根絶少女   作:栗山飛鳥

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・音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校3年生。
ディフライド関係無く、知勇兼備の才媛。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
好きなモビルスーツはザク。

・鬼塚オウガ
アメフト部のコーチ見習い。
カードファイト部は引退したが、まだまだヴァンガード熱は冷めやらぬ、高校2年生。
使用クランは「スパイクブラザーズ」
好きなモビルスーツはグフ。

・藤村サキ
マイペースでミーハー気質な恋するメガネっ娘。
深いヴァンガードの知識を持つ高校2年生。
使用クランは「たちかぜ」
好きなモビルスーツはゾック。

・天道アリサ
今年で大学1年生になったミオの先輩。
ノリは良いが、根はマジメ。
使用クランは「メガコロニー」
好きなモビルスーツはギャン。

・時任レイ
ミオの妹を名乗る根絶者のディフライダー。
ミオと違って表情豊かで社交的だが、それらは演技らしく、本質的にはミオに近い。
使用クランは「ギアクロニクル」
好きなモビルスーツはジム。


Ex.41「overDress スタートデッキ」

●序

 

ミオ「あけましておめでとうございます。今年も根絶少女をよろしくお願い致します」

 

オウガ「遅っ!!」

 

アリサ「そう言えば、ミオちゃんは今年はじめてのえくすとらだったよねー」

 

ミオ「なんでしょう……ここ3カ月の記憶が無いと言うか、ものすごくしょうもない企画に時間を奪われていたような気がします」

 

アリサ「そんなわけで、本編はとっくに3年生編に突入しているけれど、さすがにえくすとらでも2年生編の締めくくりは必要でしょってわけで、今回は2年生編のレギュラー総出演で、2年生編ラストとなるえくすとらをお送りさせていただきまーす!」

 

サキ「オウガ君やアリサさんともう一度えくすとらができて嬉しいです!」

 

オウガ「おう! 俺もだぜ!」

 

アリサ「今回のテーマは、いよいよ本格始動したオーバードレスのスタートデッキ!!

あたし達はVスタン次元の住人だけど、えくすとらではDスタンのカードも採り上げていくからね!」

 

ミオ「それではさっそくカードを見ていきましょう」

 

 

●近導ユウユ -天輪聖竜- 《サンライズ・エッグ》

 

アリサ「まずはDスタンがどのようなゲームになるのかを占う重要なポジション、ファーストヴァンガードから見ていきましょ」

 

サキ「滑りだしは大事な要素のひとつですからね!」

 

ミオ「その効果は、今のところ全国家共通で『ライドされた時、後攻なら1枚引く』になっていますね」

 

オウガ「Vスタンのファーストヴァンガードから、先攻ドローができなくなって、後攻のクイックシールドも無くなった感じか。ずいぶんと弱体化したな」

 

サキ「先攻で何も起こらなくなったのは大きいよね。Dスタンもペルソナライドとかで先攻有利な印象があったけど、ファーストヴァンガードでとりあえずバランスを取ったみたいだね」

 

アリサ「そして、Vスタンダードから継続のファイターが先攻ドローしてからの0ターンジャッジキルがそこかしこで発生してしまうのであった!」

 

サキ「ありそう!!」

 

アリサ「Vスタンと両立してプレイしていきたいファイターとか、地味に面倒よねー。PスタンのFVはごっちゃになることは無かったけど、こっちはなまじ似ているだけに、ね。

VもDも盛り上げたいなら、こういう細かいところにも配慮が欲しかったかも」

 

サキ「大会に出場するファイターの方は注意してくださいね!」

 

 

●《トリクスタ》 《ヴェルリーナ》

 

アリサ「続いては、タイトルであるオーバードレスの名を冠するスキルを持つ《ヴェルリーナ》!」

 

サキ「デザインは《クロノ・ドラン》と《クロノジェット・ドラゴン》に近いですけど、G2の主人公格という点では《ブラスター・ブレード》を連想させますね!」

 

ミオ「オーバードレスはリアガードにノーマルコールする代わりに、指定されたユニットの上に重ねて登場させることのできるシステムです。ヴェルリーナが指定しているのはG0の《トリクスタ》ですね」

 

アリサ「もちろんそれだけじゃアド損なわけだけど、オーバードレスしていることで《ヴェルリーナ》は更なる能力を得るわよ!

ヴァンガードにアタックした時、パワー+10000! さらにSB2で相手リアガードを1体退却!

……アド損してる割には地味じゃない?」

 

サキ「除去くらいノーコストでしてほしかったですよねー」

 

アリサ「ま、まあ、主人公格だし、今後もガンガン強化されていくでしょうから、次に期待、かな!?」

 

 

●《天輪聖竜 ニルヴァーナ》

 

アリサ「主人公が使う主人公なドラゴン! 《天輪聖竜 ニルヴァーナ》!!」

 

サキ「ヴェルリーナもいますから、主人公かどうか若干怪しいような気もしますけど」

 

アリサ「ヴェルリーナがブラスター・ブレードで、ニルヴァーナはアルフレッドポジションなのかもね」

 

ミオ「ニルヴァーナはふたつのスキル。そしてDスタンダードのG3共通の能力としてペルソナライドを持ちます」

 

アリサ「せっかくだからペルソナライドもここで考察しちゃいましょ! 2.0発表会では公開されてないシステムだったからね」

 

ミオ「はい。ペルソナライドは、ペルソナライドを持つヴァンガードと同名のヴァンガードにライドした時に発動します」

 

オウガ「ペルソナライドの効果自体はシンプルで、1枚ドローして、そのターン中、前列のユニットは+10000されるぜ!」

 

ミオ「ライド時に前列にいるユニットを+10000するのではなく、前列のユニットがそのターン中+10000され続けるので、ペルソナライド後にユニットを前列にコールしても+10000されるという点には注意が必要ですね」

 

アリサ「ペルソナライドする前のターンは前列を維持しておかなきゃ、とか考えなくていいのは嬉しいよね」

 

オウガ「もちろん、リアガードをスタンドさせたり入れ替えたりして連続攻撃するようなスキルとは相性抜群だぜ!」

 

アリサ「デッキビルド的な難点としては、エース級のG3を2種類投入して、対戦相手や状況に応じてスイッチするようなデッキを組みにくくなったことかしらね」

 

サキ「クロスライドみたいな、特定ユニットの進化系も出しにくくなりましたよね」

 

アリサ「それについては、『「ニルヴァーナ」にライドした時、そのユニットと同名として扱う』自動能力とか、やりようはある気がするけどね」

 

ミオ「それではそろそろニルヴァーナ固有のスキルにも目を向けていきましょうか」

 

サキ「はい! まずは手札から1枚捨てることでドロップゾーンからG0をスペリオルコールします。

《トリクスタ》を呼んで《ヴェルリーナ》にオーバードレスするのが基本ですけど、FVの《サンライズ・エッグ》なら、《トリクスタ》やトリガーよりパワーが1000高いので、そちらを呼ぶのもよさそうです。

スタートデッキで言えば、《焔の巫女 レイユ》をブーストしてあげることで、ぴったり18000のパワーになりますね」

 

オウガ「もうひとつのスキルは、アタック時にCB1でこのユニットとオーバードレスを持つユニットすべてにパワー+10000するぜ!」

 

サキ「オーバードレスを持つことが条件であって、オーバードレスをしている必要は無いんだね」

 

オウガ「コストは軽くないので、使うならできる限り前列はヴェルリーナで揃えたいな!」

 

アリサ「とまあ、これだけ見たら分かりやすい能力を無難に揃えたスタートデッキらしいユニットなんだけどね……。

この後紹介することになる他の看板ユニットは、既に連続攻撃しまくってて、無難じゃ済まないユニットばっかりなのよね。

パワーこそトップクラスではあるけれど、3回しかアタックできない、アドも稼げないニルヴァーナにとっては、いきなりかなり厳しい環境だと思うのよねー」

 

オウガ「どうなる、主人公!?」

 

 

●《焔の巫女 レイユ》 《焔の巫女 リノ》

 

アリサ「Dスタンで導入された新たなシステム、ライドデッキによる確定ライド!

各トライアルデッキには、確定ライドしてくださいとばかりに、ライドされた時に発動するスキルを持つユニットが収録されているわ。

これらの確定ライド用のユニットはFVとG3含めての総称で『ライドライン』と呼ばれるようね」

 

サキ「ニルヴァーナのライドラインは、リノがレイユにライドされることでトリクスタをコールし、レイユがニルヴァーナにライドされることで手札にヴェルリーナを加えることができます!」

 

オウガ「2アドを得つつ、オーバードレスの準備も整う、優秀なライドラインだな!」

 

ミオ「大抵はそこからすぐオーバードレスしてしまうので、実質は1アドになってしまいそうですが。そこはヴェルリーナの除去で取り返していきたいところですね」

 

 

●《火斬竜 インフェルノソード》

 

サキ「わあ、かっこいい!」

 

アリサ「……このユニットって、ペルソナライドいらなくない?」

 

サキ「あ、そうですよね。確定ライドがありますから、サブヴァンガードという概念はもう無いですし、スキルもリアガード専用ですから、ニルヴァーナを押しのけて使う理由がありませんね」

 

オウガ「ペルソナライドのシステムじゃ、ニルヴァーナからインフェルノソードにライドして無理矢理ペルソナライドだけでも発動させるってプレイングもまずできないしな」

 

アリサ「Vスタンのオーガスパイダーやゾクヒヒみたいに、ペルソナライドを無くして、その分スキルを盛ってほしかったかなぁ」

 

ミオ「今のところ公開されているG3は、すべてペルソナライド持ちなので、査定には影響していない可能性もありますけどね」

 

アリサ「トライアルデッキで対戦していて、看板ユニットにライドできなかったけど、トリガーの引きがよくて勝っちゃったみたいなハプニングも、もう起こらないのよねー。何だか寂しいなー」

 

ミオ「聞くところによると、作者は確定ライド反対派らしいですね」

 

アリサ「断固反対というわけじゃなく、どっちかと言うと反対ってレベルだけどねー。

メガコロやむらくもが、どのG2にライドできるかで戦い方が変わってくるデッキだったっていうのもあると思うよ。

G1~G3までライドするユニットが決まってたら、同じ展開ばっかりになって、飽きるのが早そう。

そりゃあ一番ライドしたいユニットはブラッディ・ヘラクレスだけど、キラーリーフにライドするのもそれはそれでオツなものよ」

 

ミオ「根絶者でも、ギアリにライドするか、アルバ・エルロにライドしてソウルからどう落とすか、色々と考えるのは楽しいですね」

 

アリサ「もちろんあたしや作者もライド事故して面白いとは思わないし、それが無くなるのは悪くないんだけどね。

不快な要素を潰すのに、序盤~中盤の面白い要素を削ったら意味なくない?

それならGアシストでめくる枚数をもう少し増やすとかでもよかったんじゃないかしら。

いきなりG1~G3を確定させるのは、さすがに極端すぎに思うのよ。

というのも、カードゲーマー……というか人間の欲望には限りが無いからね。いちいち応えてやってたらキリが無いわよ」

 

サキ「『アクセルサークルが増えても展開できない! つまらん!』なんて声に応えた結果、生まれてしまったのがアクセルⅡのような気もしますしね……」

 

アリサ「今、『確定デッキ大賛成!』なんて言ってる人は、いずれ、『初手に完全ガードが無いと一方的だ! 初手に完ガ加えさせろ!』みたいに、また騒ぎだすわよ、絶対。

もうさっさと初手を確定させたらいいんじゃないかしら。

……って、作者は言ってたわよ!!

あたしじゃないからね!!」

 

サキ「同じメガコロ使いであるが故に、作者の代弁者にされてる……」

 

アリサ「あと、ちょっとエモい理由もあってね。こっちはあたしも同意できるんだけど」

 

サキ「エモいて」

 

アリサ「ヴァンガードは『なりたい自分をイメージする』カードゲームでしょ?」

 

サキ「はい。そういう意味では、確定ライドは合致してると思いますけれど」

 

アリサ「それと『なりたい自分に必ずなれる』は、また別の話だと思うのよね、あたしは。

オウガ君だって、理想の自分はライジング・ノヴァだったかも知れないけど、メカ・トレーナーになると決めたのも、決して仕方なくで妥協したわけじゃないんでしょ?」

 

オウガ「……まあ、そうっすね」

 

アリサ「夢は大事だと思うけれど、なりたい自分がすべてだとあたしは思わない。

超越だって、『数多ある可能性』から未来を掴み取るシステムだったでしょ?

定められただけの運命なんて、とんだデスティニー・プランだわ! そんな人生の何が面白いんだっての!」

 

サキ「変わらない世界は嫌なんだー」

 

アリサ「あとはまあ単純に、スリーブを分けるのがめんどい」

 

サキ「ものぐさ!!」

 

 

●《鉄球竜 アンキボーラー》

 

サキ「たちかぜがきたと思ったらバニラだった!!」

 

アリサ「しかもパワーは8000、ガード値は5000で据え置きという、バニラである意味が無いバニラに……」

 

オウガ「リノの時も思ったっすけど、G1なのにガード値は5000なんすね」

 

アリサ「ええ。Dスタンでは、G1のガード値は一律5000になっているわ。ちなみに治トリガーのガード値も15000に減少しているから、デッキ全体の総ガード値はかなり落ちてるわね。

10000要求のアタックを1枚で防ぐにも、いちいち15000ガードを切らなくてはならないし、そうして簡単に15000ガードを切っていたら、いざ15000ガードが必要になった時、5000ガードを3枚切らなくてはなる可能性も!!

ガード値が揃ってシンプルになったように見えて、考えなくてはならないことは増えてるわよ!」

 

オウガ「なるほど。ペルソナブラストの存在を考えたら、相手のパワーが低い序盤にできる限りガードすることを心がけたほうがよさそうっすね」

 

アリサ「この後に紹介するブルースとかマグノリアとか、すでにVスタンと比べても遜色無いパワーで連続攻撃ができるんだけど、Vスタンよりガード値を減らして大丈夫なのかしら。また相手がG2の間に決着がついてしまうとかならないのかしら」

 

ミオ「さっきはVスタンの感覚でニルヴァーナを考察していましたが、ここまで全体的なガード値が低いと、安定して20000要求のアタックを繰り出せるニルヴァーナは、決して力不足とは言えないかも知れませんね」

 

サキ「そ、そんなことより、このアンキボーラーさんは、どう使ってあげたらいいんですかぁ!?」

 

ミオ「サイクロンドのようなバニラ強化を待ってください」

 

アリサ「確定ライドがあるから、G1で9000のバニラや、G2で12000のバニラって、ライド用ユニットとして需要はあったはずなのよね。

アド稼ぎまくるレイユやリノより優先されるとは思えないけど、そういう選択肢があるだけでもデッキ構築が楽しくなるし、序盤からアタックを防いでいきたい戦略には合致しているのよね。

せっかくの新システムを、なんでこう生かそうとしないのかしら……」

 

サキ「定められたユニットにライドさせられるんじゃなくて、せめて確定ライドするユニットくらいは自分で選びたいですよね!」

 

 

●《決意の聖霊王 オルバリア》

 

オウガ「来たぜ、オーバートリガー!!」

 

サキ「めくれたらパワー1億する、1枚でファイトをひっくり返す可能性を秘めた超強力カードだね!」

 

オウガ「最初のアタックがヒットしていきなりめくられたら、そのターンはオーバートリガーを引き返す以外、一切のダメージが与えられなくなるんだよな」

 

サキ「デッキの中にオーバートリガーが残っている場合は、最初のアタックはとりあえず受けてみるというプレイングも面白いかも知れないね」

 

オウガ「それをさせないため、攻める側はヒット時能力を持っているユニットで牽制したいところだな」

 

アリサ「基本的には2.0発表会の繰り返しになるけど、ヴァンガードのアタックを完全ガード以外で防いだら、常に貫通の危険性がつきまとい、どれだけ手札があっても完全ガードが無ければ即死もありえる。

総ガード値の低下もあって、完全ガードがとにかく重要なゲームシステムになっているわ。

完ガの切れ目が命の切れ目!」

 

ミオ「オーバートリガー自体もガード値が50000あるので、オーバートリガー対策にこそならないものの、1枚で大抵のアタックは防げる重要な札になってくれます」

 

アリサ「はっきり言って、オーバートリガーを引いた方が勝てると言っても過言ではないくらいに強い!

そのため、ヴァンガードではドライブチェックの回数を増やせる、トリプルドライブやVスタンドできるユニット。

リアガードでは、単体でスタンドできるユニットや、★を増加できるカードの評価が上がりそうね。

デッキトップ操作なんかは、過去イチ有能なスキルに生まれ変わっていると言っても過言では無いわ」

 

 

●《サンバースト・エヴォリューション》

 

オウガ「新世代のオーダーカードは、《光と影、交わる刻》のように各国家に所属してるぜ!

《サンバースト・エヴォリューション》はCB1でドロップゾーンの《ヴェルリーナ》をドロップから手札に加える! さらに他のユニットに+5000する!」

 

ミオ「確定ライドのおかげで、オーダーがライドを阻害しなくなっている点は、オーダーカード全体に対する追い風ですね」

 

アリサ「けど、相変わらずオーダーカードはディスアド1ってことを忘れてるコスト設定よね。実質、CB1消費して、1ターンに1枚しか出せない《ヴェルリーナ》!」

 

サキ「ノーコストで何度でも使えて、ユニットとしてヴァンガードにライドもできる昔のガンスロッドと比較したら弱体化が著しいですよね」

 

アリサ「現状、ヴェルリーナは5枚以上欲しいカードとは思えないけど、そこは主人公様のカード! いつヴェルリーナが何枚あっても足りないみたいなデッキが登場するかは分からない!

大切に保管しておくべきカードではあるかな」

 

サキ「その時には、このカードより優秀な《ヴェルリーナ》のサーチ手段が登場してそうなものですけど……」

 

 

●桃山ダンジ -暴虐の虎- 《ディアブロス“暴虐”ブルース》

 

オウガ「うおおおーーっ!! つ・い・に!! きたぜぇー!! スパイクブラザーズの後継、ディアブロス!!

そのキャプテンっぽい人、《ディアブロス“暴虐”ブルース》には、新しいシステムが導入されてるぜ!

その名も“一気呵成”!!

ライドフェイズ開始時、プレイヤーを“一気呵成”状態にするぜ!」

 

サキ「プ、プレイヤーに? いったいどういう効果なの?」

 

オウガ「“一気呵成”単体では何の効果も発揮しない!

だけど、プレイヤーが“一気呵成”状態を参照するカードが、ディアブロスには用意されてるんだぜ!

例えば、“憤怒”や“悪童”は、プレイヤーが“一気呵成”なら、パワー+5000されるんだ!

そして肝心の“暴虐”は、アタック時に“一気呵成”なら、SB5で前列ユニットをスタンドさせるぜ!!」

 

サキ「!! ペルソナライドと組み合わせれば、一気にゲームエンドに持ち込める破壊力だね!」

 

オウガ「だけど“一気呵成”もペルソナライドも、“暴虐”にライド直後はバニラ同然。スロースターターを地で行くユニットだな」

 

アリサ「このカードにライドすれば、ミオちゃんみたいなクールな女の子も、サキちゃんみたいなおとなしい女の子も、ムドウみたいなクソオタクも、みんな“一気呵成”になれるわけね!」

 

オウガ「おう!」

 

アリサ「この調子で“一生懸命”とか“危機一髪”とか“晴耕雨読”みたいに、プレイヤーがいろんな状態になれれば面白いよね!」

 

オウガ「おう!」

 

アリサ「“意気消沈”かつ“一気呵成”とか状態が重複しても面白いよね!」

 

オウガ「おう!」

 

サキ(オウガ君がツッコミに回ってくれないと、ツッコミが追い付かない……)

 

 

●《ディアブロス “憤怒”リチャード》《ディアブロス “悪童”スティーブ》

 

ミオ「ディアブロスにおけるライドラインですね」

 

アリサ「ユニットをソウルから出したり入れたり七面倒くさいことを書いてあるけれど、最終的に得られる報酬は1ドロー&1ソウルチャージ! ソウルを重視するデッキらしい、手堅いライドラインね」

 

ミオ「ライドラインの中では珍しく、特定のユニットへのライドを要求されていない点にも注目です」

 

オウガ「“悪童”にライドして1アド稼いでから、別のライドラインに切り替えるなんてことも今後はできるかも知れないわけだな!」

 

サキ「“憤怒”がデッキに4枚欲しい場合なんかは、別のG2をライドデッキに入れておくのもいいかも知れないね」

 

 

●《ブラザーズ・ソウル》

 

アリサ「テキスト短っ!!」

 

オウガ「現状、“暴虐”の戦い方には大きく分けて2パターンが想定される。

ひとつは、ディアブロスの順当ライドからペルソナライドまででソウルはぴったり5貯まるので、1回だけ“暴虐”のスキルを使うパターン。その1回にすべてを賭けないといけないので、ソウルチャージできるカードは入れず、とにかくパワーの高いカードを入れればいい。

もうひとつは、積極的にソウルチャージをしていって2回目のスキル発動を積極的に狙うパターン。

この《ブラザーズ・ソウル》は、ふたつめの戦略を強力にサポートしてくれるオーダーだぜ!」

 

アリサ「手札1枚使ってソウルチャージ2か……。こっちはオーダーとして絶妙なバランスね。ダークステイツはもともとがソウルを重視するクランの集合体だし、ディアブロス以外のデッキでも採用されそう」

 

サキ「その分、ダークステイツにはソウルチャージできるユニットがすぐ増えそうなんですよね。むしろ、こういったオーダーが欲しいのは、ソウルチャージが下手なのにやたらソウルを要求してくる系のデッキじゃないでしょうか」

 

アリサ「それもそうかー。国家縛りをやめて、Vスタンに輸出してくれないかなー。ソリダルバングルとはいいライバル関係になれそう」

 

サキ「ソウルバレット・ルーレット……」

 

アリサ「眼中にすらないわ!」

 

 

●江端トウヤ -頂の天帝-《頂の天帝 バスティオン》

 

アリサ「上流階級と下層階級に分かれたユナイテッドサンクチュアリ改めケテルサンクチュアリ。

この《頂の天帝 バスティオン》は、まさしく上流階級側!

その表現として、G3をこれでもかとばかりにヨイショするのが戦い方!」

 

サキ「スタートデッキに収録されているカードも、G3が16枚で、G2は僅か4枚という徹底ぶりです」

 

ミオ「確定ライドがあるからこそ組めるデッキと言えますね」

 

アリサ「そのG2である《天槍の騎士 ルクス》もブーストを得るスキルを持っているので、基本的に前列に立つのはG3! 戦うのは貴族の仕事(ノブリス・オブリージュ)というわけね。ただのいけ好かないお貴族サマというわけでもないみたい」

 

オウガ「そんなバスティオンのスキルは、自分ターン中、G3すべてにパワー+2000!

数値は小さく見えるかもだが、G1がブーストしてG3相手にぴったし15000要求できる数値になってるんだぜ!」

 

アリサ「もうひとつのスキルは、ドライブチェックでG3がめくれたバトル終了時、手札を1枚捨てることで、リアガードを1体スタンドしてパワー+10000!

手札コストいる?って気もするけど、どうせガード値は無いんだし、有り余ったG3を捨てちゃえばいいのかな」

 

 

●《聖裁の刻、来たれり》

 

ミオ「やたらと大仰な名前のオーダーカードです」

 

アリサ「来たれり!」

 

サキ「CB2で2枚ドローに、パワー+5000ですね。コストは重たい印象ですけど」

 

アリサ「これは結構使えるんじゃない? バスティオンはG3で戦うデッキだけど、G3なんて前列に3枚いたら十分なワケ。だからG3の水増しをオーダーでするのは理に適ってるわ。

バスティオンでめくって、次のターンでアドバンテージに変換していく。そんな動きが理想なんじゃないかしら。パンプも、スタンドを軸とするバスティオンには噛み合ってるわね。

これ以上にCBを使いたいカードも無いし、スタートデッキは毎ターンこのカードをブン回すのが基本になりそう」

 

サキ「Vスタンで剛腕の章を愛用してたファイターにはしっくり来るかも知れませんね」

 

アリサ「CBの使い道が乏しいってデッキも以外とあるからね。ほんと、ソウルの消費を無くして取り回しをよくした剛腕の章みたいな感じよ。

というか、せっかくハイクラスモスがいるのに、CBの使い道がマンティスとイントルードシザーくらいしか無いコレオデッキとか、普通に欲しいわ」

 

サキ「ケテルサンクチュアリだけに使わせるのはもったいない良オーダーですよね。国家で縛ったからこそのスペックかも知れませんけど」

 

 

●《天槍の騎士 ルクス》 《天剣の騎士 フォート》

 

ミオ「頂の天帝におけるライドラインですね」

 

サキ「ライドラインは特定のユニットにライドされた時アドバンテージを稼げるものが多いのですが……この2枚はそれに加えて厳しい条件が設定されています」

 

オウガ「ルクスはフォートにライドされた時、手札のG3を2枚見せてアド! フォートはバスティオンにライドされた時、手札のG3を3枚見せてアド! だぜ!」

 

アリサ「それってつまり……引き直しの際、手札にできる限りG3が集まるように引き直せって?」

 

ミオ「はい」

 

アリサ「それで本当に3枚とか揃うの?」

 

ミオ「そんなプレイングしたことがないのでわかりません」

 

アリサ「だよねえ!」

 

サキ「確定ライドする時も、わざわざG3を残して、他のグレードを切るんですよね。確定ライドと相性いいようで、実は確定ライドにケンカ売ってるデザインな気が……」

 

アリサ「序盤からできる限り、デッキからG3を引っこ抜かなきゃならないのに、バスティオンはデッキからG3をめくることを要求するあたりもアンチシナジーよね」

 

オウガ「ディアブロスとは別の方向性でスロースタートなデッキになりそうだなあ……」

 

アリサ「それに加えて、守備もスカスカよね。他に確定ライド用のユニットが登場したら、さっさとチェンジしてしまった方がいいかも」

 

サキ「ルクスはリアガードとしても優秀ですからね。ライドするより、デッキに4枚いてくれた方が嬉しいです!」

 

オウガ「そして、こんだけ頑張ってフォートの効果を発動させても、《聖裁の刻、来たれり》がめくれたら不発になるという……」

 

アリサ「来たれり!」

 

 

●大倉メグミ -樹角獣王-《樹角獣王 マグノリア》

 

アリサ「もふもふ!」

 

サキ「アタック回数の多いデッキが単純に強くなりがちなのがヴァンガードですが、全スタートデッキの中で、もっとも連続攻撃を得意としているのがマグノリアです!」

 

アリサ「CB1でユニット1体にパワー+5000と後列からアタックできる権利を与え、さっそくバスティオンの不確定4回アタックを抜き去り!!!!

さらに! ペルソナライドしていれば、このスキルで選べる対象は3つに増え、ディアブロスをも越える、脅威の6回アタック!!!!!!」

 

オウガ「ひとりだけ、やってることがVスタンじゃね!?」

 

ミオ「いつぞやのバンドリでも、アタック回数の多い順で強かった印象があります。スタートデッキの中では、最も活躍の期待できるユニットと言えるかも知れませんね」

 

 

●《樹角獣 ラティス》《樹角獣 カリス》

 

ミオ「樹角獣のライドラインですね」

 

アリサ「最終的な報酬は、ランダムスペリオルコールによる2体分のボード・アドバンテージ!

オーダーカードなど、指定されていないカードがめくれてもソウルに入ったり、手札に加わったりしてくれる親切設計!

発動条件まで要求してくる上に、オーダーがめくれたら容赦なくドロップゾーンに落とされるどこぞの天帝が哀れだわ!」

 

 

●《斬獲怪人 ブルスラッシュ》

 

アリサ「バニラかよおおおおおおおおおおっ!!!」

 

サキ「わーい 仲間だー」

 

アリサ「うーん。開発サイドとしてはファンサービスのつもりかも知れないけど、やっぱりいい気はしないわねー。

もちろん最悪は、2.0発表会のえくすとらの時に言った『他クランのサブとしてこき使われる』ことなんだけど。

正直、これならいない方がマシだわ。

いなかったらいないで釈然としない気持ちになるんだろうけどね!

早く怪人のライドラインが来てくれないと、あたしと作者の胃が溶けるわよ!?」

 

 

●《獣を呼ぶ声》

 

オウガ「顔怖っ!!」

 

ミオ「カリスやラティスも、バトルフェイズに入ったらこんな顔しているのでしょうね」

 

サキ「変なイメージしないでくださいっ!」

 

アリサ「顔は怖いけど、紛れもない! 待望の! メインデッキに入るブリッツオーダー!!」

 

ミオ「まさか最後までVスタンダードに登場しないとは思いませんでしたけどね」

 

サキ「注目のスキルは、ユニットを1枚選び、そのバトル中+5000! 後列にリアガードが3枚いるなら、代わりに+15000です!」

 

ミオ「総ガード値の低いDスタンにおいて、15000相当のガードは貴重です。守りの要として活躍してくれそうですね」

 

アリサ「もちろん除去は苦手だけど、最低限5000ガードとして扱えるのは好感触! 当分の間、ストイケイアならとりあえず1~2枚は入れとけってカードになってくれそうね」

 

 

●瀬戸トマリ -極光戦姫-《極光戦姫 セラス・ホワイト》《銀河中央監獄 ギャラクトラズ》

 

アリサ「トリを飾るは、それに相応しいニューギミックを携えた極光戦姫! そして、その根幹を成すセットオーダー、ギャラクトラズ!!」

 

サキ「セットオーダーは、プレイ後、オーダーゾーンに置いたままになる新しいオーダーカードですね」

 

オウガ「リアガードを埋めず、ドロップゾーンにも送られない楽曲みたいなもんかな」

 

アリサ「エンチャントとか永続魔法とか言ってピンとくるファイターもいるかもね」

 

サキ「それはファイターじゃなくデュエリストですけどね」

 

ミオ「セラス・ホワイトのスキルですが、CB1で相手リアガード2体を監獄に収容することができます」

 

オウガ「監獄?」

 

ミオ「先ほど説明にあったセットオーダー《銀河中央監獄 ギャラクトラズ》がそれですね。

つまり、オーダーゾーンに監獄があれば、相手ユニット2体を追放することができるのです」

 

オウガ「CB1で2体除去かよ! メチャ強ぇ!」

 

アリサ「と・こ・ろ・が……ギャラクトラズにも驚きの効果があってね。

なんと! 対戦相手はCB1することで2体、SBすることで1体、ユニットを監獄から出所(コール)させることができるのよ!!」

 

オウガ「賄賂!?」

 

ミオ「保釈金ではないでしょうか」

 

アリサ「SB1はデッキによってはかなり軽いコスト!

例えば、効率のよくない《ブラザーズ・ソウル》なんかも、ギャラクトラズにおいては2体を脱獄させることのできる優秀な袖の下に早変わり!

CB1はCB1で、2体も脱獄させちゃうし、汚職にまみれたギャラクトラズの警備は、かなりガバガバ!!

はっきり言って、除去としての過信は厳禁!」

 

ミオ「登場時スキルなんかも再利用されてしまいますね」

 

オウガ「えー。それだけ聞くと使いにくそうっすね」

 

アリサ「大丈夫! この汚職警官どもは、犯罪者を逮捕したという実績(ノルマ)さえあれば十分なの!

例えば、キルナ・ブルーは、監獄にユニットがいるなら登場時に1ドロー!

セラス・ホワイトは、監獄にユニットが1体以上いるならパワー+10000! 3体以上いるならさらにドライブ+1!!!

その後は、ブタ箱に放り込んだ犯罪者が脱獄しようが、知ったこっちゃねぇ!」

 

オウガ「ひでえ!」

 

アリサ「超トリガーの存在するVスタンにおいては、トリプルドライブは単なるトリプルドライブ以上の意味を持つのは前にも言った通り!

今後はカウンターコストもソウルもカツカツっていうデッキの方が多くなってくるでしょうし、将来性も含めたスペックはかなり高そうよ」

 

サキ「面白そうなデッキですねー。私も一度使ってみたいです」

 

オウガ「俺は、コスト払って脱獄! とかしてみてーな!」

 

アリサ「ちなみにこのギャラクトラズ、ライドラインのG1でいきなりサーチしてこれるから、引けないっていう心配は無いわ。基本は1枚採用で十分。

ただ、初手にあるとその分のハンド・アドバンテージが失われるから、それが嫌なら2枚採用かな。2枚目は確定ライドや完全ガードのコストにでもしちゃいましょ」

 

ミオ「ちなみにこのギャラクトラズですが、極光戦姫はソウルを多用するデッキで無いにもかかわらず、発動時に何故かソウルチャージ3もしてくれます」

 

アリサ「ミラーマッチだと激しい賄賂の贈り合いが楽しめそうね!」

 

サキ「まさかそのための……!?」

 

 

●《極光戦姫 リサット・ピンク》《極光戦姫 キルナ・ブルー》

 

ミオ「極光戦姫のライドラインです」

 

アリサ「キルナ・ブルーはちらっと触れた通り、ギャラクトラズのサーチ! これが無ければ始まらない!

リサット・ピンクは相手の手札1枚を監獄送りに!

手札を監獄送りにできるスキルは、現状、このライドラインが最初で最後!」

 

オウガ「監獄に送られたカードはスペリオルコールしかできないので、リアガードに出したくないトリガーや完全ガードを収容できると、流れが一気に傾くな!

収容する手札を選ぶのは当然相手だけど、序盤で発動するスキルなので、そううまく手札が整っていない場合もあるぜ!」

 

ミオ「ただし、相手に1ターン早くG3をスペリオルコールされてしまう危険性も孕んでいますね。今後、強力なG3が増えてきた場合は要注意です」

 

アリサ「ギャラクトラズのサーチもアドとは言い難いので、全ライドラインの中でも手札や盤面のカードを増やすのは不得手!

一方、監獄への収容状態を参照するカードは、かなり早い段階からオープンにできるので、実は全スタートデッキの中でも速攻性は高い方!

G3にライドして、さらに1ターン待たなきゃいけない“一気呵成”を参照するカードと比較したら、まさにその差は歴然!」

 

 

●終

 

アリサ「オーバードレスに、デッキに入るブリッツオーダー。一気呵成に、袖の下。新しいギミックがてんこもりのスタートデッキだったわね!」

 

オウガ「最後のは少し違う!」

 

アリサ「さて! ここで大事なお話!

今回のえくすとらをもって、オウガ君がえくすとらのレギュラーを卒業しまーす!

オウガ君、何か一言!」

 

オウガ「あ! あー。うっす。

えーと。読者の皆……あと、サキも。急で悪かったな。

けど、ヴァンガードを辞めるわけじゃねーし、この1年間、アメフトしてた頃とは違った興奮があって、とっても楽しかったぜ。

またどこかで会おうぜ! 応援ありがとな!!」

 

アリサ「はい、ありがとー!

そして! 次回からえくすとらのレギュラーとなる、響星学園カードファイト部の新入部員も呼んでまーす!

レイちゃん、どうぞー!!」

 

レイ「はーい! ご紹介に預かりました、1年生の時任レイでーすっ! 使用クランはギアクロニクル!

されどその正体は……なーんて、もう既に本編を読んでくれている皆なら知ってるよね?

これから1年間、応援よろしくねー!」

 

オウガ「おう! これからのえくすとらは頼んだぜ!」

 

レイ「うん! まかせて、オウガ先輩!」

 

サキ「……なんだか気の合いそうなふたりだね」

 

アリサ「うん。ここで入れ替わりになるのが惜しいわねー」

 

ミオ「私に妹分が登場し、いよいよ佳境へと進行する本編と」

 

サキ「オーバードレス環境でも、いつも通りだらだら進行するえくすとらを!」

 

レイ「これからもよろしくお願いしまーすっ!!」




オーバードレスのえくすとら第1弾をお送りさせて頂きました!
これらはすべて発売前に書いた文章ですので、見当違いのことが書いてあっても笑って許してくださいませ。

さて、ここからは実際にこれらのスタートデッキを回してみまして。
私の中での強さの下馬評は

ストイケイア>ダークステイツ>サンクチュアリ=ブラントゲート>ドラゴンエンパイア

だったのですが、実際は……

ストイケイア>サンクチュアリ=ブラントゲート=ドラゴンエンパイア>ダークステイツ

みたいな感じでした。

ストイケイアはライドラインでアドを稼いで、マグノリアにライド直後から確定で4回攻撃、終盤は6回攻撃と、隙がありませんでした。
トリガーを引かれても、ブーストに切り替えたりできるので、柔軟性も抜群です。

サンクチュアリは、全体的なパワーがドラゴンエンパイアに次いで高く、連続攻撃までできるので、デッキが回ればかなり強力です。
ライドラインや来たれりのおかげでアドバンテージの獲得能力も不安定ながら随一なので、爆発力はトップクラス。

ブラントゲートは、相手によって有利不利がはっきりしている印象でした。
特にコストがカツカツのストイケイアに強く、コストがガバガバのダークステイツに弱いため、スターターデッキ間での強さを均等にする役目も兼ねているように感じました。
あと、オーバードレスを解除しつつ、セラス・ホワイト単体で3体を投獄できるドラゴンエンパイアにも有利。
使ってても使われてても楽しい、ステキデッキでした。

ドラゴンエンパイアは、アタック回数の少なさと、アドバンテージ獲得能力の無さが懸念でしたが、現状のガードプールでは、ほぼほぼガード不能なラインにまで簡単にパワーが伸びるので、普通に強かったです。
どんな不利な状況でも、★トリガー1枚で逆転できる可能性が残るのは、さすが主人公!

ダークステイツは、間違いなく“暴虐”のテキストだけ見れば最強クラスなのですが、アドバンテージ獲得能力が皆無なので、そのテキストを生かせない印象でした。
一気呵成にならなければ、ほとんどのカードがバニラなため、一気呵成までの間にダメージを詰められない=一気呵成のターンをノーガードで凌がれてしまう。
現状のカードプールでは、“暴虐”にライドしてから3ターンの生存はまず不可能なため、ソウルチャージ用のカードが必要無い。
仮に生存できたとしても、2発目のスキルが使えるほど潤沢にソウルが貯まるわけでもない。
特に、コールもガードもできない《ブラザーズ・ソウル》は完全にお荷物でした。

ただ!
ここまで強さを解説をしてきましたが、どのデッキも使っていて楽しかったのは間違いありません!
ダークステイツも、耐えに耐えて一気呵成で圧し潰す快感は素晴らしいカタルシスがありました。
(もっともダークステイツの勝ちパターンは、一気呵成になる前のパワー不足をトリガーで補って、そうして得たリードから一気呵成で畳みかけて逃げきることがほとんどなのですが。一気呵成前のターンで★や超トリガーをしっかり引けてないと、まず勝てません)
5デッキとも、今後が期待できるスタートデッキに仕上がっていると思います!
Dスタンダード、私も根絶少女(えくすとら)も続けていこうと思うので、読者の皆様も引き続きよろしくお願い申し上げます。

このお話で、ひとりでも多くDスタンに興味を持つ人が生まれることを願って。
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