根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校2年生。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
新たにつけられた二つ名は「虚無の落とし子」
・鬼塚オウガ
ケガが原因でアメフト部を引退。ミオに誘われカードファイト部に入部した高校1年生。
熱いハートの持ち主。
使用クランは「スパイクブラザーズ」
新たにつけられた二つ名は「アスリート・ファイター」
・藤村サキ
マイペースなメガネっ娘。深い知識を持つミーハー気質な高校1年生。
使用クランは「たちかぜ」
新たにつけられた二つ名は「牙を持つ文学少女」
なお、彼女はあまり本を読まない。
・綺羅ヒビキ
天すら羨む美貌を誇る、銀髪碧眼の麗しきファイター。高校2年生。
その完成されたプレイングは、芸術にも喩えられる。
使用クランは「バミューダ△」
新たにつけられた二つ名は「若き伝説」「ミラクル★トリックスター」「栄光の一番星」など。
●序
ヒビキ「(おおむね)1年に1度のヴァンガードファン夢の祭典!
バミューダ△収録パック『Twinkle Melody』がついに発売!!
本日のゲストは、この美しきバミューダ△使い、綺羅ヒビキが担当させてもらうよ!!」
ミオ「まあ、あなたもこういう登場の仕方をするとは思っていましたので、もう何も言いません」
サキ「ひゃわわ……アラシさん、セイジさんに続いて、ついにヒビキさんまで」
ヒビキ「フッ。キミとは初対面だったね。メガネの似合う響星学園のチャーミングなお嬢さん。
お近づきの印に、どうかこの純白のバラを受け取って欲しい」
サキ「あ、あっ、ありがとうございます! か、家宝にしますっ!!」
ミオ「3日もすれば枯れますよ?」
オウガ「俺とも初対面なはずなんだけどなー」
ヒビキ「おっと。これは失礼した。キミにはこの情熱的な真っ赤なバラが似合いそうだ。受け取ってくれたまえ」
オウガ「いや、バラが欲しいわけでも無かったんだけどな!?」
ミオ「今回のパック『Twinkle Melody』に収録されているのは、当然バミューダ△のみです」
サキ「傾向として、環境の変わり目に登場するバミューダ△は、次の環境でも強さを維持させるためか、非常に強力であることが多いです!」
ミオ「オーバードレスで環境が大きく変化することが予想される今は、まさにその時ということですね」
ヒビキ「強さだけでなく、イラストにも注目だよ!
お約束の水着イラストはもちろん、今回はOCR、オリジナルコスチュームレアとして、旧環境で活躍したユニット達が、おなじみの衣装で収録されているのさ!」
オウガ「ところで、ユニットが手に持っている小瓶は何なんすか? 危ないクスリ?」
サキ「ダメ! ゼッタイ!!」
ヒビキ「これはトゥインクルパウダーさ。これを使用することで、マーメイドは陸上でも活動できるようになるんだよ。
SP水着イラストのマーメイド達は、この粉で足を生やしたという設定なのさ」
オウガ「なるほど!」
ヒビキ「声を失ったり、たまに幼女になってしまう副作用もあるみたいだけどね」
オウガ「やっぱり危ないクスリじゃね!?」
ミオ「『楽しい気持ちが、小瓶の中から溢れそう!』と言っているユニットもいますしね」
サキ「ダメ! ゼッタイ!!」
●『みんなが大好き ルピナ』
サキ「まずはVRにしてパッケージにもなっている『みんな大好き ルピナ』から! ヒビキさん、お願いします!」
ヒビキ「とってもキュートなユニットだね」
ミオ「……それだけですか?」
ヒビキ「それ以上に何か必要かな?」
ミオ「まったく。何の役にも立たないゲストですね」
サキ「根絶者回のミオさんも同じことしてましたよー」
オウガ「『みんなが大好き ルピナ』は、SB2でデッキの上から7枚見て、ノーマルユニットを1枚コールしつつ、フォースを獲得できるぜ!
さらにアタックした時、CB1でフォース・サークルのユニットをスタンド!
ライド時と自身の効果でフォースは2つ獲得できるから、いきなり5連続アタックだぜ!!」
サキ「フォースをバラ撒いてスタンドという動きは、かなりモルドレッドに近いよね」
ミオ「モロドレッドですね」 ※モロにモルドレッドの略
オウガ「あれほど派手にフォースは配布できないけど、自分で展開もできるし、スタンドさせるユニットは限定されてないし、サポートカードも凶悪だし、何より相手がG3でなければならないという縛りもない!
2~3段階くらい強化されたモルドレッドと見ていいのかもな!」
●『スター on ステージ プロン』
サキ「旋律軸のVRは驚きのスキル! なんとソウルにいる旋律ユニットの能力を得ることができます!」
オウガ「得るスキルは旋律スキルに限定されない点がポイントだな!
そのユニットが旋律持ちであれば、旋律スキルと直接関係の無いソナタの起動スキルと、カノンの起動スキルをプロンが同一ターンに使用することもできるぜ!」
サキ「ソナタが2枚ソウルにあれば、起動スキルを2回使うこともできちゃうよね!」
ヒビキ「フッ。つまりは……
毎ターン旋律ユニットを4枚サーチして、ドロップゾーンから12枚の旋律ユニットを手札に戻し、他の旋律ユニットが登場した時ソウルチャージ4され、相手はガーディアンをコールする時に2枚以上でしかコールできず、アタックがヒットした時手札が4枚になるまで引いて、ヒットした時の効果はヒットしなくても発動するようになって、旋律ユニットはパワー+20000され、ブーストとインターセプトできるようになって、アタック時に+20000、ブースト時に+20000、インターセプト時に+40000
される究極のユニットが爆誕するわけだね!」
オウガ「おおーっ! 究極合体! スーパープロンだぜ!!」
ミオ「もう色々と足りていませんよ」
サキ「と、ともかく、スキル自体は強力にも関わらず、アド稼ぎが不得手だったため敬遠されがちだったカノンの評価は、これで一変するかも知れませんね」
ヒビキ「もうひとつの能力もさらりととんでもないことが書いてあるね。
ソウルに旋律ユニットを送りこみつつ、好きなイマジナリーギフトを1つゲット!!
アクセルⅡに目が行きがちだけど、旋律軸でいち早くフォースⅡを全体に配布できるのは大きいし、対戦相手が星詠軸のような大振りなデッキの場合は、プロテクトⅠを確保することで出鼻を挫くこともできる。
使い分ける価値はあるスキルだよ」
オウガ「さあ、キミだけの最強アイドルを創り出せ!」
●『パーフェクトパフォーマンス アンジュ』
ヒビキ「ヴァンガード界の完璧超人、アンジュもスタンダードにGo Fight!!」
オウガ「アンジュのスキルは、ヴァンガードにアタックした時、CB1でリアガードのノーマルユニットを好きな数だけ手札に戻すぜ!
さらに、戻した枚数に応じて更なるスキルも適用されていくぜ!」
サキ「2枚の自身に+10000、3枚のフォースを1つ得る効果は、バミューダにとっては普通ですが、4枚以上戻した場合が非常に強力です!
なんと、山札から何でも好きなユニットをスペリオルコール!」
ミオ「『甘美なる愛 リーゼロッテ』をコールすることで、さらにもう一体スペリオルコールすることが可能な他、今弾に収録されている『Chouchou 初舞台 ティルア』ならスタンド条件を満たした状態でコールできます」
ヒビキ「バミューダ△には、単体でパワー30000を越えられるリアガードや、強力なガード制限をかけられるリアガードが、現状存在しない。一点突破は難しいだろうから、手数を選ぶのが妥当だろうね」
ミオ「リーゼロッテのパワーは10000で、スペリオルコールできるユニットもランダム要素が強いので、フォースⅠによる補助は必須と言えるでしょう」
サキ「リアガードは4体バウンスできればいいので、1体はブースト用に残しておいてもいいかも知れませんね」
ヒビキ「スペリオルコールも魅力だけど、全体バウンス自体が、相手ターンに向けて生存率を高めることができ、妨害系のスキルをスカすこともできる強力な効果だ。
バウンスとデッキからのスペリオルコールを絡めた、昔からのバミューダらしい動きでファイトしたければ、この子を選ぶべきだね」
●『PR♥ISM-I ヴェール』
ヒビキ「『PR♥ISM』からはヴェールがアゲインだよ!」
サキ「ラブラドルじゃないんですねー。ちょっと意外かも」
ミオ「ヴェールはSB1と、手札かドロップゾーンから『PR♥ISM』を1枚バインドすることで、ドライブ+1されます。
SB1でトリプルドライブという点は、パシフィカに近いですね」
オウガ「バインドはコストだけでなく、もうひとつのスキルの布石にもなってるぜ!
アタック時、前列ユニットをすべて手札に戻し、バインドゾーンから『PR♥ISM』1体をスペリオルコール! 相手がG3なら、さらにもう1体!」
ミオ「他の『PR♥ISM』もバインドに関するスキルを所持しているので、一度回り始めたら、バインドゾーンのカードには困らないでしょう。
むしろ『PR♥ISM』で重要なのは、バインドゾーンではなく、ドロップゾーンのカードと言えます」
サキ「ヴェールはもちろん、クリアもドロップゾーンの『PR♥ISM』をバインドすることができます。
ドロップゾーンにカードが無ければ、バインドゾーンへの供給も断たれてしまうというわけですね。
ですが、『PR♥ISM』をドロップゾーンに送ることのできる『PR♥ISM』は存在しません」
オウガ「『トップアイドル アクア』や『一世一代の告白 アウロラ』でデッキを回していくとよさそうだな!」
ミオ「ヴェールにライドする前に、1~2枚『PR♥ISM』がドロップゾーンにあることが理想でしょうか」
ヒビキ「バウンススキルもコーラルやアンジュには無い魅力を秘めているんだよ。
なんと! ヴェールはトリガーユニットも手札に戻すことができるんだ!」
サキ「あ、ほんとです!」
ヒビキ「手札にアタッカーがいなくても、とりあえずトリガーをコールして場を繋ぐことが、ヴェールにならばできる。
トリガーユニットでも、『マーメイドアイドル セドナ』でブーストすれば、パワー18000は出せるからね」
サキ「リーゼロッテがトリガーをめくってしまっても、安心してコールできますね!」
●『学園の綺羅星 オリヴィア』
サキ「続いてはレジェンドアイドルレアの『学園の綺羅星 オリヴィア』です!
これまでのレジェンドアイドルとは違い、新規ユニットではなく、かつてのGユニットがレジェンドアイドルとして抜擢されています!」
ヒビキ「オリヴィアはハイランダー構築の始祖にして元祖と言えるユニットだ。これほどレジェンドアイドルに相応しいユニットもいないだろう」
ミオ「スキルもレジェンドアイドルらしくハイランダー構築を意識しながらも、ハイランダー構築ではなくても使えるようデザインされています」
オウガ「ヴァンガードにアタックした時、リアガードを5枚まで選び、それらが別名ならすべてスタンドするぜ!
3枚以上スタンドしたら、このユニットの★も+1だ!」
サキ「つまり、リアガード5体のうち同名ユニットのペアが1つあったとしても、他の3体を選べば★+1まで適用できるわけだね」
ヒビキ「従来のレジェンドアイドル軸はもちろん、例えば旋律デッキなんかは、同名カードを複数積むことはあっても、盤面はすべて別名ユニットであることも多いし、そのような盤面を組み立てることも容易なデッキだ。そういったデッキのアクセントになるかも知れないね」
サキ「旋律のパワーはバミューダ△でも随一ですし、スタンドとの相性は抜群で、実用性も高そうです!
プロンでアクセルサークルを増やせているなら、攻撃回数も倍増ですよ!」
●オーダーカード 『夢に漂う星雲』
オウガ「『Twinkle Melody』収録のオーダーカードは怪しいふんどし!」
サキ「えっ、ふんどしだったの……?」
ヒビキ「バミューダパック収録のオーダーだけど、このカードはどんなクランでも使用可能になっているね。それも、可能性を感じる面白いカードだ」
こっきゅん「うむ。ここからは、この『氷獄の死霊術師 コキュートス』が特別に解説してくれよう」
ヒビキ「フッ。よろしくお願いするよ」
サキ「こっきゅんをごく自然に受け入れてる!?」
オウガ「それはいいけど、何でこっきゅんが?」
こっきゅん「ククク……何故ならこのふんどしこそ、太古の呪術師達が求めてやまなかった秘宝だからよ」
サキ「あ、本当にふんどしだったんですねー」
こっきゅん「この秘宝があれば、誰でも手軽に死者を蘇らせることができる。死霊術の媒体となるわけだな。
もう1枚の『夢に漂う星雲』と、哀れなる子羊の
オウガ「いちいち用語の翻訳が面倒だな!?」
こっきゅん「さらに互いのユニットを好きな枚数選び、相手ターン終了までインターセプトと、後列からインターセプトできる能力を得る。
人魚の小娘どもから自我を奪い、主の命令ひとつでいつでも盾とすることができるというわけだな」
オウガ「えぐい!」
ミオ「G2の段階で使用することができ、アドバンテージを失わず、実質ソウルとドロップゾーンという広い範囲からG2以下のスペリオルコール+αができる、発動することさえできれば、速攻から守備固めまでこなせる優秀なカードです。
最大のネックは、やはり同名カードが2枚必要という点でしょうか」
ヒビキ「バミューダ以外で使うとなると、筆頭候補は『グリード・シェイド』を擁するグランブルーかな。事前にスペリオルコールの選択肢を増やしつつ、『夢に漂う星雲』を揃える手助けをしてくれるよ」
オウガ「ドロップゾーンからスペリオルコールすることで効果が発動できるカードが多いのも魅力だな! 『細波のバンシー』や『ストームライド・ゴーストシップ』を蘇生させてアドだぜ!」
サキ「ドロップゾーンからユニットを蘇生させて、インターセプトで処理するという動きが、そもそもグランブルーの昔からある基本戦術だからね。
『夢に漂う星雲』で指定したユニットをインターセプトで処理して、空いた穴をこっきゅんのスキルで埋め直す動きはかなり強そうだね」
ヒビキ「オラクルシンクタンクも面白そうだね。ドローやデッキトップ操作でカードを揃えやすいし、こちらは本来、ドロップゾーンのカードに触れられないクランだ。だからこそ、ユニットの使い回しができるこのカードは戦略に広がりを持たせてくれる」
ミオ「それ以外のクランでも、一定の採用価値はあるカードのように思えます。自分のクランで採用の余地はあるか、じっくりと検証してみるといいでしょう」
●『ガーリッシュアイドル リリクル』
こっきゅん「
オウガ「マジで!?」
サキ「ユニット設定が無いから、こうやって好き勝手言いだす人が増えるんですよ! ユニット設定の復活を熱望します!」
こっきゅん「この小娘は登場時にドロップゾーンからオーダーカードを2枚選び、手札に戻すことができる。その最有力候補は当然、今弾収録の『夢に漂う星雲』だ。これで傀儡を蘇生させ、ボード・アドバンテージに変換することができるというわけだな」
オウガ「ん……? けど、登場時スキルなんだろ? ドロップゾーンにいきなり『夢に漂う星雲』が2枚ある状況って難しくないか?」
こっきゅん「この小娘は、その点も抜かりない。こやつの
『愛あるご奉仕 マクシーネ』は、ヴァンガード登場時、手札を1枚捨てることで、『夢に漂う星雲』2枚を手札に加えることができる。
『マルチプルシャイン ミラーダ』は、ヴァンガード登場時、山札の上から7枚見て、別のG2に再ライドすることができる。
この2枚を採用しておけば、G2の段階で安定して『夢に漂う星雲』を使用することができるであろう」
オウガ「ミラーダはZEROとのコラボで先行登場したカードだったな! このためのカードだったとは!」
ミオ「難点は、2枚ともリアガードではバニラ同然という点ですね。せっかく好きなG2を蘇生できるのに、選択肢に幅が無いのはいただけません」
サキ「残りの枠には、できる限り強力なG2を採用しておきたいところですね。展開かソウルかを選ぶことができる『甘美なる愛 リーゼロッテ』なんかは相性が良さそうです」
オウガ「リーゼロッテなら、手札にマクシーネがなくても、G1の時点でコールしておくことで、Gアシストでムリヤリマクシーネを引いてくるなんて荒技もできるな!」
ミオ「パワーを重視するなら『鮮やかなる夢幻 アクティアナ』も候補に挙がります。退却デメリットのため場持ちが悪いですが、『夢に漂う星雲』があれば再利用も容易です」
サキ「『パールシスターズ ぺルル』と『パールシスターズ ぺルラ』も面白いですよ。両者がひとたび揃えば延々と使い回すことができるようになりますし、僅かなG2枠も圧迫しません!」
ヒビキ「マクシーネは『ガーリッシュアイドル リリクル』を指定しているわけではないという点にも注目だね。このカードを採用することで、例えば、コーラル軸やリヴィエール軸に、無理なく『夢に漂う星雲』も採用することができる。
コーラルなら『夢に漂う星雲』でソウルを消費できる点からも相性がいいし、両者ともにG1、G2にキーカードが集中しているのもポイントだよ」
サキ「倒しても倒しても蘇る『スーパーアイドル リヴィエール』はイヤですね。色々な意味で……」
ミオ「マクシーネが良カードすぎて、少し話が逸れてしまいましたね」
こっきゅん「うむ。ここいらで『ガーリッシュアイドル リリクル』の小娘に話を戻そうか。
多大なるアドバンテージを稼げる登場時能力も小娘にしてはなかなかのものだが、こやつの真価は、むしろもうひとつのスキルにある。
いずれかのユニットがインターセプトした時、そのバトル中、こやつのパワーは+10000されるのだ」
オウガ「つまり、前列のG2がインターセプトするだけで、実質15000ガード相当になるってことか!」
ミオ「『夢に漂う星雲』で後列もインターセプトできるようにしていれば、さらに守りは固くなります。本気で守備に徹するのであれば、『夢に漂う星雲』で治トリガーや★守護者をスペリオルコールしておくことで、難攻不落となるでしょう」
ヒビキ「このスキルは相手のインターセプトに反応するのもポイントだね。相手からすれば、インターセプトしているはずが、そのたびにパワー+10000されていくので、実質インターセプトを封じられたも同然の形になるんだよ」
こっきゅん「その仕組みを生かしたのが第3のスキルとなる。
このユニットがアタックした時、CB1することで、相手にインターセプトを強制する。敵すら傀儡として操る悪趣味な能力よな」
ヒビキ「そして、『夢に漂う星雲』は相手ユニットにもインターセプトを付与することができる」
サキ「……あっ! ということは!」
オウガ「
ヒビキ「その通りさ! それもインターセプトされたらされた分だけパワーも上がるので、よほどG0をコールされていない限り、何故かガード要求値も上がるんだ!」
オウガ「た、たしかに悪趣味だぜ……」
ヒビキ「3つのスキルとオーダーカード。そのすべてが独創的かつ美しく絡み合う、とっても素敵なユニットだけど、除去にはまったく無力という点には注意が必要だね」
ミオ「はい。抹消者やブレードマスターような、毎ターンユニットを全滅させてくる相手に対しては絶望的なのは当然として、ルアードやランブロスのように、ついでのようにキーカードを除去してくる相手すら、かなり厳しいファイトを強いられるでしょう。
除去を受けた後の立て直しが得意なのは、まだ救いですが」
サキ「
こっきゅん「それが小娘の限界ということだな」
ヒビキ「とは言え、この『ガーリッシュアイドル リリクル』の将来性は結構高い。登場時に回収できるオーダーカードは『夢に漂う星雲』に限定されていないからね。
今後新たなオーダーカードが登場するたび、特に相手ターンで使用できるブリッツオーダーが登場すれば、再評価される機会はいくらでもあるよ!」
ミオ「今回のデッキログでは、作者が机上の空論でデザインしたリリクルデッキを掲載しています。参考にしてあげると作者が喜びます」
●『愛すべき妹 メーア』
ヒビキ「理想にして永遠。驚天動地にして空前絶後の愛すべき妹が……えへへ、スタンダードにも来ちゃった、お兄ちゃん!」
オウガ「誰だよ!?」
ヒビキ「今回のメーアは『メーアの贈り物』という特殊なマーカーを使用する。これはサークルに置くのではなく、手札に加えるんだ!」
オウガ「おおっ! まったく新しいスキルの予感!」
ヒビキ「メーアにライドしたら、まずはメインフェイズ開始時に『メーアの贈り物』が手札に1枚加わる。これ単体では何の効果もないけれど……」
ミオ「なるほど。アウロラや完全ガードのコストとして捨てればアドバンテージに繋がるわけですね」
ヒビキ「やめたげて!? いや、できるけども、やめたげて!!」
サキ「ミオさんが危険なので早めに解説しておくと、バトルフェイズ開始時、手札から『メーアの贈り物』を公開することで、1枚につきパワー+5000されます!
さらに、2枚以上公開した場合は1ダメージ回復することができます。
今の環境、G3にライドして2ターンもたずに負けることもザラにあり、1ダメージ回復したとしても焼石に水にしかならないことも多いですが!」
ミオ「とってつけたような展開兼デッキトップ操作の起動能力もあり、むしろこちらが普通に強いですね」
●『透き通る魅力 セレディ』
サキ「ハイランダー構築とは対を成す、同名カードを集めることで強さを増すユニットです!」
ヒビキ「コンセプトとしては、旧環境にあった『Duo』に似ているね」
サキ「はい! セレディのスキルはCB1でユニットを1枚選び、山札かドロップゾーンから同名カードを1枚手札に加えます!」
オウガ「そして、リアガードがアタックした時、手札からアタックしたユニットと同名カードを公開することで、公開した枚数1枚につきパワー+10000するぜ! 2枚見せれば+20000! 3枚見せれば+30000だ!」
サキ「これらのスキルでカードを集め、強化する筆頭が『紺碧の名宝 ファシーヴ』と『目指すは完璧 レレンカ』です!
両者の違いはグレードと名前だけ。いずれもアタックのヒット時に同名カードを手札に加える効果と、アタック時に同名カードを2枚捨てることでスタンドし、2枚引く効果を持ちます。
セレディのスキルはターン中永続なので、各自のスキルで同名カードを回収していたり、新たな同名カードを引くことができていれば、2回目のアタックはさらにパワーを増加させることも可能ですよ!」
ヒビキ「うん。そこまでが普通の使い方だね」
オウガ「?」
サキ「?」
ヒビキ「このカードには、とっておきの裏技があるのさ。その裏技の核を成すカードこそ、『トラブルバラドル プレシブ』!
このカードはデッキに16枚まで入れられる!!」
オウガ「!?」
サキ「!?」
ヒビキ「4積みしかできないカードでは、セレディのスキルで1回+30000しかすることができない。しかし、このプレシブなら手札に5枚以上加わる可能性がある! +40000でも、+50000でも夢を見ることができるんだ!」
オウガ「!!」
サキ「!!」
ヒビキ「それだけじゃない! 手札にプレシブが5枚あるとして、2枚をコールするとする。セレディは、残った3枚で2体とも+30000できるんだ! G3が多くなってガードが大変そうに見えるが、手札の管理はこちらの方が遥かに楽なんだよ!」
サキ「なるほど……確かに裏技ですね」
ヒビキ「連続してアタックできるレレンカ、ファシーヴより強いかは難しいところだけど、少なくともファシーヴとは共存できるし、何よりも面白そうだろう? ヴァンガードは勝つだけがすべてじゃない。自分が一番楽しいと思うデッキを組むのもひとつの遊び方だよ」
サキ「はい!」
ヒビキ「ま、そんなつもりでデッキを組んでも、ボクは勝ててしまうんだけどね!」
サキ「台無しです!!」
●『ベルベットボイス・レインディア』
ムドウ「美人だ」
オウガ「また呼んでない人が出てきた!!」
ムドウ「バミューダ△をやるなら、この俺も呼んでくれなくては困るな」
オウガ「あんたはシャドパラ使いだろ!?」
ヒビキ「フッ。あなたは話の分かる人間のようだな。御厨ムドウ先輩?」
ムドウ「フッ。貴様に名前を知られているとは、俺も捨てたものではないな。綺羅ヒビキ?」
ヒビキ「フッ。最強を志すファイターで、あなたの名を知らぬ者はいないさ」
ムドウ「フッ。世事として受け取っておこう」
ミオ「鼻でも詰まっているんですか? あなたたちは」
ムドウ「レインディアとは、今から9年前、初のバミューダ△単独パックである『歌姫の饗宴』に収録されていたコモンカードだ」
オウガ「何か昔語りが始まった!!」
ムドウ「かわいい女の子だけが収録された『歌姫の饗宴』の注目度は非常に高く、発売からすぐ品薄に陥った。そのため高レアリティのカードはいずれも高額であった。
そこで注目を浴びたのが、コモンでヴァンガード専用の能力を所持していたレインディアだ。
バミューダ△をとりあえず使ってみたい既存ファイターから、バミューダ△からヴァンガードを始めたい新規ファイターが飛びついたのだ」
ヒビキ「幸運だったのは、レインディアのスキルは、ドライブチェックの楽しみを増やす面白いカードだったことだね。
ヴァンガードの楽しさを伝えるには最適なユニットだったんだ。
実際、ここからヴァンガードを始めたというファイターは多く、イラストの美しさも相まって、コモンとしては破格の人気を得た」
ムドウ「案外、今、大会で活躍しているファイターも、始まりはここからだったのかも知れんな」
ヒビキ「かく言うボクも、そのひとりなんだけどね」
ミオ(ああ。だからあの時「原点」と……)
ヒビキ「そんなヴァンガード史に残る名作、レインディアが、ついにスタンダードでもオンステージ!
そのスキルはなんと! レジェンドアイドルのハイランダー構築を超強化するメインヴァンガード!
公開された時にトリガーとして扱われるから、レジェンドアイドルデッキでも4積みできるんだ!」
サキ「ヴァンガード時のスキルは、アタックしたバトル終了時、手札を2枚捨てて、公開されたノーマルユニットがそれぞれ別名なら、その中からレインディア以外にドライブ-1でスペリオルライドできます!」
ムドウ「めくる楽しみにレインディアの面影があるとは言え、どちらか言うとローリスやアルクに与えるべきだったスキルな気もするな……」
ヒビキ「スペリオルライドしたいユニットは『学園の綺羅星 オリヴィア』と『類稀なる才覚 ラウラ』が候補になるだろうね。盤面が整っているならオリヴィア、整っていないならラウラと使い分けたいところだけど……」
ミオ「基本的にデッキに1枚しか入っていないカードを10枚めくって引き当てなければならないため、状況に応じてスペリオルコールできるユニットを選べるスキルではありません」
ムドウ「レジェンドアイドルに拘らず、他のカードも積極的に採用すべきだろうな。そもそも『みんなが大好き ルピナ』や『パーフェクトパフォーマンス アンジュ』なら、条件を満たせばアタック回数は先述の2枚となんら変わらん」
オウガ「さすがVR……!!」
ヒビキ「他のカードも負けてはいないよ。『Chouchou 初舞台 ティルア』なら、ドライブ0になってしまうものの、ヴァンガードによる更なる追撃が可能だ」
ミオ「コモンの『艶めく独創 ゲアリンデ』は、劣化ラウラと言うべき性能ですが、それでも選択肢と成功率を増やすという意味では採用しておくべきカードになるでしょうね」
ムドウ「『ハートを独り占め アネシュカ』も、先を見据えるなら採用圏内だが、『アトランティアの歌姫 イリーナ』だけはどうしようもないほど相性が悪いな」
ヒビキ「それらのカードで追撃を終えたら、ターン終了時、スペリオルライドしたユニットを山札の下に戻し、ソウルからG3にライドできるよ」
ムドウ「スペリオルライドしたユニットを山札に戻す点は、ルアード等と違いソウルを増やすことはできないが、デッキをシャッフルするか、デッキ枚数が10枚以下になれば、再利用ができるということだ。ハイランダー構築なら十分なメリットだろう」
ヒビキ「ライドするG3はレインディアに戻るのが基本だけど、手札にすでにレインディアがあって再ライドが保証されている場合や、相手ターンに備えて手札を増やしたい場合は、アドバンテージを稼げる登場時能力を持ったユニットにライドしてもいいね」
ミオ「『高邁なる白銀 クティーレ』は、レジェンドアイドル軸であれば好きなカードを手札に加えることができます。『Chouchou 初舞台 ティルア』ならリアガードを3枚バウンスして守りを固めることができますね。
これらのカードは事前にソウルにあることが前提ですが、バミューダはソウルチャージできるカードも多いので、偶然ソウルに入ってくれる可能性は十分にあるでしょう」
ヒビキ「総じて、文頭から文末まで面白いことしか書いていない、これぞレインディアと言える素敵なカードに仕上がっているようだね! 皆にもぜひ使ってみてほしいな!」
●『Chouchou 初舞台 ティルア』
ヒビキ「Chouchouからはティルアが2度目の初舞台!」
オウガ「どっちだよ!?」
サキ「これまでの解説でも、何度か名前が挙がりましたね」
オウガ「おう。レインディアからの再ライドや、アンジュでスペリオルコールしてやるといいんだったな!」
ヒビキ「スーパーサブとして優秀な彼女だけど、メインだって張れる実力は十分にある。
まず、Vへの登場時、ノーマルユニットを3枚まで戻し、3枚以上戻したら、このユニットのパワーを+15000する」
ミオ「そして、アタックしたバトル終了時、リアガードが3枚手札に戻されているなら、CB1と手札を1枚捨てることで、このユニットをスタンドさせます。
Vスタンドにしては手札を捨てる枚数が少なく、クセの少ない部類ですね」
サキ「ユニットを手札に3枚戻すのは、ティルアとアンジュ以外のカードでも不可能ではありませんが、なかなか難しい条件です。基本的には、毎ターン、ティルアへ再ライドしていくことになるでしょう」
ヒビキ「レジェンドアイドルへの繋ぎとしての採用もいいかもね。ティルアデッキにどうしても4枚入れたいようなカードは無いし、レインディアと相性の悪い『アトランティアの歌姫 イリーナ』は、このカードと方向性が同じだから、とっても相性がいいよ。イリーナ2、ティルア2、他1枚ずつといった、変則的な構築も試してみるといいね。
『輝きの新星 イヴ』なら、デッキをハイランダーにする必要が無いから、安心してティルアも4枚入れられるんだ」
サキ「レインディアと相性の悪いレジェンドアイドル達の受け皿にもなってくれるわけですね! いい子!」
オウガ「ひとつ注意しておきたいのが、G2からG3にライドする段階で、リアガードに3体のノーマルユニットがいなければパワー15000は得られないし、最悪Vスタンドすら不発になる点だな。
ユニットをコールしておくことや、前列ユニットを守ることを忘れないにするのはもちろんのこと、除去を受けたり、手札がトリガーばっかりでスタンドができなくなる状況は常に意識しておくべきだぜ」
●『エレクトリックエッセンス システィコ』
オウガ「バミューダがスタンド封じだとお!?」
ミオ「この場にアリサさんがいたら発狂していましたね」
●終
オウガ「……ちょっと思ったこと言っていいか?」
ミオ「どうぞ」
オウガ「同じような戦い方するユニット多すぎじゃね?」
サキ「ヴァンガードがアタックした時に、スペリオルコールするなり、スタンドするなりで5回攻撃! っていうユニットが確かに多いよね……」
ミオ「バミューダ△に限らず、フォース・プロテクトのVRは、ほとんどがそのような感じですけどね。
この風潮を生みだした原因であろうモルドレッドは、最高傑作にして失敗作だったような気がします」
オウガ「となると、5回攻撃に加えて、ヴァンガードの攻撃が1つ多いレインディア軸が環境では一歩リードかもな!」
サキ「気持ちとしては、独自の方向性を貫いている、プロン、メーア、リリクルを応援したくなっちゃいますね」
オウガ「アイドル大戦国時代を勝ち抜くのはいったい誰か!?」
ヒビキ「もちろんイラストを愛でるのも忘れちゃいけないよ」
ムドウ「ところでオウガはどれが好みだ?」
サキ(!?)
オウガ「あー、俺はプロンっすかね」
サキ「……へー。ふーん。オウガ君、ああいうのがタイプなんだ」
オウガ「合体ロボみたいでカッコいいからな!」
サキ「スキルの方!?」
ムドウ(ふん。こっちはこっちで前途多難だな)
ミオ「私はヲクシズが好きです」
サキ「バミューダですらない!」
ヒビキ「ふふ。みんなも健康には気を付けて、推しメンと一緒にファイトを楽しんでくれたまえ!」
ミオ「それではみなさん……」
こっきゅん「さらばだ」 ムドウ「さらばだ」
根絶少女2度目となる、バミューダ回のえくすとらをお送り致しました。
イラスト面ではレインディア推しですが、デッキログでは本文中でも予告していた通り、リリクルデッキを掲載してみました。
本当はプレシブ型のセレディも掲載したかったのですが、あれは実際に回してみないと絶対に事故るだけなので諦めました。
どこまで役に立つかは不明ですが、参考にして頂ければ幸いです。
次回は1月の本編でお会いできれば幸いです。
【デッキログ】
リリクルサンプル:RLDF