根絶少女   作:栗山飛鳥

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Ex.19「The Astral Force」

●序

 

ユキ「ざ」

 

ミオ「アストラル」

 

アリサ「フォース!!」

 

ミオ「……ユキさん」

 

ユキ「何かしら?」

 

ミオ「『The』の読みは『ザ』ではなく『ジ』です」

 

ユキ「あらそう。

今回の収録はジェネシス、エンジェルフェザー、ギアクロニクルね」

 

アリサ「英語に対する圧倒的無関心!」

 

ユキ「それでは、さっそくはじめましょう」

 

 

●ジェネシス 『創天光神 ウラヌス』

 

アリサ「星域をフォース3枚で開ける驚きの星詠ユニットが登場よ!

これもう、ライド時のフォースはリアガードに置く余裕もあるんじゃない?」

 

ミオ「その速さと強さは言うまでもありませんが、グレードを参照した特殊なSBが必要な点は注意が必要です。

もちろんフォースが5枚になったからと言って自動で星域を開いてくれるわけでもないので、創天光神をメインで扱う場合、ソウルの管理は必須になります」

 

ユキ「順当にライドした時点での、ソウルのグレードは3。残り2は、何らかでソウルチャージしてあげないとダメね」

 

アリサ「本来のジェネシスらしい動きになった感じね。フォースサークルを生成するユニットと、ソウルチャージするユニットのバランスを取らないとならなくなったから、デッキ構築難易度はメチャクチャ高そうだけど」

 

ユキ「一度回りはじめたら、ヴァルケリオンがソウルを補充してくれるから、2度目、3度目は楽になりそうね。

ヴァルケリオンのソウルチャージも、ようやく生かせるようになったわ。とは言え、ソウルチャージの量も質も安定しているわけではないから不安は残るけれど」

 

アリサ「ソウルチャージ2しかできず、グレードも1と0だったなんてことはよくありそうだしね。

何にせよ、せっかくフォース3枚で星域を開けるようになったのに、ソウルで遅れをとったなんて事態は避けたいわね」

 

ユキ「そして、このウラヌスにはさらなる驚きの効果が!」

 

ミオ「星詠を2体レストすることで、星神をスタンドする効果ですね」

 

アリサ「70000の2回攻撃だけでも凄いけど、前列に単体でも攻撃の通るユニットを置くことができれば5回攻撃! 強さの質としてはモルドレッドが近そう」

 

ミオ「リアガードに星詠が揃わなかった場合の最終手段として、ヴァンガードの創天光神をレストすることも可能です」

 

アリサ「ツインドライブを放棄しないとならないから、本当にいちかばちかだね」

 

ミオ「創天光神のパワー43000も低くないとは言え、十分に数値受けは可能であることを考えると、相手に完全ガードが無いと分かっている状況や、それに賭けないとならない状況等で使えるので、常に意識はしておきたいプレイングですね」

 

アリサ「けどこれ、マトモに運用しようとしたらどうなるの? デッキにG3の星詠を12枚入れて、ヴァルケリオンを4枚入れて、ソウルチャージできるユニットと、フォースを置けるユニットを分け合って、みたいな感じ?」

 

ミオ「作者は、星詠デッキのG2は『戦巫女 ムツキ』4枚だけでいいのではと昔から友人に主張していたらしいですが」

 

ユキ「先入観ができてしまうといけないから、作者はあまり他人のデッキレシピを見ないのだけれど――根絶少女(これ)を書き始めてからは特に――今回は気になるので、公式のデッキレシピを確認してみたわ」

 

ミオ「ふむ。星詠は創天光神が4枚で、他は3枚ずつ。G2は9枚、G1が10枚ですね」

 

アリサ「作者の主張通りにアレンジするなら、ムツキ以外のG2を2枚減らして、星詠を12枚に。さらにG2を2枚減らして、『デピュタイズ・ベア』を2枚追加。残り1枚のG2はライド事故回避のお守りに残しておくか、G1をさらに増やすかってところかな」

 

ユキ「ちなみに作者はトライアルデッキで遊んだ体験と、友人のジェネシスと戦った感想だけで書いているから、良い子のジェネシス使いは参考にしちゃダメよ」

 

 

●『星宿のファイノメナス』

 

アリサ「フォースマーカー1つにつき+5000! 強いんだけど、今回のウラヌスとは微妙にアンチシナジー!」

 

ミオ「それでも、星詠を後列に置きたい創天光神デッキにとって、単独でヴァンガードにアタックできるユニットは嬉しいです。ドロー効果もあり、強さは申し分ありません」

 

ユキ「最大の難点は、フォースサークル生成にも、ソウルチャージにも貢献するユニットでは無いということ。あくまで完成された状況で強いのであって、その下準備には何一つ貢献してくれないわ」

 

 

●『恒道のディケイ』

 

アリサ「ソウルとフォース、創天光神に必要なリソースを同時に確保しつつ、星詠も集めてくれる、デッキのエンジン! 必須カードと呼ぶに相応しいキーカード!」

 

ミオ「手札から好きなカードをソウルに置けるので、ソウルの質も担保してくれます。これで手札にダブついた星詠を置きつつ、新たな星詠をサーチしてくるのが理想でしょうか」

 

アリサ「これがあるから、星詠はやっぱり12枚にしたいよね」

 

ユキ「……この小説(?)は、もちろん作者の考えていることを私達が代弁しているわけなのだけれど、ファイノメナスとディケイの評価の差を見ていると、作者の性格が見えてくるわね」

 

ミオ「デッキの潤滑油となるカードの評価が高く、盤面が完成した状態で強いカードの評価は低く、ですね」

 

アリサ「ファイノメナスも低評価ってわけじゃないけどねー。パワーはもう少し控えめでもいいから、SC1くらいはして欲しかったっていうのが本音らしいよ」

 

 

●『葬送のリビティーナ』

 

アリサ「ヴァルケリオンを見せれば30000ガード!」

 

ミオ「インターセプトでも効果を発揮してくれるのはいいですね。ガード制限に対する切り札になってくれそうです」

 

アリサ「ただ、この子もソウルチャージやフォース生成には貢献してくれないユニットなのよね」

 

ユキ「G3を見せた場合の20000ガードでも十分に強力だし、実は従来のジェネシスで活躍してくれるカードかも知れないわね」

 

アリサ「いっそのこと、ヒミコ軸にヴァルケリオンを……」

 

 

●『回天の魔術師 エストラ』

 

アリサ「今日の大技大賞」

 

ユキ「ある日、大化けする可能性を秘めたカードであることは間違い無いわね。開発がその存在を忘れるのを待ちましょう」

 

アリサ「目指せ、第2の『エンジェリック・ワイズマン』!」

 

 

●『コンシート・ボア』

 

アリサ「突如として現れた、ぼっちカード。 って、何よこれ!? キャラは立ってるけど弱すぎない!?」

 

ミオ「重すぎるデメリットに、明らかに釣り合っていないメリットですね」

 

ユキ「ヴァンガード史上最弱すらあるかも知れないわねえ」

 

アリサ「話のタネにはなる分、ある意味、恵まれてるカードなのかも」

 

 

●エンジェルフェザー『特装天機 マルクトメレク』

 

アリサ「突如としてエンジェルフェザーに降臨したイケメカ、マルクトメレク! 機動病棟もこれには戦々恐々」

 

ミオ「敵味方のダメージゾーンを操るエンジェルフェザーの極致とも言えるユニットです。G2限定とは言え、登場時の1ダメージはインパクト大です」

 

ユキ「手数で劣りがちなプロテクトにとっては恵みの1ダメージね」

 

ミオ「相手がG3になれば、登場時効果は回復に切り替わります。ここからは従来のエンジェルフェザーのように粘り強く戦えますね」

 

アリサ「もう一つの効果は、ドロップゾーンから3体ものユニットをスペリオルコール! その代償として1ダメージ受けてしまうけれど、回復効果と併せて見れば、CB1SB1でユニットを展開する効果にも解釈できるわね」

 

ミオ「RRRの『救装天機 ザイン』、『救装天機 ラメド』は強力な効果と引き換えに、自身を退却させる効果を持っています」

 

アリサ「それらを退却させては蘇らせ、繰り返し利用しろってカードデザインなわけね。

ん? でも、それって……」

 

こっきゅん「呼んだか?」

 

アリサ「それどころか丸パクリされてるのよ、グランブルー(あんたら)!!」

 

ユキ「グランブルーに似ているのもそうだけれど、要素をそれぞれ切り離して考えると、できることはほとんどメタトロンと変わらないのよね」

 

ミオ「回復、展開、パンプ、自分にダメージ。確かにそうですね」

 

アリサ「エンジェルフェザーの特性を極めていくと、どうしてもそうなっちゃうのかもね。

1年以上前のRRRで、最新のVRにほとんど劣っているところが無いというメタトロンのスペックにも驚きだけど」

 

ミオ「ですが、似ているのは悪いことではないですよね。同じデッキに無理なく組み込めるということですから」

 

ユキ「そうね。メタトロンも積んで、回復に特化したデッキを組んでもいいし、バトルフェイズにできることは無いから、ザラキエルに乗り換えてもいい。

今弾にもプロテクト2サポートの『冠絶の総裁 ヨムヤエル』や、マルクトメレク専用に『快癒の天撃 ベルケエール』だっているわ。

もちろんフェザーパレスだって現役ですし、層の厚さもあって、G3だけで様々なデッキパターンが考えられるわね」

 

 

●『冠絶の総裁 ヨムヤエル』 『更生研削 トマエル』 『アンプテイション・エンジェル』 『セクシオ・エンジェル』

 

ミオ「事前に告知されていたプロテクトⅡの強化ですね」

 

アリサ「……いや、おかしくない?

肝心のVRやRRRで全くプロテクトⅡに触れてないんだけど」

 

ユキ「それどころか、再ライドを繰り返す都合上、マルクトメレク軸はいつも通りプロテクトⅠの方が相性よさそうよねえ」

 

アリサ「プロテクトⅡの強化って!?」

 

ミオ「一応、全カードRRではありますが」

 

アリサ「中途半端に豪華!」

 

ユキ「それでは、各カードを見ていきましょうか」

 

ミオ「『冠絶の総裁 ヨムヤエル』はプロテクトⅡ軸のリーダー的立ち位置です。登場時、山札の上から7枚見て、プロテクト・マーカーの数だけ、指定のカードを手札に加えることができます」

 

アリサ「高速化した今の環境、プロテクトⅡひとつで長生きできるとは思えないから、ザラキエルを駆使して倍々でマーカーを増やしていきたいところね」

 

ミオ「『更生研削 トマエル』はダメージゾーンから1体スペリオルコールして+5000します」

 

アリサ「プロテクトⅡ関係無いじゃないの!!」

 

ミオ「コールされたユニットがG3ならブーストを与えます」

 

アリサ「せめてインターセプトも与えなさいよ!?」

 

ミオ「『アンプテイション・エンジェル』は、同じ縦列にプロテクト・マーカーがあるなら、パワー+15000されます。マーカーが3つあるなら、守護者封じの効果も強力ですね」

 

アリサ「ここまで盛られて、ようやく、プロテクトⅡでもいいかもと思えなくもないわね」

 

ミオ「『セクシオ・エンジェル』は、同じ縦列にプロテクト・マーカーがあるなら、相手の効果で選ばれず、後列からインターセプトできるようになります。

プロテクトⅡの弱点だった、リアガード潰しに耐性のある、プロテクトⅡ軸のデッキでは主力となるユニットでしょう」

 

アリサ「なるほど。優秀ね」

 

ユキ「これなら、マルクトメレクとの相性も悪くないわね。毎ターン、『セクシオ・エンジェル』を蘇生させてはインターセプトを繰り返せば、プロテクトⅠに勝るとも劣らない堅牢な布陣が期待できるのではないかしら」

 

アリサ「けど、その戦い方って……」

 

こっきゅん「呼んだか?」

 

アリサ「だから、グランブルー(あんたら)の存在意義が怪しくなるレベルでパクられてるのよ!」

 

ミオ「プロテクトⅡ強化の看板に偽りはありませんでしたが、数値受けが困難な攻撃を連発できる星詠軸のジェネシスや、エースがインターセプト封じを持つ蒼嵐軸のアクアフォースのように、プロテクトⅠを選ばざるをえない対戦相手というものは、どうしても存在します。

そういった相手にどう立ち回るか、構築段階から意識しておく必要はあるでしょう」

 

 

●『サニタイズ・レイザー』

 

ユキ「?」

 

ミオ「?」

 

アリサ「?」

 

ユキ「……次にいきましょうか?」

 

アリサ「う、うん。

……あたし達が気付いていないだけで、何かトンデモコンボとかないよね? ガッカリRでいいんだよね?」

 

 

●『銀彩の斬刃 タルエル』

 

ミオ「『サベイジ・マーセナリー』、『ろーんがる』に続く、ライドできないG3シリーズ第3弾です。

今回もエンジェルフェザーならアタックの条件を満たすのは容易。特にメタトロンなら、毎ターン確定で条件を満たせます」

 

アリサ「それぞれ微妙にパワーが違うのは何でかな? デメリットがひとつ少ない『ろーんがる』が、一番パワーが低いのは分かるんだけど」

 

ユキ「デメリットとしては、一度武装ゲージを置くだけで条件を維持できるパワー27000のマーセナリーより、毎ターン条件を満たさなければならないパワー25000のタルエルの方が重く見えるのよね」

 

ミオ「マーセナリーは、2体並べた場合は武装ゲージを2箇所に置かなければなりませんが、タルエルは一度の効果で2体の枷をはずすことができるからではないでしょうか。

プロテクトなので単体パワーを低めに設定されただけかも知れませんが」

 

アリサ「いずれにしろ、20000越えのパワーで攻めも受けもできる安定感は、このシリーズにしか無い魅力。壮絶なG3枠の争奪戦にしっかり食い込める逸材よ」

 

 

●『ケアマイン・ナース』 『バンテージ・ドレッサー』

 

アリサ「今弾の隠れテーマである自分のダメージゾーンが5枚なら超強化シリーズ! 逆魔界城!」

 

ミオ「自分のダメージをコントロールできるマルクトメレクとの相性は抜群ですね」

 

アリサ「これを採用する場合、メタトロンの採用は見送った方がいいかもね。どっちも強いから悩ましい!」

 

ミオ「この2枚を比較すると、最終的にブーストを得て、パワーも高い『ケアマイン・ナース』の方が優秀そうですね。基礎値も標準的な9000に対し、『バンテージ・ドレッサー』はG1としては低めの7000しかありません」

 

アリサ「実際はG2とG1で採用枠が違うから、一概にどちらが強いとは言えないのが、ヴァンガードの面白いところだよね」

 

 

●ギアクロニクル 『クロノファング・タイガー』 『クロノタイガー・リベリオン』

 

アリサ「ギアクロニクルからは、『クロノファング・タイガー』が過去(Gスタン)から現在(スタンダード)へとタイムシフト!

カードとしての骨格はロストレジェンドと同じ。ただし、『クロノタイガー・リベリオン』へ超越した場合のボーナスが、手札を1枚捨ててのドライブと★に+1と、非常に豪華!」

 

ミオ「その、VRである『クロノタイガー・リベリオン』は、自分の手札の枚数が少ないほど、より多くのスキルを発動できます。

手札が5枚以下の場合、相手ユニットを2体を退却させます」

 

アリサ「いきなり強力だし、5枚以下なら狙わなくても条件は達成できそう。ロストレジェンド軸でも、除去の選択肢兼切り札として挿しておくのはアリかも」

 

ミオ「3枚以下の場合、前列ユニットのパワーに+10000します」

 

アリサ「クロノタイガー軸は、トリガーユニットもコールしなくてはならない状況も多くなりそうだから、パンプは噛み合ってるわね」

 

ミオ「1枚以下の場合、ダメージゾーンをすべて裏にすることで、相手ガーディアンのガード値を-5000する効果を得ます」

 

アリサ「マジで!? これまでの効果を総合すると、インターセプトは潰され、本体だけでもパワーは25000のトリプルドライブと、数値受けはかなり厳しそう!」

 

ユキ「裏を返すと、完全ガードには簡単に止められてしまうので、プロテクト相手には手札1枚以下の効果を温存しておく必要もありそうね。

フォースを毎ターン倍々に増やせるギアクロニクルは、本来、長期戦向けのクラン。じっくり盤面を固めて、プロテクトの壁を切り崩していきましょう」

 

 

●『リノベイトウイング・ドラゴン』

 

アリサ「従来のミステリーフレア軸にも心強い味方が! 盤面を整えつつ3枚もバインドできる驚きのカードよ。

自分もバインドできるから、グレード3はとりあえず確定で稼げるし、ランダムスペリオルコールとは言え、3枚もめくれるから、自分の効果が連鎖する可能性だってある。

ミステリーフレアの追加ターンも、もはや夢じゃない!」

 

ミオ「ぜひとも4枚投入したいカードですが、肝心のG4との枚数調整が難しいですね」

 

 

●『スチームスカラー イルカブ』

 

アリサ「ヴァンガードにドライブを+1するリアガードは昨今珍しくないけれど、それがヴァンガードでも使えるG2となれば史上初!

『ブラスター・ダーク』としても、『プレスストリーム・ドラゴン』としても運用できる、新時代のユニットよ!」

 

ミオ「最悪、CB1で手札交換に落ち付いてしまう可能性はありますが、リターンは十分です」

 

アリサ「疑似超越のサポートもあるし、至れり尽くせりのユニットだよね」

 

 

●『ノヴェルアラウンド・ドラゴン』

 

アリサ「貧乏人の心強い味方! RのG4ユニットよ」

 

ユキ「肝心の疑似超越ができるロストレジェンドも、タイガーも、RRRですけどね」

 

アリサ「くっ! 学生にとっては、それらもお高い……」

 

ミオ「登場時能力にクセがないので、いっそのことパワー15000のユニットとしてライドしても遊べるかと」

 

アリサ「やっぱり貧乏人の味方だった!」

 

ユキ「手札の枚数やバインドのような要件も無いので、主力にする場合、デッキ構築の幅が広がるという利点もあるわね。こうして見ると、意外と受けの広い良カードなのかも」

 

アリサ「ルックスもイケ(メン)だ!」

 

 

●『スチームレポーター アブム』

 

アリサ「コモンに隠された特大の地雷。インターセプトで発動する完全ガード!」

 

ミオ「前例は『フォールンダイブ・イーグル』がいますが、最低限のパワーを持っているのが魅力ですね」

 

アリサ「このカードの怖いところはそれよ。パワー5000で前列に出てくる、いかにも怪しいフォールンダイブとは違って、アブムは見た目普通のユニット。これが完全ガードできるという知識をしっかり身につけておかないと、思わぬところで計算を崩されかねないわよ」

 

ミオ「知識も技術のうちというわけですね」

 

ユキ「フォールンダイブのようにリアガードしか防げないということもなく、5000ガードとは言え、普通のインターセプトももちろん可能だから、取れる選択肢も幅広いわ」

 

アリサ「まさしくインターセプト界のダムジッド!」

 

ミオ「手札コストはバインドされるので、ミステリーフレア軸では通常の完全ガードよりも利点がありますし、受けの手札が少なくなりがちなクロノタイガー軸では生命線になる可能性も秘めています。

要注目の1枚と言えるでしょう」

 

 

●『スチームファイター ザバイア』

 

アリサ「起動能力で! 手札1枚のコストで! ターン1回の制限もない! 除去能力!

こいつもかなりの革命児なんじゃない?」

 

ミオ「どれほど強力なリアガードも、このカードの前では1ターンの命というわけですね」

 

アリサ「設置しておくだけで厄介なユニットを次々と葬ってくれる固定砲台。手札を稼ぐのが得意でないギアクロニクルで生かしきるのは難しそうだけど、書かれてある素質はRRR級!」

 

 

●了

 

ユキ「今年度を締めくくる精鋭揃いのパックだったわねえ」

 

アリサ「次からはチケットやオーダーの導入で、ヴァンガードがさらなるインフレもとい盛り上がりを見せてくれるといいね!」

 

ミオ「でも次回のえくすとらは……」

 

ユキ「……そうね。次回のえくすとらが、私がレギュラー出演する最後のえくすとらになります」

 

アリサ「何となく、えくすとらはあたし達3人で続けるもんだと思ってたよー」

 

ユキ「ふふふ。今はまだ詳細は話せないけれど、4月からは、響星学園の新入生が新しくレギュラーになってくれるのよ」

 

ミオ「む。ということは、私に後輩ができるということですね」

 

ユキ「ええ。だから悲しむ必要なんてないのよ。別れがあれば、きっと新しい出会いも待っているものなのだから」

 

アリサ「ユキ……」

 

ユキ「あ、でも7月には呼んでちょうだいね」

 

アリサ「はいはい」

 

ユキ「予約も取れたところで、今日はお開きにしましょうか。

それではみなさん……」

 

ミオ「さよーなら-」




あとがきを書き忘れていました。
例の如く、この記事は発売前に書いているので、変なことが書いてあっても許してくださいませ。
次回はいよいよ1年生編のラストとなる、3月1日の本編でお会いしましょう。
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