根絶少女   作:栗山飛鳥

81 / 94
・音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校3年生。
ディフライド関係無く、知勇兼備の才媛。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
M:tGで好きな色は無色(エルドラージ)

・藤村サキ
マイペースでミーハー気質な恋するメガネっ娘。
深いヴァンガードの知識を持つ高校2年生。
使用クランは「たちかぜ」
M:tGで好きな色は緑。

・時任レイ
ミオの妹を名乗る根絶者のディフライダー。
ミオと違って表情豊かで社交的な高校1年生。
使用クランは「ギアクロニクル」
M:tGで好きな色は無色(アーティファクト)

・御厨ムドウ
容赦の無いファイトで対戦相手を打ち負かす、謎多き強豪ファイター。
使用クランは「シャドウパラディン」
M:tGで好きな色は黒。


Ex.45「伝説との邂逅」

●序

 

レイ「オーバードレスのブースターパック第2弾!! 伝説との邂逅のえくすとらがはっじまるよー!!」

 

サキ「今弾の特徴は何と言っても邂逅カード!! 3000年前の英雄達が、新たな能力を得て登場です!」

 

ミオ「私達からしたら、3ヵ月前の英雄なんですけどね」

 

レイ「もうロマンもへったくれもないよねー」

 

サキ「と、とにかくっ! 邂逅カードのひとつ、《ファントム・ブラスター・ドラゴン》の所属していたクラン、シャドウパラディンにちなんで、本日のゲストは根絶少女におけるシャドウパラディン使い、御厨ムドウさんですっ!!」

 

ムドウ「御厨ムドウだ。よろしく頼む」

 

レイ「はじめまして、ムドウさんっ! 聖ローゼの早乙女マリアさんと並ぶ影のエース! テレビで活躍は拝見してましたっ!」

 

ムドウ「ほう? お前が新しい響星の生徒か」

 

レイ「はいっ! 時任レイですっ!」

 

ムドウ「……フッ。いい目をしている」

 

レイ「え? アタシ、素質ありますか!?」

 

ムドウ「ああ。上目遣いになって『お兄ちゃん、今日はずっといっしょだよ?』と言ってくれないか?」

 

レイ「容姿が気に入れられただけだった!?」

 

ミオ「ムドウさんは変態ですからね」

 

ムドウ「そういうことだ」

 

サキ「否定しないんですねー」

 

ムドウ「音無ミオ。そこの後輩に、手本を見せてやれ」

 

ミオ「はい」

 

レイ「え?」

 

ミオ「お兄ちゃん今日はずっといっしょだよ」

 

ムドウ「完璧だ」

 

レイ「ちょっ! お姉ちゃん!? 何でこんなやつの言いなりになってるの!?」

 

ミオ「ムドウさんは私の働いているメイド喫茶の常連ですからね。この程度のリクエストは慣れています」

 

レイ「ええー? それにぜんぜん完璧じゃなかったよね? お姉ちゃん、ものすごい棒読みだったよ?」

 

ムドウ「それはそれでよいものだ」

 

ミオ「ムドウさんと出会って、私は変態という概念を理解することができました」

 

レイ「知らなくてよかったと思うな、そういう概念は!」

 

ムドウ「では、そろそろカード解説に移るとしようか」

 

サキ「さんざん前説をかき回した人が仕切らないでくださいねー」

 

 

 

●邂逅 《ドラゴニック・オーバーロード》

 

ムドウ「まずは邂逅カードから見ていくとするか」

 

レイ「はーい。オーバーロードはリアガードを叩いてスタンドする、いつものオーバーロード!

いつもと違った味付けとして、リアガードにアタックした時、対戦相手は手札からガーディアンをコールできないという強力なガード制限が!

これでリアガードを安全に潰しつつ、ヴァンガードに再アタックができるデザインになってるよ!」

 

ムドウ「ところがどっこい」

 

レイ「どっこい?」

 

ムドウ「今回のオーバーロードは何故かパワーが13000からピクリとも動かない。ガードされないと安心して単体でリアガードにアタックした場合、インターセプトされて普通に止められる恐れがある」

 

レイ「あ、ほんとだ!」

 

ムドウ「まあ、インターセプトは見えているからマシな方だ。ネハーレンでパンプするなり、ブーストを付けてやればいい。問題は……」

 

ミオ「ブリッツオーダーですね」

 

ムドウ「そうだ。ガードは制限できても、オーダーのプレイまでは制限できない。

ネハーレンでパンプした18000のオーバーロード単体でアタックする場面は多くなるだろうが、その場合、+15000のブリッツオーダーとインターセプトの組み合わせで2枚貫通になってしまう」

 

ミオ「ブリッツオーダーは国家やデッキによって修正値に違いが出てきます。それをしっかり把握して、ブリッツオーダーを使われてもアタックが通るパワーでアタックすることが肝要ですね」

 

ムドウ「それさえできれば、除去とドライブ回数を兼ね備えたいつものオーバーロードだ。今回も圧倒的なパワーで敵を蹂躙してくれるだろう」

 

 

●《鎧の化身 バー》

 

ムドウ「邂逅ユニットはライドラインが特に強力だ。

バーはネハーレンにライドされた時、CB1でデッキから好きなG1を手札に加えることができる」

 

レイ「バーというか、コンローじゃん!」

 

ムドウ「完全ガードを確実に1枚確保できるだけで、デッキの安定性は大きく底上げされる。★を増やして速攻を狙ってくるタイプのデッキに耐性がつくからな。現環境で言えば、高いパワーと、ヒット時にスタンドするスキルを兼ね備えたバリアンテも凌ぎやすくなる」

 

サキ「プロテクトがいなくなったので、今ははオーバーロードのライドライン独自の強みですね」

 

ムドウ「インフレが進めば、戦局を変える強力なG1をサーチするという選択肢もでき、一生腐ることのないスキルと言えるな」

 

 

●《ファントム・ブラスター・ドラゴン》

 

ムドウ「これもまたいつものダムド・チャージング・ランスと言った感じだ。3体のユニットを生贄に、パワー+10000、★+1」

 

サキ「今回はオプションとして、リアガードを2体除去もしてくれますよ!」

 

ムドウ「ちなみにZEROでは1体の除去。Vスタンでは3体の除去がオプションだった」

 

レイ「ややこしっ!」

 

ムドウ「ダムド・チャージング・ランス自体はいつものダムド・チャージング・ランスだが、環境がいつもの環境では無い」

 

レイ「?」

 

ムドウ「というのも、ケテルサンクチュアリはパラディン3種の集合体の割に、展開が不得手だからだ」

 

レイ「あっ!」

 

ムドウ「そもそも展開力においては最強を誇るシャドウパラディンですら、ユニット3体は重いと言われ続けてきたダムド・チャージング・ランスだ。こんなスキル、ケテルサンクチュアリに渡されて、まともに扱えるわけもあるまい」

 

サキ「オールデンなんかは、自身もユニットで、2枚ドローができるので相性がよさそうに思えますけど……」

 

ムドウ「甘いな。オールデンを使うと、今度はカウンターコストが足りなくなる。ライドラインで1、オールデンで2、ダムド・チャージング・ランスで1消費するので、表のダメージが4枚なければ、そのターン中には使えん。

ケテルサンクチュアリにはカウンターチャージ手段こそ豊富だが、それでも安定性に欠ける点は否めないだろう」

 

ミオ「《黒の賢者 カロン》や《饗応の魔女 ブラーナ》といったサポートカードで、できる限りコストを軽減していくしかなさそうですね」

 

ムドウ「まあ、扱いにくい点も含めてのダムド・チャージング・ランスだとは思うがな。俺は嫌いではない」

 

 

●《ブラスター・ダーク》

 

ムドウ「こちらもライドラインが強力だ。《ブラスター・ジャベリン》が適当なユニットをコールし、《ブラスター・ダーク》がそれを生贄にスキルを発動する。ユニット1体を除去しつつ、ドライブ+1だ」

 

レイ「すごっ!!」

 

ムドウ「さらに《ファントム・ブラスター・ドラゴン》がライドすることで、《ブラスター・ダーク》がリアガードにコールされるのだが……《ブラスター・ダーク》までで十分強いので、バスティオン軸や六角宝珠軸でも採用に値するライドラインと言えるだろう」

 

ミオ「G2からツインドライブできるという点は、六角宝珠に関するカードと特に相性がよさそうですね」

 

 

●《漆黒の乙女 マーハ》

 

ムドウ「美人だ。俺がシャドウパラディンを使うきっかけにもなったカードでもあり、俺の初恋でもある」

 

レイ「また恥ずかしい過去をペラペラと……」

 

サキ「若気の至りを黒歴史にせず、今も自慢げに語れるのはある意味立派な気もしますけど……」

 

ムドウ「恥ずかしい過去とも、若気の至りとも思っていないがな。黒歴史も俺の歴史だ。

で、マーハのスキルだが……」

 

ミオ「コストは、SB1、他のユニット1体を退却。

効果は、山札の上から5枚見て、その中からG1を1体スペリオルコールですね」

 

ムドウ「……は?」

 

レイ「ダムド・チャージング・ランスが求めてるのって、質じゃなく、数だよね……」

 

サキ「これでカロンやブラーナをコールして数を賄うデザインなのだとは思いますけど……」

 

レイ「1体退却までして、不発の可能性があるって相当のギャンブルだよね……」

 

ミオ「あ、パワー+5000もありました」

 

ムドウ「いらん」

 

レイ「そんなのいいから、せめてソウルは吐かないで欲しかったよね!」

 

ムドウ「マーハが《ファントム・ブラスター・ドラゴン》と相性が悪いのは、おおむねいつも通りなので、まあ構わんのだが。

これまで欲しいユニットを完璧にコールしてきたマーハが、山札の上から5枚しか見れなくなっただと?

3000年経ってもうろくしたか、このババァは」

 

レイ「いきなり辛辣になった!!」

 

ムドウ「やはり俺にはネヴァンしか無いな」

 

レイ「この浮気男! 最っ低!」

 

ミオ「では、ムドウさん。最後にこのカードの総評をどうぞ」

 

サキ「この流れで!?」

 

ムドウ「SPを額に入れて飾り、家宝として末代まで受け継がせてゆく。それがこのカードの正しい使い方だ」

 

ミオ「ありがとうございました」

 

サキ「たしかにイラストは綺麗ですけどね!?」

 

 

●ドラゴンエンパイア 《ヴェルリーナ・エルガー》

 

レイ「第4のヴェルリーナは、バトルフェイズ中のオーバードレス!!

トリクスタのアタック後、SB2でこのカードにオーバードレスできるよ!」

 

ムドウ「何故かカウンターチャージもついてくる」

 

レイ「そこ、本当に『何で?』って感じだよね!」

 

サキ「ソウルコストが重く、トリクスタのパワーも心許ないので、基本的にはペルソナライド時のフィニッシャーという扱いになりそうですが、ドラゴンエンパイアにはソウルチャージする手段も多く、トリクスタをパンプするサポートカードも今弾には多く収録されているので、連発もできるかもですね。

バリエンテやアルクスとコストが競合しないあたりも、よく練られてるというか、優遇されてるなぁって感じがしますよね」

 

レイ「弱点らしい弱点と言えば、トリクスタや後述するダマリーからアタックをスタートさせないといけないので、ニルヴァーナのパンプが少しもったいない点かな。ほんと重箱の隅なんだけどね。

はっ! もしかして謎カウンターチャージって、無駄遣いしてごめんなさいのキャッシュバック!?」

 

 

●《焔の拳僧 ダマリー》

 

レイ「そしてっ! エルガーのサポートカード筆頭がこちらっ!」

 

ムドウ「このユニットがアチョーとアタックした後、何故か相手の前列リアガードを退却させ、ドロップゾーンからG0を……まぁ、大概の場合はトリクスタがスペリオルコールされるネ」

 

ミオ「そこからトリクスタ⇒エルガーと繋ぐことで、1ラインで3連続アタックができるというわけですね」

 

サキ「スタートデッキの時点では、極光戦姫と並んで連続攻撃と縁が無かったデッキなのに……」

 

ムドウ「Dスタンが、Vスタンのような誰も彼もが5回以上殴ってくる魔境になる日も、案外遠くないのかも知れないアルな」

 

レイ「そんなことより、さっきから拳僧に対する偏見がひどくない!?」

 

ムドウ「アイヤー」

 

 

●《忍竜 トチガラシ》

 

レイ「Dスタンになってからも忍竜は色々と登場してるけど、ぬばたま出身なのか、むらくも出身なのか、アタシには区別がつかないんだけど……」

 

サキ「う、うーん……これは黒いし、ぬばたま、かな?」

 

ムドウ「スキルはぬばたまのヤミヤマネコに近い。手札から捨てられたらソウルチャージという点はほぼほぼ同一だ。

もっとも、ヤミヤマネコと比較した場合、ガード値はさておくとしても、パワーが1000低く、盤面で発動するスキルも無い。コストとして割り切った運用になるな」

 

レイ「ヤミヤマネコはコモンだったのにね!」

 

ムドウ「ただ、ヤミヤマネコは捨てられたらソウルチャージだが、トチガラシの場合はこのカードがそのままソウルに入る。トリガーをソウルに入れてしまうリスクが減った点は評価できる」

 

ミオ「Vスタンではソウルのグレードを参照するカードが多かったので、ヤミヤマネコはソウルにG3を入れるチャンスを得られるカードでもありました。そういう意味では、どちらも環境に合わせて進化したカードと言えるでしょう」

 

ムドウ「環境と言えば、当然、このカードはライドラインのコストとして捨てられた場合もソウルに入る。

手札から捨てられる機会だけで見れば、ヤミヤマネコよりこちらの方が圧倒的に上と言えるな」

 

 

●《忍竜 キザンレイジ》

 

レイ「こっちは?」

 

サキ「え、えーと……たぶん、むらくも? カラフルだし」

 

 

●《祝福の角笛》

 

ムドウ「《トレード・イン》だ」

 

サキ「しれっと他所様のカードを……」

 

ミオ「まあ、非公式の二次創作である私達からすれば、ヴァンガードも他所様なんですけどね」

 

ムドウ「例にあげたカード以外にも、特定のカードを捨てて2枚引く系統のカードは、他のカードゲームにおいて成功例が多い。果たして、このオーダーもそれらに連なる良カード足り得るか」

 

サキ「けど、オーバードレスのカードって、ニルヴァーナにとってはキーカードなんですよね。前列に2体は常に並べておきたいし、相手からも狙われやすく、いくら手札にあっても困らないカードな印象があります」

 

ミオ「アルクスはアルクス自体が手札交換みたいなものですし、バリエンテみたいな消費の激しいカードもあります」

 

ムドウ「それでもなおこのカードが必要なほどオーバードレスが手札で溢れると言うのなら、まずは構築を見直した方がいいのかも知れんな」

 

ミオ「このカードを使うにあたって最大の狙い目は、ライドラインで必ず手札に加わる《ニルヴァーナ》と言えるでしょう。

コストの競合するエルガーの登場で使いにくくなったカードですが、レイユのスキルを不発にさせないためには、ある程度の枚数はデッキに必要です。それらを処理する手段として《祝福の角笛》は活躍してくれるかも知れません」

 

レイ「いずれG1のオーバードレスなんかが登場して、デッキのほとんどをオーバードレスで固めることができるようにさえなれば、評価が爆上がりすることは間違い無し!

安いうちに4枚揃えとこ!」

 

 

●ダークステイツ 《異能摘出》

 

レイ「コ、コンクリさーん!?」

 

ミオ「バロウマグネスが呆気なくやられているショッキングなイラストですが、何故かバロウマグネスと相性の良い、よくわからないカードです」

 

ムドウ「コストは重く見えるが、《ブラザーズ・ソウル》を使いつつ、手札をソウルの好きなカードと交換していると見れば妥当なところだ。《ブラザーズ・ソウル》の枠を1枚割く価値はある」

 

レイ「死亡フラグの立ったコンクリさん! 果たして、次回は強化がもらえるのか!? 乞うご期待!!」

 

ムドウ「第3弾では、元気に素手で殴りかかるバロウマグネスの姿が……」

 

 

●《ヘルブラスト・フルダイブ》

 

サキ「つ、強すぎる……」

 

レイ「一気呵成中、前列にパワー+10000!! それだけでも十分強力なのに、強制コールがあるとは言え、何故かドローまで!」

 

ムドウ「単体にして、やっていることはほとんど《悲嘆と絶望、そして拒絶》+《霊体凝縮》と変わらん」

 

ミオ「このカードが真に優秀な点は、一気呵成前にも手札交換として使えることです。このカードが手札に2枚あっても、1枚はドローに変換することができます」

 

ムドウ「わかるやつには、サイクリングと言ったらわかりやすいか」

 

レイ「5ターン目までに引いておきたいフィニッシャーでありながら、複数積みしやすい心配りも兼ね備えた、オーダーの常識を覆す、超強力+超便利オーダー!!」

 

 

●《スパイラクル・スプラッシャー》

 

ムドウ「ヴァンガードがバロウマグネスなら+5000。以上」

 

レイ「なんか条件が雑じゃない!? ソウル10枚なら+5000じゃダメだったの!?」

 

 

●ブラントゲート《極光戦姫 ペリオ・ターコイズ》

 

レイ「本日の悪徳警官その1!」

 

ムドウ「こいつが前列で監獄を見張っている限り、捕まっていた連中のパワーは何故か-5000した状態で出所することになる。どうやら監獄内では虐待が常態化しているようだ」

 

サキ「モラル的な側面はともかく、これはかなり極光戦姫の強化になってくれそうですよ! -5000されたユニットを、わざわざコストを支払ってコールするのは、かなり割に合いません!

本体のパワーも高く、極光戦姫の火力を補ってくれそうです!」

 

ムドウ「このユニットが前列に2体いれば、パワー-10000できるようになり、ほとんどのユニットが出所した時点では役立たずの木偶の坊に成り果てる。

除去には弱いように見えて、《ヴェルリーナ》のようなバトルフェイズ中の除去では間に合わないので、その実、対処手段は限られている」

 

 

●《確保の瞬間! 極光戦姫密着24時!》

 

レイ「《地を這いずれ、“下等生物”!》 とは、別の意味で宣言しにくいオーダーが登場だよ!」

 

サキ「リサット・ピンクのライド時スキル以来となる、ハンデス収容だね」

 

ミオ「すでに一仕事終えているリアガードを収容するより、ハンデス収容はワンランク強力です」

 

レイ「コストも軽いし、4積みしてこれに特化してもいいくらいだよね。脱獄対策にペリオ・ターコイズを立たせることができれば、なおよし!

相手の手札が3枚以下になると使えないのは難点だけど、《確保の瞬間! 極光戦姫密着24時!》を使う前から相手の手札が3枚しかないようなら、それはもう勝ちじゃないかな?」

 

ムドウ「グレードもG2と軽く、早い段階から使っていける点も強い。リサット・ピンクと同時に使ってやれば、相手の出鼻を挫くことができるだろう」

 

 

●《硬拳竜 メタルナックラー・ドラゴン》

 

レイ「『銀河そのものを震わせる』とまで称されるフィニッシュブローを会得した格闘竜!! 果たして、そのスキルとは!?」

 

ムドウ「ペルソナライドしているなら、パワー+5000。以上」

 

レイ「銀河しょぼっ!!」

 

サキ「フレーバーが過大広告だとは思わないんだね……」

 

ミオ「ちなみに今弾で銀河を震わせることのできるカード=単体でパワー18000に達することのできるカードは16枚でした」

 

サキ「何でそんなくだらないデータだけとってるんですか!?」

 

ミオ「なお、今弾のオーバーロードは銀河を震わせることができません」

 

レイ「オバロしょぼっ!!」

 

 

●《極光戦姫 ビレート・カナリー》

 

レイ「本日の悪徳警官その2!」

 

ミオ「監獄に収容された凶悪犯罪者を速やかに死刑執行してくれます」

 

レイ「警官の職務を超越してる!」

 

サキ「えくすとらは面白おかしく誇張して書いてる部分も多々ありますけど、この子に関しては、フレーバー見る限り、ガチの悪徳警官なんですよね」

 

ムドウ「ヤツは地獄行き、テメェは監獄送りにしてやるよ!」

 

レイ「これ1枚で、収容が除去に化ける! リアに登場するだけで、監獄のユニットを1体バキューンしてくれるのは、かなり便利!

ノーコストってのが、本当に偉いと思う。パワーはともかく、脱獄対策としては、RRRのペリオ・ターコイズにも比肩する逸材だよ!」

 

サキ「ドロップゾーンから監獄送りにするスパーク・リモーネも投入すると、もう何がしたいんだか!

いや、どちらの行為にもそれぞれメリット・デメリットがあるのはわかってるんですけどね!」

 

 

●《炸裂! メルティング・ハート!》

 

ムドウ「こちらは、男にだけは宣言されたくないブリッツオーダーだ」

 

サキ「いや、女の子も宣言するの恥ずかしいですよ、これは!」

 

レイ「そんな物議を醸しそうなオーダーだけど、効果は一級品!

収容されているユニットの数だけ、パワーを-5000してくれるよ!」

 

ミオ「相手のアタック時に、監獄に何体のユニットが残っているかは相手のデッキやプレイングにも左右されるので、不安定なカードです……が」

 

レイ「このカードの真の魅力は、弱体化がターン中永続ってこと! スタンドしてくるユニットには、-5000でも劇的に効くよ!

現環境でもブルースやバスティオンに有効な他、ただでさえブリッツオーダーに弱いオーバーロードにとっては天敵とも言えるカード!」

 

サキ「投げキッスひとつで機能不全に陥るオバロって……」

 

ミオ「今後、ユニットをスタンドさせるデッキが流行るようなら、常に意識しておくべきカードとなるでしょう」

 

 

●《蝕まれる月光》

 

レイ「黒夜セットオーダーの最新作! CB1で夜影兵が出てくるよ!」

 

ムドウ「グレードが2なので、速攻向きのカードと言えるだろう。先行2ターン目から登場する15000は脅威の一言に尽きる」

 

レイ「極光戦姫に入れちゃってもいいくらいだよね! 火力に欠ける極光戦姫なら、CB1使ってでも夜影兵は戦力として欲しいよ!」

 

 

●《爆食怪獣 マルノルム》

 

レイ「手札からセットオーダーを捨てることでカウンターチャージ!

手札1枚を使う価値のある報酬だけど、問題はセットオーダーかな」

 

サキ「セットオーダーをたくさん入れることになるオルフィストなら使えそうだけど、よりカウンターコストが欲しいのは極光戦姫なイメージなんだよね」

 

ムドウ「黒夜セットオーダーはドロー、除去、展開と、それぞれ単体で見ても使い勝手のいいものが揃っている。極光戦姫にこれらのカードを複数枚と、マルノルムを併せて採用してみるのもよいだろう」

 

サキ「手札に来てしまった2枚目の監獄の処理もできますしね」

 

ムドウ「この構築は、今後登場するブラントゲートのライドラインにおいても有効と思われる。強力だがコストに余裕の無いカードが登場した時には試してみるといい」

 

 

●ケテルサンクチュアリ《精妙の騎士 オーワイン》

 

ムドウ「作者にはオーバードレス環境に3つの不満がある」

 

レイ「何、いきなり!?」

 

ムドウ「確定ライド――に関しては、過去のえくすとらで語ったらしいので、ここでは触れまい。

邂逅――もここではあえて語るまい」

 

サキ「はあ」

 

ムドウ「もうひとつの不満が、この《精妙の騎士 オーワイン》のような、やっていることはオラクルなのに、イラストがゴルパラみたいな、クランの役割を無視したカードだ!!

今まで積み重ねてきたものをないがしろにするのも大概にしろよ!!」

 

レイ「あー、なんとなく分かるような。デッキ内のユニットの見た目がバラバラだとテンション下がるんだよねー。

魔術師デッキを組みたいのに、騎士が2、3人混ざったりとか。アンデッドデッキを組みたいのに乙女が必須カードだったりとか。

作者のことだけど!」

 

ムドウ「作者がこれまでのオーバードレス環境で一番好きなデザインのカードは《ディヴァインシスター れぴすと》だ。

スキルもイラストもオラクル寄りだが、その実、相性がいいのはバスティオン。自分のクランのやり方で他のクランをサポートする、まさしく国家制になってよかったと心から思えるカードだからだ」

 

レイ「そもそもオラクルのデッキトップ操作と、ゴルパラのデッキトップコールって相性がいいんだし、この子は普通にゴルパラらしいことやってくれればよかったんだよね」

 

サキ「そう言えば、《金剛鏡の女魔術師》なんかはオラクルっぽく見えてゴルパラ的なんですよね。完全に効果が逆なような」

 

ムドウ「ちなみにオーワイン自体は、六角宝珠軸が欲しい要素をすべて兼ね備えた必須カードだ。作者のようないらん拘りが無ければ、とりあえず入れておけ」

 

 

●《アディショナル・エンジェル》

 

ムドウ「そう。作者が求めているのはこういうカードだ」

 

レイ「このユニットをダメージゾーンに置いて、ダメージゾーンから表のG3をスペリオルコール!

エンジェルフェザーのスキルで、バスティオンをサポート!

違うクランが手を取り合って戦ってる感があるよね!」

 

ムドウ「これは作者の中で《ディヴァインシスター れぴすと》を越えたな」

 

 

●《並び立て、選ばれし騎士達よ》

 

レイ「イケメン、イケメン、テッカメンのイラストが目印!」

 

ムドウ「イラストに描かれている騎士は3体だが、このオーダーはグレード3が4体いることで最大限の力を発揮する。

ユニット1体に+5000、1ドロー、ヴァンガードのドライブ+1だ」

 

レイ「このカードがソウルを吐いちゃうから、《ダークストレイン・ドラゴン》は使いにくそうだね。

ペルソナライド中にブーストできる《唱導の天弓 レフェルソス》もいるし、ペルソナライドしたターンのフィニッシャーとしての運用が基本になるのかな?」

 

ミオ「ここまで報酬が豪華なら、ブーストできないG3だろうと置いておくのも有効ですけどね。ペルソナライドするターンではなくとも、前もって《唱導の天弓 レフェルソス》を後列に置いておく価値は十分にあります」

 

ムドウ「バスティオン向けのオーダーに見えるが、効果は六角宝珠とも相性がいい。特にDスタンでクアドラプルドライブができるのは、現状、六角宝珠とこのカードをコンボした時だけだ。試してみる価値はあるだろう」

 

レイ「ちょっとクセはあるけど、戦線維持からフィニッシャーまで一手に引き受けてくれる優良オーダー! ケテサン流《ヘルブラスト・フルダイブ》と言っても過言ではないかも!?」

 

 

●《崇高なる意思》

 

レイ「今度は、背中合わせのイケメン&テッカメンが目印!」

 

ムドウ「イラストに描かれている騎士は2体だが、このブリッツオーダーはグレード3が3体いることで力を発揮する……さっきからイラストと効果を統一する気が無さすぎるな。

ゾンビを13体召喚するカードがあったなら、しっかりゾンビを13体描く。それが心意気というものだろうに」

 

サキ「何ですか、そのカード!?」

 

ミオ「条件が厳しくなった代償に、上昇するパワーも相応に高くなった《ホープフル・デストード》ですね。どちらを採用するかは、ファイターの好みでいいでしょう」

 

レイ「イケメンやテッカメンが好きな人は、迷わずこっち!」

 

 

●ストイケイア《感銘の乙女 ウルジュラ》

 

ムドウ「ユニットを自在に移動できるようになる、ルール捻じ曲げ系のカードだ」

 

レイ「盤面が埋まっている場合は、そのたびに入れ替えも発生するし、すべてのユニットを再配置させるとなると結構面倒そうだよね」

 

サキ「こんなパズル、昔ありましたよねー」

 

ミオ「いてくれるだけに何かと便利なカードではありますが、特に相性のよいカードは、V後列にしかコールできないパワー15000の《樹角獣 クーシィ》です。

他、《樹角獣 アイライータ》をユニットを並んでいる場所へ移動させ、ソウルチャージさせるのも有効です」

 

レイ「そんなことより、ライドラインもらってるわけでもないのに、ネオネク系のカードばっかり毎回RRもらってるのズルくない? そろそろライドラインとトリガー以外はネオネク系で統一したデッキも組めちゃいそう」

 

 

●《逆流する冥府》

 

レイ「史上初! RRのオーダーカードだよ!!」

 

ムドウ「RRなだけあって、その効果は非常に強力に見える。魔合成デッキなら、このカードの効果だけで、1体除去しつつ、2体をスペリオルコールすることが可能だ、が」

 

サキ「が?」

 

ムドウ「実際にそこまで上手くいくかは大いに運が絡む。

このカードは除去したユニットと同じグレードのカードを2体スペリオルコールしなければならないので、相手の場で除去できるユニットと、同じグレードのユニット2体がドロップゾーンに揃うことで、ようやく真価を発揮する。

しかし、魔合成デッキは、オーダーを大量投入しなければならない分、デッキの中のユニットはどうしても少なくなる。特にG3は抑えめになりがちだ。

 

ミオ「つまり、『相手のリアガードにG2しかおらず、自分のドロップゾーンにはG2が2枚揃っていない』や『どうしても除去したいG3がいるが、自分のドロップゾーンにG3がいない』状況が想定されるわけですね」

 

ムドウ「そういうことだ。自分のユニットを除去して、2体を蘇生させざるを得ない場面もでてくるだろう。

魔合成で使うことを考慮するとコストも重いので、複数投入するよりは、1~2枚の投入枚数に留めておいて、ここぞという場面で魔合成すべきカードになりそうだ」

 

ミオ「単品で使う分にも、1体除去、1体蘇生で十分すぎるほど元は取れているカードなので、マグノリア軸に投入しても面白いかも知れませんね。後列にもG2やG3を置けるデッキなので、蘇生させるグレードに融通が効く点も噛み合っています」

 

 

●《野生の知恵》

 

レイ「RRのオーダーがもう1枚! ストイケイアなんなの!?」

 

ミオ「こちらはマグノリア用のオーダーですね。山札の上から3枚捨て、ドロップゾーンから1体スペリオルコール。ヴァンガードがマグノリアなら2体スペリオルコールできます」

 

レイ「マグノリアが条件になってるだけで、やってることはモロにゾルガだよね。むしろドロップゾーン肥やしつつ蘇生できるオーダーって、ゾルガもめっちゃ欲しいんだけど!?」

 

ミオ「実際、ゾルガ軸に採用できなくもないですが、カウンターコストの消費がネックですね。《鬼首狩り》のサポートは必須になるでしょう」

 

 

●《悲恋の妖精》

 

レイ「超便利! ブーストしたアタックがヴァンガードにヒットした時、このカードをバインドして、バインドゾーンのオーダーを手札に加えるよ!」

 

サキ「つまり次のターンには、回収したカードと、前のターンに使ったカードとの組み合わせで魔合成ができちゃうわけだね。《悲嘆と絶望、そして拒絶》と《霊体凝縮》だけを延々と魔合成していくタイプのゾルガとは、特に相性がよさそう!」

 

レイ「ヒット時という点も、おなじみ《悲嘆と絶望、そして拒絶》でパワーを集中させれば問題なし! 毎度同じこと言ってる気がするけど、本当に便利だねー」

 

ミオ「このユニットはバインドされてしまうので、迂闊に使うとドロップゾーンのユニットが枯渇してしまう恐れがある点だけには注意してくださいね」

 

 

●《扇情の蜜》

 

サキ「ゾルガデッキ垂涎の、ノーコストオーダーです!

リアガード1体のパワーを、ドロップゾーンのカード5枚につき+5000し、15枚以上あれば★も+1してくれます」

 

レイ「コストを軽減してくれるわけではない魔合成は、とかくコストがかかりがち!

もうコストが無いよーって時、とりあえず魔合成だけはしときたい。そんな時にこのカードがきっと助けてくれるはず!

そんな状況、大概の場合は終盤の消耗戦なので、高いパンプと★も生きてくる!」

 

サキ「ゾルガデッキに1枚はお守りとして入れておきたい。そんなカードだね」

 

 

●《シュルドフィッシャー・ドラゴン》

 

ミオ「パワー18000。素のパワーで銀河を震わせることのできる、驚異的なユニットです」

 

サキ「その代償として、手札以外からリアガードをコールしていなければ、このユニットはアタックできません」

 

ムドウ「手札以外からユニットをコールする手段は、ほとんどがゾルガ関連のカードだ。なら《ハイドロリックラム・ドラゴン》で十分だな。次に行くぞ」

 

 

●《シュルドフィッシャー・ドラゴン》

 

ミオ「と、本来ならここで終わっていたところですが。ここまではリアガードとしての《シュルドフィッシャー・ドラゴン》の評価です」

 

レイ「?」

 

ミオ「なんと、このカード。これまでの同系カードについていた『このカードにライドできない』の一文がありません」

 

レイ「!?」

 

ミオ「つまり、このカードは何の工夫も無くライドしてしまえるパワー18000のユニットなのです」

 

レイ「!?!?」

 

ミオ「これは実質的に、ストイケイアにライドラインがひとつ追加されたと言っても過言ではありません。パワーだけならVスタンの《マジェスティ・ロードブラスター》です」

 

ムドウ「ゾルガのライドラインは《黒涙の骸竜》にライドした時点で完結する。オーダーには手札以外からユニットをコールする手段が多い事も考慮すれば、ゾルガ軸をベースにするのが妥当だろうな」

 

ミオ「はい。話が前後しますが、ショルドフィッシャーのデメリットである『手札以外からリアガードをコールしていないなら、このユニットはアタックできない』デメリットは、ヴァンガードでも健在です。ヴァンガードでアタックできない状況は負けに直結するので、デッキには、手札以外からユニットをコールする手段を大量に投入しておく必要があります」

 

ムドウ「最優先で採用すべきカードは《野生の知恵》だな」

 

レイ「え? マグノリア軸じゃないのに? 《霊体凝縮》とかじゃダメなの?」

 

ミオ「いい質問ですね。実はストイケイアにおいて手札以外からリアガードをコールする手段は、《野生の知恵》を除いて、ソウルを消費してしまうのです」

 

レイ「そうなの!?」

 

ミオ「《怨念鎖》がライドラインでソウルを1消費してしまうので、1ゲームで使えるソウルは2~3くらいに考えておいた方がよいでしょう。もちろん魔合成ができないので、ヘンドリーナも使えません」

 

ムドウ「《野生の知恵》を4積みした後は、《非業の死を乗り越えて》《霊体凝縮》《逆流する冥府》あたりから2~4枚と言ったところだな。《扇情の蜜》も隠し味にはいいかも知れん。あまりオーダーを入れる必要は無いデッキだが、《怨念鎖》や《黒涙の骸竜》のスキルが不発になったのでは笑えんからな。このあたりの枚数は時間をかけて調整する必要があるだろう」

 

レイ「オススメのユニットは?」

 

ムドウ「《棺桶撃ち》はドロップゾーンからオーダーをバインドするだけで蘇生できるので、手札が尽きてもシュルドフィッシャーのデメリットを解除することのできる必須カードになるだろう。《鞭撻の乙女 イレーニア》もシンプルで使いやすい。

だが、先述したように、これらのスキルはいずれもソウルを消費する。アドバンテージになるからと言って、考え無しに使い続けていると、一瞬でシュルドフィッシャーがアタックできなくなって詰むぞ」

 

レイ「うう……気をつけまーす」

 

ミオ「ストイケイアでソウルを補充する手段としては、ペルソナライドが最も手軽です。少しでもペルソナライドできる可能性を高めるために、《ハイドロレール・ドラゴン》を採用してもいいでしょう。……《悲嘆と絶望、そして拒絶》無しにアタックが通るかは怪しいですが」

 

ムドウ「《扇情の蜜》が隠し味にいいと言ったのはそれも理由だな。

あと、こういったヴァンガードのパワーが高いデッキは、左右のリアガードが狙われやすい。ウルジュラ+クースィーのコンボで前列にクースィーを揃えることができれば、大半のリアガードが単体ではアタックを通すことができなくなる。

同じ理由で、前トリガーも相性がいい。相手のアタックで前トリガーを引いた場合で、ヴァンガードは28000、リアガードはG2であっても20000の鉄壁が出来上がる」

 

ミオ「あとはとにかくパワーを優先ですね。耐久力は高いですが、長期戦もできないデッキなので、素のパワーで押し切れるようにしましょう」

 

サキ「総じて、カードプールの少ない現状では扱いにくい事は確かですが、その分、環境も18000を安定して突破できるほどにはインフレしていません。パワー18000の恩恵を味わうのは今が最大のチャンスですよ!」

 

ムドウ「これは作者の中で《アディショナル・エンジェル》を越えたな」

 

 

●《鉄錨の憤竜》

 

レイ「……あれ? 魔合成、だけ? ゾルガの下位互換? ゾルガ持ってない人向けかな」

 

ミオ「よく見てください。この魔合成は同名カードでしか魔合成を行うことができません」

 

レイ「なーんだ…………えっ!?!?」

 

ミオ「裏を返せば、同名カードで魔合成ができる唯一無二のユニットです。ゾルガですら不可能な、強力なオーダーの連続使用を可能とした、全く新しいヴァンガードと言えるでしょう。

これは実質的に、ストイケイアにライドラインがひとつ追加されたと言っても過言ではありません」

 

レイ「また!?」

 

サキ「どんなオーダーで魔合成すれば強いんでしょうか」

 

ムドウ「まずは残念なお知らせだが、《悲嘆と絶望、そして拒絶》は使えない」

 

レイ「それが一番強そうだったのに!」

 

サキ「あれはゾルガ指定がありますから、仕方ありませんね……」

 

ムドウ「ダブル魔合成して面白そうなオーダーを以下にピックアップしてみた。順番に見ていくぞ」

 

レイ「ダブル魔合成!?」

 

 

《呪われし魂は悶え蠢く》

 

ミオ「ヘンドリーナの補助は必須ですが、+5000されたリアガードを4体展開することができます。ドロップゾーンにカードも溜まるので、一手目に使うことができれば、後述する他のカードの補助にもなりますね」

 

 

《逆流する冥府》

 

ミオ「ヘンドリーナやペルソナライド無しでも、一度はダブル魔合成することができます。2体除去しつつ、4体のスペリオルコールはまさに圧巻。《鉄錨の憤竜》を使うからには積極的に狙うべき主砲と言えるでしょう」

 

 

《霊体凝縮》

 

ムドウ「無難な選択肢だ。上記2種と違って腐る心配はまず無いが、正直、これでダブル魔合成を狙うくらいなら、ゾルガで普通に魔合成をした方がよっぽど強い。入れるとしたら《呪われし魂は悶え蠢く》と入れ替えになるな。

作者の経験上、こういったイロモノは平均値を底上げするよりも、最大値を高めた方が勝率は上がるのだが」

 

 

《扇情の蜜》

 

ムドウ「《悲嘆と絶望、そして拒絶》の代用と言ったところか。ドロップゾーンを高速で肥やして、これでダブル魔合成をすれば2体に+15000、★1と、悪くない効果は期待できる。

通常の《鉄錨の憤竜》デッキとは、また違った《鉄錨の憤竜》デッキは組めるかも知れんな。ただでさえ変態デッキで、変態プレイをしてどうするんだという話だが」

 

 

ムドウ「こんなところか。基本は《逆流する冥府》と《呪われし魂は悶え蠢く》or《霊体凝縮》を4枚ずつとなるだろう」

 

ミオ「投入しておきたいユニットは、《継承の乙女 ヘンドリーナ》と《鬼首狩り》のコスト軽減コンビはもちろん、《悲恋の妖精》があれば毎ターンのダブル魔合成も楽になりますね」

 

レイ「このあたりはゾルガデッキと大きく変わらないのかな」

 

ミオ「《逆流する冥府》を2連発する都合上、ドロップゾーンの状態は非常に大事です。ヘンドリーナだけでは足りない恐れがあるので、さらにドロップゾーンを肥やす要員として《レディ・デモリッシュ》も候補になるでしょう」

 

ムドウ「現状でも目を見張るほどの爆発力はあるが、所詮イロモノの域は越えないだろう。

だが、いずれ誰もがこのカードの存在を忘れた頃に、『オーダーは1ターンに1度』が前提でバランス調整した、超強力なオーダーカードが登場する可能性はある。

今がピークの《シュルドフィッシャー・ドラゴン》と比較して、こちらは可能性の塊と言える。

これは作者の中で《シュルドフィッシャー・ドラゴン》を越えたな」

 

レイ「さっきから作者が移り気すぎない!?」

 

サキ「まあ、この2体を、オーバーロードやファントム・ブラスターより多くの文字数使って考察してるのなんてウチくらいのものですよね……」

 

 

●《棺桶撃ち》

 

サキ「ストイケイアがグランブルーと呼ばれていた時代にも見られなかった、物凄く簡単な条件でドロップゾーンからスペリオルコールできるユニットです!」

 

レイ「その条件はソウル1と、ドロップにあるオーダーのバインド! メチャクチャ軽い! 軽いんだけど……」

 

ムドウ「ストイケイアはライドラインでソウルを使うくせに、ソウルチャージする手段が極端に少ない。ソウルは超貴重品だ。ゾルガ軸に至ってはドロップゾーンのオーダーすらキーカードだ。

軽いはずの条件が、お国の都合で非常に重くなってしまっている。

 

レイ「今弾で初めてもらえたソウルチャージできるユニットが、マグノリア軸でしか使えないゾウさんだもんね……」

 

サキ「書いてあることは強いはずなので、今後ソウルに余裕のあるライドラインか、そもそも安定したコスト回復手段を早くください! ってところでしょうか」

 

レイ「何でストイケイアだけ、こんなコストに厳しいんだろ? ヴェルリーナなんて、連続攻撃のついでに謎カウンターチャージしてるのにね!」

 

 

●《乱射怪人 バレットワスプ》

 

レイ「今弾に収録されているメガコロ枠は2枚! やった、1枚増えた!

って、別にアタシ達がメガコロのカードを考察する義理は無いんだけど、作者の趣味で1枚ずつ考察していくよ」

 

ムドウ「後列からインターセプトできる。それがどうした。以上」

 

レイ「オブラート!」

 

サキ「マ、マグノリア軸専用に見えますが、鉄錨の憤竜軸でも《呪われし魂は悶え蠢く》のランダムスペリオルコールでG2ばかりめくれた場合の保険になるかも知れませんよ!」

 

ムドウ「そんな保険を張るぐらいなら、10000以上のパワーで殴れるG1を代わりに入れた方が建設的だと思うがな」

 

 

●《レディ・デモリッシュ》

 

ムドウ「こちらは割とマトモだ。かわいいからな」

 

レイ「露骨!!」

 

サキ「このカードがブーストしたアタックがヒットすれば、山札から5枚もドロップしてくれます! ヘンドリーナの安定性には敵わないかも知れませんが、しっかり独自の強みは備えていますね。1回でも成功すれば、ゾルガ軸などドロップを重視するデッキはだいぶ動きやすくなりますよ!」

 

ムドウ「こいつや、レディ・バタフライ、レリッシュガール(レディ)、パピル・レイみたいなカードを見ていると、リリカルモナステリオにメガコロアイドルも登場するのではないかと思えてくるな」

 

レイ「それはない! ……と言おうとしたけど、蝶の羽を生やしたアイドルなんかは、妖精みたいでかわいいのかな?」

 

 

●《実りの季節》

 

レイ「ブルース軸には《ヘルブラスト・フルダイブ》、バスティオン軸には《並び立て、選ばれし騎士達よ》。

今弾にはフィニッシャーになり得る強力なオーダーが追加されてるけど、ヴァンガードらしからぬ、ほのぼのとしたイラストが目を引くこのカードもそんな1枚!」

 

ムドウ「ノーコストにして、後列のリアガードすべてにパワー+5000。破格のパンプ値の代償として、そのターン、ブーストも移動もできなくなるが、マグノリア軸ならば関係無いな」

 

レイ「ノーコストっていうのが、何をするにしてもコストを要求してくるクセして、カウンターチャージ手段もソウルチャージ手段もてんでもらえないマグノリア軸にはピッタリ! オーダーだから手札は消費してるんだけど、ぶっちゃけCB1より手札1枚の方が安い!」

 

ムドウ「他のユニットを後列からアタックできるようにする《樹角獣 ダマイナル》がいれば、ペルソナライドする前のターンから使っていける。これもまた複数枚採用も視野に入る優良オーダーだ」

 

 

●終

 

レイ「いやー、妙に盛りだくさんなパックだったよねー」

 

サキ「普通のトリガーが収録されてませんでしたからね。ほとんどのカードが何らかのスキルを持ったカードでした!」

 

ムドウ「あまり面白い考察ができそうになかった、新しい前トリガーについては他所を参照してくれ」

 

レイ「ふつーに便利!」

 

ムドウ「では、音無。最後の挨拶を頼む」

 

ミオ「はい。……また会おうねお兄ちゃん」

 

ムドウ「完璧だ」




私は黒緑が好きです。

「伝説との邂逅」のえくすとらをお送りさせて頂きました。
レギュラーメンバーが全員ツッコミ寄りなので、ボケ倒すキャラがひとりいるだけで回しやすくなります。

今弾は、思わぬ伏兵の登場で、デッキビルドがはかどりますね。
そんなわけで、今回はひさしぶりのデッキログを掲載です。
まだ回せていないので、ここから微調整は必須になるかと思いますが。

次回は7月1日前後に本編にてお会いしましょう。
お楽しみにして頂ければ幸いです。

【デッキログ】
鉄錨の憤竜:9P93
シュルドフィッシャー:74H9
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。