●序
アリサ「ヴァンガードファン1年に1度の夢の祭典! バミューダパックの発売よ!!」
ユキ「とはいえ、今年は2月にも発売しているから2度目ですけどね」
アリサ「ブシロードからの粋なクリスマスプレゼントってところかしら。そんなわけで、今日のあたし達もサンタコスでーす!」
ミオ「ユキさん以外」
アリサ「…………」
ミオ「どうしました?」
アリサ「こんな時、いつもなら
ミオ「あ。こっきゅんさんなら、『今日はリヴィエールのライブなり』と伝言を残して惑星クレイに帰りましたよ」
ユキ「こっきゅんは惑星クレイの住人だから、バミューダ△の演奏も実際に見に行けるのね」
アリサ「う、羨ましい……」
ミオ「代わりにトナカイコスの『腐蝕竜 コラプトドラゴン』さんを置いていくので『えくすとら』で使ってあげてほしいとのことです」
コラプト「フシュルルルルル……」
アリサ「何に使うのよ、こんなやつ!!」
ミオ「では、本日はこの4人で『えくすとら』『Crystal Melody』編、はじまります」
コラプト「フシャアアア……!」
アリサ「痛い痛い! かじらないで!」
●『輝きの新星 イヴ』
アリサ「バミューダパックにのみ許された特別なレアリティ、
山札の上から1枚見るというコストでも何でもないコストを支払うことで、山札の上から1枚、ユニットのいないリアガードにスペリオルコールできるの。
見たカードをそのままコールしてもよし。トリガーだったらコールせずデッキトップに置いておくもよし。
1ターンに1度の制限も無いから、デッキトップはチラ見し放題! スペリオルコールができないだけで、リアガードが埋まっていても使えるよ」
ミオ「オラクルシンクタンクのようなトリガー予知も兼ねているわけですね」
アリサ「そう! そして、そのトリガー予知が生きるのが、もうひとつの効果! トリガーによるパワーと★の上昇を倍にする! これ単体で見ると運任せの効果だけど、ある程度トリガーはコントロールできるので、トリガーがめくれる可能性は高いわよ」
ユキ「むしろ起動効果の方が運任せ感があるのよねぇ。
例えば、リアガードがガラ空きで盤面を埋めたいのに1枚目でさっそくトリガーがめくれてしまったら、展開するか諦めるか迷ってしまいそう」
アリサ「公式HPでは“同名ユニット1枚だけ”構築の新たなエースとして数えられているけれど、本人にそんな要素は一切ナシ!
イヴを4枚投入したイヴデッキを組んでもいいし、“同名ユニット1枚だけ”構築とは関係無いデッキに挿してもよし。
そんな受けの広さは、さすがレジェンド!」
ミオ「コラプトドラゴンさんはどう思われますか?」
コラプト「フシュウウウウウウ……」
ミオ「なるほど」
アリサ「通じてる!?」
●『高邁なる白銀 クティーレ』
アリサ「こちらはまごうことなき“同名ユニット1枚だけ”構築のサポートカード!
対応力の高さが魅力のハイランダーデッキにとって、サーチカードはまさしく命綱。けど、このカードを引いてこれるかも運次第というジレンマが。
引けたら、絶対に強いんだけどね」
ユキ「いっそのこと、この子だけ複数投入もありかも知れないわね。クティーレ自身は宣言できないけれど、デッキの中に入っていないカードを宣言することで、擬似的にクティーレを手札に加えることができるわ。
あとはそのクティーレをコールしていくだけで、最終的に欲しいカードを手に入れつつデッキのクティーレも1枚だけにすることができるのよ」
ミオ「では、『速攻する根絶者 ガタリヲ』を宣言します」
アリサ「せめてバミューダのカードにしてあげて!?」
ユキ「難点はクティーレが引けないままG4にライドしてしまうことだけれど。
G3はクティーレ4枚だけにしておくのが無難かしらねえ」
アリサ「『めくるめく夢物語 ぺリシア』も強いから悩むよねえ」
ミオ「“同名ユニット1枚だけ”構築に一石を投じたことは間違いのないカードです。
ヴァンガード界の
●From CP
アリサ「カワイイ顔した殺人兵器、カラフル・パストラーレも大幅強化!
今回はカラフル・パストラーレの各メンバーがG2になって仲間入り! もちろん全員が旋律持ちよ」
ミオ「リーダー格のソナタは、唯一他のユニットに波及できる旋律効果を持っています」
アリサ「裏を返せば、他のG2メンバーの固有効果は旋律効果じゃない点には注意が必要ね。あくまで旋律を受け取れるだけ」
ミオ「ソナタの効果はアタック時にパワー+5000するというものです。ブースト役も強化できるG3には劣りますが、旋律効果であることを考えれば、十分と言えるでしょう」
ユキ「続くフィナの効果は、旋律持ちがヴァンガードなら、ガード値に+10000というものよ。
旋律持ちとは言え、できる限り盤面は強力なG3で固めたいカラフル・パストラーレにとって、ガーディアンサークルで活躍するG2は特に相性がいいわね」
アリサ「G3フィナはカラフル・パストラーレの中でも守りの要として評価が高かったけど、こっちもかなり強そうだね」
ミオ「セレナの効果は、G3の頃とほとんど変わらず、旋律効果が無くなっただけです」
アリサ「G2にライドした段階で使えるのが肝かなー。
序盤からガンガン展開して、速攻しつつノーコストドローが狙えれば理想かも。
旋律関係無しに使えるし、G3が多めで速攻しにくいカラフル・パストラーレより、他の軸で活躍してくれそう」
ユキ「他の軸で活躍してくれそうと言えば、キャロは凄いわ。SB2で自身のグレード3と同名カードをサーチという、むらくももビックリの能力よ」
ミオ「カラフル・パストラーレで運用しても強力なのですが、今回の新たなメインヴァンガードとなるコーラル、パシフィカ、リヴィエールは、全て同名カードを揃えることで力を発揮します」
アリサ「汎用カードとしても、カラフル・パストラーレの一員としても超優秀! G2になってもキャロは強かった!」
ミオ「一方のカノンは……」
アリサ「……攻撃的な姿勢を一切崩さない、ブレなさは評価するけどね!」
ユキ「とは言え、フォースⅡの上に置くだけで、お手軽にガード制限と★2のコンボもできるし、侮るのは危険よ」
●『際立つ個性 テルミーナ』
アリサ「その個性はキワモノすぎてない!?」
ユキ「G4を投入したり、G3を10枚以上積んだり、グレードのバランスが歪みがちなバミューダにとって、たしかにGアシストは珍しくないけれど……」
ミオ「特定のグレードが無く、このカードがあるという、極めて限定的な状況でようやく活躍できるカードです。G4デッキの場合、このカードも1枚しか入れられませんが。
その条件を満たせた場合も、Gアシストの手札コストは軽減してくれますが、ソウルもけして安いコストではないのですけど……」
アリサ「G1のGアシストにはもちろん使えないどころか、パワー6000にライドするハメになっちゃう。せめてパワー8000でしょ、そこは!?」
ユキ「色々と実験的な趣が強いカードね」
アリサ「Gアシストは『罰則』であり、『お情け』だから、あんまり緩くすることはできないんだろうけどね」
●『トラブルバラドル プレシブ』
ミオ「作者が好きそうなイロモノヴァンガードです」
アリサ「手札に6枚くらい揃えばそこそこ堅そうだけど……いや、それは1年前の話かな。
ちょっとインフレに追いつけなかった!
パワーが12000なのもアレだけど、せめてフォースくらいはちょうだいよ!」
●『オーロラスター コーラル』
アリサ「コーラル。何の変哲も無い連携ライドとして登場した彼女は、数多あるカードと同じようにヴァンガードの歴史の闇へと消えていくはずの存在だった。
しかし! 他のアイドルと比較すると、ちょっぴりふくよかな体型から大食いキャラと言われるようになり、イラストレーターさんもそれにノッてしまったことから、人気が爆発!!
当時行われていたバミューダ人気投票で堂々の2位を獲得し、以降続々と追加されていった強化カードから、デッキタイプの一角を占めるようになるのであった……。
そんなリアル・シンデレラストーリーを展開したコーラルが、リヴィエール、パシフィカと言った初期メンバーと一緒にVR化!」
ミオ「ちなみに作者はレインディアを期待していたとか。コーラルも好きらしいので複雑だったようですが」
ユキ「そんな『オーロラスター コーラル』の性能は、このターンにSB4しているなら全コーラルの★を2にするわ。元々の★数値を変更するから、残念ながらフォース2とは相性が悪いわね」
アリサ「起動能力でSB2は担保されているから、残りはSB2ね。『シャイニースター コーラル』はSCもできて、もちろん相性抜群だけれど、同名カードを集めるG2キャロも、狙ったかのように噛み合ってるわね」
ユキ「ちなみに起動能力はドロップゾーンとリアガードからノーマルユニットを手札に戻すというもの。アドバンテージを取りつつ、バウンスで盤面を整える、昔ながらのバミューダらしい戦い方が楽しめそうね」
ミオ「完全ガードも回収できるようにしておきたいですし、引完ガの採用枚数も考えた方がよさそうですね」
●『トップアイドル パシフィカ』
アリサ「その愛らしさから、常にバミューダ△の中心人物として活躍してきたパシフィカ!
SB1の起動能力は、パシフィカを含むリアガードの枚数によって効果が増えていくわ」
ミオ「リアガードにパシフィカが1枚あれば、パワー+10000、ドライブ+1です」
アリサ「さっそく、コレオとは何だったのか!」
ユキ「これだけトリプルドライブが増えてくると、そろそろ星骸や『ディケイダール・オートマタ』の評価も変わってきそうねえ」
ミオ「パシフィカが2枚で、フォースを2つ得ます」
アリサ「フォースⅡをいきなり全ラインに付与することも可能なわけね」
ユキ「フォースⅠを選べば、全ユニットの攻撃力が凄い勢いで上がっていくわ」
ミオ「パシフィカが3枚で、3枚のガード制限がつきます」
ユキ「『スピニング・ヴァリアント』……」
アリサ「つまり理想を言えば、相手がG2の段階で、トリプルドライブしつつ、全ラインが★2になって、3枚のガード制限をかけた状態でアタックできるわけね!? アホか!!」
ユキ「問題は3枚という条件がどれほど難しいかだけれど、デッキ、ダメージ、ドロップ、全てにおいて手に入れる手段が用意されているし。
さすがに相手がG2の段階というのはよほど運がよくないとできないでしょうけれど、その次のターンには十分達成できそうね」
アリサ「3体並ぶと1体はブーストできないけれど、『静閑なる情熱 ソルダ』のようなサポートカードもあるし、そもそもガード制限がかかってるから、相手に届くだけのパワーがあればいいのよね」
ユキ「いっそのこと、ソルダのあるなしに関わらず、パシフィカはすべて後列に置いておく。くらいの気概でいいのかも知れないわね」
ミオ「相手が盤面を整える前にカタをつけられる速攻性は、現環境のトップデッキとしては必須の要件と言ってもいいほどです。そういう意味では、実戦的なデザインのカードですね」
●『トップアイドル リヴィエール』
アリサ「終わらない伝説、リヴィエール!! スキルはその名に相応しく、手札にリヴィエールがある限り続く、連続擬似スタンド!」
ユキ「最終的にはG2のリヴィエールにライドしてしまうのも面白そうね。事前にフォースⅠをばら撒いて、『スーパーアイドル リヴィエール』をコールしておけば、ドライブチェックが無くともトドメには十分な攻撃力が見込めるわ。
相手にターンを渡してしまうことになっても『相手ヴァンガードがG3の時』系の能力を不発にさせることができるのよ」
アリサ「ハンゾウやモルドレッドのスキルをまともに受けるよりかは、手札3枚の消費の方がマシかもね」
ミオ「強力なスキルですが、他のVRと違ってサポートカード、特にサーチ・サルベージ系はやや少なめになっています」
アリサ「スキルが満足に使えない恐れもあるわけね。まあ、Vスタンドが安定して2回も3回もできたらダメなんだけど」
●終
コラプト「シュウウウウウウ……」
アリサ「こいつ、結局何もしなかったわね……痛い痛い! だから、かじるのやめてってば!」
ユキ「ふふふ。すっかり懐かれてしまったわね」
アリサ「これが!?」
ユキ「では、そろそろお開きにしましょうか」
アリサ「皆も推しメンと素敵な冬を過ごしてねー!」
ミオ「さようならー」
コラプト「シャアアアアア……!」
『えくすとら』初のバミューダ△パックとなる「Crystal Melody」編はいかがでしたでしょうか。
この「Crystal Melody」編が、今年最後の「根絶少女」となります。
次回は、来年の1月1日に本編の公開を予定しております。
ふとした思いつきで始まったこのシリーズですが、来年も「根絶少女」をよろしくお願いいたします。
皆様も良いお年をお過ごしくださいませ。
来年は「根絶少女」誕生秘話でもあとがきで書けたらいいなと思っています。