●序
ファントム・ブラスター・ドラゴン「我に……捧げよ……」
漆黒の乙女 マーハ「は……」
黒の賢者 カロン「はいはい。今度は何を御所望ですか」
ファントム「我に絶望を捧げよ……」
カロン「あー、すいません。最近は平和で、ちょっとすぐには用意できないんですよね」
ファントム「ならば、クランセレクションを我に捧げよ……!!」
マーハ「……vol.2ならここに」
ファントム「褒めてつかわす」
マーハ「……光栄です(くっ、私が朝早くカードショップに並んで買ってきたのに!)」
カロン「まあ、我らがシャドウパラディンは収録されてないんだけどね」
ファントム「!? オオオオオオオオオッ!!」
カロン「あ、絶望した」
マーハ「自分が絶望してどうする!?」
カロン「では、今宵はシャドウパラディンきっての知将である僕とマーハが、我が主の為、各カードの使い方をご説明致しましょう」
マーハ「何で私まで……」
カロン「……そこの部屋の隅でカッコつけて腕組みしている男と一緒にね」
ブラスター・ダーク「…………」
マーハ「ブラスター・ダーク!?」
ブラダ「……いいだろう」
マーハ「いいのか!?」
ブラダ「黙ってえくすとらを見ているつもりはない。それだけの事だ」
●『純真の宝石騎士 アシュレイ』
ファントム「ロイヤルパラディンなどいらぬ! とばせ!」
マーハ「いきなりワガママ言いだしたぞ!?」
カロン「まあまあ、我が主。今回のロイヤルパラディンは、今までに無い新しい試みが採用されているんですよ」
ファントム「……ならば聞くだけ聞いてやろう」
ブラダ「敵を知ることは己を知ることにも繋がる」
カロン「かつてブレイクライドの名手として鳴らしたアシュレイは、今回もそれを踏襲した能力になってるよ。
このユニットの上に他のユニットが登場した時、CB1することで★+1!」
ファントム「くだらぬ! 新しい試みどころか、ブレイクライド時代と何も変わらぬではないか!」
カロン「この能力はV/R兼用だけどね」
ファントム「……何だと?」
カロン「ライド時のみならず、このユニットの上に上書きコールしたリアガードにも★+1が適用されるんだ」
ブラダ「名付けて、ブレイクコール……!」
カロン「ドヤ顔で自分が名付けたみたいに言ってるところ悪いけど、皆、同じこと考えてるよ」
ブラダ「むう」
カロン「アシュレイの配下である新規追加された2体の宝石騎士も、ブレイクコールを持っているよ。
G1のモルウィドゥスは1ドロー。G2のレイルは上書きしたユニットに+10000だね」
マーハ「……お前も
カロン「使いやすいからね。
さて。アシュレイにはもうひとつ効果があるよ。アタック終了時、SB2することでG2以下の宝石騎士をVなら2体、Rなら1体をスペリオルコール!」
ファントム「このスキルもV/R兼用と言うか!」
カロン「VとRにアシュレイが1体ずついれば、最大6回のアタックが可能になるのさ。その最中にブレイクコールもバリバリ発動するから、ドローしたりパンプしたり★増えたりのやりたい放題だね」
マーハ「最近はユニットをコストとしてドロップゾーンやソウルに置いて連続アタックできるユニットも増えたが、バトルフェイズ中のスペリオルコール時に発生するリアガードの上書きを斜め上の方向性で解決してしまったユニットと言えるだろう」
カロン「上書き前提で犠牲ありきの能力って、ぶっちゃけ
ファントム「我も気に入ったぞ!」
●『バトルシスター ふろまーじゅ』
ブラダ「やっておしまいふろまーじゅ。限界なんて鉢の巣よ」
カロン「数あるリミットブレイク口上の中でも、作者が2番目にお気に入りなふろまーじゅが登場だよ!」
マーハ「だからと言って、
カロン「あれ、君が言いたかった?」
マーハ「断固として辞退する! 私達が言う必要があるのかという話だ!」
ブラダ「神に従い、神を信じ、神すら恐れぬ戦乙女、ふろまーじゅの能力だが……」
カロン「あっちはノリノリみたいだけどね」
マーハ「くっ」
ファントム「当時の口上やキャッチコピーは色々と神がかっていたな」
ブラダ「ふろまーじゅの能力だが、相手のヴァンガードがG3なら、バトルシスターすべてのパワー+5000だ。
特定名称で統一したデッキを組ませるなら、最低限この程度はしてもらわねば困るな」
カロン「魔女を名乗って、何ひとつ魔女をサポートしなかった、どこぞの魔女にも見習わせてやりたいね」
マーハ「それは我々の身内だ!」
ブラダ「そして、ここからが本命のスキルとなる。
手札を1枚捨て……山札の上からバトルシスターと含むユニットの種類と同じ枚数だけ見て、見たカードを山札の上か下に置く。
最大6枚のデッキ操作が可能となるわけだ」
マーハ「なるほど。アドバンテージに直結しないデッキ操作も、ここまでいけば手札1枚の価値はあるか。面白い取引だな」
ブラダ「6枚めくれば、次のターンにドローするカードまでコントロールが可能だ。次のターンにまた同じ効果を使えば、全ゲーム中で引いたりめくったりするカードをコントロールすることも不可能ではない」
カロン「完全なる未来!?」
ブラダ「おまけとして、登場時にCB1&SB1することでカードを1枚ドローできるV/R兼用のスキルも持つ。アドバンテージ獲得が不得手なバトルシスターでは有用なスキルだが、ふろまーじゅ名称が被ってしまうので、リアガードにそのまま置いておくと山札をめくる枚数が減ってしまうのがネックか」
ファントム「面白い。バトルシスターには、他にどのようなカードがあるのか教えよ」
カロン「はいはい。まずは、新規カードの『とらいふる』と『とりはす』
どちらもバトルシスターでアドバンテージを稼げる貴重なカードだけれど、ふろまーじゅのデッキ操作はバトルシスターの種類を要求するから、アドを稼げるからと言ってこれらのユニットばかりコールしていると、肝心のめくる枚数が少なくなってしまうね」
マーハ「幸い、ライド時にもスキルを発動できるので、ライド時に1回、コール時に1回、それぞれスキルを発動できるのが理想と見るべきか」
カロン「メインアタッカーとして採用できるのは『まかろん』と『かっさーた』
どちらもバトルシスターでは+10000は確約されたも同然のユニットだよ」
ブラダ「本気と書いてまかろんと読む」
マーハ「興味深いのは『ぷらりーぬ』か。
パワー23000のユニットだが、登場時にデッキトップを公開し、公開されたカードがノーマルユニットなら退却してしまう」
ファントム「フハハハ! ふろまーじゅならデッキトップをトリガーにすることなど容易ではないか!」
カロン「あー、その場合だと、ぷらりーぬをコールする前にふろまーじゅのスキルを使わないとならないので、めくる枚数が5枚になっちゃうんですよね」
ファントム「!?」
ブラダ「ふろまーじゅをリアガードにコールせねばならぬ状況も考慮すれば、5枚めくりで妥協すべき場面も多くなりそうだな」
マーハ「5枚ならまだ手札1枚の価値はあるんじゃないか? さすがに4枚以下だと躊躇するが」
カロン「他のバトルシスターは、優秀なんだけどふろまーじゅの動きとは噛み合っていないっていうのが多いかな。無理して採用せず汎用カードで埋めるか、バトルシスター名称を1種類でも増やすために採用するか。
バトルシスターにはバニラも多いので、そこらへんも採用すべきか悩ましいよね」
ブラダ「バトルシスター以外で採用したいカードは『ディバイナー・エンジェル』が候補に挙がる。手札コストとして捨てられるだけで1枚引ける、すべてがふろまーじゅと噛み合ったカードだ」
ファントム「さあ、未知なる戦術で対戦相手を絶望させよ!」
●『叡智の神器 アンジェリカ』
カロン「ジェネシスからは、かのミネルヴァを差し置いて、アンジェリカが登場さ!」
ブラダ「むしろ、次のVコレクション(仮)とやらでミネルヴァを出すつもりにしか見えんぞ」
ファントム「ヴァンガードZEROではちょうど光輝迅雷が登場したところだが、グランドエイゼル・シザーズを差し置いて、どこもかしこもミネルヴァ一色だぞ!」
マーハ(ソシャゲもしているのかこいつは……)
カロン(ずっと影の中に引きこもってるから暇人もとい暇竜なんだよ)
ブラダ「そんなアンジェリカの能力だが、まずは神装ゲージを持つユニットすべてのパワー+5000され、相手の効果では選ばれない。神装ゲージではもはやお馴染と言っていい、場持ちをよくするスキルだな」
マーハ「アルテミスからトリガーを波及させる効果を失わせたような感じか。安定感はユグドラシルの方が上だな」
ブラダ「ああ。だが、もちろん最新カードであるアンジェリカは、更なるスキルが続く。
次に、アタックした時、リアガード2枚にソウルから神装ゲージを置くことができる」
ファントム「ふむ。神装ゲージを扱う以上、その程度はしてもらわねばな」
ブラダ「最後に、相手のターン終了時、神装ゲージを5枚捨てることでダメージゾーンから1枚回復する」
カロン「ふーん。回復ねえ。
……ん? ユニットを+5000して、アタック時にゲージを配布して、ゲージを消費してはダメージゾーンを操作する? それって……」
ファントム「ギガレックスではないか!!」
ブラダ「逆レックスだな」
マーハ「これまで新しいことに挑戦し続けてきたクランセレクションの他カードと比較すると、既視感が拭えないな……」
カロン「ダメージ回復を『ふーん』で済ませてしまうようになった自分にも少し驚いたけど、12月にもそんなカードが登場したばかりだしね」
マーハ「むしろ、2つ集めるだけで神器と同じ効果を発揮する、あの妹の贈り物は何でできているんだ?」
●『ドーントレスドライブ・ドラゴン』
カロン「作者にとってはヒャッキヴォーグの仇! ドーントレスドライブがスタンダードに登場!」
ファントム「クランセレクションのカードはブレイクライド環境のカード……もっと言えば、ZERO環境で活躍しているカードが多いな」
ブラダ「オリジナルイラストの輸入、逆輸入も積極的に行われている」
カロン「少なからず意識してはいるんだろうね」
マーハ「ドーントレスの解説を行うぞ。
まず、ドライブチェックでノーマルユニットが2枚以上出たバトル終了時、前列リアガードのパワーを+10000する」
カロン「トリガーを引けなかったあなたには『たわし』が贈呈されまーす」
マーハ「残念賞!?」
ブラダ「一応、ドーントレスドミネイトのスキルを踏襲しているのだろうな」
カロン「ああ、対戦相手がめちゃくちゃ計算めんどくさかった例のアレね」
マーハ「……続けるぞ。
次に、アタックしたバトル終了時、手札が4枚以上であるなら、手札を3枚捨てることで、このユニットをスタンドできる」
カロン「ドーントレスの時点でスタンドしちゃう!?」
マーハ「そして、最後の能力。ライドされた時、そのヴァンガードに、このユニットの自動能力を与える!」
カロン「ブレイクライド!!」
ファントム「どんなかげろうのユニットでもスタンドさせることができるというのか!」
ブラダ「残念賞ももらえるぞ」
カロン「それは別にいらないかな。いや、あって困るものじゃないけどね」
ファントム「さて、どのようなカードと組み合わせるべきか」
カロン「誰もが夢見るのはジエンドにライドしてのヴァンガード4連続アタックだろうね」
ブラダ「うむ」
カロン「けど、“The X”を経由した場合、手札を0枚として扱うというスキルが邪魔して、ドーントレスのスキルが発動できなくなるんだよね」
マーハ「むしろ、ドーントレス側の“手札が4枚以上の場合”の部分が、あからさまに“The X”を警戒しているな」
ブラダ「なんの。ジエンドに直接ライドして、オーバーロードも何らかの方法でソウルインすれば4回アタックは可能だ」
カロン「現実を見なよ……」
マーハ「無理してジエンドを狙わずとも、グレートや“The TurnAbout”をスタンドさせるだけで、十分じゃないか?」
ファントム「オーバーロードにライドして強いことなど、言われずとも解っておるわ! 根絶少女らしいビックリドッキリコンボは無いのかと聞いている!」
カロン「ワガママだなあ」
マーハ「この小説に多くを求めすぎだ」
ブラダ「ブレードマスターなら、幻焔のドライブチェックにも残念賞が発動するぞ」
カロン「ドーントレスに再ライドして3回アタックするのが無難に強いかもね。ツインドライブが3回できるので、残念賞の発動機会も増えるし、その残念賞も2回もらえるようになるからね」
マーハ「言いだしたのは私だが、残念賞はやめないか!?」
カロン「ブレイクライドの『ライドされるまでは平凡』という難点を、『ブレイクライド時の能力をあらかじめ使える』という形で解決した意欲作! さあ、君ならここから何を成す?」
●『妖魔忍竜・黄昏 ハンゾウ』
マーハ「このカードが手札にある場合、相手のターン開始時……」
カロン「のっけから、なかなか見ない文章が並ぶね!?」
マーハ「ヴァンガードが暁ハンゾウなら、このカードをレスト状態でライドし、リアガードすべてのガード値に+5000する。ターン終了時、このユニットは暁に戻る」
ファントム「…………?」
カロン「ほら、異次元な動きすぎて、我が主が困惑してるよ」
ファントム「無礼者め! ヴァンガードにライドするなら、連続攻撃するに決まっておる!」
カロン「相手ターン開始時って言ってるでしょ!?」
ブラダ「要は、G2や、後列からもインターセプトできる妖魔変幻・トークンのガード値を+5000して、相手ターン開始時と終了時にプロテクトを1回ずつ得られるカードだ。相手ターンの守りを2重3重に固めることができる」
マーハ「ソウルに入った黄昏は、次の攻撃の布石にもなる。
『ハンゾウ』のアタック時、グレード0を退却させることで、ソウルからスペリオルコールし、後列からアタックできるようになり、パワー+20000する。
ターン終了時にはソウルに戻りつつ、妖魔変幻・トークンをコールすることが可能だ」
ファントム「やはり連続攻撃するではないか!」
カロン「ああもう我が主が正解でいいです」
マーハ「黄昏のスキルを使わずとも、このカードがソウルにあれば連続攻撃の準備が整うという点が肝になるな。ぬばたまの豊富なソウルチャージ手段で偶然のソウルインを狙ってもいいし、カゲサラシという直接的な手段も用意されている」
カロン「ハンゾウでここまでの連続攻撃ができるようになったのは、なかなか危険な香りがするよね」
●『獣神 エシックス・バスター』
カロン「ライドフェイズに登場したヴァンガードがいきなりエクストラアタック!!」
マーハ「ぶっ!」
カロン「おお、あのクールビューティーで名高いマーハが噴き出したよ」
マーハ「うるさい!」
カロン「このエシックス・バスターの登場時はもちろんだけど、ブレイクライド環境のユニットらしく、このユニットにライドした獣神ユニットも同じようにエクストラアタックが可能になるんだ。
残念ながら(?)本人以外には、アズール・ドラゴンかイルミナル・ドラゴンくらいしか対象がいないので、大した悪さはできないけど、やってることが既にやんちゃだから問題無いよね」
マーハ「そういう問題か?」
ブラダ「ヴァンガードのエクストラアタックはヒットしなかったらスタンドし、ヒットしていたらドライブ-1される」
カロン「ここでは割愛するけどヴァンガードをスタンドさせる手段は豊富なので、基本的にヒットしようがしまいがスタンドはできるものとして考えておくといいよ」
マーハ「となると、このアタックをガードするのは悪手だな。手札を消費し、相手のドライブも減らないのでは損失が大きすぎる」
カロン「と対戦相手は考えるだろうから、エシックスバスターを使う場合は★を多く積んでおくといいだろうね。ダメージ4でガードされなければ★がめくれて決まりだし、そうでなくとも★トリガーをエクストラアタックできるリアガードに振ることができれば、その後のリターンは計り知れないからね」
ブラダ「こちらが展開する前にトリガーをめくる事になるので、前トリガーは相性が悪いしな」
カロン「ともすればドーントレスの二番煎じに見えかねないスキルを、インパクトで打ち消した怪作だね!」
●『銀河超獣 ズィール』
カロン「作者がディメポで好きなユニットナンバーワン! 作者がライド口上で好きなユニットナンバーワン! 作者がリミットブレイク口上で好きなユニットナンバーワン!
圧倒的なる悪のカリスマ! ズィールがついにスタンダード襲来!!
待ちわびたってファンも多いんじゃないかな?」
ファントム「…………」
ブラダ「マイ ヴァンガードが、悪のカリスマは自分なのにって顔でお前を見ているぞ」
カロン「知らないよ」
ファントム「…………」
カロン「さて、このズィール。なかなかとんでもないことを書いているから、G2の『星を喰う者 ズィール』から順番にスキルを見ていこう」
マーハ「『星を喰う者』は、V/R兼用の能力を持つ。
CB1とユニット2体のレストで、相手ヴァンガードのパワー-5000することができる。ソウルにG1の『滅びの瞳』があれば1ドローだ」
カロン「G2の時点でさっそく弱体化はズィールらしくていいけど、2体もレストするから昔にように速攻はしにくそうだね」
マーハ「そして、いよいよG3の『銀河超獣』にライドだ。
G3にライドされた時、『星を喰う者』のさらなるスキルが発動。相手ヴァンガードを-5000する」
カロン「ズィールにライドする必要が無い点もポイントかな。アタックが通れば勝ちだけど、極端にパワーの低いグランギャロップに採用してみるのも面白そうだね」
マーハ「続けて『銀河超獣』の登場時スキルも発動する。山札の上から1枚見て、スペリオルコール」
カロン「いきなり何の脈絡も無い、取ってつけたようなスペリオルコールが割り込んできた!!」
暗黒魔道士 バイヴ・カー「呼んだ?」
カロン「呼んでないよ! たしかに昔の君と同じ能力だけどね!」
マーハ「話は最後まで聞け。さらにこのユニットがVにいるなら、相手のマーカー1つにつき、パワー-5000だ」
カロン「ふぅん? 一見強そうだけど、先行を取っちゃたら七海や星詠が相手でも無い限り何も起きないねえ。相手がプロテクトⅠを選んでも厳しそうだ。効く相手には効くだろうけど、過信は禁物だね」
マーハ「そして『銀河超獣』の起動スキル。CB1とリアガードを望む枚数ソウルに置き、相手ヴァンガードのパワーを-10000し、条件を満たしているなら、ソウルに置かれたカード2枚につきドライブ+1だ」
カロン「どれだけパワーを減らしたいんだよ!」
ブラダ「もうやめて。対戦相手のパワーはもう0よ」
カロン「このゲームではマイナスになるんだけどね。スキルを総括すると、だいたい-15000~25000くらいの振れ幅になりそうかな」
マーハ「ドライブを効率よく増やす方法にも触れておこう。ソウルに吸収したいユニットは4体。『滅びの瞳』でレストした2体のユニットを吸収するのはもちろんだが、ディメンジョンポリスには、他にもユニットをレストすることで力を発揮するユニットがいる」
カロン「『熱源怪獣 ジェネレーザ』! あつらえたように、こちらも怪獣だね」
マーハ「ジェネレーザはユニットをレストすることでパワー+10000できる。これらのユニットを組み合わせて、無駄なくユニットをソウルに入れていきたいな」
カロン「ズィール単体の考察はこれでおしまいだけど、ズィールはディメンジョンポリスのエースユニットであるブラドブラックとも相性がいいね」
マーハ「ああ。ブラドのスキルで登場する頃には、相手がプロテクトⅠを選んでいない限りはパワーをマイナスできるはずだし、バトルフェイズ中にスペリオルコールできるため、アタック回数もシンバスターに引けを取らない。なかなか面白い選択肢になりそうだ」
●『魔王 ダッドリー・ルシファー』
カロン「どんなG3もライジング・ノヴァのパーツにしかならないスパイクブラザーズで、どんなG3が登場するのか密かに期待していた枠だけど、むしろライジング・ノヴァでの使用を推奨された!」
マーハ「ヴァンガードが『ダッドリー』であることを指定すれば、ライジング・ノヴァでは使えなかったはずなのだけどな」
カロン「そんなガッカリー・ルシファーのスキルを見ていこうか」
マーハ「ルシファーがアタックした時、リアガード1枚をソウルインすることで、1枚引き、手札から『ダッドリー』をスペリオルコールする」
カロン「その際にスペリオルコールする『ダッドリー』は、G2の新規カード『ダッドリー・デーヴィー』が鉄板だね。
デーヴィーは登場時に山札からG2以外の『ダッドリー』を呼べるので、いとも簡単に5回のアタックが成立しちゃうよ」
ブラダ「デーヴィーが呼ぶべき『ダッドリー』は、ルシファーが筆頭候補になるだろう。単純なパワーの高さもさることながら、登場時にSB1でカウンターチャージすることができる。構築にもよるが、スパイクのソウルは貯まりやすく、ダッドリーのコンボだけでCB2を消費するのでカウンターコストの重みは大きい」
カロン「さて。これにライジング・ノヴァを組み合わせるわけだけど、スキルの発動タイミングや連続攻撃という点が競合する『スパイキング・サイクロン』と入れ替えになるのかな?」
マーハ「ルシファーは手札に『ダッドリー』が無いという状況が怖いな。ルシファーは4積みしておきたいカードだが、保険としてサイクロンも1枚残しておくべきか」
カロン「そもそもG2が激戦区のスパイクで、新たにG2を4枚入れろっていうのもキツいけどね。デーヴィーの枠にラインバッカー入れてもアタック回数は変わんないよっていうね。もういつも通りサイクロンでいいんじゃない?」
マーハ「いや待て。ラインバッカーも採用した上での、『ダッドリー』運用が前提だろう、そこは」
カロン「じゃあ、レナルドの枚数を減らすかい?」
マーハ「G1を減らす手もあるが……」
カロン「それでソウルの管理は大丈夫?
……何でシャドウパラディンの僕達が、スパイクブラザーズのチーム編成でこんなに悩まないとならないんだろうね!?」
マーハ「まったくな!」
●『ナイトメアドール ちぇるしー』
カロン「歴代ナイトメアドールの集大成! それがこの『ナイトメアドール ちぇるしー』だよ」
ブラダ「単体でも十分強いことが書いてあるちぇるしーだが、他のナイトメアドールと組み合わせることで、全クランの中でもトップクラスの回数でアタックが可能となる」
マーハ「ヴァンガードには『ナイトメアドール きゃろる』、リアガードには『ナイトメアドール ありす』がいることが前提だ」
ファントム「ふむ。ちぇるしーでは無いのだな」
カロン「ここから先は口頭での説明が手間すぎるので、展開の一例を文章として書き起こしておいたよ」
①ありす以外のリアガードでアタック ※アタックカウント:2
②ヴァンガードのちぇるしーでアタック ※アタックカウント:3
③ありすでアタック ※アタックカウント:4
④ありすのスキルで、ワーカロイドをスペリオルコール
⑤きゃろるのスキルで、ちぇるしーにスペリオルライド
⑥④のワーカロイドでアタック ※アタックカウント:5
⑦ちぇるしーでアタック ※アタックカウント:6
⑧バトル終了時、ちぇるしーのスキルで④のありすを含めたワーカロイド2体をスペリオルコール
⑨⑧のワーカロイド2体でアタック ※アタックカウント:8
⑩ありすのスキルでスペリオルコールされたユニットでアタック ※アタックカウント:9
ファントム「9回アタックとは……運がよければそれほどのアタックがナイトメアドールでは可能なのだな」
カロン「いえ。アクセルサークルがひとつしか無く、ソウルとリアガードを合計してありすが1枚しかない状況を想定しているので、ペイルとしては運が悪い部類です」
ファントム「バカな!!!」
ブラダ「ありすは2~3枚くらいソウルとリアガードに潜んでいると思っておいた方がいいな」
ファントム「…………」
カロン「まあ、アバウトに、CBが尽きない限りアタックが終わらないくらいに考えておいた方が間違い無いですよ」
ブラダ「ずっと我がターン」
●『伝説のPR♥ISM-Duo ネクタリア』
ファントム「バミューダ△が収録されているではないか! 何故それを先に言わぬ!」
カロン「我が主もバミューダ△のファンなんですね」
ファントム「無論。かつて『マーメイドアイドル エリー』のライブを前にして、思わずドラゴニック・オーバーロードと共に正座して聴き入ったのも、今は懐かしい。
最近は『煌きのお姫様 レネ』も推していてな。彼女に『うるさい人は嫌いよ』と言われては、ダムド・チャージングランスも控えざるを得ない」
カロン(聞いてないよ)
ファントム「して、このカードは、我がカラフル・パストラーレデッキをどのように強化してくれるのだ?」
カロン「あ、このカードはPR♥ISMの強化ですね」
ファントム「!? オオオオオオオオオオッ!!」
ブラダ「また絶望したか」
カロン「さっきからメンタル弱いな、この人!」
ファントム・ブラスター・オーバーロード「グオオオオオオオオオオオッ!!」
カロン「絶望が深まって、ファントム・ブラスター・オーバーロードに進化しちゃった」
マーハ「そんなくだらない理由でか!?」
ファントム「まあよい。ネクタリアの解説を続けよ」
ブラダ「少し器が大きくなったな」
カロン「うーん……。
とりあえず、ネクタリアは手札でスキルを発動するよ。このカードをバインドすることで、デッキからノーマルユニットをバインドできるんだ」
ファントム「魔法カード!?」
ブラダ「おろかな○埋葬!?」
カロン「うん、まあぶっちゃけガンスロッド以来の魔法カードだね。オーダーを除けば。
あと、ブラスター・ダークは伏字するならちゃんとしてね」
ブラダ「ああ」
マーハ「序盤でいかにPR♥ISMをバインドできるかがカギとなっていたPR♥ISMにとって、PR♥ISMの数が増えたこと、PR♥ISMをバインドする手段が増えたことで、初動が大きく安定するようになったな」
カロン「もちろんガンスロッドと違って、盤面でも活躍するよ」
マーハ「いや、ガンスロッドも一応盤面で使えるスキルはあったのだが……」
カロン「このユニットと同名カードがバインドゾーンにあるなら、リアガードでパワー+10000!
ヴァンガードならドライブと★も+1されるけど、さすがにヴェールほど強くは無いから、基本的にはこのパックだけでデッキを組みたい場合のオマケとして考えておくべきかな」
●『蒼波元帥 ヴァレオス』
カロン「アクアフォースからは、あの元帥サマが、ギーゼの使途ではもはやお馴染となったノーギフトで登場!」
マーハ「登場が早かったおかげでギフトをもらえたグレドーラは運がよかったのか悪かったのか……」
ファントム「フハハハ! フォースやプロテクトならいざ知らず、ギフトの中でも際立って強力なアクセルを得られぬとは、蒼波元帥とやらも堕ちたものだ!」
カロン「CB1&SB1でヴァンガードのパワーを-5000して、それがG3ならそのままパワー固定」
ファントム「!?」
カロン「手札からヴァンガードと同名カードを捨てることで、サークルのマーカーをすべて除外し、ドロップから5枚までスペリオルコールする」
ファントム「…………」
カロン「ユニットがアタックしたバトル終了時、リアガード2体の位置を交換」
ファントム「絶望した!」
カロン「そういう言い方で絶望すると、別のキャラクターになっちゃうので、やめてくださいねー」
ブラダ「ガスティールがダストを踏襲した能力だったので、こちらはメギドちゃんを踏襲したわけだな。……面白い!」
カロン「なんでそっちのメギド限定なの!?」
ファントム「やっていることはペルソナブラストと同じであるのに、テキストも究極超越らしくしてあるところに飽くなき拘りを感じる」
カロン「究極超越さえ使わなければ、他のユニットからアクセルサークルを持ち越すことも可能だよ。
その場合、アタック回数が増えるばかりか、アクセルⅡサークルの上でユニットを入れ替えることで、全てのアタックに+5000のパンプされるんだ」
ブラダ「アクセルⅠを選択していれば、全アタックに+10000のパンプがかかる。展開力の乏しいアクアフォースでは茨の道だが、狙ってみるのも一興か」
カロン「その場合、経由するアクセル持ちのG3はレヴォンが無難かな。トリプルドライブで次のターンに向けてのハンド・アドバンテージも得られるし、一部サポートカードも共有できるしね」
ブラダ「レヴォンは『蒼波』ではないので、『蒼波』カードの一部スキルが適用されない点。レヴォンと同時期に登場した『蒼波』にはレヴォンを名指しで指定しているカードがあるので、そのスキルはヴァレオスがヴァンガードだと適用されない点には注意が必要だ」
ファントム「ややこしさに絶望した!」
●『はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん』
ブラダ「CB2と手札1枚で、好きなだけ展開できるって便利やん」
カロン「バトルフェイズ中にはむすけにライドできるとか無敵やん」
ファントム「新たに展開したふたつのアクセルサークルとはむすけで、さらに2回アタックできるとか最強やん」
マーハ「……何を言っているんだ、お前達は」
●『はむすけの恩師 つけペンのはむゆき』
マーハ「
●終
カロン「今日はツッコミごくろうさま、指揮官殿」
マーハ「まったく……シャドウパラディンファンに叱られても知らないからな」
ブラダ「ふむ」
ファントム「何故だ?」
マーハ「お前達のキャラが崩れすぎなんだ!」
ブラダ「解せぬ」
ファントム「笑止」
マーハ「そういうところだ! 意味深なこと言っていれば、クールなキャラクターが務まると思うなよ!?」
カロン「君も結構キャラ崩れはじめてるよー」
ブラダ「作者もシャドウパラディンファンだから大丈夫だ」
マーハ「その理屈もよく分からないが、絶対にまともなファンじゃないだろう」
カロン「まあ、10年前、ファントム・ブラスター・ドラゴンのアタックがエリーにあっさり止められた時、作者の中でシャドウパラディンの扱いが決定したよね」
マーハ「問題が根深いな!」
カロン「そんなわけで、今日のえくすとらはお開きにしちゃおうか」
ブラダ「うむ」
カロン「それでは読者の皆さん……」
ファントム「また会おうぞ」
マーハ「またやるつもりか!?」