中央二次元描写世界管理会社   作:プット酢

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あらすじ

 なんだかんだで魔王になってしまい、元の世界(三次元)に戻るべく、がんばるディール(今の名前であり、本名ではありません)の目の前に親友?が・・・



 最近、あらすじに書くことがなくなってきた。


7 魔王の親友

『あなたの親友って誰ですか』という質問を何度か見かけたことがあり、答えたことがある。

この質問って、正直、俺にはキツかったのを覚えている。『親友』って何?食べられるの?おいしいの?えっ、食べ物じゃないの!

それで『親友』とは、何なのか調べたことがあるが、『親しい友達』と書いてあった。(ウィキペディアすごい)

俺はてっきり、マンガとかで出てくる、『河原で殴り合い、絆が深まる』とか『アイコンタクトで何か通じ合える』とかそんなものだと思っていたが違うらしい。そういうのは、『心友』、『信友』と言うらしい、なるほど!少し誤解があったんだな。

しかし、この質問では『あなたの親友』と聞いているのだから、『親しい友達』をあげなければならない。友達の多い奴はなんと答えるのだろう。

10人くらい答えるのだろうか、もしかしたら俺のように誤解をして1~2人と答えるのだろうか。それはともかく、友達多い奴、爆発しろ!くっ、俺は友達と呼べるのが精々2~3人ほどだぞ。しかもその友達、引っ越ししちゃったし、全員。はあ、俺は友達が少ないな・・・。

あれ?そういえば俺、魔王に親友がいるパターンのマンガ知らねーぞ。今度、魔王が出てくるマンガとか、宮脇書店さんで探してみよう。家から近いし。

前置きが長くなったが、俺の目の前にいるこいつは、『親友』『信友』『心友』のどれに当てはまるのだろうか。

ジャイアンなら、『心友』だろうし、稲妻イレブンなら『信友』かな。

まあ、なんでもでもいいか。

 

「首なし、大変だ。ディールの記憶が無くなったんだ」

カテーナが報告したはずの事を言う。

「知ってるよ。だから帰ってきてるんだろ」

「何、エスパーか!」

「お前が前の方の時から、言ってることだろ」

「そうだっけ?」

「はあ、こりゃ、駄目だ」

なんだか、漫才を見ているような気分だった。気持ちが和らぐような気がするが、すぐに無くなる。それには、理由がある。横に首が無く、首の切れ目がモザイクな、人(?)が立っているからだ。

生理的に無理。早く対処しなければ!

「黒騎士。ソレ被らないの?」

俺は、黒騎士が手に持っていた兜を指さし言う。

「・・・・ん?」

黒騎士は、首をひねった。・・・・ように見えた。

しまった、首がない奴には頭に被るというのは、禁句か何かの類だったか・・・

「・・・やっぱお前、記憶ないんだな。・・・前は、『青ちゃん』って呼んでくれたのに・・・」

そっちかよ!あだ名があったの!確かにお前の体、青だけど。黒騎士なのに青だけど!

「まあいい、忘れたなら一からやり直せばいいことだからな。記憶になくても、ハートに思い出があるはずだからな」

・・・何か決まっているな・・・ポーズは。あと『心友』だなコイツ。

「早く、被びゅれよ・・・くびゅ・・なし」

「「(コイツ)俺がいいこと言った後に噛むな!」」

なんか俺、コイツとなら仲良くやれそうな気がする。

 

 

「自己紹介からだな。俺の本名《カエルレウス=黒騎士》って言うんだけど、『青ちゃん』って呼んでくれ」

カテーナが何故か、手をあげる。

「わかったー」

「お前に言ってないリヴァイアサン。俺より階級下なのに、呼ばせるかっ!」

ん?

どういう事だ?許嫁なら騎士よりも階級は高いはず。

「どういう事?」

「どういうって、こいつ。許嫁だけど、3番目の奴だから」

三番目?

「・・・?」

「え・・・まさか。カテーナ=リヴァイアサン、お前言ってなかったのか!」

青ちゃんも驚いていた。三番目という事は、他に許嫁がいるという事だ。

俺はここまで一言も他に許嫁がいるなんて聞いてない。

「お前、記憶が無いのを利用して自分の都合の良い方向にもっていこうとしたな!」

「だだだだって、他の人にディールとられたくないもん」

カテーナが慌てて言う。しかし、青ちゃんが一喝。

「ディールは元々、お前のものじゃない」

「私のだもん!最初に私がプロポーズしたもん」

「知るか!ディールは魔王子なんだ、本当ならお前ごときの貧乏貴族なんかが許嫁に入れるのも奇跡だ、幸運だ、はいここで、運尽き果てました!」

「きぞくとか、まおうおうじとか関係ないもん。私はディールと結婚するのぉぉ」

「できるわけねーだろ。バーカ」

「ううぅ・・・うあぁぁあぁ・・ひく・・・あぁぁぁ」

カテーナが泣き始めた。

ちょっと待てよ。許嫁って何人か、いてもいいの?あと、小学生か!この会話、小学生か!大事なので二回思いました!

俺、置いてけぼり食らっている。

「はあ、何だこいつ泣きやがった」

青ちゃんが少し焦る。

早く、この状況把握しないといけない。まずは、この小学生の会話を終わらせないと。じゃないとこの話、引きずることになっちゃう。

「おい、言い過ぎだぞ」

「ああ、ちょい言い過ぎた」

青ちゃんは、反省した・・・・?顔が無いのでわからないが。

「どういう事か説明してくれ」

「わかった。お前、憶えてないから説明するけど、こいつの他に2人許嫁がいるんだ」

青ちゃんは、説明を始める、真面目に聞いた方がいい気がする。

俺は、人生経験で知っている。こういう設定とか、説明とか、ゲームとかの長いプロローグとかは、聞いた方が、見た方がいい。

後々、ストーリーに絡んでくるから!バットエンドループしなくてすむから!

なので、話し終わるまで黙っておこう。・・・出来たら。

「一人目は、マーレ王国の姫《サナーレ=マーフォーク》、二人目は、大貴族にして、魔界きっての大企業のお嬢様《シーカ=スルト》。この二人だ」

青ちゃんは、ホワイトボードに二人の名前を書く。いつの間に、ホワイトボードが!!

「一人目のサナーレ姫は、この国の最大貿易国《マーレ王国》の姫だ」

コンコンっと、ホワイトボードに書かれた一つ目の名前を叩く。

「あ、別にこれは政略結婚では無いから、ただ、先々代の魔王様が《マーレ王国》との、宴の席で酔っぱらって決めたから有効力はあるかわからん。だが、《マーレ王国》の方は、真剣に聞いていたらしい」

何やっているんだ先々代魔王。

「二人目のシーカ殿は、元々の許嫁なんだけど・・・」

「?」

え、なになに。

「騎士団長の叔父を持つせいか、気が強くて、ディールに『忠義を尽くす』とか言って結婚を拒んでいるんだ」

何それ。

「俺、嫌われていんの?」

「そうでもないんだよな~。前に質問してみたんだけどさ、『一緒にいられるだけでいい』って言っていたから違うんじゃない?」

何故、疑問形なんだ。何か、悲しいな、嫌われるの。

しかし、そんな奴らがいるなら、なぜ、カテーナが許嫁になれたんだ?

「カテーナは?」

「それ、聞いちゃうのか・・・まあいいけど」

聞いちゃいけない話だったのか?まあ、早くこの世界のことを理解しなければ、いけないのだからいい。

「お前のおじさんが決めたんだよ・・・」

「・・・・?」

「俺と父さんは、反対した!・・けど・・『だってこの子、いつもディール(三世)と一緒にいるじゃん』の一点張りで・・・」

あの、おっさん何してんの!

許嫁もう二人いたんでしょ、もう、これ『恋の三角関係』とかじゃ説明つかないじゃん!

なんだ、あれか、『偽コイ』みたいなハーレムものなのか!

あんなの三次元での言うところの、プレイボーイだろ。しかも『偽コイ』の内容って『家庭教師ひっとまん りぼーん』に似ているじゃん、マフィアとか無きときのはなしだけども。

そう思った俺だが、両方の作品好きだったりする。いいよね、あの『自分より他人精神』持っている主人公。俺的に理想とする男だ・・・なりたくは、無いけどね。

「以上だ。あとは、本人達に聞いてくれ、姫の方は、数回程度しか会ってないけどね」

え~、丸投げ~。まじか。

ところでなんか、静かだな。あ、カテーナ忘れてた。

俺は、カテーナがなにしているのか気になり、その方向を見る。

カテーナは、涙目でつぶやきながら何かをいじくっている。

「・・・ディールとの結婚生活・・・100日目・・・ふふ」

そんなこと言いつつ、何かの角をいじくっている。ん?コイツ何かがいつもと違う。

あ、角がない。

「ってそれお前のかよ!取り外し出来たのかよぉぉぉぉ!」

 

・・・話、遅くなってない?

 




  

誤字脱字があれば、言ってほしいです。
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