根絶少女   作:栗山飛鳥

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●登場人物

・音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校2年生。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」

・天道アリサ
いつでも元気いっぱい。明るく楽しいミオの先輩。高校3年生。
使用クランは「メガコロニー」

・鬼塚オウガ
ケガが原因でアメフト部を引退。ミオに誘われカードファイト部に入部した高校1年生。
初心者だが、熱いハートの持ち主。
使用クランは「スパイクブラザーズ」

・藤村サキ
臆病で気の弱いメガネっ娘。ファイトは初心者だが、知識は深い高校1年生。
こっきゅんが惑星クレイからやってきた本物のコキュートスであることは、改めて教えてもらった。
その時、彼女のメガネは割れた。
使用クランは「たちかぜ」


Ex.27「BanG Dream! FILM LIVE」

●はじめに

 

アリサ「Hey! よく来たな、生贄(ヤロー)ども! 今宵も狂った儀式(えくすとら)が始まるぜ!

まずはゴキゲンなメンバーの紹介だ!

カスタネットォ! 藤村サキいぃぃぃっ!!」

 

サキ「は、はいっ!」 カチ カチ

 

アリサ「トライアングルゥ! 音無ミオおぉぉぉっ!!」

 

ミオ「……」 チーン

 

アリサ「カスタネットォ! 鬼塚オウガあぁぁぁっ!!」

 

オウガ「おう!」 カチカチカチカチカチ

 

アリサ「マラカスぅ! 氷獄の死霊術師 コキュートスうぅぅぅっ!!」

 

こっきゅん「ククク……くだらぬ余興よ」 シャカシャカ

 

アリサ「そして、ギター&ボーカルはアタシ! 天道アリサあぁぁぁっ!!」 ギュワアァンン!

 

ミオ「5人揃って」

 

アリサ「根絶少女(デリートガールズ)!! Oh! Yehe!!

って、そんな楽器でバンドができるかぁっ!!」 ギャアアアアン!

 

ミオ「……」 チーン

 

アリサ「そもそも、何でカスタネットが2人もいるのよっ!?」

 

オウガ「俺にできそうな楽器が、これくらいしか音楽室に無かったんで」 カチカチ

 

ミオ「ちゃんとしたカスタネット奏者に聞かれたら、叱られそうな理由ですね」

 

サキ(カスタネット持ってきた理由がオウガ君と被っちゃった。どうしよう、嬉しい……)

 

アリサ「そこ! ひとりでラブコメモードに入るなぁ!」

 

サキ「なっ! ラ、ラブコメなんてしてませんよ! 私は今日も根絶コメディの一員です!」

 

オウガ「そう言う部長は、ギター弾けるんすか?」

 

アリサ「いんや」 ギュワーン

 

ミオ「さっきからかき鳴らしてるだけですからね」

 

アリサ「そんなバンドガールズ達の熱いひと時が今回のテーマ! 『BanG Dream! FILM LIVE』のえくすとらでーす!」

 

ミオ「そういう方向性のバンドではないと思いますが」

 

こっきゅん「作者がB〇Yを読んで育った世代なのだから、仕方があるまい」

 

アリサ「破壊(デストローイ)――!!」

 

 

 

●Poppin’Party

 

ミオ「今回は各バンドごとに考察していきましょうか」

 

アリサ「そうね。まずはPoppin’Partyからだけど、最初だから各バンド共通の動きを解説していきましょう」

 

サキ「はい。『BanG Dream!』は、楽曲というオーダーを軸とした、コラボから生まれた新クランです」

 

オウガ「プレイした楽曲はターン終了時までV後列に置かれるぜ。これまでのオーダーには無い永続能力もあるから、戦略に広がりができた反面、Vをブーストできない点は注意しておくべきだな」

 

サキ「オーダーは各バンドG1、G2、G3と1種類ずつあり、ヴァンガードのグレードアップに合わせて、より強力なオーダーが使えるようになっていくデザインです。

特にG3のオーダーは、発動条件に厳しい制約が課せられているものが多い反面、第2のヴァンガードとも言うべき強力な効果が備わっています!」

 

オウガ「各バンド、メインヴァンガードとなるボーカルキャラが3種類、リアガード用となる他のメンバーが1種類ずつ収録されてるらしいから、各4枚ずつデッキに入れるとして、そこにトリガーとファーストヴァンガードを合わせて45枚。オーダーは5枚入れられるってことだな。

うーん……オーダーの配分はどうすりゃいいんだ?」

 

アリサ「これまでにないタイプだから悩むよねえ」

 

サキ「VRユニットは、全バンド共通してCB1で山札かドロップゾーンからオーダーをプレイできるスキルを持っています(一部例外あり)。G3のオーダーは1枚でも問題無いんじゃないでしょうか」

 

アリサ「ダメージゾーンに落ちたら取り返しがつかないから、作者みたいな心配性は2枚にしておくと安心ね」

 

ミオ「G3楽曲を1枚にする場合は、序盤はダメージを抑えるプレイングを心がけて、できる限りリスクを抑えるといいでしょう」

 

アリサ「G3にライドしたらG3楽曲を連発したいことを考えると、G2楽曲って、自分がG2の時くらいしか出番が無いのよね。

自分がG2でもG1楽曲は使えるし、小は大を兼ねるって感じでG1楽曲が多めでもいいのかも」

 

オウガ「あとは……いっそのことバンドメンバーを減らしてみるとか」

 

アリサ「クビ!?」

 

オウガ「そうじゃねえ!

特定のメンバーを指定したスキルの少ないバンドなら1~2枚は削れるんじゃないすか?」

 

サキ「その1~2枚が空けば、十分な数の楽曲は入れられそうだしね。楽曲をプレイできないターンはできる限り作りたくないし、G1楽曲4枚体制にできるのは強そうだよ」

 

アリサ「それじゃ、そろそろ各バンドに目を向けていきましょうか! まずは改めて『Poppin’Party』から!」

 

サキ「はい! VRユニット『キラキラなステージ 戸山 香澄』は、ドライブチェックで得たトリガー効果を前列リアガードすべてに波及させます。

どんなトリガーでも前トリガー相当にしてしまえるだけでも強力ですが、その効果はやっぱり★トリガーと組み合わせてこそ真価を発揮します!」

 

オウガ「G3楽曲『Returns』を演奏すれば、★トリガーを山札の上に仕込むことだってできるぜ!」

 

アリサ「他にも、『Poppin’Party』には★トリガーに関連した効果がいっぱい!

『ドキドキな夢』も『最高のステージ』もいらない! 『キラキラな思い出』だけを抱えて突っ走れ!」

 

サキ「デッキから★トリガーを抜きだすカードや、★トリガーをコストとして公開しなければならないカードも多いので、★は12枚にしたいデッキですが思わぬ障害が……」

 

アリサ「G1守護者や、★守護者がいないので、それをすると守護者そのものが入れられない!」

 

サキ「はい。★を12枚にして速攻に振り切るか、引守護者を入れて安定性を犠牲に防御力を高めるか、悩ましい選択です」

 

オウガ「同じ防御力を下げるなら、治トリガーを減らすのもアリかもな」

 

アリサ「★10、引3、治3とか、変則的なトリガー配分を試してみるのも楽しそうね」

 

ミオ「なお、『キラキラなステージ 戸山 香澄』のスキルも、『Returns』も、バンドメンバーが全員そろっていることを条件としています。

サーチやサルベージは充実しているのですが、特定の4枚を常に揃えた状態にできるかは微妙なラインです。

『Returns』に拘り過ぎず、G2楽曲の『キズナミュージック♪』で妥協しつつ盤面を整えるのも大事かも知れませんね」

 

アリサ「総じて、安定性には難ありだけど、爆発力に関しては『BanG Dream!』内どころか、ヴァンガード全体でも屈指! ★トリガー集めて轢キコロセ! もとい弾キコロセ!!」

 

 

●Afterglow

 

ミオ「AfterglowのVR『大切な仲間達 美竹 蘭』は、ユニットを2枚までレストし、ユニットをレストした数だけ+10000します」

 

アリサ「VRにしては地味? ていうか普通に弱くない?」

 

ミオ「むしろ、Afterglowの本領はG3楽曲『ON YOUR MARK』にあると言えるでしょう。

『美竹 蘭』を含むヴァンガードがアタックした時、バンドメンバーを1種類ずつスタンドさせます。

これだけで、+10000させた前列ユニットを2回ずつ攻撃させることができます。

『ON YOUR MARK』が無ければアリサさんのおっしゃる通り、心許ないヴァンガードが残るのみですので、このバンドは特にG3楽曲を2毎以上積んでおくことを推奨します。

ダメージゾーン落ちに対する保険にもなりますが、2枚目を手札に抱えておけば、楽曲をプレイするスキルのコストを払えなくても、いざという時には手札から発動できます」

 

サキ「これだけで環境上位は間違い無しの強力なスキルですが、バンドメンバーが揃うことで更なる力を発揮するんですよね」

 

ミオ「はい。他のバンドメンバーは、ユニットをレストすることでスキルを発動するG2と、レストされることでスキルが発動するG1で構成されており、メンバーが全員揃うことで、全ユニットのスキルを無駄なく発動させることができるようにデザインされています。

『ON YOUR MARK』も更に強化され、バンドメンバー4体をスタンドさせることに成功した場合、フォースを2つ獲得することができるようになります」

 

アリサ「特定のユニットを揃えることで、フォースを大量獲得しつつ、高パワーのリアガード2体とヴァンガードによる5回攻撃が可能…………モロにモルドレッドじゃないの!?」

 

ミオ「はい」

 

サキ「環境上位は間違い無しです!」

 

アリサ「そりゃモルドレッドだからね!?」

 

オウガ「モルドレッドとの最大の違いは、5回攻撃だけなら『特定のユニット』すら必要としないことかな。相手がG2でも構わないわけだし、ヤベー匂いがプンプンするぜ」

 

アリサ「安定性と爆発力を兼ね備えた、『BanG Dream!』最強候補! 弱点は、Poppin’Partyより、ややアド取りに欠ける点かな。メンバーを完璧に揃えるのは、なかなか大変そう」

 

ミオ「G2楽曲『Scarlet Sky』はその弱点をカバーできる、強力なオーダーです。

一方、G1楽曲『Y.O.L.O!!!!!』は小さくまとまりすぎている感があるので、AfterglowはG2楽曲を多く積んで、G2ライド時に演奏できる可能性を高めておくといいでしょう」

 

 

●Pastel*Palettes

 

サキ「Pastel*Palettesはソウルの数や種類を参照するバンドで、使用感はダークイレギュラーズやペイルムーンに近そうですね」

 

ミオ「VRユニット『積み重ねた想い 丸山 彩』は、ソウルのPastel*Palettesが5種類なら全てのPastel*Palettesに+5000。8種類あれば代わりに+10000します」

 

サキ「まさしく想いを積み重ねるほど強くなっていくわけですね」

 

ミオ「Pastel*Palettesの主力となるオーダーは、他と違いG2の『ゆら・ゆらRing-Dong-Dance』です。この楽曲を演奏することで『ストイックアイドル 白鷺 千聖』をスペリオルコールし、なおかつそのユニットがいるサークルをヴァンガードサークルにします」

 

アリサ「今度はガンスロッドじゃないの!」

 

ミオ「全然ちがいます」

 

アリサ「え?」

 

ミオ「このオーダーの強みは、G2なので、自分がG2の段階で発動できる点にあります。即ち、相手がG1の段階からダブルヴァンガードでアタックすることも可能なのです。

ガンスロッド最大の弱点であった動きだしの遅さが改善されているどころか、強化されている。

ここまで違えば、やっていることは同じでも、まったくの別物と言えるでしょう」

 

アリサ「う、うーん。たしかに……」

 

オウガ「G2楽曲も強力だけど、G3楽曲だって負けてないぜ! ソウルのPastel*Palettesが8種類あるなら、相手ユニットに全体攻撃だ!」

 

サキ「アクセルに対するカウンターとして使えるのはもちろんですが、特定のユニットを揃えることで真価を発揮する『BanG Dream!』勢にも軒並み刺さりそうです!」

 

アリサ「破壊(デストローイ)――!!」

 

サキ「使用感はダクイレとペイルを合わせた感じですけど、スキルはロイヤルパラディンの集大成みたいな感じですね。ガンスロッドとエクスカルペイトの動きを単体で使い分けできるのは脅威の一言です」

 

ミオ「バンドメンバーはもちろんソウルチャージに関するユニットが中心です。5種類、8種類という厳しい条件を達成できるように、ある程度狙ったユニットをソウルに送りこめるようにデザインされていますが、より安定してソウルの種類を増やしたい場合は、★トリガーを8積みするのではなく、引トリガーの『ドキドキな夢!』を1~2枚挿してもいいでしょう」

 

 

●Roselia

 

ミオ「RoseliaのVR、『青薔薇の歌姫 湊 友希那』は、G3ボーカルの共通効果以外には、アタック時に相手ヴァンガードのグレード分、パワーを+5000するスキルしか持っていません。

それ単体で見るならコモンG3レベルのユニットですが……」

 

アリサ「G3楽曲『FIRE BIRD』を見れば納得! 手札1枚とSB4でヴァンガードがスタンド!

相手がG3なら28000の2回攻撃よ!!」

 

サキ「『BanG Dream!』のヴァンガードは基本的にはブーストを受けられないのでパワーが低くなりがちですが、このユニットなら安心してフォースⅡを選べそうですね」

 

ミオ「Roselia全体で見れば、ジェネシスに近いです。ほとんどのバンドメンバーがソウルチャージに関する効果を持っているので、一見コストの重い『FIRE BIRD』も毎ターン使えるようにデザインされています」

 

アリサ「他には、ヒット時に関するスキルも多いから、メガコロにも通じるものがあるかも……」

 

ミオ「『FIRE BIRD』がシンプルに強力な反面、G1、G2楽曲は使いどころが難しいため、基本的には『FIRE BIRD』を連発していくことになるでしょう。

そのため、『FIRE BIRD』も複数枚投入しておくことをオススメします」

 

オウガ「動かし方も単純で、楽曲の選択も『FIRE BIRD』を複数枚入れておけば、後は自由。

『BanG Dream! FILM LIVE』からヴァンガードを始める初心者には、一番オススメできるバンドかもな!」

 

アリサ「それにしてもさー。この人達、ヴァンガードのアニメで『Legendary』とか『HEROIC ADVENT』を歌ってたバンドでしょ?

作者の知らない様々な事情はあるんでしょうけど、それを楽曲にするわけにはいかなかったの?

せっかくのコラボなんだし、そういうところヴァンガードに寄せてあげてもよかったんじゃない!?」

 

ミオ「作者はかなり『Legendary』を気に入っていたらしいですからね」

 

 

●ハロー、ハッピーワールド!

 

ミオ「ハロー、ハッピーワールド!のVR、『オンステージ! 弦巻 こころ』は少し特殊です。

このユニットのみ、山札やドロップゾーンからオーダーをプレイするスキルを所持していません。

代わりに、『笑顔を届ける DJ ミッシェル』を登場時に山札やドロップゾーンからスペリオルコールするスキルを所持しています」

 

こっきゅん「ククク……この小娘も死霊術師であったか」

 

アリサ「いや、違うでしょ!」

 

ミオ「ミッシェルがオーダーをプレイするスキルを所持しているので、ハロー、ハッピーワールド!は、それを使ってオーダーを選曲していくことになります。

メリットとしては、ミッシェルはG2なので、あらかじめ引いていれば、自分がG2の段階で選曲が可能。

デメリットとしては、ミッシェルが除去された場合、選曲ができなくなることです。

相手が除去を得意とするクランの場合は、バウンス系のスキルで手札に逃がしてあげるか、手札に来た楽曲を完全ガードなどのコストにせず温存するなど、プレイング段階での対策が必要です」

 

サキ「『オンステージ! 弦巻 こころ』のもうひとつのスキルは、アタックした時に手札からユニットをコールするというものです。

ハロー、ハッピーワールド!のバンドメンバーは、バウンス系のスキルや、登場時スキルが充実しており、昔のバミューダを彷彿とさせる、手札と盤面を入れ替えての連続攻撃を得意としています」

 

ミオ「メンバーが揃わなければ本領を発揮できないのが『BanG Dream!』全体の弱点ですが、このバンドだけは少し例外ですね」

 

アリサ「バウンスでいくらでも盤面を再調整できるからね。むしろ手札が悪い時こそが真骨頂。

適当なユニットをコールして場を繋いだ後は、全部手札に戻しちゃおう!」

 

サキ「G3楽曲『えがお・シング・あ・ソング』は、バウンスを絡めた連続攻撃をさらに強化します!

バトルフェイズに登場したユニットに+10000するスキルと、ユニットのアタック後にCB1で手札から1枚スペリオルコールするスキルの合わせ技です!」

 

アリサ「最近の大技にしては珍しく、相手がG3云々の制限がついているわね。それほど危険な楽曲ってことなんだけど」

 

オウガ「G2楽曲を使う場面も多くなりそうっすね」

 

アリサ「んー、けどG1楽曲『えがおのオーケストラっ!』が、他のG1楽曲と比較してもとびきり便利なのよね。G2楽曲はG2楽曲で、相手がG2云々の制限がついてるし、G1楽曲を演奏しまくってソウルとコンボパーツを補充していく方が強そうかも」

 

ミオ「アドバンテージを失わずにアタックしたいなら、バンドメンバーが揃った状態が理想ですが、アドバンテージを度外視してでもアタック回数を稼ぎたい場合は、G2ボーカルの『笑顔のハリケーン! 弦巻 こころ』がキーカードになります。

そういった点でも異質なバンドと言えるでしょう。

ちなみに、コンボパーツが揃った場合の最大攻撃回数は、フォースクランでありながら7回にも達します」

 

アリサ「優秀なG1オーダーとバウンスからなる安定性。バンドメンバーに拘らずフレキシブルに動けるし、連続攻撃による手数は『BanG Dream!』屈指。どこを取っても死角なし!

これまたヤバそうな気配がするわー」

 

 

●RAISE A SUILEN

 

アリサ「このバンドは少し特殊! 1カートンに4つくらい入ってるとかいう噂のシークレットパックにまとめて封入されてるカード群よ」

 

サキ「1カートンに4つと言うと、だいたい目当てのVRを当てるのと同じくらいの確率でしょうか」

 

ミオ「ちなみにG2楽曲は月刊ブシロードの付録です」

 

アリサ「入手方法が特殊なら、動きも特殊!

『“至高の歌姫”レイヤ』も、楽曲をサーチするスキルを持たないG3ユニットだし、ハロー、ハッピーワールド!のように、他のユニットがその役目を担っているわけでもない。

楽曲は常に手札から!」

 

サキ「その代わり……と言っては何ですが、『RAISE A SUILEN』に属するG1以上のユニットは5種類しかおらず、全てをフル投入しても20枚にしかなりません。楽曲を大量投入する余地があるわけですね」

 

アリサ「そしてRAISE A SUILENは、ドロップゾーンに楽曲があるほど力を増していくの!」

 

こっきゅん「まさしく楽曲版グランブルーと言えよう」

 

オウガ「それじゃ、改めてカードを見て行くぜ!

『“至高の歌姫”レイヤ』はドロップゾーンの楽曲が5枚以上なら自身に+15000! CB1でドローしながらリアガードも+10000できるぜ!」

 

アリサ「アドを稼ぎつつ、自己強化も他者強化もできるシンプルな効果ね。トライアルデッキに入ってそう」

 

ミオ「RAISE A SUILENの核は、『“最強の音楽”チュチュ』にあります。

バトルフェイズ開始時、パワー30000以上のユニットの、元々の★に+1します

レストするだけでアドバンテージを稼ぐことのできる能力も持ちあわせているため、RAISE A SUILENの中心人物と言えるでしょう」

 

オウガ「『EXPOSE ‘Burn out!!!’』は、ドロップゾーンにRAISE A SUILENの楽曲が7枚以上なら、前列にパワー+10000! さらにトリガーのパワー増加を無効にするぜ!」

 

アリサ「フォースとスキルと楽曲でユニットを強化して、全ライン★2でパワー30000オーバーの布陣を組み立てるのが最終的な目標ってわけね。

ここらへんはディメポや、昔のグレネ的でもあるかしら」

 

サキ「ちなみに、前述したようにRAISE A SUILENに属するユニットは20枚ですが。楽曲は12枚で、トリガーとFVを合わせても39枚にしかなりません」

 

オウガ「1枚足りねえ!」

 

アリサ「つまり、どこかのバンドから1名派遣してこなくちゃならないってことね……」

 

ミオ「はい。筆頭候補は『いつも自然体 花園たえ』でしょうか。

ドロップゾーンの楽曲回収は、楽曲を選べないRAISE A SUILENにとって心強いサポートとなります。

手札コストがあるので、いらない楽曲を捨てればドロップゾーンの楽曲を減らしてしまう心配もありません。

タイミングこそバトルフェイズ後ですが、バンドを選ばずパンプができるというだけでもBanG Dream!内では貴重な人材です」

 

アリサ「楽曲を増やすという点では、『溢れる行動力 戸山 香澄』も面白そうかな。Poppin’Partyで使うよりも成功率は高くなるだろうし、うまいことライドできれば手札のRAISE A SUILENも温存できるしね。

あとは、シンプルに強い登場時+10000の『はじける笑顔 北沢 はぐみ』とか」

 

オウガ「ここらへんは普通に強いから、楽曲11枚にして、2枚くらい積みたくなるよなー」

 

ミオ「G1では、ブーストした時のヒット時能力を持つ『流麗なる調べ 白金 燐子』もよさそうです。

チュチュを2体並べる意味はありませんし、もう片方のラインにおけるブースト要員としては、登場時能力しか持たない『“狂犬の慟哭”マスキング』以上にうってつけかも知れません」

 

アリサ「FVの『“伝説の始まり”RAISE A SUILEN』を2枚入れてみるのも面白いかもね。しっかりRAISE A SUILENに属しているから、『R・I・O・T』の成功率をほんの少し上げられるのが強みね。

他にもRAISE A SUILENを指定しているカードはちらほらあるし、デッキイメージを損ないたくないこだわり派にもオススメよ!」

 

 

●おわりに

 

アリサ「いやー、どのバンドも面白そうね。食わず嫌いはするもんじゃないわ」

 

サキ「食わず嫌いだったんですか?」

 

アリサ「あたしじゃなくて、作者がね。

ヴァンガードに限らずコラボが大嫌いな、融通の効かない人なのよ。

特に前のコラボでは、他のクランがまだまだ超越に対応していない中にぶっこんでくるわ、それの発売月は他のパックが発売されないわで、『そんなことより、他にすることがあるでしょ!?』って、あたしですらツッコミたくなったもの。

けど今回は、比較的全クランに強化が行き届いた後だし、同月に別のパックも発売されるし、タイミング的には悪くないんじゃない?」

 

ミオ「いつもなら無関心で済ませられるところだったのですが、今は『えくすとら』がありますからね。(さすがにスルーするのも感じが悪いな)と思って、カードを調べはじめたらしいです。

むらくももメガコロも次に収録が確定していますから、作者が寛容になっていたのも大きいと思いますが。

相変わらず、メガコロの動向に左右される、根絶者が主人公の小説です」

 

アリサ「そしたら、どれも面白そうのなんのって。特に楽曲はバミューダ△にも逆輸入してほしいくらい」

 

オウガ「そんなわけで、今日はここまでだぜ!」

 

ミオ「次はちゃんとしたパックでお会いしましょう」

 

アリサ「今回もちゃんとしてるの!」

 

こっきゅん「さらばだ……」 シャカシャカ

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