根絶少女   作:栗山飛鳥

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※本編と公開順が前後したことにより、一部時系列に乱れが発生しておりますがご了承ください

●登場人物

・音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校3年生。
ディフライド関係無く、知勇兼備の才媛。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
好きなFFシリーズは「Ⅴ」

・藤村サキ
マイペースでミーハー気質な恋するメガネっ娘。
深いヴァンガードの知識を持つ高校2年生。
使用クランは「たちかぜ」
好きなFFシリーズは「Ⅸ」
アニメ化おめでとう!

・時任レイ
ミオの妹を名乗る根絶者のディフライダー。
ミオと違って表情豊かで社交的な高校1年生。
使用クランは「ギアクロニクル」
好きなFFシリーズは「零式」

・清水セイジ
驚異的なプレイング速度で対戦相手を圧倒する、最速のファイター。高校3年生。
使用クランは「アクアフォース」
好きなFFシリーズは「タクティクス」

・葵アラシ
背は低いが豪快で危険なファイター。
天性の勘を持つ高校3年生。
使用クランは「グランブルー」
好きなFFシリーズは「Ⅲ」


Ex.49「共進する双星」

●序

 

レイ「オーバードレスシリーズ、第3弾! 『共進する双星』のえくすとら、はじまるよー!」

 

サキ「今回のゲストはアクアフォース使いの清水セイジさんをお呼びしております!」

 

セイジ「紹介に預かった、清水セイジである! 今回もよろしく頼む」

 

サキ「は、はい! こちらこそ!」

 

ミオ「今回はもうひとりゲストをお呼びしています。グランブルー使いの葵アラシさんです」

 

アラシ「いよう、ひさしぶりぃ」

 

レイ「あわわ……。天海学園の2大巨頭がアタシの目の前に……」

 

アラシ「くくく……そうカタくなんなって」

 

セイジ「ああ。年齢も実績も関係無い。我々はヴァンガードを愛する同士なのだからな。マナの友人になってくれた君ならば猶更だ」

 

レイ「ふわあ……やっぱり、かっこいいよう」

 

サキ「でも、アクアフォースのセイジさんは何となくわかりますけど、どうしてグランブルーのアラシさんまで?」

 

アラシ「あ? んなもん、お互いゲストとしての出演経験は1度ずつで、今回またセイジがゲストとして呼ばれるなら、俺様も呼ばねえと不公平だろうが」

 

サキ「理由が浅い!」

 

ミオ「アラシさんはヴァンガードプロジェクト2.0発表会回にも出演していましたけどね」

 

アラシ「ま、他にも色々と理由はあるんだけどよ」

 

ミオ「はい。10月の本編は、天海学園のエピソードとなる予定です」

 

レイ「おおっ! いきなりの本編予告」

 

サキ「なるほど。本編の前に改めて、天海勢のキャラ紹介を兼ねているわけですね」

 

アラシ「正直な話、セイジ単体だと動かしづらいっていうのもあるな。無口だし、堅物だし、こういうワイワイ騒ぐ場に向いてねーんだわ」

 

セイジ「むう」

 

アラシ「その点、俺様は何でも好き勝手言わせられるから、作者としては書きやすい。いやー、憎まれ役は辛いねぇ」

 

ミオ「では、そろそろ各カードを解説していきましょう」

 

レイ「えくすとら、スタートぉ!」

 

セイジ「うむ」

 

サキ「本当に向いてない!」

 

 

●《砂塵の榴砲 ダスティン》

 

レイ「ユニットストーリーでもイケメンぶりを発揮したフクメンがRRRで登場!」

 

ミオ「ヴァンガードがユージンなら、手札を1枚ソウルに置くことで、1枚引き、G2以上の相手リアガードを退却させることができます」

 

レイ「実質ノーコストでソウル増やせるわ、除去もできるわと、驚きのハンサムっぷり!!」

 

アラシ「それだけじゃねえぜ。

ダスティンがアタックした時、ソウルブラストすることで、ユニットのいないリアガードサークルひとつにつき、パワー+2000だ!

除去だけでなくアタッカーも兼ねるナイスガイだな。

コストは自身でも補充できるし、ユージンならまぁ足りなくなることはねぇだろ」

 

レイ「新戦力を得たユージンデッキで、魅せろ、ダンディズム!」

 

 

●《砂塵の双撃 オーランド》

 

セイジ「このカードがソウルにいる時、相手リアガードが退却しているなら、CB1でこのユニットをソウルからスペリオルコールできる」

 

ミオ「G3以上のヴァンガードがアタックした時、このユニットをソウルに置くことで、ヴァンガードのパワーを+5000します」

 

レイ「要するに、ソウルを行ったり来たりしながら、ヴァンガードを+5000してくれるユニット!

とは言え、スペリオルコールのコストが重いし、パンプ値もしょっぱいので、基本的には出しっぱなしになりそう。緊急でソウルが欲しい時や、ファイナルターンに少しでもパワーを水増しするためソウルインするくらい」

 

ミオ「ダスティンとの相性も抜群で、ダスティンのコストとしてソウルインすることで、すぐさまスペリオルコールにまで繋ぐことができます」

 

アラシ「このカードで最も注目すべき点は、ソウルで発動するスキルということだな。

つまり、ライドラインとしての採用も考慮できるってこった!」

 

レイ「ユージンのG1ライドラインであるナイジェルはソウルチャージしかしてくれない!

そして、G2ライドラインであるランドールは、G1が誰であるかを問わないので、ユージンのライドラインに採用はありえそうだね! ユージンなら条件を満たすのも余裕♪」

 

ミオ「もっとも、それではユージンにライドした時点でソウルが4枚しか無いので、最速で大量展開ができなくなる可能性がある点は気を付けてください」

 

レイ「今後も、『ライドラインがG2とG3だけである程度完結している』と『除去が容易にできる』の条件を満たせるデッキであるならば、ライドラインとして採用できる期待の1枚! ドラエンの新規ライドラインが登場するたび、意識しておくべきカードになりそうかな」

 

 

●《襲穫祭》

 

レイ「妙にハイセンスなネーミングの、ユージン向けオーダーだよ!」

 

ミオ「メインフェイズに相手ユニットが退却した時、カードを1枚引くことができます」

 

アラシ「このカードの後に《サンライト・パニッシュメント》を使えば、最大5体退却の5枚ドローだな」

 

レイ「ほんとだ! 爆アド!!!!!」

 

アラシ「バーカ! どっちもオーダーだから、同一ターンには使えねーよ」

 

レイ「図られた!?」

 

 

●《豪傑竜 ムサシドアーマー》

 

レイ「作者待望のむらくもっぽい新規ライドライン!! ……なんだけど、なんじゃこりゃ?」

 

サキ「別名のユニットにライドされてもペルソナライドになると言われても、だよねぇ……」

 

レイ「何にでも化けられるという点は、むらくもらしくて好感度高いんだけど」

 

アラシ「一応、想定できる使い方は2つあるな。

まず、ライドデッキをこのカードにすることで、メインデッキに本命のカードを4枚入れることができる。ペルソナライドできる確率が飛躍的にアップするわけだな」

 

セイジ「例を挙げるとするならば……別国家になるが《六角宝珠の女魔術師》はペルソナライドすることで本領を発揮するユニットなので、初動の遅さは許容できるし、次のターンからペルソナライドしやすくなる点は噛み合っている。

が、わざわざ別国家を例に出した点から察せるように、ドラゴンエンパイアにペルソナライドを条件としたスキルを持つヴァンガードはいない」

 

アラシ「まあ、仮にムサシドアーマーがケテサン出身だったとしても、五角宝珠のライドライン能力は使えなくなるわ、六角宝珠のサポートカードは使えなくなるわで、わざわざコイツを間に挟むかってーと、微妙なんだが」

 

サキ「そもそも、むらくものユニットが使いたくてムサシドアーマーを使いたいのに、他のユニットにすぐライドしてたら意味ないんじゃ……」

 

レイ「ふ、ふたつめの使い方は?」

 

アラシ「対戦相手によってメインヴァンガードを使い分ける。

例えば、ユージンとオーバーロードを4枚ずつメインデッキに入れておく。後は対戦相手の出方や、手札に応じて、どちらかにペルソナライドすればいい」

 

セイジ「とは言え、こちらのパターンも難がある。

まず、ユージンとオーバーロードは両方とも除去を得意とするV特化型だ。厳密には違いも多いのだが、わざわざ無理をして使い分けるほどではない

 

アラシ「逆に、ニルヴァーナは方向性が違いすぎて、一緒に入れられねーんだよな」

 

セイジ「ユージンも、オーバーロードも、初動が重要なデッキなので、それを放棄するムサシドアーマーへのライドは自殺行為でもある。優秀な専用サポートカードが使いにくくなる点も問題だ」

 

レイ「……要するにパヴサーガラに期待ってことだね!」

 

アラシ「前向きだな、オイ」

 

 

●《砂塵の穿弾 メイナード》

 

サキ「特筆するべきところは何も無い一列除去……なんですが」

 

レイ「何と、このカード! V登場時でも発動できるんだよ!!」

 

アラシ「……で? メインヴァンガードに確定ライドできる今の環境で、それに何の意味があんだ?」

 

レイ「ほんとそれ!!

『このユニットがVにいるなら、代わりに2枚選ぶ』くらい書けなかったのかな!?

ムサシドアーマーと言い、ドラエン、オモシロライドライン作るの下手すぎない!?

ストイケイアを見習いなよ!?」

 

 

●ダークステイツ 《強欲魔竜 グリードン》

 

レイ「ドラゴンがギアクロやペイルムーンのごく一部にしか生息していなかったドラゴン不毛の地、ダークゾーン(ステイツ)に登場した謎ドラゴンのライドライン!!」

 

サキ「ギアクロやスパイクではないですし、ペイルとも違う。リアガードの方向性はダクイレに近いですが、ダクイレに今までドラゴンは1体もいなかった。

……これは、24クランいずれにも依らないライドラインと見て間違い無さそうです。そんなのも出すんですねー」

 

レイ「いや、まずはギアクロ出してからでしょ、そういうの!?」

 

サキ(レイちゃん、思った以上にギアクロ出るのが遅くなりそうで焦ってる……)

 

アラシ「そんなグリードンは、V特化型のユニットだぜ。

このユニットがアタックしたバトル終了時、ソウルブラスト2して、スタンドしているリアガード4枚をソウルに置いたなら、このユニットをスタンドさせる!」

 

サキ「シンプルなVスタンドですが、

前列のユニットを残して、トリガーをリアガードに集めてもよし。

V後列のユニットを残して、突破力を高めてもよし。

応用が効きそうなスキルですね」

 

アラシ「一応、ソウルが10枚以上でパワー+15000もされるんだが、本人もサポートカードもソウルを使うわ、デッキ消費も激しいわで、これを狙ってソウルチャージはしない方がいいだろうな。

刹那的な+15000ぽっちより、2回殴れるターンをもう1ターン作った方が、大抵の場合は正解だぜ?」

 

セイジ「驚嘆すべきは、もうひとつのスキルだ。

ソウルにグリードンがあるなら、ダメージゾーンでの敗北は7枚になる!」

 

レイ「ありそうでなかったルール捻じ曲げ系の延命スキル!!」

 

セイジ「ペルソナライドすることで容易に適用することができるが、相手に速攻されそうな場合は、自身のスキルでソウルにグリードンを仕込むことも視野に入れた方がよさそうだな」

 

サキ「グリードンのスタンドはディスアド2で、なおかつ毎ターンスキルを使うには、手札を確保しておかなきゃいけません。

相手のアタックを積極的にガードするよりかは、強靭な肉体で耐えきるイメージなんでしょうね」

 

セイジ「ダメージが溜まりやすく、ドライブの試行回数も多いので、治トリガーの発動機会も多い。

デッキに4枚しか無いトリガーを余すところなく利用する様は、まさしく強欲だな」

 

アラシ「ソウルチャージしない方がいいっていう理由がこれな。

ライフ増加と、治によるダメージ回復のしぶとさが長所なんで、ダメージとは関係無いデッキアウトで負ける原因を作るのは、強みを潰すも同然なわけだ。

ダメージを多く受けられるってことは、その分だけデッキも減るってことは忘れるんじゃねーぜ」

 

ミオ「生粋のグランブルー使いが言うと重みがちがいますね」

 

アラシ「うっせ」

 

セイジ「守りのスキルのようにも見えるが、自分から積極的にダメージを受けることで、相手の治を不発にさせ易く、攻めにも貢献してくれる。

特に、自分が6点を受けた状態で、相手に6点目のダメージを与えた場合、相手の治は不発になるので、勝ちがほぼ確定する点は覚えておくといいだろう」

 

 

●《デザイアデビル インケーン》

 

アラシ「グリードンの取り巻きであるデザイアデビル。その中でも注目株だぜ!」

 

ミオ「ヴァンガードの能力でソウルに置かれた時、CB2することでヴァンガードのパワー+5000、ドライブ+1します」

 

レイ「グリードンでこの子を食べることによって、ツインドライブ⇒トリプルドライブの2回攻撃!! !!!

ディスアドを軽減し、攻撃力は跳ね上がる。まさしく必須級と呼ぶに相応しいサポートカード!」

 

アラシ「むしろ、毎ターン使っていくのが大前提だぜ」

 

サキ「スキルの発動条件を満たすだけなら、バロウマグネスでも可能です!

カウンターコストがかさむので必須というわけではありませんが、採用の余地はありそうです」

 

 

●《デザイアデビル ゴーマン》

 

レイ「パワーが高く、トリガーをVに集中させることの多いグリードンのアタックを防ぐのは完全ガードが基本!

その完全ガードを使いにくくさせるのが、このカード!!」

 

アラシ「条件は相手のVがG3以上であること以外はインケーンと同じ。CB1支払うことで、相手に2枚以上コールしなければガードできなくなる制限をかける!

お馴染みの制限だが、グリードンとの相性は抜群。

完ガしようにも、相手に3枚の消費を強要させて、ガードを断念させるのが狙いってわけだな」

 

レイ「問題は、インケーンとコストが被ってること。併せて使いたいけど、さすがに毎ターンCB3は厳しそう。インケーンやゴーマンをソウルから回収できるムッカーもカウンターコストを使うわけだし……」

 

アラシ「ま、それもあるから、できる限りグリードンは相手のアタックを受けていくべきという結論に至るわけだな。

相手がそれを嫌ってアタックを渋るなら、それもまたよしだ。グリードンは落としたい時に落とせるほどヤワなヴァンガードじゃねえからな」

 

 

●《デザイアデビル ヒステラ》

 

レイ「スタンドしているリアガード1枚につきパワー+2000!

ダメージゾーンが5枚以上なら、代わりに+5000のアルティメットブレイク!!!!!」

 

ミオ「盤面が埋まっていれば単体21000。ダメージ5枚が達成されていれば、単体パワー33000にまで上昇します」

 

セイジ「グリードンのアタッカーとして最適なカードだ。その性質上、ダメージ5点も達成はしやすい。

だが、1手目にアタックしなければならない都合上、グリードンのトリガーをリアガードに振れなくなる点は注意が必要だ」

 

アラシ「グリードンでなければパワーが発揮できないというわけでもなく、他のデッキでも採用できるポテンシャルは秘めているぜ!

特に、ユニットをスタンドさせるブルース軸との相性は悪くねぇ。

1発目は33000。ブルースのスキルでスタンドした後も、ブルースをブーストしていたとして28000で追撃ができる。

ディアブロスの面々に劣らないトンデモパワーだぜ」

 

 

●《キーンリィ・ルデリィ》

 

レイ「グリードンが登場したおかげで、もらえたサポートカードこそ少ないけれど、バロウマグネスが何よりも欲しかったカードのひとつ! デッキアウトの延命手段だよ!」

 

セイジ「登場時、CB1することでソウルから好きな数だけノーマルユニットをデッキに戻すことができる。さらに選ばれた枚数だけパワー+5000される。

延命手段であり、屈指のアタッカーでもある」

 

アラシ「デッキ回復するつもりで出したこのカードが、そのまま相手を殴り殺したなんてこともありそうだな。けけけっ」

 

レイ「ソウルに1枚あれば十分なカードなので、ライドラインに仕込んでおく価値すらあるカードだよね。バロウマグネスのG2ライドラインは、ソウルが2増えるだけ(+手札交換)なので、他にしっかりソウルチャージできるカードを入れておけば、そこまで大きな問題にはならないよ! 終盤にこのカードが確実にソウルにいてくれるってことの方がメリット大きいと思うな」

 

 

●《グラビディア・ネルトリンガー》《ニートネス・メテオシャワー》

 

レイ「隕石の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性エイリアンが登場だよ!!」

 

アラシ「設定だけ見ると、バロウマグネスの上位互換感がすげぇな」

 

レイ「同じ重力を操り、かたやコンクリ、かたや隕石……」

 

サキ「見た目的にはリンクジョーカーのエイリアン枠、なんでしょうか? 根絶者や星骸みたいな」

 

レイ「まだノヴァ枠がいないのに、リンクジョーカー枠2週目!?」

 

ミオ「根絶者を愛用している私や作者からすれば、似て非になるものですが」

 

セイジ「ちなみにグラビディアのほとんどはエイリアンだが、ネルトリンガーのみスペースドラゴンだ」

 

レイ「ややこしっ!!」

 

ミオ「そんな《グラビディア・ネルトリンガー》は、セットオーダー/隕石である《ニートネス・メテオシャワー》と密接に絡み合った効果を持ちます」

 

サキ「ああ、Vコレの双闘枠みたいな、説明が面倒なタイプですね……」

 

レイ「サキちゃんと作者がゲンナリしてる!」

 

ミオ「とりあえず、まずはネルトリンガーから見ていきましょう」

 

セイジ「ああ。

ネルトリンガーがVに登場した時、山札から隕石を2枚まで探し、オーダーゾーンに置くことができる」

 

アラシ「デッキに16枚まで入れられるセットオーダー/隕石の《ニートネス・メテオシャワー》は手札から発動してもソウルチャージ1できるだけの石ころだが、ヴァンガードの能力で置かれたなら1ドローもついてくる!

要するに、ネルトリンガーが登場するだけでソウルチャージ2の2枚ドローってわけだ」

 

レイ「爆アド!! !!」

 

アラシ「アドつっても、デッキの中身はガード値の無い石ころだらけだけどな」

 

セイジ「隕石の使い道はこれだけではない。むしろ、ここからが本番と言っていい。

ネルトリンガーがアタックした時、オーダーゾーンから隕石を1枚以上、望む枚数ドロップすることで、ネルトリンガーは力を増していく。

1枚以上で、パワー+15000。

3枚以上で、さらに★+1

5枚以上であれば、トリガー効果は2度発動するようになる」

 

アラシ「そして、隕石のさらなる効果も発動だぁ。

《ニートネス・メテオシャワー》がオーダーゾーンからドロップに送られた時、相手リアガードを1体選び、退却させることができる!

5枚の効果を発動させたついでで、相手の盤面は焼け野原だ!!」

 

レイ「爆ディスアド!!!!!」

 

サキ「隕石はどのくらいデッキに入れればいいんでしょうか?」

 

セイジ「それにはまず、どのように隕石を使っていくかを考察する必要があるな。

毎ターン、手札から隕石の発動とペルソナライドができていると仮定して、もっとも無難なのが、

ライドしたターンに1隕石。

その次のターンに5隕石。

さらに次のターンがあれば3隕石。

『1⇒5⇒3』パターンか」

 

サキ「全体除去のおかげで、生き残りやすそうなので、ライドしてから3ターン目も視野に入れられるのは強みですね!」

 

セイジ「この方向性を目指す場合、デッキに隕石が12~13枚あれば十分達成できるだろう」

 

アラシ「それだと、ちょっと攻撃力が足りなくねーか?

アタック回数が少ない分、★は必須だと思うぜ?

俺は『3⇒3⇒3』パターンを推すね。

もし3ターン目が回ってきそうになければ、その時に『3⇒5⇒1』パターンに切り替えりゃいい」

 

レイ「それだと何か物足りないなー。隕石16枚突っ込んで『3⇒5⇒5』とかできないの?」

 

ミオ「現状、隕石を安定して置く手段はネルトリンガーと、メインデッキに3枚しか入らない《グラビディア・ウェルズ》しかありません。隕石を多く入れたところで、置く手段が無い現状、少なくて11枚、多くて14枚あたりが限界でしょう」

 

アラシ「ちなみに、ドローとソウルチャージとサーチを繰り返すデッキなんで、4ターン目はまずない! そうなりゃ、もれなくデッキアウトで負けだ。

幸い、ソウルチャージとドローは任意なので、ギリギリまで調節が効くのは救いだがな」

 

ミオ「ここまで書いたところで、気になったので公式HPのデッキレシピを見に行ったのですが、隕石は16枚投入されていました」

 

レイ「強気!!」

 

アラシ「ま、レジーのデッキレシピが、よっぽど相手に接待してもらわねーと15枚も裏バインド揃えるの無理だろって構築だったんで、まったくアテにはなんねーけどな」

 

サキ「そ、そこはまあ、公式で最強の構築(ベストアンサー)を載せるわけにもいきませんし……」

 

レイ「けど、隕石を16枚集めるのって、なかなか大変そうだよね。これまでも16枚制限のカードはあったけど、実際には8枚くらい入れれば十分だったり、そもそも採用率自体が芳しくなかったりっていうカードがほとんどだった。けど、これについては10枚以上の採用は間違い無いし、グラビディアを組みたいって人も多くなるはず」

 

アラシ「ネルトリンガーを4枚集めるより、隕石を16枚集める方が大変だったりしてな。くくくっ」

 

レイ「しかもDスタンのパックって、Vスタンの頃よりもコモンの封入率が落ちてるんだよね。Vスタンは1箱買えば確実にコモンが2枚揃ったけど、Dスタンは特定のコモンが1枚しか当たらないこともしばしば」

 

アラシ「そーそー。せっかくだからこの機会にグチらしてもらうが、作者がそれでめっちゃ困ってんのよな。

これまでは4箱でコモン8枚、レア4枚が確実に揃ったから、欲しいパックは4箱単位で買うのがデフォだったんだが、今は4箱買ってもレアが4枚揃わなくなったから、欲しいカードを買い足すのがものすごく手間になってんだよ」

 

レイ「しかもカード名がいちいち覚えにくかったりするよね! 1弾を4箱買った直後の作者は、リアルでこんな感じだったよ↓」

 

 

作者「《涙する悪意》?が1枚足りなくて? 《悲嘆と絶望、そして拒絶》が2枚? 《呪われし魂は悶え蠢く》が1枚? そもそも《悲嘆と絶望、そして拒絶》と《呪われし魂は悶え蠢く》のどっちがパンプだっけ?」

 

 

アラシ「ゾルガかよ」

 

レイ「そして見事に買い間違えて、作者の家には《悲嘆と絶望、そして拒絶》が5枚あるよ」

 

アラシ「一番、5枚以上いらねーやつ!!」

 

レイ「それ以来、作者はDスタンのパック買ってないからね。割と嫌な思い出のひとつになってるみたい」

 

 

●《グラビディア・ウェルズ》

 

サキ「グラビディアの中でも指折りの働き者! まずはライドラインにおける能力がすごいんです!」

 

ミオ「このカードがVに登場した時、デッキの上から7枚見て、隕石を望む枚数手札に加えます」

 

レイ「最大7アド!!!!!!!」

 

アラシ「これがあるから、隕石は多めに入れていい派なんだよなー、俺は。隕石を入れれば入れるほど、このタイミングで手札が増えて圧縮もできるわけで」

 

セイジ「だが、圧縮してトリガーばかり引けたところで、アタッカーが引けなければ本末転倒だろう」

 

アラシ「それもあるんだよなー。やっぱ13枚が限界かなー」

 

サキ「夢が広がるライドラインのウェルズですが、リアガードに登場した時の能力も強力です!」

 

ミオ「ネルトリンガーの項でも軽く触れましたが、登場時に手札から隕石を2枚まで置くことができます。このカードが、隕石を確実に置ける唯一のリアガードとなります」

 

レイ「10000ブーストもできるようになるので、アタックヒット時に隕石を置くことのできる《グラビディア・プシブラム》のアタックも気持ち当てやすくなるよ! 本当、隕石の扱いに関してはスペシャリストだね」

 

ミオ「なお、不確定で隕石を置けるカードも、そのプシブラムが唯一となります。要は、隕石を置くことのできるリアガードは2種類しかいないというわけですね」

 

レイ「コンセプトによってはデッキに5枚以上入れたくなるようなカードなんだけど……何で、こんなカードをライドラインと一緒くたにしちゃったんだろうね」

 

アラシ「引けるかどうかで全体の強さが俄然変わってくるカードを、メインデッキに3枚しか入れられないって、結構致命的だよな」

 

 

●《枢機の竜 デスティアーデ》

 

レイ「オルフィストに唯一足りなかったもの……それはアタック回数!!」

 

サキ「それがこのカードのおかげで、ついにオルフィストは4回のアタックが可能になりました! これまでの常識を打ち破るスペックは、まさしくRRRに相応しいです!」

 

ミオ「このユニットがアタックしたバトルの終了時、夜影兵を3枚退却させることで、このユニットをスタンドさせることができます」

 

サキ「深淵黒夜でパワーも+5000されるので、単体パワーも十分です! 相手がG2でも15000で2回殴れるのは、ほんとにすごい……」

 

アラシ「そして! ブラントゲート待望のヴァンガードアタック後に2回殴れるユニットでもある!

エルドブレアスの効果を受けて、パワー2億30000、★2の2回攻撃は、どんな状況でも一発逆転の可能性を秘めてるぜ!」

 

ミオ「なお、ネルトリンガーもエルドブレアスの力を借りれば、パワー4億オーバーでアタックできます」

 

レイ「なにその頂上決戦!?」

 

 

●《悠久の時を超えて》

 

レイ「4枚目のセットオーダー/世界が登場! 今度の世界は夜影兵のパンプだよっ!」

 

ミオ「設置コストこそSB2と重いものの、一度置いてしまえば、夜影兵が登場するたび、そのターン中、その夜影兵のパワーが+5000されます」

 

レイ「ディスアドを補填してくれないタイプの世界だけど、効率がヤバすぎて、ぜんっぜん問題にならないかな。オルフィスト自体が、そんなにディスアドが重いデッキじゃないし」

 

セイジ「複数枚採用する余裕はさすがに無いので、デッキにピン挿ししておいて、ライドラインですぐにサーチしておくのがいいだろうな」

 

サキ「使用済みの夜影兵を有効活用しつつ処理できるデスティアーデとの相性はもちろん抜群です!」

 

 

●《リファブリッシュメント・ドック》

 

レイ「エイリアンだろうと女の子だろうと、G2であるならばブーストという新機能を追加するスーパー格納庫!! ブラントゲート驚異のメカニズム!!」

 

サキ「出オチみたいなカードだけど、手札の補填もしてくれるし、悪いカードじゃないよね。安定性とパワーを底上げしてくれそう」

 

セイジ「惜しむらくは、現状のブラントゲートにおけるライドラインと、あまり相性がよくないことだな。

極光戦姫はそうまでして攻めるデッキではないし、グラビディアはブーストどころか、盤面を埋めることができるかも怪しいデッキだ。

枢機は……言わずもがな、だな」

 

レイ「夜が明けちゃう!」

 

ミオ「今後、強力なG2を多く抱え、ビートダウン型のライドラインが登場するのであれば、隠し味として採用を検討してみるのも一興でしょう」

 

レイ「リアガード要員のRRRってG2が多いから、弾が進むごとにデッキにG2が増えてく傾向は確かにあるんだよねー、このカードゲーム」

 

 

●《極光戦姫 カフ・スプリング》

 

レイ「コントロール型の極光戦姫に嬉しい新戦力! ノーコストで! 状況に依らず! 監獄のカードを1枚増やせるって、すごくない!?」

 

サキ「ライバルは、コストは必要なものの、相手の手札の質を高めることもなく、パワーも出せるアキューズ・マカライトですね!

アキューズ・マカライトはPRカードで手に入りにくいので、その代用として収録されたとも言えそうです」

 

ミオ「手札破壊で言うと《確保の瞬間!極光戦姫密着24時!》もありますね」

 

レイ「そっかー……競合してるカードが多いのかー」

 

アラシ「それでもRRの2枚より採用率は高くなるかもな。それとも、レモナンでビートダウン型の極光戦姫が台頭するのかね?」

 

レイ「気になるのは、これほどの逸材がコモンで、今日のカードで紹介すらされなかったってことなんだよね。

ひょっとしたら、もはや作り手が極光戦姫を理解しきれていない疑惑が……」

 

アラシ「ま、かく言う作者も、現状の極光戦姫を理解しきれているかは怪しいけどな!

断片的な伝聞を、自分のカードゲーム経験値で繋ぎ合わせてるだけだからな。けけっ」

 

 

●《卓絶の天衝 ラグレール》

 

レイ「バスティオン軸にまたまたバケモノが追加投入!!

このユニットがアタックした時、CB2と他のユニットを望む枚数レストすることで、このユニットはドライブチェックができる!!

G3なので、このドライブチェックはもちろんツインドライブ!!」

 

ミオ「その代償も大きく、バトル終了時に手札を5枚捨てなくてはなりません。

ですが、前述のコストでユニットをレストした枚数だけ、このデメリットも軽減され、ユニットを2体レストしていれば3枚に。4体レストしていれば0枚に軽減されます」

 

サキ「ユニットを4枚レストすれば=アタック回数を1回減らせば手札を2枚増やすこともできるわけですね。

攻めっ気の強いバスティオンで使う機会があるかは分かりませんが、面白い選択肢です」

 

アラシ「さらに面白いのが、このデメリット。後払いなので、何かと踏み倒しやすいってところだな。

例えば、自分の手札が0枚の場合、このユニットのツインドライブで得た手札こそ失うものの、実質的な消費はゼロだ。

もっと言えば、このスキルで勝ちを決めてしまえば、手札がいくら消費されようが関係無ぇ」

 

セイジ「レストさせるユニットは0枚も選べるので、『どれだけ手札があっても、次の相手ターンは耐え切れない』という状況であれば、全員をスタンドさせたまま、ツインドライブの恩恵だけ得ることができるというわけだ。

Dスタンは、攻めに易く、守りに難い環境なので、その判断は慣れれば容易にできる。攻撃に特化したバスティオンならばなおさらだ」

 

ミオ「ドライブチェックを増やす特性がバスティオンと噛み合っているのはもちろんですが、もうひとつ非常に相性のよいデッキがあります」

 

レイ「六角宝珠だね!!」

 

ミオ「はい。特に六角宝珠では4枚をレストさせてハンドアドバンテージを得るパターンも選択肢に入ります。

手数の少なさは★トリガーとパワーで容易に補えるので、ペルソナライドできないターンはこれでデッキを回しつつ、守りを固めるといいでしょう」

 

 

●《立志の魔法 カカロネ》

 

レイ「RRRなのに肝心のデッキトップ操作がオーワインの下位互換なんだけど!?」

 

アラシ「まあ、オーワインがRRRもかくやという盛られっぷりだったからな」

 

セイジ「けしてこのカードが使えないわけではない。誤解の無きよう」

 

レイ「今弾は他にも六角宝珠を強化するカードが盛りだくさん! 大躍進が期待できるライドラインのひとつだよ!!」

 

 

●《イーズロッド・エンジェル》

 

レイ「バスティオン、六角宝珠、ファントム・ブラスター……ケテルサンクチュアリ、すべての軸で採用される可能性を秘めた、良デザインカードだよ!!」

 

ミオ「SB1で山札の上から1枚見て、このユニットの縦列にコールします。めくるカードはブーストできるカードでなければ基本的には機能しませんが……」

 

レイ「ファントム・ブラスターなら、誰であろうとドンとこい! 使えないカードなら、ダムド・チャージング・ランスの贄となれい!」

 

アラシ「六角宝珠なら、事前に山札を確認できるので、G1をデッキトップに置いてからこのカードをコールすりゃいい。

確認したカードをデッキボトムに送れない五角宝珠やカカロネとは特に相性がいいな!」

 

レイ「本来、その役目は《金剛鏡の女魔術師》だったんだけど、めくる枚数が多すぎて使いにくかったんだよね。五角宝珠のライドラインスキルで3枚めくって、1枚ノーマルユニット、2枚トリガーだった場合とか!

山札を微調整できるこのカードは、本当に助かる!」

 

アラシ「ラグレールをコールして、このユニットは後列でレストさせるって使い方も面白いぜ」

 

セイジ「残るバスティオンは、めくるカードはだいたいトリガーかG3になる。バスティオンデッキなら、G3でブーストできるギミックは組み込まれているだろう。もちろんこちらでもラグレールとの相性は良好だ」

 

 

●《啓示の魔法 トトリス》

 

レイ「なかなか直接的かつ大胆な六角宝珠サポート! CB1でデッキから六角宝珠を手札に直輸入!!」

 

サキ「六角宝珠におけるペルソナライド安定化はもちろんのこと、Dスタンでは珍しい、CB1で堅実なアドバンテージを提供してくれるカードでもあります。

少量の六角宝珠と共に、他のデッキに出張採用もありえるんじゃないでしょうか!」

 

 

●《守るべき誇り》

 

レイ「騎士だろうと女の子だろうとファントム・ブラスター・ドラゴンだろうと、G3であるならばブーストという新機能を追加するスーパー結界!! ケテルサンクチュアリのバリアはバケモノか!!」」

 

アラシ「手札を補填してくれた格納庫とは逆に、こちらはさらに手札1枚を要求される。他にコストはかからないとは言え、それだけのために手札2枚の消費は厳しそうだな」

 

セイジ「バスティオンにしろ、G3に寄せた型の六角宝珠にしろ、G3のブーストギミックを採用するのであれば、勝負所に確実に適用できるようでなければならないが、このカードを4枚採用するのは自殺行為だ。

入れるにしても、従来の手段に加えて、このカードを隠し味として1枚程度になるだろう」

 

 

●《旗艦竜 フラッグバーグ・ドラゴン》

 

サキ「アクアフォースの後継となるドラゴンがついに出撃です!!

武装やカラーリングがメイルストロームと酷似している点も気になるところ!」

 

ミオ「これでメガラニカは、グランブルー=ゾルガ軸、バミューダ△=カイリ軸、アクアフォース=フラッグバーグ軸と、全クランの後継が揃ったことにまりますね」

 

レイ「……ふーん、よかったねー」

 

セイジ「フラッグバーグは戦い方もアクアフォースを踏襲している。

フラッグバーグがアタックした時、そのターンにアタックした回数に応じて、以下の効果が発動する。

3回以上で、1枚ドロー。

4回以上で、相手リアガード2体を退却。

5回以上で、パワー+10000、手札から3枚以上コールしなければガードできない制限だ」

 

サキ「ドローに、除去に、ガード制限! このあたりもメイルストロームを彷彿とさせますね!」

 

セイジ「もちろん、連続攻撃ができるリアガードも豊富に揃っており、手札さえあれば5回のアタックは容易に達成できるだろう。

ただし、連続攻撃ができるユニットのほとんどがパワー10000で、ヴァンガードへの通りはよくない。

ヴァンガードに有効打を与えたい場合は、アドマンティスでパワーを底上げしてやるといい」

 

サキ「本当に優秀ですよね、あのカマキリ……」

 

アラシ「連続攻撃できるユニットを《霊体凝縮》で蘇生させんのも面白いぜ!」

 

セイジ「また、連続攻撃できるユニットのほとんどがカウンターコストを消費するので、消耗が激しく、それ故にアドバンテージを稼ぐ手段も限られる。

除去と消耗戦は天敵と言えるだろう。このあたりも従来のアクアフォース(特に初期の)譲りと言えるな。

あまりにもアクアフォースそのものすぎて、話を広げられないのが残念だ。

グランブルーを踏襲しながら新しいこともしているゾルガが、少し羨ましくもあるな」

 

アラシ「いやあ。あれはあれで考えることが多くて面倒だぜ?

ちなみに作者は、魔合成なんてどうでもいいから、普通のグランブルーにして欲しかった派だ」

 

レイ「はーん、ふーん、ほーん。それでー? ペイルムーンとー、ギアクロとー、ギアクロとー、ギアクロと―、ギアクロとー、ギアクロニクルはいつでるのかなー?」

 

サキ(レイちゃんが焦りのあまりスレてきてる……)

 

 

●《廃滅の虚竜》

 

アラシ「ストイケイアに、さらなるライドラインが登場だぜ!!」

 

レイ「またぁ!?」

 

アラシ「その名も《廃滅の虚竜》!!

V登場時にドロップからノーマルオーダーを1枚選び、そのコストを払わずにプレイする!!

魔合成のようにバインドすることも無いので、1枚オーダーがあれば、それを延々と使いまわすことができるぜ」

 

サキ「わぁ! それならゾルガや憤竜とも差別化できていて、十分新規ライドラインを名乗れそうなスペックですね!」

 

アラシ「んー。つっても、『ドロップゾーンからオーダーをプレイしている』っていう点においては魔合成と同じなんだよな。

魔合成はそれに加えて、手札のオーダーもプレイしているわけで。はっきり言って、こいつは魔合成の下位互換に近いスキルだ」

 

セイジ「同じコモンライドラインでも、見方によってはゾルガ以上のことをしていた憤竜とは違うということだな」

 

アラシ「その現状から脱却するには、ノーコストの部分を生かすしかねぇ。

例えば、Vスタンの《知略の兵法 剛腕の章》がDにもあったとして、だ。もちろんこんなカード、ゾルガでは重すぎて使えねーが、虚竜なら?」

 

サキ「虚竜にライドするたび、3枚ドロー&前列+10000!!!」

 

アラシ「そういうことだ。コストはクソ重いが、単体で爆アドを稼げるオーダーさえあれば、虚竜はゾルガ以上のことをできる可能性がある。

目安としては、単体で魔合成以上の成果をあげられるかどうかだな。

コストが割に合っている必要も無い。CB5SB8で5枚ドローみたいな暴利オーダーだろうと、虚竜はむしろウェルカムだ。ゾルガで使えなければ使えないほど、虚竜独自の価値になるんだからな」

 

サキ「……で、そういうオーダーは、あるんでしょうか?」

 

アラシ「…………」

 

サキ「アラシさん?」

 

アラシ「いやぁ、基本的にストイケイアのオーダーって魔合成すること前提にデザインされているからよ。軽いのが多いんだわ。

かろうじて重いと言える《逆流する冥府》は、魔合成しないと本領を発揮しねぇし。

唯一、面白いと言えるのは《涙する悪意》かなぁ?

2体の退却も、もちろんコストなので踏み倒せる。

カウンターチャージ1、ソウルチャージ1、1ドローが毎ターンできるなら……他にコストが重くて強いカードがあれば、それを連発できるからな」

 

サキ「……で、そういうコストが重くて強いカードは、ストイケイアにあるんでしょうか!?」

 

アラシ「いやあ、それがもうぜんっぜん! むしろケテサンに多いでやんの。オールデンとかオーランドとか。オーダーも来たれりとかあるし。完全に生まれてくる国家間違えてるよ、こいつ」

 

サキ「そうですか……」

 

アラシ「そんなわけで、今後に期待だな。重いオーダーか、重いRRR級のリアガードが登場すれば化ける可能性はある。素質自体は悪くないもんがあると思うぜ?」

 

 

●《死招きの黒呪術》

 

アラシ「とまあ、ここまでが第2弾までのカードで考察した《廃滅の虚竜》だ」

 

レイ「なんでそんなややこしいことを!?」

 

アラシ「だって、今日のカードでは、このカードだけが真っ先にポンと紹介されやがったからよ。イラストはマジかっけぇのに、どう使おうかと、作者がどれほど頭を悩ませたか。まずはその過程を知っておいて欲しかったわけだ!!

ま、さすがに、こんなカードを出しっぱなしにしたままでは終わらなかったぜ! 相性のいいカードがしっかりセットで収録されてやがる!」

 

ミオ「同じく初期に紹介されたムサシドアーマーは、特に相性のいいカードが登場することなく、出しっぱなしでしたが」

 

アラシ「そのカードこそ、《死招きの黒呪術》!! CB4で2枚ドロー!! このコストはバインドされているカード1枚につき1減る!

……んー、んんんー、んんんんんー、2枚ドローかー」

 

サキ「うーん。もう一声ってところでしょうか」

 

アラシ「まーな。2アドくらいなら、ゾルガがその気になりゃ余裕で稼げるわけで。3アドが分水嶺だと思ってたんだが、2アドかー。

つっても、その2アドはノーコストで得られる2アド! 余ったコストを有効活用できれば、ゾルガ以上の活躍は期待できる! ……んだが」

 

サキ「ストイケイアには重くて強いカードが全然無いんですよね」

 

アラシ「ああ。そっちはついぞ来なかった。

まあ、せいぜいブリッツオーダーの《封じられし道》あたりかな。……むりやり重いカードを探してきた感もあるが、コストさえあるのなら、悪くないカードでもある。

ライドラインの成功率を上げるため、オーダーの水増しは必要だしな」

 

 

●《死招きの黒呪術》

 

アラシ「《廃滅の虚竜》以外のデッキにおける《死招きの黒呪術》も考察しておかねぇとな!」

 

サキ「えっと……CB4の2枚ドロー。バインドされているカード1枚につきコストが1減るんでしたっけ」

 

アラシ「ああ。最初の魔合成ではコストが3もかかる。次のターンでも2なので、マトモに使えるのはゾルガや憤竜にライドしてから3ターン目だ。そこまでいくと、今度は2枚ドローによるデッキアウトが怖いな。

一応《鬼首捻り》でも軽減できるとは言え、正攻法では使えたもんじゃないので、他のバインドできるカードと組み合わせる必要がある」

 

サキ「それには、どんなものがあるんでしょうか?」

 

アラシ「色々とあるんだが、ぶっちゃけ《棺桶撃ち》一択だと思ってるぜ。というか、それ以外のバインド手段は、別にカウンターコストがかかるんだよ。コスト軽減するためにコスト消費してりゃ意味ねぇだろ。

魔合成する前に、オーダーと《棺桶撃ち》をドロップゾーンに送りこんで、バインドゾーンのカードをどうにか2枚増やす!

そうすりゃ1回目からCB1で使えるし、2回目以降はタダで2ドローだ!!」

 

サキ「そこまでいけば、どんなカードと魔合成しても強そうですね!」

 

アラシ「そこだけ見りゃあな。実際は《棺桶撃ち》の大量投入が必須なんで、デッキ自体のパワーがかなり落ちる。

後述するが、ゾルガにはソウルの有効な活用先が増えたんで、ソウルを無駄に消費するのもかなり痛い。

このカードを生かせるのは、ゾルガではなく《鉄錨の憤竜》だと思ってるぜ」

 

レイ「でた! 憤竜さん!!」

 

アラシ「ゾルガほど蘇生が上手くない憤竜なら、《棺桶撃ち》も余裕で採用圏内だ。

バインドを2枚溜めて《死招きの黒呪術》と《死招きの黒呪術》を魔合成すれば、CB2で4枚ドロー!!!!

次ターン以降の《死招きの黒呪術》はノーコストで4ドローだ!!!!」

 

レイ「爆アド!!!!」

 

アラシ「例の如くデッキ切れは怖いんで、サブのオーダーはフィニッシャーになる《扇情の蜜》を入れておくといいぜ」

 

レイ「ところで、《死招きの黒呪術》でゾルガさんが読んでる本は何なのかな?

魔導書ならそれらしかったところなんだけど、表紙の折れ方がどう見ても雑誌なんだよね。内容も文字というよりは写真っぽいし」

 

アラシ「んなもんエロ本しかねぇだろうが。なぁ、オウガ? っと、もうここにはいないんだったか」

 

サキ「なっ、なんでそこでオウガ君に同意を求めるんですか!?」

 

アラシ「むしろ、何でお前がそこに反応すんだよ!?」

 

レイ「でも、ぶっちゃけ、ヘンドリーナの前で平然とデリカシー無い本を読んでそうなイメージはあるよね、ゾルガさんは」

 

 

●《影纏い》

 

アラシ「ゾルガデッキをワンランク上に押し上げること間違い無しの、超重要戦力が登場だぜ!

登場した時に、ドロップに無いオーダーカードをドロップゾーンに送り込むことができる」

 

レイ「オーダーを使い分けやすくなったので、動きの安定性、汎用性、デッキ構築の融通まで大幅グレードアップ!」

 

アラシ「《廃滅の虚竜》デッキでは、《死招きの黒呪術》を実質8枚体制にできるようになったので、《廃滅の虚竜》にライドする前に《死招きの黒呪術》がドロップゾーンに落とせてない最悪の事態を回避するカードとして活躍してくれる。それどころか《死招きの黒呪術》を3枚に減らす構築だって考えられるな」

 

ミオ「2枚目以降の《死招きの黒呪術》は、基本的には死に札になってしまいますからね」

 

アラシ「《死招きの黒呪術》を使ったらデッキアウトしてしまう状況や、ファイナルターンを想定して、《霊体凝縮》や《扇情の蜜》をピン挿しする構築も考えられるからな。それらがダメージに落ちる前に、即座にドロップ送りしてくれる《影纏い》は終盤まで役に立ってくれるぜ」

 

セイジ「手札とドロップにオーダーが揃わず魔合成ができない状況も多かった《鉄錨の憤竜》デッキの不安定さも、このカードの登場で大幅に緩和されることになるだろう」

 

レイ「要するに、ストイケイアが誇るオーダー3人衆の誰もが求めてたカードってわけだね!」

 

アラシ「それだけに終わらないのが、《影纏い》のヤベェところだ。

オーダーをプレイした時、SB1することでパワー+5000。さらに、魔合成しているなら、リアガードを1枚手札に戻すことができる!!」

 

セイジ「《ゴースト・チェイス》の仕事を、ユニットが、メインフェイズで、行ってしまえるようになったということだ。

ゾルガで蘇生させた超トリガーや完全ガード、ゾルガ自身を、《影纏い》で回収する動きは、今後のゾルガでは最も基本的な動きとなるだろう」

 

アラシ「これな。超トリガーをファーストヴァンガードにしてしまうのも、大マジメにアリだと思うぜ?

ドライブチェック回数もデッキ圧縮も平凡なゾルガで、引くかどうかも分からない超トリガーにお願いするより、毎ターン50000ガードが担保される方がよっぽど強くね?」

 

レイ「実際、半年Dスタンやってて、超トリガーのおかげで勝ったファイトより、50000ガードのおかげで勝った試合の方が多く感じるよね」

 

セイジ「『超トリガーが見えている』状況と『超トリガーが見えていない』状況では、相手に対するプレッシャーが違うため一概には言いにくいが、一考の余地はある選択肢であると思う」

 

 

●《樹角獣 バロメツ》

 

レイ「G1にしてパワー10000!!」

 

アラシ「もちろんデメリットも半端じゃねえ。このユニットは前列からアタックできない。

10000ブーストなら《暗澹巡り》で十分だし、マグノリアで後列からアタックさせるにしても、10000と8000じゃ、ガード要求値は大して変わらん」

 

レイ「だからと言って、このヤギさんが使えないと判断するのはまだまだ早計!

何といっても、このユニットにはライドすることができるんだから!」

 

アラシ「もちろん前列からアタックできないデメリットはヴァンガードにおいても適用されるが、先攻でライドした場合は、そのデメリットを踏み倒しつつ、相手ユニット単体のアタックをほとんどシャットアウトしてくれる鉄壁のヴァンガードとなってくれるぜ」

 

セイジ「一方で、後攻でライドした場合、アタックができなくなるばかりか、パワー10000も大した意味を成さなくなる」

 

レイ「天国と地獄!!」

 

アラシ「使い方は、

これをライドデッキに入れておいて、後攻を取った場合は手札の別カードにライドする。

これをメインデッキに入れておいて、先攻を取った時、手札にこのカードがあればライドする。

のどちらかになるだろうな。

ライドデッキに入れるパターンを選択するやつは、よっぽどの勇者か大馬鹿だろうが、あえてこのカードを使うのなら、そのくらいしないとダメなのかもね」

 

サキ「投入するとしたら樹角獣デッキになるのでしょうか……」

 

アラシ「だな。

幸いと言うべきか、カリスのライドライン能力もかなり不安定だし、一方でリアガードにおけるスキルは優秀だ。

ライドデッキにバロメツを入れて、カリスをメインデッキに4枚入れた構築なら、普段とは一味違う樹角獣デッキにはなりそうだぜ」

 

 

●《バーニングフレイル・ドラゴン》《ステムディヴィエイト・ドラゴン》《警邏ロボ デカルコップ》《ブレードフェザー・ドラゴン》《情憬の乙女 アラナ》

 

レイ「5大国家にも3種類目の★トリガーが登場!! これにより5大国家でも★トリガー12枚構築ができるように!! ……なった、はずなんだけど」

 

サキ「ファイターズルールの更新によって、★トリガー、前トリガー、引トリガーは8枚しかデッキに入れることができなくなってしまいました」

 

レイ「これってどう見てもターゲットは★トリガーで、前トリガー、引トリガーはとばっちりだよね!

オルフィストなら、前トリガー11枚構築も面白そうだったんだけどなぁ」

 

サキ「基本的に前列に3体しか並ばない環境での前トリガー、全体的に手札のガード値が低くなった環境での引トリガーと比較して、★トリガーが一歩抜きんでていることは確かだとは思いますけど……」

 

アラシ「全体のガード値が低い分、★トリガーによる速攻は決まりやすくなってるしな。しょーがねぇと言えばしょーがねぇのかも知れねぇが、★トリガーガン積みによる速攻っていうのは、格下が格上を倒すのに最も有効な手段でもある。

速攻を制限する=ただ単にカードパワーが強いデッキだけが勝ってしまう環境になりがちなのも考慮して欲しかったところだね」

 

サキ「そのあたりは、治ガーディアンにも同じことが言えますよね」

 

アラシ「ま、そもそもの間違いは、G1のガード値を5000にしてしまったことだと、俺は思っているんだがね。

それによるガード要求値と戦略性に与える影響も分かるんだが、10000要求をいちいち15000でガードしないとならないDスタンは、はっきり言って、プレイしててメチャクチャ苛々するぜ。

作ってるやつは、それに気付かなかったのかね? それとも俺や作者が短気なだけなのかね」

 

レイ「カードゲーマーってきっちりした人が多いからねー。それも何故かファイト中に限って」

 

アラシ「ま、今弾でガード値が10000になるユニットが今弾で急増してんのは、暗に過ちを認めてんだろうとは思うけどな」

 

 

●《バーニングフレイル・ドラゴン》《ステムディヴィエイト・ドラゴン》《警邏ロボ デカルコップ》《ブレードフェザー・ドラゴン》《情憬の乙女 アラナ》

 

レイ「改めて新規★トリガー5人衆!!

彼らは3種類目の★トリガーであり、スキル持ちの★トリガーでもあるんだよ!」

 

セイジ「そのスキルとは、ブーストしたバトル終了時に、このユニットをソウルに置くことで、ユニット1体のパワーを+2000するものだ」

 

アラシ「ヴァンガードを選ばなくなった代わりに、2ランクほどダウンした旧《ランペイジ・シェイド》みたいな感じかね」

 

レイ「基本的にDスタンで+2000のパンプって使いづらくて、想定できるのはG1がG3をブーストした時の21000を23000に押し上げるくらい。これもデッキによりけりだけど、そんなに見かける状況ではないんだよね……」

 

サキ「ペルソナライドの関係上、G3は手札に温存されがちですからね……」

 

セイジ「+3000なら、《アセンダンス・アサルト》らのアタックが通るようになり、また違ったのだがな……」

 

レイ「4000ブーストに至ってはもっとで、本当に10000リアガードをヴァンガードに届かせるくらいの役目しか果たせない!

そんなわけで、このカードを盤面に出すのは相応のリスクを覚悟すること! 盤面に出すなら5000ブーストの方が遥かに使い勝手がいいからね!

なりふり構わずソウルを増やしたい!! ってデッキに採用できるカードだね」

 

アラシ「とは言え、これで1枚のアドバンテージを失っているので、ソウルでアドを取るってデッキにも向かねぇ。

かと言って、ソウルでパワーを上げていくタイプのデッキだと、今度はこのカード自体のパワーの低さが引っかかる」

 

レイ「あれ? 思ったより使いこなせるデッキは限られそう……?」

 

アラシ「まあ、いいバランスだとは思うぜ。前回の前トリガーは、前トリガーが入るデッキなら入れ得で、他の前トリガーを食っちまうレベルだったが、このレベルなら、従来の★トリガーも十分採用の余地があるだろうしな!」

 

 

●終

 

レイ「こうして『共進する双星』のカードを一通り見てきたわけなんだけど……」

 

ミオ「はい」

 

レイ「何が『共進』で、何が『双星』だったの!?」

 

ミオ「……さあ?」

 

アラシ「ダスティンとオーランドじゃね?」

 

サキ「たしかに綺麗なコンボでしたけど……」

 

アラシ「インケーンとゴーマン」

 

レイ「食われてるだけだよ、その子達!?」

 

ミオ「謎を残したところで、今回のえくすとらはお開きにしたいと思います」

 

レイ「それじゃ、まったねー!!」




FFシリーズでは「Ⅱ」が一番好きな異端児です。

ヴァンガード公式サイトでは、公式の小説「クレイ群雄譚」がスタートしましたね!!
その登場人物の中にはなんとメガコロ少女の姿が……!!
これは期待しかありません。
まだ読んでいないと言う方も、面白いのでぜひ。

あ、根絶少女も引き続きよろしくお願い致します。


【デッキログ】
虚竜さん:8WYC
憤竜さん:JDVU
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