根絶少女   作:栗山飛鳥

60 / 94

●登場人物

・天道アリサ
いつでも元気いっぱい。明るく楽しいミオの先輩。
使用クランは「メガコロニー」

・御厨ムドウ
容赦の無いファイトで対戦相手を打ち負かす、謎多き強豪ファイター。
使用クランは「シャドウパラディン」


Ex.24「プレミアムコレクション2020」

●序

 

ムドウ「……珍しいな。お前から俺を誘うとは」

 

アリサ「おはよ。ちょっとねー。

ほら、最近プレミアムコレクション2020が発売したじゃない?」

 

ムドウ「そうだな」

 

アリサ「それで『えくすとら』をやりたいんだけど、今ウチの部活って、G環境のことを知らない人しかいないのよね。

かと言って、カッコつけて去っていったユキをいきなり呼び戻すのもかわいそうでしょ?

やっぱり、再登場は7月のむらくも編でなきゃ」

 

ムドウ「ヤスイエだしな」

 

アリサ「ヤスイエだしね」

 

ムドウ「……今のは作者に言わされた感があったな。ステルスマーケティングというやつか」

 

アリサ「そんなわけで、いかにもベテランぽいムドウを呼んでみたの。G環境わかるよね?」

 

ムドウ「無論だ。『竜魔道の儀式』からヴァンガードをはじめた、俺の知識を見せてやろう」

 

アリサ「結構最近だった! G環境だけれども!」

 

ムドウ「冗談だ。もちろん俺は『虚栄神蝕』からのファイターだ」

 

アリサ「やっぱりシャドパラなのね」

 

ムドウ「マーハがかわいかったからな」

 

アリサ「あっそ。

そんなわけで、今月の『えくすとら』は、あたしとムドウの2人でお送りしまーす!」

 

ムドウ「ネヴァンもいいぞ」

 

アリサ「前回は人気ユニットのリメイクだったけど、今回は全クラン完全新規のGユニット!

古くからのファンならイラストを見てるだけでも楽しめるって感じじゃなくなったけど、まったく新しい出会いがそこにはある!」

 

ムドウ「能力は、すべてがそうというわけでは無いが、Gスタンのカードより現スタン環境のユニットと相性がよくなるように作られているようだな」

 

アリサ「中には驚きのバニラサポートなんかも!?

そんなプレミアムパック2020! 今日はじっくりと見ていきましょ」

 

ムドウ「例の如く、作者は既にPスタンは門外漢だ。見当違いのことが書いてあっても笑って許してやってくれ」

 

 

●『ストームエレメント サイクロンド』

 

アリサ「一応、今弾の目玉カード? VRで収録のクレイエレメンタルGユニット!!

永続、起動、自動、いずれの効果を持たないユニットのサポートカード! 要するにバニラのサポートってこと?」

 

ムドウ「そうだな。中には『デフィトバウ』のような例外もいるが。……あれは効果テキストというよりは、注釈という扱いなのだろうが」

 

アリサ「VやGゾーンにあってはバニラを+5000し、アタック時にはドライブチェックでバニラがめくれるたびにユニットをスタンドさせる……バニラ構築とか半端ない縛りを強制される割には、やってること地味じゃない?

少なくとも、ノヴァやアクアフォースなら、これより効率的に強化もスタンドもできるよね?

表のGゾーンも追加で増やせないし……」

 

ムドウ「積極的に超越していくユニットと言うよりは、各クラン自前のGユニットに超越しつつ、そのコストとしてめくっていくのが肝要なカードなのかも知れんな」

 

アリサ「それでいいの、ヴァンガードレア!?」

 

ムドウ「さて。では、どのような構築ならこのユニットを生かせるか……」

 

アリサ「やっぱりカードプールの多いクランが有利なんじゃないかな? ロイヤルパラディンとかかげろうなら、フォース持ちのG3バニラもあるし」

 

ムドウ「G3までバニラにする必要があるのかはわからんがな」

 

アリサ「ロイヤルパラディンなら、バニラな『ブラスター・ブレード』なんかもあるのよね。『ブラスター・ブレード』なら豊富なサポートカードでどこからでも取ってこれるし。何なら『ブラスター・ブレード』4枚だけでも回りそう」

 

ムドウ「ガンスロッドをハーツにして、『神聖竜 クリスタルラスター・ドラゴン』に超越。そのコストや『テンペスト・スフィア』でサイクロンドを表にしていくわけだな。

最終的には単体パワー20000や30000になったブラスター・ブレードをV扱いにできるわけだ」

 

アリサ「そうだけど、あんまり先のカードの名前出さないでね!? ネタが無くなるから!」

 

ムドウ「あとは、元々バニラで戦うことを目的としたクランなら使えるかもな」

 

アリサ「え? そんなデッキあったっけ?」

 

ムドウ「プラント・トークンはバニラだろう?」

 

アリサ「あっ、そうか!」

 

ムドウ「とは言え、プラントを地道に+5000していくのは、さすがに悠長かもな。アルボロスと超越の相性は悪いし、今回新たに登場した『優艶の花乙姫 サンドリーヌ 』とも噛み合っているとは言い難い。

いずれ化ける可能性はあるが、プラント・サイクロンドが活躍するのは、もう少し先の話となりそうだ」

 

 

●『サンダーエレメンタル バリギラン』 『クラウドエレメンタル モワーク』『レインエレメンタル ザーザン』『テンペスト・スフィア』『ライトエレメンタル メキラ』

 

ムドウ「他のバニラサポートはまとめていくぞ」

 

アリサ「うん。

基本的にはこれらのカードをフル投入して、あとはバニラで固める。

ザーザン、モワークとライドしてアドバンテージを稼ぎつつ、サイクロンドも表にしつつ、バリギランにスペリオルライド。

さらに、バリギランからサイクロンドに超越して速攻するってデザインかな」

 

ムドウ「それを防ぎに現れる『アースエレメンタル ロロック』」

 

アリサ「うらぎりものー」

 

ムドウ「凄まじい勢いでGゾーンのカードがめくられていくので、サイクロンドデッキはGB8が強力なクランにするとよいかもな」

 

アリサ「サイクロンドに超越した次のターンにはGB8に到達することだってありそうよね」

 

ムドウ「注目は『テンペスト・スフィア』だな。Gゾーンを1枚表にできるオーダーカードという時点で、まず強い。

これのためデッキにバニラを入れるもあるし、入れなくともGゾーンを表にする行為に、カードを1枚消費する価値はある。

特に相性が良いのが、むらくもの『伏魔忍竜 シバラック・ヴィクター』だ。

『テンペスト・スフィア』で1枚表にしておくだけで、以降は影縫が発動するたびヴィクターが、自分がG2だろうが、相手がまだG1だろうが飛び出してくる。

速攻というコンセプトはサイクロンドとも合致しているし、バニラ層の薄さという問題こそあれど、むらくもはサイクロンドデッキの筆頭候補になるかも知れんな」

 

アリサ「『ライトエレメンタル メキラ』は、旧バニラのパワーに、プロテクトバニラのガード値を合わせた、両者のいいとこどりな上位互換。G1バニラを入れるなら、まずはこれ!」

 

 

●『アースエレメンタル ロロック』 『エアーエレメンタル ブフー』 『ヒートエレメンタル ホワン』

 

アリサ「残りのクレイエレメンタルは、はっきり言っちゃえば、不快な行為に繋がりやすいプレイングに対するメタカードかな」

 

ムドウ「それぞれ、

ロロック=速攻

ブフー=速攻

ホワン=ギーゼのようなヴァンガードに攻撃しなくても勝てるデッキや、あえてヴァンガードにアタックせずカウンターコストを与えないプレイング

だろうな」

 

アリサ「タイプの違う速攻対策が2種類も収録されてるあたり、速攻は、Pスタンでも問題視されてるのね……。

ていうか、こういうのスタンダードにもくれないかな!?」

 

 

●『神聖竜 クリスタルラスター・ドラゴン』 『暗黒竜 チェインランカー・ドラゴン』

 

ムドウ「まとめるな」

 

アリサ「だって同じじゃん!?」

 

ムドウ「……まあいい。

ロイヤルパラディンとシャドウパラディンのGユニットだが、前半の効果はアリサが言うように全く同じで、ハーツの能力を全て得るというものだ。

性質上、超越されることで効果を発動するルアード等のストライダーとは相性が悪く、既存カードや、スタンのカードとの相性がよくなっている」

 

アリサ「ガンスロッドから超越すれば、『ブラスター・ブレード』をVとしても扱えて、モルドレッドから超越すれば、大量にギフトを得ながら『ブラスター・ダーク』をスタンドできる!」

 

ムドウ「クラレットソードから超越すれば、トリプルドライブの2回攻撃だ。やはり、最新のカードとは相性が良くなるように作られているようだな」

 

アリサ「ドラグルーラー・ファントムから超越して、効果ダメージで一気に相手を5点まで追い詰めるのも面白いかも」

 

ムドウ「効果は今見ても優秀だが、超越ができないために決定力が足りなかった古いユニットを生かせるのは悪くない」

 

アリサ「この効果って、全クランにあげてもいいくらいの面白い効果だよね」

 

ムドウ「そうだな。もっとも、俺達が気付いていないようなトンデモコンボがあって、全クランに配るのは不可能だったりするのかも知れないが」

 

アリサ「これだけでも満足できるユニットなのに、両者にはさらなる効果が! それぞれグレード2以上が3枚以上、グレード1以下が3枚以上で、3枚以上でなければコールできないガード制限が! 鬼か!」

 

ムドウ「どちらのクランも、展開や連続攻撃が得意なクランだ。超越された時点でファイトが終わることも珍しくないだろうな」

 

 

●『スターリングウィッチ モモ』

 

アリサ「ついに来た! オラクルのVスタンド!」

 

ムドウ「今回のパックでは、これまでヴァンガードがスタンドできなかったクランにVスタンドが与えられているパターンも多いな」

 

アリサ「そう思って楽しみにしていたら、メガコロは違ったけどね!!」

 

ムドウ「……すまん」

 

アリサ「ちゃんと調べたわけじゃないけど、もうヴァンガードが2回攻撃できないクランってメガコロぐらいじゃない!?」

 

ムドウ「そんなモモのコストは手札3枚。ドライブチェック前に支払う必要があるので、使いにくい部類だな。オラクルなので、使えない状況に陥ることこそ少ないだろうが。

最終的な手札の収益も大赤字なので、基本的には、これで仕留め切れなければ負け。一発逆転の切り札になるだろう。

慣れないことはするものではないな」

 

 

●『聖霊熾天使 バササエル』

 

アリサ「今弾屈指の、ルールのちゃぶ台返し! 敗北条件がダメージ7枚に! GB6を満たせば8枚にまで!

ただし、山札が0枚になったら負けなのは変わらずなので、救援のしすぎには注意!」

 

ムドウ「そんなデッキ切れ対策がもう一つの効果だ。自分のダメージゾーンの数だけ、相手にカード枚数制限が入る。

要するに、デッキが切れる前に殺してしまえばいいわけだな」

 

アリサ「ていうか、ガード枚数制限多くない?」

 

ムドウ「PスタンにはGガーディアンがあるからな。強力だが対処の術が既にあるというのは、ほどよいバランスにし易いのだろう」

 

 

●『黄金竜 ブランベント・ドラゴン』

 

アリサ「何だか物凄く普通でクセの無いGユニット」

 

ムドウ「Pスタンでゴルパラはトップクラスの強さを誇るらしいので、あまり派手に強くさせることができなかった感が透けて見えるな。

逆に言えば、この程度の後押しさえあれば、ゴルパラは十分速攻しきれるのだろう」

 

 

●『極点の英雄神 マルドゥーク』

 

アリサ「わかりにくくてわかりやすい、スタンダード環境のVRと相性のいいGユニット!

ヒミコの効果を使った後に超越もできるし、星詠ならヴァルケリオンでアタックした後に超越ができる! そうして得たトリガーも無駄にならない!」

 

ムドウ「超越のタイミングが遅いので、『アタックした時~』の効果を持つユニットとも組み合わせられるのが魅力だな。

『マイスガード プロキオン』で全マイスガードをスタンドさせてから超越することも可能だ」

 

アリサ「まさかのマイスガード強化!!??」

 

ムドウ「もともと受けの能力を持っていて超越との相性は悪くなかった、アタック時にユニットをスタンドさせる『陽光の女神 ヤタガラス』なども狙い目だろう。

『全知の神器 ミネルヴァ』も、2回目のアタックで超越できるようになる。

超越のタイミングは、少しズレるだけで世界が変わるな」

 

アリサ「実用的か、実戦でどこまで通用するかはともかく、これまで超越と噛み合わなかった古いカードが日の目を見るのは、やっぱり嬉しいよね!」

 

 

●『覇天皇竜 ザンバスト・ドラゴン』

 

ムドウ「全体除去。以上」

 

アリサ「そうだけど! かげろうに今までそんなGユニットいなかったっけ!?」

 

ムドウ「いなかったらしいな。ドラクマや、GB8のブレイジングバースト・ドラゴンを例外とするのなら、だが」

 

アリサ「ああ、そういうのがあったから初めてって感じがしなかったのね

究極超越やGB8でやっていたことの一端を実質ノーコストでこなせるようになったのには時代を感じるけどね。

それらにとっては、全体除去はついでだったけど」

 

ムドウ「別に全体除去などなくとも、ブレードマスターの超越時スキルや、優秀なリアガードのスキルで全サークル焼ききるのが普通だったからな。

むしろ、全体除去などされては、そう言ったカードが使いにくくなる。

とは言え、アクセルのおかげでサークルが増えることもある現環境、全体除去はGゾーンに仕込んでおくに越したことはない」

 

 

●『六道魔竜 ジャクーメッソウ』

 

アリサ「妖魔変幻トークンを扱う、妖魔忍竜のサポートカード!?

ハンゾウは特にトークンと関係ありそうで無いので必要無し!」

 

ムドウ「アタック回数を増やすくらいなら、輪廻がよりえげつない形でできるしな。バウンスは悪くないが、わざわざザンゲツなりクロギリなりを突っ込んで、なおかつそのトークンを消費してまで使うかと聞かれると」

 

アリサ「先人が強すぎた!!」

 

 

●『破壊暴君 ギャンチュラプター』

 

アリサ「アタックした時にー、武装ゲージがたくさん乗ってるユニットをスタンドさせてー、その数だけ相手を退却ー……やってること、アンガーブレーダーと変わらないじゃないの!!」

 

ムドウ「スタンダードでは許されなかったアンガーブレーダーも、Gスタンでは問題無いということだな」

 

アリサ「武装ゲージの生成効率こそアンガーブレーダー以上だけど、ドロップゾーンが肥えてないと使えないので速攻しにくくなってるしね。やっぱり、完全再現は問題あったのかも」

 

 

●『伏魔忍獣 ヌエダイオー』

 

アリサ「え? これだけ他のカードと、強さのケタが違わない?

プレミアムパック2020のカードが公式で公開された時、一番はじめに公開されたカードだけど、作者観では、これを越えるカードは最後まで現れなかった。

そんなカードよ」

 

ムドウ「条件の同名カード5枚だが、侍大将なら労せずして満たせるな」

 

アリサ「マンダラロードでも、余裕で満たせるよ。

ま、作者のようにマンダラに特別なこだわりでも無い限り、御大将でいいとは思うけどね。

とにかく、リアガードを4体並べて御大将の効果を使うか、マンダラロードを5体揃えるという簡単な条件を満たしてSB1するだけで……

相手がG2の間に起動効果で超越でき!!

このユニットのアタックは5枚以上でしかガードできず!!

頼みの綱のGガーディアンさえも封じられ!!

アタック後は同名リアガードが全員スタンドし!!

Gゾーンにはシバラックヴィクターが1体スタンバーイ!!

ファイトどころか、ヴァンガードを終わらせにいってるわよ、こんなの!!」

 

ムドウ「ヌエダイオーがインチキなのでヴァンガード辞めました」

 

アリサ「最悪の未来!!」

 

ムドウ「むしろ、ここまで盛らなければならないほど、今までのPスタンにおけるむらくもはどうしようもなかったのか?」

 

アリサ「アクセルクランの時点で勝ち組くらいに思っていたんだけどね」

 

ムドウ「侍大将はスタンでも大暴れしていたわけだが、開発チームが何を以て侍大将だけをここまで強くしたい情念に駆られているのかも謎だな」

 

アリサ「……それにしても、厳つい顔に騙されそうになるけど、胴体部分は普通に猫だよね」

 

ムドウ「もふもふだな」

 

アリサ「肉級も完備!」

 

 

●『征天覇竜 スタンバース・ドラゴン』

 

アリサ「とは言え、こっちも十分にヤバい!

新ヴァンキッシャーのような全体強化こそ無いものの、ハンデス能力はそれ以上!

痛み分けだったヴァンキッシャーに対し、こちらは何故かドローするという至れり尽くせり」

 

ムドウ「起動効果の発動後はハーツで戦うことになる、変わり種のGユニットだ。新ヴァンキッシャーにチェンジして、さらにもう1ハンデスしてもよし。デトニクスドリルでトドメを刺しに行ってもよし。

……このあたりが強力すぎて、なるかみには遊べる古いカードがあまり無いな」

 

アリサ「その2体がトリプルドライブじゃなくたって十分すぎるのよねー」

 

 

●『異形竜王 アズダバルク』

 

アリサ「これノヴァ!?」

 

ムドウ「リンクジョーカーか、100歩譲って、ディメンジョンポリスの怪獣枠だな」

 

アリサ「効果はシンプルな前列リアガードの全員スタンド。前トリガー。ひいてはシルバーフィストやフュージング・ストライカーと相性よくした感じなのかな」

 

ムドウ「まあ、2つ前に紹介した、相手がG2でも起動効果のタイミングで超越でき、全リアガードをスタンドさせた揚句、本体のアタックにはガード制限がかかり、Gゾーンからも追加でアタックしてくるヤツの後だと、どうしても霞んでしまうが」

 

アリサ「だからヌエダイオーが別格すぎるんだって!」

 

 

●『熱波超獣 ジオマグラス』

 

アリサ「今度はかげろうに見える!」

 

ムドウ「GゾーンにいるだけでG3のパワーとガード値に+5000。

……この時点でサイクロンドの立場が無いな」

 

アリサ「まあ、バニラでデッキ組むよりはG3でデッキ組む方が強くなりそうだよね。

わざわざディメポでサイクロンドデッキ作る必要性はあんまり無さそうだから、住み分けはできてそうだけど」

 

ムドウ「ディメンジョンポリスのGユニットはVのパワーを参照するものが多く、ズィールデッキは肩身が狭かったが、これがあればようやくまともに超越ができるようになるな。

同じ怪獣で、イメージも合致している」

 

アリサ「もう少し早く欲しかったかな!! 具体的には、作者がG環境でズィール使ってた頃に!!」

 

 

●『星雲竜 バリオエンド・ドラゴン』

 

アリサ「こういうの、スタンダードにちょうだい!?」

 

ムドウ「とは言え、ギフト対策としては有効なようで微妙かも知れんぞ?

相手がプロテクトなら、バリオエンドを警戒して優先的にプロテクトを消費してくるだろう。

……まあ、プロテクトⅡには強いかも知れんが」

 

アリサ「またプロテクトⅡが何かのついででイジメられてる!」

 

ムドウ「アクセル、フォースに関しては、一度はアクセル、フォースの乗ったアタックを受けなければならない。

破壊したギフトの数だけパワーや★を得ることもできるが、アクセルやフォースが2個以上並んだ状態でアタックを受ければバリオエンドを使う前に負けかねん。

結果、相手にアクセルやフォースを作られるたび、バリオエンドに超越して破壊するだけのイタチごっこにしかならん」

 

アリサ「そうなるよねえ」

 

ムドウ「そもそもリンクジョーカーなら、フォースサークルやアクセルサークル上のユニットを呪縛してしまえばギフト封じになるのではないか?」

 

アリサ「ミもフタもない!!」

 

ムドウ「まあ、モルドレッドやマジェスティが大量に生成したギフトをまとめて破壊できれば楽しいだろうが」

 

アリサ「やっぱりスタンダードに欲しーいー!!」

 

 

●『大豪傑 ヴィラン・ヴァーミナス』

 

アリサ「スパイクの新戦術、マーカーパスのサポート!

とは言え、超越のタイミング的にブルスパイクは使えないし、コストも地味に重いし、相手を追い詰めた状況では強いんだけど、基本的には使いにくそう」

 

ムドウ「スパイクは、相手を追い詰める前に殺すがデフォだしな。

むしろ、スパイクの本命はサイクロンドだろう」

 

アリサ「サイクロンド型のGB8スパイクは強そうだよねー」

 

 

●『動乱の首魁 ガルヴァンス』

 

アリサ「ダクイレでは貴重なドロー&ガード枚数制限!」

 

ムドウ「よくありそうなのは

1.『2枚ドロー、3制限』

2.『3枚ドロー、2制限』

3.『1枚ドロー、4制限』

あたりだな。

ドローしつつ、ガード制限で速やかにダクイレの間合いである4点以上のダメージに持ちこむのが仕事か。

5枚のソウルチャージに加えて、ドロー数が不確定なので、ガード制限があるからといって間違っても終盤のフィニッシャーにはしないほうがいい。

山札が10枚あっても死ねるぞ」

 

アリサ「ダクイレはフィニッシャーには困ってないしね」

 

 

●『軽業の大奇術 イヴェット』

 

アリサ「クラン固有の能力がほとんど採用されない中、唯一の奇術持ち!

アクセルサークルを新たに生成して、そのサークルにソウルのユニットをスペリオルコール!

現在だけでなく未来にも目を向けた、手堅く強い効果!」

 

ムドウ「かわいいしな」

 

 

●『時空竜 グロッグロック・ドラゴン』

 

アリサ「Gユニットから新時代のG4へと繋ぐ夢の架け橋!

4枚のカードを一気にバインドできるので、イディアライズや新ミステリー・フレアにも繋げられるよ!」

 

ムドウ「バトルフェイズにライドできるので、イディアライズの効果は単なる展開だけでなく追撃になるな。

ミステリーフレアの追加ターンは言うまでも無く強力だ。専用の構築にする価値はある」

 

アリサ「バインドのグレードとか面倒くさいことを考えるのが苦手な人は、ネクステージでも十分!

トリプルドライブ→シングルドライブ→ツインドライブのヴァンガード3回攻撃は迫力満点!」

 

 

●『魍魎帆船 バッド・バウンティ』

 

こっきゅん(コキュートス)「呼んだか?」

 

アリサ「呼んでない!」

 

こっきゅん「ほう。グランブルーも、ついにヴァンガードによる連続アタックができるようになったようだな。

これで全クラン、ヴァンガードが2回以上アタックできるようになったのではないか?

む、何故、叩く」

 

アリサ「うわあーーーーん!! 羨ましくなんかないもん!! グランブルーなんて、クアドラプルドライブももらえてないくせにー!!」

 

ムドウ「そう言えば、スパイクもまだヴァンガードのスタンドは無かったはずだな」

 

こっきゅん「あれがヴァンガードまで連続攻撃してしまったら収集がつかなくなる気はするな」

 

ムドウ「で、スパイクやメガコロニーはともかく、このカードはどうだ?」

 

こっきゅん「ふむ。ドライブチェックで得た手札をそのままコストにできる、Vスタンドとしては無難な部類だな。

ならば、ライド時の能力でさらなる追撃を行いたいところではあるが、グランブルーにはライド時にユニットをコールできるユニットは僅か2体しかおらぬ」

 

ムドウ「ほう。意外だな」

 

アリサ(……ん?)

 

こっきゅん「1体は『深淵の呪術師 ネグロマール』。

まあ、こやつはリアガード用のユニットなので、ライドするのは現実的では無いな。古いカードなので、コストも重い」

 

ムドウ「たしかに」

 

こっきゅん「もう1体は、『氷獄の死霊術師 コキュートス』! この我よ! 我ならユニットをさらに1体展開しつつ、リミットブレイクで単体でもヴァンガードに届かせることのできるパワーを持つ!

たかが1体と侮るなかれ、その1体が『一鬼当千 ナイトストーム』のようなカードなら、さらなる連続攻撃に繋がるのだからな!」

 

アリサ「え? 『七海賢者 プレゲトーン』なら、登場時にノーコストで1体スペリオルコールできるでしょ?」

 

こっきゅん「…………」

 

アリサ「そもそも、確かにライド時にユニットを展開できるのはプレゲトーンを含めて3体かも知れないけど、ハーツが『七海覇王 ナイトミスト』なら、誰にライドしてもノーコストで2体展開できるよね?」

 

こっきゅん「……プレゲトーン? ナイトミスト? 知らんな、そんな若造」

 

アリサ「この野郎!!」

 

こっきゅん「愚民どもに我を使わせるチャンスであったというのに、余計なことを……」

 

アリサ「『えくすとら』を本気で参考にしてる人なんていないわよ!

てゆーか、ネグロマールのコストにもケチつけてたけど、あんたとおんなじコストでしょーが!」

 

ムドウ「やれやれ。騒がしくなってきたな。

まとめると、七海なら七海覇王やプレゲトーンと相性がよく、そのスペックを最大限に生かすことができるだろう。

それ以外の軸の場合は、他のユニットに超越した方が攻撃回数は多くなるパターンが多いので、ケースバイケースと言ったところか。

俺から追加でアドバイスしておくと、ライドするのはプレゲトーンでもいいのだが、フィニッシュを狙うなら規格外のパワーを持つスカルドラゴンも悪くない。

リアガードのスカルドラゴンで先にアタックすれば、バッド・バウンティのアタック前にドロップゾーンに送りこめるので、1枚を使い回すこともできる」

 

 

●『稀代の天稟 フェデリーカ』

 

アリサ「バミューダからはハイランダー構築専用のGユニットが!

しかし、ここで思わぬ落とし穴!

10枚めくって同名がいないところを探すのは一緒なんだけど、レジェンドアイドル達と違って、このフェデリーカはトリガーの名前が被っているのも許してはくれない!

スタンになってトリガーの性能が飛躍的にパワーアップしたのは知っての通りだけど、現在のバミューダにおけるスタントリガーの種類はと言うと……」

 

★トリガー:5種類 ※プレミアムコレクション収録分含む

引トリガー:2種類

治トリガー:1種類

 

ムドウ「16枚に全然足りんな」

 

アリサ「そうなのよ! ガード値について引と治はごまかせるにしても、★はどうにもならないし……」

 

ムドウ「バミューダは★を増やす構築になりやすいだろうしな」

 

アリサ「トリガーゲットした時の修正値に+5000が混ざるのは本当に辛い! スペック面ではもちろんだけど、計算も面倒くさそう!」

 

ムドウ「何故、スタンのG4と同じにしなかったのだ……」

 

アリサ「ただでさえ扱いが難しく、究極超越もできないハイランダーで、さらなるデメリットまで背負いこんで、このフェデリーカちゃんは何をしてくれるのか!

その答えは!!」

 

ムドウ「Gゾーンのマーメイドを5体展開&+15000&後列から攻撃、だ」

 

アリサ「ぐ、オチなかった。

確かに、それならやってみる価値はあるかもね」

 

ムドウ「さすがにトリガーのうち半分が+5000のデメリットに見合ったものかは怪しいがな。

とは言え、それは時間が解決してくれるだろうし、Gゾーンを一気に5枚表にできるメリットもある」

 

アリサ「GB8まで1枚足りない!」

 

ムドウ「そこはGガーディアンで何とかしろ。

フェデリーカの効果は、Gガーディアンを4枚入れていると仮定して、もう1体もギリギリ使える。

これ専用の構築にしたのなら、2度目もフェデリーカにライドするのがよいかも知れんな」

 

アリサ「思いきってGガーディアンを3枚にして、3度目の超越に使えるラスト1枚を残しておくのも面白いかもね」

 

ムドウ「ちなみにレジェンドアイドルとの相性も比較的よい。アネシュカはフェデリーカで展開したユニットを強化することができ、ラウラはフェデリーカでガラ空きになった盤面を埋めることができる。

イリーナは知らん」

 

アリサ「そもそも、ひとりだけ超越と相性が悪すぎる!」

 

 

●『蒼嵐剛竜 ジャンボルド・ドラゴン』

 

アリサ「これだけ、何で蒼嵐!? 特定のカテゴリに属してるのって、こいつだけよね?」

 

ムドウ「展開し、ドローする。アクアフォースの中でもアドバンテージの獲得に特化した変わり種だ」

 

アリサ「『ここで仕留めよ!』とか言ってるけど、一手目に使うタイプのGユニットよね!?」

 

ムドウ「6体以上リアガードをレストしている状況でなければ効果は最大限に生かせん。ギフトを持つスタンダードのユニットと組み合わせたいな」

 

アリサ「いよいよフォートヴェセルが本領発揮かな!?」

 

 

●『奪略怪神 ディプレノール』

 

アリサ「デッキデスに手を出したメガコロが新たに得たGユニット。それは……Gゾーンデス!!

相手のデッキを3枚くらいドロップするユニットが来るかと思ったんだけど、そっちかー」

 

ムドウ「アタックした時に、相手はGゾーンのカードを3枚選び表にしなければならない……これってメリットじゃないか?」

 

アリサ「そうよね!? GB8には大きく近付くし、サイクロンドやジオマグラスみたいなカードをまとめてめくられたら目も当てられないわよ!」

 

ムドウ「前作にも、シバラックヴィクターやマーナガルム・アウルムがいるしな」

 

アリサ「極めつけは、原初竜は選べるけどめくられないというあんまりな裁定! いや、めくられたらめくられたらで困るんだけど! 素直に原初竜は選べませんでよかったんじゃない!?」

 

ムドウ「これだけのデメリットを背負っているのだから、まさかめくって終わりというわけではあるまいな」

 

アリサ「う、うん。表にされたパワーを持つカード1枚につき、前列のユニット3枚のパワー+15000。強化値だけならGB8のタイランティス並なんだけど……」

 

ムドウ「けど?」

 

アリサ「さっきも言ったように、原初竜を選ばれたらその分は不発だし。Gガーディアンを選ばれても、もちろんパワーは上がらない。

Gガーディアンの場合は、潜在的な防御力は落とせてるから意味が無くはないんだけど、やっぱり相手に選択肢を与えているのが辛いかな」

 

ムドウ「メガコロニーではよくある話だな」

 

アリサ「基本的には相手のGゾーンが尽きかけ、ダメージも5点とかの状況で繰り出すフィニッシャーだから、対戦相手としてはファイナルターンに必要なGユニットを残して、Gガーディアンをめくってしまえばいいだけなのよね。

むしろ、Gガーディアンを1枚めくるだけで、相手の前列ユニット3体を-15000させてるようなものだから、Gガーディアンとしての役目は結局果たせてるというか……」

 

ムドウ「要するに使えないというわけだな」

 

アリサ「オブラート!

まあ今のメガコロは、Pスタンの素人目に見ても、女王陛下(グレドーラ)以外のGユニットに超越するなんて、自殺行為だからね。

正直、今回はロクなGユニットはもらえないと思ってたよ。女王陛下より強いカードを出すなんて、まだまだ早すぎる! むしろ、女王陛下に無いフィニッシャー性能の高いカードをもらえただけ、まだマシ」

 

ムドウ「そうか」

 

アリサ「ま、攻撃力はともかく、攻撃回数なら女王陛下がメガコロ内ではトップだから、結局のところ女王陛下がフィニッシャーも兼任しちゃうんだけどね」

 

ムドウ「先人が偉大なクランは大変だな」

 

 

●『全智竜 チピトカーム』

 

アリサ「退却させるだけさせて補填は何もしてくれないタイプのグレネ。Gゾーンカードをたくさんめくれるのは嬉しいけど、序盤に使いたいカードじゃないかな」

 

ムドウ「マーナガルム・アウルムとも、コストが被っているおかげで、相性が良いようであまりよくないな」

 

アリサ「フィニッシャーとしては優秀かも知れないけど、退却のタイミングがバトル終了後と、通常のグレネより早い! 『クレヨン・タイガー』が使いにくいのは、フィニッシャーとして致命的じゃないかしら」

 

 

●『優艶の花乙姫 サンドリーヌ』

 

ムドウ「見るからにアーシャで使ってくださいというスペックだな」

 

アリサ「花妖精トークン生成して、プラント生贄にして超越してください、よね。

せっかくの起動型超越なのに、トークンを生贄にする都合上、アルボロスとの相性が微妙によくない!

アルボロスも登場してまだ半年しか経ってない最新のカードなんだし、もう少し気を遣ってあげて!」

 

ムドウ「Pスタンはスタンダード以上に除去が多いので、花妖精にとっては辛い環境だろうな」

 

アリサ「そうよねー。メガコロだってガンガンスタンド封じしてくるし。スタンでは除去の無いグランブルーだって、Pスタンなら『スケルトンの砲撃手』が使えるし。

Gユニットに除去が使えるユニットが1種類でもいるなら、引きに関わらず、除去したい時に100%除去してくるような環境だもんね」

 

ムドウ「それも含めて、除去に強いアルボロスを強化してよかったのではないかと」

 

 

●終

 

アリサ「ふー、終わったー。さすがに24クラン+αを2人で捌くのは疲れるわね」

 

こっきゅん「我もいたぞ」

 

アリサ「グランブルーの時だけでしゃばってきただけでしょーが!」

 

ムドウ「新規★トリガーはやらないのか?」

 

アリサ「んー……さすがにいいんじゃないかな? トリガーになったリトルドルカス互換なわけだし」

 

ムドウ「ブランウェン互換だな」

 

こっきゅん「お化けのとみー兄弟互換なり」

 

アリサ「ま、考察はここまで。後は実践かな。今日はGスタン環境で遊ぼっか」

 

こっきゅん「よかろう」

 

アリサ「え? こっきゅんが? いいけど……そう言えば、こっきゅんとファイトするのは初めてね」

 

こっきゅん「ククク……小娘に我の真の力を見せてやろうぞ」

 

アリサ「はいはい。行くわよ。

スタンドアップ……」

 

こっきゅん「ゾ」

 

アリサ「ヴァンガード!!

いや、待って! 『ゾ』って何!?」

 

こっきゅん「無論、ゾンビの略なり」

 

アリサ「それは何となく分かるけど、何で『ザ』みたいに言った!?」

 

ムドウ「ふん。ファイトが始まるまでが長そうだな。

悪いが、キリが無いので今月の『えくすとら』はここまでだ。またな」

 

こっきゅん「さらばだ」

 

アリサ「あ、まったねー!」




えくすとらのプレミアムコレクション2020回をお送りしました。
お楽しみ頂けたら幸いです。
次回の更新は6月の本編になります。
従来のパターンであれば6月6日に前後に更新の予定ですが、ひょっとしたら5月31日にするかも知れません。
次回もよろしくお願いします。
7月のヤスイエもよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。