根絶少女   作:栗山飛鳥

87 / 94
・音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校3年生。
ディフライド関係無く、知勇兼備の才媛。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
期末テストの平均点は95点。
国語以外は基本100点。

・藤村サキ
マイペースでミーハー気質な恋するメガネっ娘。
深いヴァンガードの知識を持つ高校2年生。
使用クランは「たちかぜ」
期末テストの平均点は81点
昔はケアレスミスが多かったが、最近は克服できてきた。

・時任レイ
ミオの妹を名乗る根絶者のディフライダー。
ミオと違って表情豊かで社交的な高校1年生。
使用クランは「ギアクロニクル」
期末テストの平均点は55点
ヴァンガードの成績と反比例するかのようにテストの成績が落ちており、少し焦っている。

・星見トウコ
最年長のプロファイターとして様々な記録を残す生きる伝説。
がさつで容赦の無い性格のため、人気は低い。
使用クランは「ノヴァグラップラー」
学生時代の期末テストの平均点は9点。
そもそもろくに授業を受けず、カードショップに入り浸っていた。
良い子はマネしないでね。


Ex.51「覚醒する天輪」

●序

 

ミオ「『覚醒する天輪』のえくすとらがはじまります。カードを紹介していきましょう」

 

レイ「早っ!!」

 

ミオ「作者のDスタンに対するモチベーションが反映されています」

 

レイ「ああ、魅力的なカードがいっぱいで、いてもたってもいられないんだね!」

 

ミオ「そういうことにしておきましょう」

 

サキ「やる気の無い作者に代わって、ゲストも呼んでおきました!

作中にて、ついに登場したプロファイター……」

 

レイ「!!」

 

サキ「ノヴァグラップラー使い、星野トウコさんです!!」

 

トウコ「ふん! プロをこんなところに呼び立てて。ちゃんと楽しませてくれるんだろうね!」

 

レイ「そっち!? ダルクさんじゃなくて!?」

 

トウコ「そっちで悪かったね!」

 

レイ「ひいっ! ごめんなさいぃ!」

 

ミオ「こっちの方が、作者が書きやすいからですね」

 

トウコ「こっちで悪かったね!

さあ、さっさとはじめるよ、小娘ども!」

 

レイ「ああ……結局、はやく進める流れになっていく……」

 

サキ「あばばばば……トウコさんがこんな近くに」

 

 

●ドラゴンエンパイア《天輪真竜 マハーニルヴァーナ》

 

レイ「ついに登場、グレード4!!!!」

 

ミオ「まずはG4の共通仕様から説明していきましょう」

 

トウコ「そんなまどろっこしいことはいいんだよ! さっさと次に行くよ!」

 

レイ「まだマハーに触れてすらいないんだけど!?」

 

ミオ「G4の共通仕様は

・トリプルドライブ

・ペルソナライド無し

・パワーは13000で据え置き

この3点が挙げられます」

 

サキ「ペルソナライドを所持していないというのが難しいですよね。ライドした時点ではディスアドになってしまいますし、元ユニットでペルソナライドした方がパワーだけなら高くなるっていうユニットもいるんです」

 

レイ「その分、スキルはとっても強力!!

マハーニルヴァーナは、オーバードレス状態のユニットがいるなら、前列ユニットにパワー+10000してくれるよ!」

 

サキ「ニルヴァーナが持っていた、パワー+10000する起動スキルの代わりみたいなものだね」

 

ミオ「ニルヴァーナがそのままペルソナライドした場合は、順当にいけば前列パワー+20000なので、サキさんの言っていたペルソナライドした方がパワーは高くなるパターンですね」

 

レイ「ニルヴァーナと差別化するには、もうひとつのスキルがよっぽどでないとダメってことだね!」

 

ミオ「CB1して、手札かソウルからニルヴァーナを含むカードをドロップに置くことで、ドロップからG0をスペリオルコールし、相手のダメージが4枚以下なら1ダメージを与えます」

 

レイ「よっぽど!!」

 

サキ「パワーを上げる必要があるのは、つまるところ相手にダメージを与えるためですからね! トリクスタも準備できますし、これならニルヴァーナのペルソナライド以上の性能と言い切れるでしょう!」

 

レイ「素でトリプルドライブなので、超トリガーのドラグヴェーダを引いたら祭りだね」

 

 

●《ヴェルリーナ・エスペラルイデア》

 

サキ「ニルヴァーナをG4へと覚醒させるべき理由は他にもあります! それがこのヴェルリーナの(暫定)最終進化系、エスペラルイデアです!!」

 

レイ「なんとこのヴェルリーナもグレード4!!!! ヴァンガードがマハーニルヴァーナ(もしくはエスペラルイデア)でないと、オーバードレスはもちろん、リアにコールすることもできないよ!」

 

サキ「オーバードレス元はトリクスタ! この原点回帰っぽさもかっこいいですね!」

 

ミオ「このユニットは、オーバードレスした時、ドロップからトリクスタとオーバードレスすべてを、このユニットのドレス元とします」

 

レイ「そして、ヴァンガードがアタックした時、SB1することでこのユニットはスタンドし、ドレス元1枚につきパワー+5000!! 連続攻撃&超パワー!!

そのままマハーニルヴァーナを使う理由になってくれそうな、ただ強カード!!」

 

トウコ「おっと! エスペラルイデアを扱えるのはマハーだけじゃないよ!」

 

レイ「え? でもG4なんてマハー以外にいないんじゃ……」

 

ミオ「ユージンですね」

 

サキ「……あっ! ユージンなら山札からスペリオルコールできますね!」

 

トウコ「ああ、そうだよ。それもただスペリオルコールするだけの魅せプレイってわけでもない。エスペラルイデアのスタンドは、ソウルブラスト以外に条件もいらないからねえ」

 

レイ「ユージンでも連続攻撃ができるってことだね! おばあちゃん、すごい!」

 

トウコ「ふん。このくらい、自分で思いついて欲しいものだね」

 

サキ「安定はしませんが、ユージンでは貴重な連続攻撃です。試してみたくなるコンボですね!」

 

 

●《トリクムーン》

 

レイ「こちらもある意味、原点回帰? 黒いトリクスタことトリクムーン!!」

 

サキ「黒いブラスター・ブレード!?」

 

レイ「黒いクロノジェットもいてよかったよねー」

 

サキ「ブラックアウト側が星なんだから、デイブレイク側は太陽とかの方がいいと思うんだけど……」

 

レイ「トリクサン!!」

 

トウコ「いつまでファイトに関係ない話をくっちゃべってんだい、あんたらは」

 

ミオ「えくすとらから雑談を除いたら、何も残りませんよ」

 

レイ「けど、馬鹿話ばっかりしていられないほど、トリクムーンがとんでもカードなのも事実!

このカード……なんと、中央後列にコールするだけでカウンターチャージ!!」

 

ミオ「バヴサーガラや装備カードを指定しているわけでもないので、ニルヴァーナのスキルでスペリオルコールするもよし。ユージンの後列にコールしてそのまま寝かすのもよしです」

 

レイ「これだけであらゆるドラゴンエンパイアのデッキに採用できるのは間違いないんだけど、バヴサーガラで使用した場合は、さらなる加点が!」

 

ミオ「ブーストした時、バヴサーガラが装備しているカード1枚につき、ブーストされたユニットのパワーが+10000されます」

 

レイ「実質25000ブースト! こっちはこっちでV後列でなくとも発動するので、リアガードを超パワーにすることだって!

気難しそうな見た目とは裏腹に、融通がききまくるとってもいい子!」

 

 

●《封焔の槍 アーディティア》

 

レイ「バヴサーガラの新たな右神装備!」

 

ミオ「アーディティアは、CB1することで装備でき、装備しているユニットのパワーを+10000してくれます」

 

レイ「これだけなら剣と大して変わらないんだけど、もうひとつの効果がすごい!

このカードが装備された時、追加で装備カードをプレイできる!」

 

サキ「これにより、1ターンで左右の装備を揃えることができるようになり、バヴサーガラの退却スキルと★+1をライドしたターンに適用できるようになりました! バヴサーガラの弱点であった初動の遅さが大幅に緩和された形になります!」

 

レイ「いよいよバヴサーガラも本領発揮!! これはフル投入確定だね!!」

 

 

●《封焔竜 アーダルラ》

 

レイ「――なんて言ってたら、いきなり槍の立場を危うくするカードが!!」

 

ミオ「リアガードに登場した時、Vの装備が1枚なら、CB1することで手札かドロップから装備カードをヴァンガードに装備してくれるカードですね」

 

レイ「起動にコストこそかかるものの、装備カードのコストは踏み倒せるので、剣⇒アーダルラ⇒盾の順に実行することで、SB1CB1でフル装備が可能に!!

槍⇒盾のパターンはCB2と重いうえに、装備後のスペックは基本的に剣>槍なので、アーダルラを経由した方が強い!

しかもアーダルラはドロップゾーンからも装備できるので、装備カードを確定ライドのコストにしておけば、槍で手札から装備するよりもアド得!!

バヴサーガラが投げ捨てた剣も後から拾えるし、槍は手札に槍を含めた2枚の装備カードが無いとダメだけど、アーダルラは手札がこれ1枚でも機能する!

逆に、槍は手札に同名カードが複数枚あっても腐るけど、アーダルラは最低限コールはできる!」

 

サキ「しかもアーダルラは装備が2枚あるだけでパワー+5000されるアタッカーでもあります! 槍にもドローがありますが……」

 

レイ「ドローさせてくれるなら、普通に18000で殴れるアーダルラを引きたいよね。それなら最初っからアーダルラ使えばいいわけで。

バヴサーガラデッキの主力となるブーストは、パワー25000のトリクムーンなので、パワーラインもぴったり!

何で槍と一緒にこんなカード出しちゃったの!?」

 

サキ「第5弾のRRRになっててもおかしくないカードだよね……」

 

レイ「現状は槍の上位互換。槍は5枚目以降のアーダルラと言っても過言では無い状況だけど……」

 

ミオ「一応、槍には槍のメリットがあります。それは装備カードであることと、サキさんの言ったようにドローがあることです」

 

レイ「?」

 

ミオ「バヴサーガラのサポートカードには装備カードを指定するものが多いので、今後も装備カードであることを生かせるカードが登場する可能性があります。手札から複数枚の装備カードを捨てることを要求されたり、ドロップの装備カードを数えるスキルなどが登場すればチャンスですね。

ドローについては、環境がインフレすればするほどドローの価値は上がっていくものだからです。一方で、18000アタッカーの価値は下がっていくものだからです。

例えば、33000の★2でアタックできるG3がバヴサーガラに登場すればどうでしょう?」

 

レイ「あ、そっか! パワー18000のアーダルラで妥協するんじゃなく、そのG3を引き込める可能性の上がる槍が優先されるってことだね!」

 

サキ「槍にも将来性があるということですね!」

 

トウコ「ま、それだけ環境がインフレする頃には、槍なんて見向きもされないような装備カードも登場してるだろうけどね!」

 

レイ「台無し!!」

 

 

●《封焔の銃 チャンドラ》

 

レイ「盾に代わる左神装備も登場!

盾自体がかなりのハイスペックで、剣と違って使い減りもしないので、要求される性能は右神装備よりずっと上なんだけど、槍があんな体たらくで大丈夫かな……?」

 

ミオ「一応、槍自体はかなりのスペックなのですが」

 

サキ「いけなかったのは、同じ弾に、役割が同じで、レアリティも同じの、超ハイスペックなカードが収録されてしまったことなんですよね」

 

レイ「そんな期待と不安に彩られた銃は、SB1で装備可能!」

 

ミオ「装備しているユニットがアタックした時、CB2でドライブ+1。バトル終了時に、この銃はドロップされます」

 

レイ「弾1発しかないの!?」

 

サキ「コストの重さは気になりますが、防御を捨てて攻めたい時に使うファイナルターン向けのカードですね。盾に代わる装備というよりは、最終盤で盾と入れ替える装備として調整してきました!」

 

レイ「剣と同時に装備して、攻撃に特化したパヴサーガラデッキを組んでみるのも面白そう!」

 

サキ「いいカードでよかったねー」

 

レイ「……大丈夫? この後、コールするだけでバヴサーガラのドライブ+1する18000アタッカーとかいないよね?」

 

サキ「トラウマになってる!」

 

 

●《忍竜 シャクガン》

 

レイ「フレーバーテキストかっこよ!」

 

 

●《ドラグリッター サルマー》

 

レイ「唐突に収録された謎治トリガー!! 特殊レアリティっぽいけど……」

 

サキ「次弾に収録されるカードの先行収録か何かでしょうか?」

 

レイ「それにしては特別感が無さすぎるんだよね。次に登場するライドラインのファーストヴァンガードとかだったら分かるんだけど」

 

 

●ダークステイツ 《ディアブロス “絶勝”ブルース 》

 

レイ「G4、2枚目に紹介するカードはブルース!!

アタック終了時、一気呵成なら自分ごと前列をスタンド!!」

 

サキ「ペルソナライドが無いので個々のパワーこそ“暴虐”に劣りますが、ディアブロスは元々パワーの高いデッキで、パンプ手段にも事欠かないので、あまり気にはならないでしょう。

それよりスキルはほとんど据え置きのまま、ヴァンガードまでスタンドするというのがすごすぎます!」

 

ミオ「注意点として、当たり前の話ではありますが、このカードは《ディアブロス “暴虐”ブルース》ではありません。

《ディアブロスジェットバッカー レナード》など、“暴虐”を指定した強力なカードが使いにくくなっている点は、わずかな良心と言えなくもないでしょう」

 

レイ「ここらへん、他のG4も同じだから注意してね! マハーでも《ヴェルリーナ・エルガー》が使えなかったりするからね」

 

サキ「ブルースは、名称を参照するより、一気呵成を参照しているパターンが多いので、被害は少ない方ですけどね」

 

 

●《デザイアデビル ブベツー》

 

サキ「グリードンも4回アタックができるようになりました!」

 

レイ「とは言え……デザイアデビルには追撃に向いたカードがいないんだよね。ペルソナライドしていないなら、ゴーマンやインケーンの方が有効な場面も多そう。

まあ、1手目にヒステラを使っても、トリガーを振れるユニットが残るってだけで偉いのかも知れないけど」

 

 

●《ブレインウォッシュ・スワラー》

 

レイ「Dスタンにもドリーンがやってきた!!」

 

トウコ「……ちっ。嫌なこと思い出させんじゃないよ」

 

レイ「文化祭のこと、根に持ってる!?」

 

サキ「《ブレインウォッシュ・スワラー》は、ソウルチャージされるごとにパワーが+5000されるG1!

まさしく、天輪世紀のドリーンと呼ぶに相応しいユニットですが、『ソウルチャージ』しか参照しないので、それ以外の方法でカードをソウルに置いても無反応な点に注意です!」

 

レイ「よく使われるカードで言うと《セルフィッシュ・エングレイヴァー》とかね」

 

サキ「その代わり! この《ブレインウォッシュ・スワラー》は、登場時に自前でソウルチャージができるんです!

ドリーンでありながらソウルチャージもできる、まさしく新時代のユニットなんですよ!」

 

レイ「是非とも盤面で末永く活躍して欲しいカードなんだけど、肝心のバロウマグネスは、優秀なユニットも見境なくソウル吸い込んじゃうせいでビミョーに相性が悪い!」

 

ミオ「むしろブルースとの相性が抜群ですね」

 

レイ「《パンデモニウム・タクティクス》1回するだけでパワー+20000とか、何事!? って思うよね」

 

 

●《デザイアデビル ヤーダ》

 

レイ「この子の名前がジコチューでよくなかった!?」

 

 

●ブラントゲート 《極光烈姫 セラス・ピュアライト》

 

レイ「G4、お次はセラス・ホワイト!!」

 

ミオ「セラス・ピュアライトは、登場時にCB1と、『セラス』をソウルブラストすることで、相手の手札、リアガード、ソウルをそれぞれ2枚ずつ監獄に収容します」

 

レイ「2ハンデス!!」

 

サキ「それもすごいけど、相手のソウルに干渉している点も注目だよ。相手のソウルを減らすだけならヰゲルマがいましたが……」

 

ミオ「ヰゲルマ『様』です」

 

サキ「(うるさいな……)ヰゲルマ様がいましたが、能動的にソウルに干渉できるのは、このカードが初! ……ですよね?」

 

レイ「滅多に無いだろうけど、ソウル2枚のグリードンから、ソウルのグリードンを引っこ抜いたら、それだけで勝てちゃうなんてことも!?」

 

サキ「出だしからとんでもない効果で話が逸れてしまいましたけど、ピュアライトのスキルはまだまだ続きます」

 

レイ「監獄に収容されているカード2枚につき、前列ユニットのパワー+5000!! 10枚以上なら、さらに前列ユニットの★1!!」

 

サキ「ペルソナライド無しでも、それを圧倒するパワー!

他のG4は、元となったユニットを順当に強化した感じになりますが、セラス・ホワイトのみ役割が反転して、相手を封殺するコントロール型から、必殺のフィニッシャー型へと変化します!」

 

レイ「ダラダラ戦ってると、超トリガー引かれて逆転される恐れがある環境だし、決着を早められるフィニッシャーの登場は嬉しいよね。

こんなカードが出た以上、下手にコントロールするより最速でピュアライトに繋ぐ方が強い説もあるかもだけど」

 

ミオ「仮にピュアライトで仕留め切れなかったとしても、相手の手札とソウルを削っているので、反撃できる手段は限られるでしょう。特にソウルは保釈金としても扱える、極光戦姫相手では重要なリソースです」

 

レイ「前列にペリオ・ターコイズでも立たせておけば完璧かな♪」

 

 

●《グラビディア・シャーゴ》

 

ミオ「グラビディアには隕石を山札に戻せるカードが登場しました。

SB2することで、ドロップゾーンから隕石を5枚選び、山札に戻します。

さらに、戻した枚数に応じて、さらなるスキルが重複する形で適用されていきます」

 

レイ「1枚以上戻したら?」

 

ミオ「パワー+5000されます」

 

レイ「3枚以上戻したら?」

 

ミオ「パワー+5000されます」

 

レイ「5枚以上戻したら!?」

 

ミオ「パワー+5000されます」

 

レイ「やっつけだった!!」

 

 

●《極光戦姫 サプレス・グリーマ》

 

レイ「ドラゴンエンパイアのユニットすらまだやったことの無い分身を、ブラントゲートが先にやりやがった……!!」

 

サキ「リリカルモナステリオのパラライズと言い、たまにユニットの役割が大きくブレることあるよね……。しかも、作者が愛用するクランのツートップを象徴するギミックと言う嫌がらせ……」

 

レイ「そもそも作り手側が、全24クランの特性を把握していないと作者は思ってるよ。少なくとも、知識や愛着は露骨に差があるね。たぶん、開発チームのお偉いさんは、ネオネクとかエンジェルフェザーとかが大好きなんじゃないかな」

 

 

●《電磁怪獣 エレヒレシーデ》

 

ミオ「エレヒレシーデは、G3でパワー15000のデメリットアタッカーです。

オーダーゾーンにカードが無いならアタックすることができませんが、現状のブラントゲートのライドラインであれば、無条件で15000のアタッカーとして運用できるでしょう」

 

レイ「とは言え、それだけだと優秀な代わりはいっぱいいる!

この子の存在意義はもちろん、ライドもできるということ!!!

パワーは3000低いけど、ブラントゲート版シュルドフィッシャーだね!」

 

ミオ「セラスとオルフィストのライドラインは、いずれも確定でセットオーダーを手札に加えることができるため、確実にエレヒレシーデのデメリットを解除することができます。

運用する場合は、これらのライドラインのG3枠に投入するのがいいでしょう。

いずれのライドラインもG2の時点で完結するタイプなのも好相性です」

 

レイ「シュルドフィッシャーと違って、構築やプレイングに制限がかかったり、最悪、デメリットが適用されてアタックできなくなったりっていう心配が無いのは嬉しいね。それもあっての15000査定なんだろうけど」

 

ミオ「ちなみにその15000というパワーですが、実際のところシュルドフィッシャーとさしたる違いはありません。

というのも、Dスタンの基本的なパワーラインは

・G3⇒13000

・G2⇒10000

・G1⇒8000

となっており、パンプされる場合も、実に7割近いカードが5000刻みでパンプされるようになっているからです」

 

サキ「G2をG1がブーストした場合、パワーラインは18000。

ヴァンガードがシュルドフィッシャーだろうと、ガード要求値は5000+5000xで変わらないというわけだね」

 

ミオ「そうです。明確にシュルドフィッシャーと差がつく場面と言えば、G3をG1がブーストする場合や、よくいる15000アタッカー単体のアタックが通ってしまうくらいでしょうか。

+2000のパンプは+5000に次いで多く、パワー20000ラインも形成されやすいので、注意が必要です。

他にもパワー7000や9000のような変わり種のカードとぶつかった場合、シュルドフィッシャーでは通さなかったアタックが通ってしまうこともありますが、そのあたりは使い勝手の代償として諦めましょう」

 

サキ「それでは、ここからは監獄型エレヒレシーデと、夜型エレヒレシーデ。それぞれ相性のよさそうなカードを見ていきましょう!」

 

トウコ「ちょっと待ちな! なんでこんなカードがG4勢より優遇されてんだよ!」

 

ミオ「えくすとらではよくある光景です」

 

 

・監獄型エレヒレシーデ

 

ミオ「監獄型で採用したいカードは以前にえくすとらでも紹介した《極光戦姫 ビレート・カナリー》です。

セラスより収容数は劣ってしまう反面、収容数を気にする必要も無いので、収容されたユニットを処刑するカードを気兼ねなく投入することができます。

ライドラインのキルナ・ブルーが収容した手札を、ビレート・カナリーでドロップへ送るハンデスコンボは、エレヒレシーデの必勝パターンになるでしょう」

 

レイ「他にハンデスできるカードは《確保の瞬間!極光戦姫密着24時!》や《極光戦姫 チェイシング・ネール》がいるよ!

除去デッキはありふれている環境だけど、ハンデスデッキはまだいないので、それっぽく仕上げてみるのが面白いかな。

ただ、現状収容したユニットを処刑できるのはカナリーの特権なので、軸にするのは難しそう。

ほんと、どんな権限もってるの、このおねーさん!?」

 

ミオ「収容数が劣るという欠点を逆手に取る手段もあります。今弾収録の《極光戦姫 テイザー・ラージュ》です。

相手のリアガードが手札以外から登場した時、そのカードをレストさせるユニットです。

この効果は強制なので、監獄がいっぱいの場合は、囮を先に脱獄させてテイザー・ラージュの気を引いてから、本命を脱獄させるという回避手段があるのですが」

 

レイ「監獄に本命1体しかいない場合、その手が使えないわけだね!」

 

ミオ「はい。なおこの効果は手札以外からのスペリオルコールであれば、監獄以外からのスペリオルコールにも反応するので、監獄にユニットが収容されていなくても機能します。

手札以外からのスペリオルコールが流行るようであれば、エレヒレシーデどころか、オルフィストやグラビディアにすら採用される可能性のあるカードで、非常に将来性の高いユニットと言えるでしょう」

 

サキ「ちなみにブラントゲートで『セラス』を指定するリアガードはサプレス・グリーマしかおらず、ほぼほぼセラス軸と同じような構築も可能です!

名称指定されがちなRRRの、アガラー・ルージュやぺリオ・ターコイズだって運用できちゃいますよ!」

 

 

・夜型エレヒレシーデ

 

レイ「まず世界セットオーダーは《蝕まれた月光》を採用しておきたいよね!」

 

サキ「夜影兵トークンを1体生成するセットオーダーだね。

オルフィストでは持て余すことすらある夜影兵ですが、エレヒレシーデにとっては貴重な戦力です。

オルフィストのサポートカードも、オルフィストを指定してるカードはほとんど無く、(深淵)黒夜と夜影兵を指定しているものがほとんどなので、そのふたつを同時のフォローできるこのカードは4枚必須かも知れません」

 

レイ「オルフィストは運用にカウンターコストを食うのが難点だったけど、エレヒレシーデはコストが一切かからないので、効果は強いけどコストが重かったカードも使えるね!

《極冷怪獣 ドラムラー》なんかは、イラスト面でもシナジーがあって◎!」

 

サキ「今弾のRRな《枢機の竜 カルジャミード》なんかは、盤面、特に後列が夜影兵ですぐ埋まってしまいそうなオルフィストよりも上手く運用できそうですよね」

 

 

●《アメリオレート・コネクター》

 

レイ「整備されてる方のロボット、どっかで見たことある顔だと思ったら、前弾の《リファブリッシュメント・ドック》で磨かれてるロボットの色違いだった……!!」

 

サキ「そっち!?」

 

レイ「イラストレーターさんも同じなんだよねー。何だろ、このシリーズ。今後も続くのかな? いつかこのロボットもカード化されたり」

 

トウコ「ちょっと! 新しい引トリガーを、そんな与太話でスルーするつもりかい!?」

 

ミオ「えくすとらではよくある光景ですが、新引トリガーについては最後にまとめて解説するつもりなので、安心してください」

 

 

●《枢機の兵 シュプレマ》

 

レイ「パワー10000のG1! しれっとガード値も10000!」

 

サキ「もちろんデメリットも設定されていて、世界が深淵黒夜でなければコールすることができません」

 

ミオ「ですがライドには一切の制限は無く、デメリットもどこぞの羊のようにアタックを縛るものではありません」

 

レイ「とは言え、ブラントゲートのライドラインにおけるG1は、今のところキーカードをサーチするようなものばかり。これにライドするのは自殺行為かな?」

 

ミオ「環境がインフレすればするほど、序盤でダメージを抑えるのは重要になっていきます。今は活躍の場は無くとも、記憶の片隅には置いておく価値のあるカードでしょう」

 

 

●《極光戦姫捜査網 激録大追跡!》

 

レイ「いや、結構逃がしてるよね?

左上の子とか、(パトカーには轢かれそうだけど)完全に間合いの外だし。右上の子とか、後ろ気にしてる余裕まであるし」

 

 

●ケテルサンクチュアリ《頂を越える剣 バスティオン・プライム》

 

レイ「G4、4枚目に紹介するのはバスティオン!」

 

サキ「+2000のパンプは、G3から前列ユニットに変化しており、後列にG3が並ぶことも多々あるバスティオンデッキのことを考えれば、少し劣化している感がありますね」

 

レイ「もっとも、前後列にG3が並んでいるなら、後列に+2000が無かろうとG3以上に対するガード要求値に変化は無し!

テキストとは裏腹にG3を並べる構築を推奨してる感があるよね」

 

サキ「もうひとつのスキルは、よりそれが顕著になっています。

ドライブチェックでG3がめくれた場合、手札かソウルから『バスティオン』をドロップすることで、G3ユニットをすべてスタンドさせてパワー+10000です!!」

 

レイ「バスティオンと比較して、効率5倍!!!!!

順当進化とか言っていられないレベルの超強化!!」

 

サキ「もちろん、このバスティオン・プライムもトリプルドライブなので、ドライブチェックでG3がめくれる確率は大幅アップしていますよ!」

 

トウコ「ずいぶんと持ち上げてるけど、当然、このカードのデメリットには気付いているんだろうね?」

 

レイ「え?」

 

ミオ「このカード自体がG3ではないことですね」

 

サキ「あっ! このカードを多く入れれば入れるほど、肝心のドライブチェックでG3がめくれる可能性が減っちゃうんですね。

プライムはトリプルドライブだからいいにしても、通常のバスティオンでは連続攻撃が失敗する確率が上がりそうです」

 

ミオ「それだけならまだしも、初手からバスティオン・プライムを抱えて『最速でプライムをかましてやるぜ、うっしっし』と含み笑いしていたら、フォートやルクスのライドラインが失敗してしまう可能性すらありますね」

 

サキ「何ですかそのキャラ……?」

 

レイ「そうなるシチュエーションはドラグヴェーダの時よりかは少ないだろうけど、このカードがリアにいる時にアマルティノアを引けたら、もちろんトリプルドライブ!!!」

 

トウコ「あと、説明が面倒なんで詳細は省くけど、ラグレールと組み合わせるととんでもない数のカードが引けるようになるよ!

興味があるなら試してみな!」

 

 

●《双連の大魔法 トトーネ》

 

レイ「六角宝珠のデッキ構築、その根底を覆すトンデモカード!!

バトル終了時、ドライブチェックでめくれたトリガーにつき、効果が発動されるよ!

★トリガーがめくれれば、リアガードを1体除去。

前トリガーがめくれれば、なんと! リアガードを1体スタンド!!」

 

サキ「六角宝珠は、手数の少なさを補うために★トリガーを多めにした構築にしている人が多いと思いますけど、これは状況が変わりそうです!」

 

レイ「一方で……★の方が微妙にしょっぱいというか、効果が同じ方向を向いてないんだよね。

六角の攻撃力で前を引きつつユニットがスタンドするなら、大抵の敵は撃沈するから除去なんていらないんだけど。タイミングが遅いから、インターセプト封じにすらならないし。

フレーバーでは★と前を合わせよう感が出てるけど、気にする必要は無し! やるなら前に特化しちゃおう!」

 

サキ「同様に六角宝珠の連続アタックをサポートする《再来の魔法 ララリタ》にも注目です! コストこそ重いものの、5回アタックもれぴすとを使うよりは容易になりました!」

 

 

●《誓約の天刃 フリエント》

 

レイ「他の国家が『マグノリア』やら『セラス』やら、G3もG4も含める形でサポートカードを調整してきている中、何故か《頂を越える剣 バスティオン・プライム》を直接指定する融通の効かないお兄さん!

自分より強い者にしか従わないぜ!」

 

サキ「本人もさぞ強いのだろうと思いきや、条件をすべて満たして、パワーが5000増えた代わりにドローできなくなったオールデン……」

 

ミオ「単に、長いものに巻かれるタイプの人だった可能性がありますね」

 

サキ「ちなみにプライムを指定するカードはもう1枚《天兆の騎士 グランディール》がありますが、こちらは独自性があって面白い効果なんですよね。

強い弱い以前に、こちらも特別なことはやってほしかったです」

 

 

●ストイケイア《樹角獣帝 マグノリア・エルダー》

 

レイ「G4ラストを飾るは、マグノリア!!」

 

サキ「まずは登場時にソウルからスペリオルコールします!

以前のマグノリアと比較しても脈絡の無い効果ですが、ライド時のディスアドバンテージを即座に補填してくれるのは、ペルソナライドを持たないG4にとってはありがたいです!」

 

レイ「一方で攻撃能力は少し控えめ。

ソウルかリアに『マグノリア』がいるなら、すべてのリアガードは後列からアタックとインターセプトができるんだけど、ペルソナライドしたマグノリアとパワーは大差無し。

相手に1枚でもトリガーを引かれると、アタックが軒並み通らなくなる可能性だって」

 

ミオ「他のG4や従来のマグノリアのように、ライドしたそのターンで決めに行くというよりかは、トリプルドライブ、ノーコスト、両面パンプ、後列からのインターセプトを生かして、じっくり戦うタイプなのかも知れませんね。耐久に必要なテキストはすべて揃っています」

 

レイ「もちろんギュノスラの引きによっては、パワーと手数を兼ね備えたアタックで一気に仕留めにいくこともできるよ! そういう意味でも、マグノリアのスキルにコストがかからなくなったのは嬉しいね!」

 

 

●《彷徨の獄竜》

 

レイ「グリードンやユージンすら4回アタックし始めたと言うのに、頑なに3回アタックに拘るゾルガさんに新戦力!!」

 

サキ「これもまた、ゾルガのデッキ構築を大きく変化させること請け合いです!!」

 

レイ「まず、オーダーをプレイするだけで、ドロップゾーンから蘇り、パワー+10000か、★+1!!

魔合成していたなら、その両方が適用されるよ!!」

 

ミオ「このカードの登場により、ゾルガの戦い方は大きく変化することが予想されます。

これまでは《零体凝縮》などの展開するオーダーに、《悲嘆と絶望、そして拒絶》などのユニットを強化するオーダーを魔合成して、展開したユニットをパンプしていく戦い方がゾルガの基本でしたが」

 

レイ「展開の部分をユニット側でしてしまえるようになった(それも出てくるのは現状の最高戦力)ので、《煽情の蜜》+《悲嘆と絶望、そして拒絶》みたいな組み合わせでも、パンプと展開をこなせるように!!」

 

ミオ「ただし、解決順はオーダー⇒《彷徨の獄竜》の順になる点は注意してください。《悲嘆と絶望、そして拒絶》のパンプは、あらかじめコールしておいた後列かヴァンガードに乗せることしかできませんし、《煽情の密》の★を獄竜に乗せて★3というプレイングもできません」

 

レイ「これはもう本当に構築もプレイングもガラッと変わるよ!?

オーダーはアドバンテージをあんまり気にしなくてよくなったし、獄竜さんを速攻でドロップに送るための、墓地肥やし系カードの重要度は大幅アップ!」

 

ミオ「そしてもう1点。重要なのが盤面に出た後の《彷徨の獄竜》を速やかにドロップゾーンに戻す手段が必須となります」

 

レイ「そっか。獄竜さんは、1ターン過ぎたらG3にして5000のバニラだもんね。うう……《サムライ・スピリット》がDスタンにも欲しい」

 

ミオ「サムライが無くとも、効率よく《彷徨の獄竜》をドロップゾーンに送る手段はあります」

 

サキ「《涙する悪意》ですね!」

 

ミオ「そうです。《涙する悪意》のコストで《彷徨の獄竜》をドロップに送ると、ドロップに送られた《彷徨の獄竜》が即座に《涙する悪意》に反応してくれるため、《涙する悪意》は《彷徨の獄竜》を再展開しつつ1ドロー・カウンターチャージ・ソウルチャージできるアドの塊に早変わりです。

このことから、今後のゾルガが採るべき戦略は

①速攻でドロップゾーンを肥やして、《彷徨の獄竜》2枚をドロップに置く

②適当なオーダーを魔合成して《彷徨の獄竜》をスペリオルコール

③次のターン以降は《涙する悪意》とオーダーで魔合成して《彷徨の獄竜》を再度スペリオルコール

となるでしょう」

 

レイ「これは《レディ・デモリッシュ》大活躍の予感!!」

 

 

●《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》

 

サキ「ついにゾルガさんもハイパーモードに……」

 

レイ「そんな明鏡止水の境地に至った新たなオーダーは、手札からオーダーを捨てることによるドライブチェックの増加!!

とは言え、手札2枚消費してのドライブ+1だから、あんまり魅力的じゃないんだよね。

墳竜さんでダブル魔合成した日にゃ、クアドラプルドライブの手札3捨て!!」

 

サキ「デッキに超トリガーが残っている場合は積極的に使っていき、超トリガーが無い場合は他のオーダーに切り替えるというメリハリが必要かもだね」

 

レイ「けどゾルガさんの超トリガーって、決定力になりにくいブレスファボールなんだよねえ。左右に★2が並ぶ現状のゾルガさんを考えれば、オルバリアの方が相性いいのかも」

 

ミオ「《廃滅の虚竜》のスキルによって、ノーコストでプレイする分には優秀なカードです。《死招きの黒呪術》でアドバンテージを稼いだ後は、《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》でアド稼ぎは維持しつつも、プレッシャーも高めていくという動きができるようになりました」

 

 

●《晴朗の乙女 レェナ》

 

レイ「これってさ。ネオネクの優遇を象徴しているようなカードだよね?

この前の効果つき★トリガーといい、何でライドラインすらいないネオネクばっかなの?

まだメガコロなんて1枚もトリガーもらってないんだけど?」

 

トウコ「グダグダうるさいね! そんな不満があるならやめちまいな!」

 

レイ「ひいっ! 作者がアタシを使って代弁してるだけなのに!」

 

 

●《罪過に廃絶の美酒を》

 

レイ「ドロップとバインドのオーダー1種類につきパワー+5000するブリッツオーダー!! 何故か1ドローまでついてくる!」

 

サキ「ソウルが必要とは言え、かなり盛られたブリッツオーダーですよね。ドローの部分が本当に強くて、+5000でも十分に元は取れてるカードです。そんなに種類が落ちない《廃滅の虚竜》や《鉄鋲の憤竜》ですら採用圏内ですよ」

 

レイ「もちろんオーダーを散らしたゾルガなら、凄まじい防御力でアタックを防ぎつつ1ドロー!!

主役級ユニットに混じってリミットオーバーアクセルシンクロしてる獄竜さんのイラストはダテじゃない!」

 

 

●《暗海潜り》

 

レイ「謎にVでも使えるスキルを持ったG2!!

じゃあライドラインに採用できるかっていうと、《黒涙の骸竜》に勝っている部分が見つからないんだよね」

 

サキ「手札にオーダーがあるなら、それを確定ライドのコストで捨てて、骸竜で回収すれば、そのままアド+1ですからね」

 

レイ「どうしてもオーダーをドロップに送りたいなら、次の確定ライドで捨てればいいだけだし。

これだけ確定ライドの存在が忘れられているというか、V環境で作られたようなカードなんだよね」

 

サキ「パワーも9000だしね」

 

 

●《叫喚は雨音に溶けよ》

 

レイ「ノーコストになった《逆流する冥府》!!

除去する対象は選べなくなったけど、相手にディスアド1、自分にアド1という結果はまったく同じ! これは強い!

墳竜さんでダブル魔合成するのにも向いてる他、シュルドフィッシャーの拘束を解除するのにも便利そう!」

 

サキ「弱点も《逆流する冥府》と同じで、ドロップにスペリオルコールできるグレードがいないこともありえるという点ですね。除去するユニットは相手に選ばれるので、その弱点はより顕著となっています」

 

ミオ「弱点は他にもあります。このカードはノーコストであるが故に、ソウルのカードをドロップゾーンに送りこむことができません。《逆流する冥府》であるならば、ドロップにG2が無くとも、コストで《黒涙の骸竜》をドロップに置けたのが、このカードでは不可能になっています」

 

サキ「グランブルーにおいて、ソウルを使わないことは必ずしもメリットではないということを体現したようなカードですね」

 

 

●《フレアヴェイル・ドラゴン》《喚起の操獣師 ライリー》《アメリオレート・コネクター》《加護の魔法 プロロビ》《晴朗の乙女 レェナ》

 

ミオ「最後に紹介するのは新規の引トリガー達です」

 

レイ「書いてあることは前トリガーと同じで、相手がG3ならガード値に+5000! これで引トリガーでありながら10000ガードができるようになったよ! まさしく10年目の大革命!」

 

トウコ「Dスタンの引トリガーは、Vスタン以前の引トリガーと比較して、カードパワーが低くなっていたからねえ。いい調整だと思うよ」

 

レイ「え? そうなの?」

 

ミオ「はい。Vスタン以前の引トリガーは、ガード値が、ドローしたカードと合計して、他のトリガーのガード値とだいたい同じになるよう調整されていました」

 

サキ「旧環境なら、+5000のノーマルユニットを引くことで合計+10000に。

Vスタンなら、+10000のG1ユニットを引くことで合計+15000に。

その環境でもっとも採用されている枚数が多いカードを引いた場合、ちょうど他のトリガーとガード値が釣り合うようになっていたんですね」

 

ミオ「ところが、Dスタンになってその状況が変わりました。G1もG2もガード値が一律5000となってしまったため、引トリガーでカードを引いてもガード値は+15000となりにくくなり、統計的に見て、他のトリガーよりガード値が劣るようになってしまいました。

確定ライドが実装されたため、ガード値を持たないG3やオーダーが多く採用される特殊なデッキが増えたのも一因ですね。

そのため、引トリガーはVスタン以前のように守りの要としては使いにくく、攻め手は欲しいけどアドバンテージが稼ぐのが苦手なデッキや、前トリガーと極端に相性の悪いデッキで使われる、攻めを意識したトリガーになっていたように思います」

 

レイ「トリガー枚数が制限される以前には、★12が流行っていたのも、そんな理由があったからなんだね」

 

トウコ「単純にゲーム速度のインフレもあるだろうけど、引が弱いから★を多く採用せざるを得なくなり、引が採用されないから★がそのまま決定打になりやすい。そんな負のスパイラルが巻き起こっていたのも理由のひとつだろうね」

 

ミオ「ですが、今回の新引トリガーの実装で、引トリガーは再び守りの要として活躍することが予想されます。それどころか引トリガーで引トリガーを引いた方がガード値が上がるという環境は、誰もが経験したことのないものとなります」

 

レイ「そっか。今までと違って、引で引を引いたらガード値的にはラッキーなんだね。新規の4枚に限って言えば」

 

ミオ「そして、耐久できれば、他のG3より有利になるG4勢との相性は抜群です。

もちろんどんなデッキでも採用できるカードではありますが、G4の強さを下から支えるカードとして活躍するのは間違い無いでしょう」

 

 

●終

 

トウコ「……ふん。30点てところだね」

 

レイ「いきなり評価された! しかも低い!」

 

サキ「5、50点満点中でしょうか……? それともやっぱり100点満点?」

 

トウコ「1000点満点中の30点だよ!」

 

レイ「想像以上の最低評価!」

 

ミオ「では、今日はこのあたりでお開きにしましょうか」

 

レイ「はーい! それじゃ、またねー」




「覚醒する天輪」のえくすとらをお送りさせて頂きました。
色々とお値段がすごいことになっていて、びっくりしています。

Dスタンと言えば、こちらで来年から執筆予定のDスタン小説について予告させて頂きました。
未読の方は、ご確認頂けますと幸いです。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=272484&uid=269407


次回は1月1日に公開予定の、1月本編でお会いしましょう。
いよいよ24つ目のクラン、ペイルムーンが登場です!!
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