根絶少女   作:栗山飛鳥

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Ex.2「登場! イマジナリーギフトⅡ」

●はじめに

 

 

アリサ「新システム『イマジナリーギフトⅡ』登場ッ!!」

 

ユキ「はい、そのようなわけで、この『えくすとら』も緊急掲載と相成りました。パックの話に限らず、新しい情報にも積極的に触れていこうかと」

 

ミオ「実は『根絶少女』的には大打撃なんですよね。もう10話分くらいはストックがあるんですけど、どんな新ユニットが登場してもいいように、ファイト中はセリフだけ書いて、ファイトの詳細はほとんどカットしてあるのですが……」

 

アリサ「システムそのものが変わってしまうと、それでも齟齬が発生するみたいな?」

 

ミオ「はい。根絶者で言うと、グレイドールでないと決めきれなかった場面も、グレイヲンに再ライドからのフォースⅡで解決してしまうんです」

 

ユキ「幸い、フォースⅠを選んだら、次はフォースⅡは選べないようなので、今まで通りフォースⅠを選んでいれば解決するのだけど」

 

アリサ「せっかくのリアルタイムノベルなのに、新システムを使わないのも味気ないしね。そんなわけで、全編見直しで作者は大忙し!」

 

ミオ「今までは、フォースと言えばフォースⅠだったので、そこの描写を省略していたのも多いのですが、それもしにくくなりました」

 

ユキ「そんな新しく導入される『イマジナリーギフトⅡ』。さっそく見て行きましょうか……」

 

ユキ「まずはアクセルⅡを……」 アリサ「まずはプロテクトⅡを……」 ミオ「まずはフォースⅡを……」

 

ユキ「…………」

 

アリサ「…………」

 

ミオ「…………」

 

ユキ「じゃーんけーん……」

 

アリサ「ぽん!」 ミオ「ぽん」

 

 

●フォースⅡ

 

 

ミオ「勝ちました」

 

アリサ「バカな……無敗を誇った我がチョキが」

 

ユキ「チョキにどれだけの信頼をおいているの……」

 

ミオ「では、まずはフォースⅡの説明を。効果は『置かれているサークルの元々の(クリティカル)を2にする』ですね」

 

ユキ「★+1ではないから、そこは間違いの無いようにしないとね」

 

ミオ「何枚重ねても★が増えるわけでは無いんですね」

 

ユキ「今回のフォースⅡ、根絶者(デリーター)としては嬉しいんじゃないかしら?」

 

ミオ「そうですね。グレイドールに頼らず、グレイヲンの時点でプレッシャーをかけていけるようになったのは大きいです」

 

ユキ「根絶者やスパイクブラザーズのようなフォースⅠ無しでも攻撃力が高いクランや、かげろうのような連続攻撃ができるクランでは重宝しそうね。

★増加を得意とするシャドウパラディンでも、『ザ・ダーク・ディクテイター』を経由するなら選択肢に入りそうだわ。

ギアクロニクルなら、簡単に3列すべて★2にできそうだし、それも面白そうよね」

 

アリサ「けど、相手は選びそうよね。当てなきゃ意味の無い効果だから、当てさせないことが得意なプロテクトとは、やっぱり相性が悪い」

 

ユキ「使い分けが大事そうね。相手がアクセルなら、フォースⅡで一点突破。相手がプロテクトなら、フォースⅠで全体を満遍なく強化という動きもできるようになるわけだし」

 

アリサ「ただ、ディメンジョンポリスとは相性が最悪ね。フォースⅠでヴァンガードに+10000されている事が前提のクランだから」

 

ユキ「幸い、フォースⅡ実装の1カ月後には強化されるから、フォースⅡと相性の良いカードが来るものと思いたいわね。★が増えること自体は、ディメンジョンポリスの方向性としてはありがたいわけだし」

 

ミオ「まとめると、フォースⅠとフォースⅡで性質が大きく違うので、フォースクランは、相手に合わせて戦い方を変えられるという強みができたということですね」

 

 

●アクセルⅡ

 

 

アリサ「じゃーんけーん」

 

ユキ「ぽん」

 

アリサ「……また負けた」

 

ミオ「アリサさん、ここぞと言う時にチョキを出すクセありますよね」

 

アリサ「入部して1カ月の新入部員に見透かされてる!?」

 

ユキ「あら、教えたらダメじゃない。これのおかげで、これまでずっと、アリサに勝ちたい時に勝ててきたのに」

 

アリサ「ずっと手のひらの上で踊らされてたの、あたし!?

ん? でも、それなら、何ではじめのじゃんけんではチョキを出したの?」

 

ユキ「そうなのよ。ミオは初手でパーを出す傾向があったから、まずはチョキでミオを脱落させようと思ったのだけど……」

 

ミオ「こんな時のため、そう思わせるように、あえてパーばかり出していました」

 

ユキ「……あなたの脅威度を1段階上げる必要がありそうね」

 

ミオ「光栄です」

 

アリサ「え? 何で、たかがじゃんけんで、こんな心理戦が行われてるの?」

 

ユキ「では、アクセルⅡの説明に参りましょう。効果は『+5000のアクセルサークルを設置し、1枚ドロー』。リアガードサークルが増えたはいいけど、置けるカードが無いなんて事態も、これで解決ね」

 

アリサ「アクセルクランでも展開力に欠ける、ノヴァやアクアフォース垂涎のギフトね」

 

ユキ「肝心のむらくもでは悩ましい選択肢になりそうね。展開力はもともと足りているので、アクセルⅠでいいのだけど、むらくもは手数さえ稼げるのなら、届けばいいっていう側面もあるし。

攻撃力は十分だけど、他と比べて展開力の低かったシラユキ軸ではアクセルⅡの方が安定しそうだわ」

 

アリサ「アクセルクランはユニットをスタンドさせたり移動させたりするクランも多いから、+5000になったことで総合的な要求ガード値は結構落ちそうな気もするけどね」

 

ユキ「上で挙げた3クランが典型よね。加えてペイルムーンやゴールドパラディンかしら。元々苦手だったダメージトリガーにも更に弱くなるし、そこのところは色々試して、自分にあった戦い方を模索してみるしかなさそうね」

 

アリサ「けど、アクセルⅡ安定でしょって言えるクランもあるわよね」

 

ユキ「ええ。たちかぜとグレートネイチャーね」

 

アリサ「たちかぜはアクセルでも随一のパワータイプで、5000の差なんて誤差レベル。コンボデッキだから1枚ドローが増えるだけでも嬉しいわ。

積極的に再ライドしていくタイプのクランでは無かったけど、ドローがついてくるなら、今後はガンガンアクセルサークルを増やしてくる可能性だってある。要注意ね」

 

ユキ「グレートネイチャーは、何と言っても『鉛筆英雄 はむすけ』の存在ね。コストとして手札を2枚捨ててるのに、2枚ドローが加わったら意味が無いんじゃなくて?」

 

ミオ「まとめると、アクセルⅡは総じて優秀。どのアクセルクランでも一度は試してみた方がよさそうですね」

 

 

●プロテクトⅡ

 

 

アリサ「ようやくプロテクトⅡね!! ……けど、これって微妙じゃない?」

 

ミオ「そうなんですか? 効果は確か、『パワー+5000、インターセプト+10000』でしたね」

 

アリサ「そう。インターセプトっていうのが安定しないのよね。そもそもインターセプトできるカードなんて、デッキに12枚も入っていればいい方だし、今は半数のクランが除去やインターセプト封じを使ってくるわよ。

加えて、プロテクトは再ライドしても手札が減らないのが強みだったから、再ライドが前提の能力も多いのよね」

 

ユキ「インターセプト+10000の部分を生かすなら、毎ターンG2を準備できる『魔の海域の王 バスカーク』擁するグランブルーかしら。昔からインターセプトを得意としていたクランだったわね」

 

アリサ「それでも、除去クラン相手には使い分けが必要よね。フォースの時と違って、ネガティブな使い分けだけど。プロテクトサークルと言うからには、『抵抗』くらいくれてもよかったんじゃない!?」

 

ユキ「一番の魅力は、プロテクトクランでもフォースⅠまがいのプレイングができるようになった事じゃないかしら」

 

アリサ「まあね。実際、メガコロニーだと『ブラッディ・ヘラクレス』や『デスワーデン・アントリオン』に+5000があるか無いかで勝敗が分かれる場面はありそうだけれど」

 

ユキ「攻撃を当てた時に発動する能力や、★増加の能力が多いと使えそうよね。あとは、プロテクトクランには少ないけど、連続攻撃とか。今後はこういうのも増えてくるのかしら」

 

アリサ「けど、フォースⅡなんてものが登場した以上、完全ガードの価値は上がっているのよね。そういう意味じゃ、プロテクトクラン自体は相対的に強化されたのかも知れないわね」

 

ミオ「まとめると、その力は未知数。今後に期待。というところでしょうか」

 

 

●終わりに?

 

 

アリサ「イマジナリーギフトⅡの1番の魅力はさぁ。

強化がいつになるかまだ分からない『The Answer of Truth』勢とかでも、新しい戦略をすぐ試せるところだと思うのよね。

メガコロとか、いつも大変だったもの。『ブレイクライド』が実装されても、いざ『ブレイクライド』で遊べたのは1年後だったりしたのよ!」

 

ユキ「その後、2カ月足らずで『双闘(レギオン)』が登場したりもしていたわね(笑)」

 

アリサ「笑いごとじゃないよー!! その『双闘』も半年待ったんだからね! それもプロモーションカードという中途半端な展開で」

 

ユキ「それについては、むらくもや、一部のクランも同じだったけどね」

 

アリサ「とにかく、そういう不公平が無いだけでも、今回のシステムは当たりよね。24もクランがある以上、実装にズレが発生するのは仕方の無い事だけど、やっぱり無いに越したことはないよ」

 

ミオ「ヴァンガードがまた一段と面白くなりそうですね」

 

アリサ「おっと! シメに入ろうとしているところで申し訳ないけれど、もうひとつ特筆すべきニュースがあるのよ」

 

ミオ「?」

 

ユキ「ふふふ……新規のミオには分からないかもね。昨日の今日のカードで凄いカードが紹介されたのだけど」

 

ミオ「??」

 

アリサ「あんた、わざと分かりにくい言い方してない?」

 

ユキ「そう、『ドラゴニック・ブレードマスター』がスタンダード環境に復活!」

 

アリサ「俗に言う『ストライダー』は、スタンダード環境初登場よ!」

 

ミオ「それって凄いことなんですか?」

 

アリサ「そうね。今回のブレードマスターや、メガコロニーの『威圧怪人 ダークフェイス』、むらくもの『看破の忍鬼 ヤスイエ』等、『ストライダー』は、名を変え、手を変え、品を変え、各クランの主力であり続けた、まさしくG環境の先導者!

思い入れのあるファイターは沢山いるし、待ち望んでいた人も多いんじゃないかしら」

 

ユキ「ミオにも分かるように言うと、グレイヱンドが今後登場する可能性が出てきたということ」

 

ミオ「なるほど。それは楽しみです」

 

アリサ「効果も超越(ストライド)をイメージしたのかな。面白い能力で、次も期待が持てるよね」

 

ユキ「というか、これは本来むらくもが持つべき能力ではなくて?」

 

アリサ「ま、まあ分身だし、そうよね」

 

ユキ「というか、そのままシバラックバスターではなくて?」

 

アリサ「えーと、自分の手札を捨てて、分身が出てきて、その分身がツインドライブで、エンド時にいなくなって……ホントだ」

 

ユキ「まあ、私はヤスイエが2体なり3体なりトークンで分身してくれれば、それで満足だけれども」

 

アリサ「プラント以外のトークンが許されるなら、ゴウマみたいな能力は期待しちゃうよねー」

 

ユキ「むらくもは、ZANBAKUも、マンダラロードも、シラユキも、マガツも、みんな登場してしまったから、もうVR(ヴァンガードレア)の候補が少ないのよね。Я(リバース)ユニットが出せるのならば、ヒャッキヴォーグがあるけれど、それ以外ではもうカグラブルームくらいしか残っていないの。

ヤスイエの登場は案外早いんじゃないかって思ってるわ」

 

作者「カスミローグ! 『隠密魔竜 カスミローグ』を!!」

 

ミオ「? 何か聞こえませんでしたか?」

 

ユキ「気のせいでしょう」

 

アリサ「イマジナリーギフトⅡに、G環境ユニットの登場で、ますます盛り上がるヴァンガード!!」

 

ユキ「この『根絶少女』も、皆さんのヴァンガード生活に、些細な彩りを添えることができたのなら、これ以上嬉しい事はありません」

 

ミオ「次こそは5月上旬の本編をよろしくお願い致します。

それでは皆さん……」

 

ユキ&アリサ「さようならー!!」




栗山飛鳥です。
冒頭でも書いたように、イマジナリーギフトⅡ、ドラゴニック・ブレードマスター登場と、特筆すべきニュースが次々と舞い込んできたため、思わず書いてしまいました。
『えくすとら』第2弾です。
学生生活をリアルタイムで進行させる仕様上、仕方のないことではあるのですが、システムの変わり目である4月スタートというのは、結構無謀でした。

さて、私が全24クランで、一番使っていて楽しいと感じるのはむらくもなのですが、その中でも『隠密魔竜 カスミローグ』が特に好きです。
マイナーなカードなので、効果の説明を致しますと、ガーディアンサークルのユニットを分身させて、実質ガード値を2倍にすることができるユニットです。
受けで効果を発揮する性質上、超越環境でも実用に耐え、長きに渡って共に戦ってきた、むらくもにおける「我が分身」とも言えるカード。
しかし、ファイターズコレクションに収録されていたカードのため、今後の収録は厳しいと言わざるをえません。
いつか、こうした布教活動が巡り巡って花を咲かせてくれればいいなと願うばかりです。

今週は、もう一つ嬉しいニュースがあったのですが、それについては「プレミアムコレクション2019」の「えくすとら」で取り上げる予定です。
今度こそ、5月上旬に公開予定の本編でお会いしましょう。
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