ていたようだ。そのためか、すごく眠い。このまま、放置されると100年でも眠れそうだ。
「五月蠅い、まだ眠い」
「眠いのは、わかりましたが。ここは、魔王様に起きてもらわなければ困ります」
「何が困るって、言うんだ。この後何かあんのか?」
「いいえ、特に何も御座いませんが、ここで寝てはなりませぬ!!!」
「はあ?何を言っている?自分の部屋で寝て悪いのかよ」
「何をおっしゃっているのですか!ここは、魔王様のお部屋ではございませぬ!!」
「は?じゃあ誰の部屋だよ」
「女中たちの部屋ですぞ、魔王様!」
「エー」
俺は、チョと驚いた。それは、俺の三次元の時の家(まあ、アパートなんだけど)より大きかったからだ。
しかも、俺がいた部屋が自分の部屋で無いこともついでに驚いた。こんな広いのに!
「『エー』では、ありませんぞ!!!」
怒られた。
「こ、こんなところで寝ていたのが許嫁殿にバレなどしたら、大変な事に!」
許嫁?許嫁か~、記憶の中にすこしだけ、情報がある。名前、何だっけ、確か・・・・。
「ディィィィィィィーールゥゥゥゥゥゥゥ」
大きな声で、今の俺の名前を呼んでいる。しかも怒っている声だ。
ドカッ
ドアが蹴破られる音がした。というか、目の前で蹴破られた。
そのドアを蹴破ったのは、少女と言うには大人びた女性だった。
その容姿は、スラリとした体だが出るところは出ているし、美人だった。あと角が生えていた。
俺の横で、ドアが壊されたので慌てている奴がいるが蹴破った本人は、邪魔だから壊したという感じである。
そして、その美人さんが許嫁なのは、もうわかってしまったことだ。
許嫁さんが一言。
「殺してやる・・・・・」
「へぇ?」
いきなりの殺人予告。
「殺・し・て・や・る、殺して・・・私も・・死・ん・で・や・る、そして同じ墓には入る!」
いや違うらしい。こわ~、何だ?このキャラ。何かで見たことのあるタイプのキャラだな。
何だっけ、ツンデレ?違うか。
今気づいた事だが、槍、握っている。やばーい。
「許嫁殿!落ち着いてください!」
おおナイスだ、えーと?あれ、俺こいつの名前知らないぞ。あと許嫁の名前も思い出せないし、こんな時どうすればいいんだ。
俺は、何かこんな時にどうすればいいのか、美和さんに聞いたのを思い出した。
『名前は、ゲームみたいに上の方に書いてあります』その言葉道理に上を見た。書いてある。本当に書いてあるそして浮いている!
しかし、こんな所に驚いている場合じゃない、名前見なきゃ。
俺は、急いだわけではないが、名前を見た。許嫁の上には、《カテーナ=リヴァイアサン》。俺の横の奴には、
《プロディティオ》と、浮いていた。
俺は、許嫁の《カテーナ=リヴァイアサン》にいいわけみたいな事をしてみた。
「すまん、カテーナ。俺、記憶が無いんだ!」
まあ、別にいいわけでは無いな。本当に所々記憶無いし(あんな苦痛味わったけど)。
「ほへぇ、ディール。今、名前呼んだ?」
「あ、うん」
ん?何この反応。普通、『記憶が無いんだ』と言われたら驚くよね?
「えへへ・・・下の名前で呼ばれちゃった。新婚さんみたい。////」
何この反応?うわっ、同じことで2回も驚いた。下の名前に反応早くね?
カテーナは顔を赤くして、大げさに振る舞っている。
おいおかしーだろ、ディール3世。許嫁なんだから名前ぐらい読んであげなかったのか?まあ、今は俺がディールなんだけどね。
「魔王様!記憶喪失になられてしまったんですか!!」
「いや、所々記憶が無いだけだ」
「聞きましたか、許嫁殿!!」
プロディティオがカテーナに言った。
「えへへ・・・ディール」
「何?」
「・・・子供は、何人ほしい?・・」
「あー、聞いてねー、重要なこと聞いてねー」
俺はもう、ツッコまずにはいられなかった。人の話も全く聞かないでいるなんて!
「許嫁殿!話を聞いてください!」
「ほへぇ」
カテーナは、プロディティオの大声でようやく気が付いたようだ。あと、気が付いた時の声がかわいかった。あれ?関係ないか。
「いいですか!許嫁殿。魔王様は、記憶を無くされたのですよ!!!」
「いや、無くしては・・・・・」
「えええええええぇぇぇぇえーーーー」
物凄くビックリして様で目を丸くしていた。
今頃かよ。こんなに驚くなら最初に気付いとけよ。
「そ、そんなじゃあ、あんな事やそんな事をした思い出は全部無くなっちゃったてこと!?」
「いや違う。ちょっとだけ記憶が無いだけなんだ」
「そうなんだ。じゃあ私たちが許嫁だってことは憶えているってこと?」
「ああ、記憶が抜け落ちているって感じかな」
ほっと胸をなでおろすカテーナ。俺はここがチェックポイントだと思った。気は、抜けない。よし言ってやる。
「だから、俺の記憶を一緒に見つけてくれ。そして記憶が戻ったら、結婚しよう」
「ひゃあ・・・・ひゃい・・・」
カテーナは、いきなりの告白に驚いていた。それはそうだ。驚いてくれないとあんな恥ずかしいセリフを言った意味がない。
カテーナは、その後も顔が赤かった、時々、ニヤついてもいた。そんなにうれしかったのか。俺は少し辛い。俺は本物のディールでは無いからだ。まあ、話を進めれば俺は元の世界に帰れそうだし、俺が帰れば本物のディールに会えるだろう。そのために俺は急がないといけないと思った。
だがそのためには・・・
「おい、俺の部屋は、どこだ?」
俺はプロディティオに自分の部屋を聞いた。それは眠かったからだ、俺はもう眠りたいのだ。
「あ、それはですね、魔王様・・・・」
「わ、私が連れてく!」
カテーナが横やりをしてきた、別にいいけど。
「では許嫁殿、よろしくお願いします」
プロディティオはあっさりと案内役を譲った。何かの礼儀なのだろう。
カテーナは、その言葉を聞くとすぐに俺の手をつかんで廊下に歩き出した。ドアは壊れているので(壊した)すぐに廊下に出られた。
プロディティオは、微笑みながらその部屋から手を振っていた。しかし俺にはその微笑みが何かをたくらんでいるかの様に見えた。
あと、展開速くね・?
文字の空間を詰めました。
すいません、途中で投稿してしまいました。