根絶少女   作:栗山飛鳥

88 / 94
・藤村サキ
マイペースでミーハー気質な恋するメガネっ娘。
深いヴァンガードの知識を持つ高校2年生。
使用クランは「たちかぜ」
オーバードレスで好きな回は、2期のトウヤVSダンジ

・時任レイ
ミオの妹を名乗る根絶者のディフライダー。
ミオと違って表情豊かで社交的な高校1年生。
使用クランは「ギアクロニクル」
オーバードレスで好きな回は、トウヤが旗を燃やそうとした回。

・御厨ムドウ
容赦の無いファイトで対戦相手を打ち負かす、謎多き強豪ファイター。
使用クランは「シャドウパラディン」
オーバードレスで好きな回は、トウヤが女装した回。

・音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。高校3年生。
ディフライド関係無く、知勇兼備の才媛。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
オーバードレスで好きな回は、トウヤが「カートン買いは常識だよ」とかのたまった回


Ex.52「Vクランコレクション Vol.3」

●序

 

レイ「Vコレユーザーにとって半年に1度のお楽しみ! Vクランコレクションの季節がやってきたよ!」

 

サキ「今回もゲストをお呼びしております! Vol.4のパッケージにてセンターを飾っているシャドウパラディン使い……」

 

ミオ「表紙にいるという理由だけで呼んでいると、毎回シャドウパラディンが含まれてしまいそうですが」

 

レイ「うん。ゲストとして呼んだことのない、ペイルムーン(エンド・オブ・ステージ)ジェネシス(ノリトさん)でもよかったんだけどね……。

現レギュラーにはボケに徹しきれる人がいないから、ボケがひとりいるだけで全体が締まるんだよね。

あと、今回は毒舌な人が欲しいってのもあるし」

 

サキ「ふ、不穏な空気が……」

 

レイ「そんなわけで、お呼びしましょう!

本編のシャドウパラディン使い、御厨ムドウさんです!!」

 

ムドウ「……今の俺はムドウではない」

 

レイ「はい?」

 

ムドウ「ムドウ“Я”と呼べ」

 

レイ「子どもか!!」

 

ムドウЯ「作者も似たようなものだぞ。今もDスタンでは《廃滅の虚竜》を使いながら『真剣勝負のその先、俺に感じさせて頂戴よォ!』とか言いながらハシャいでいるしな。いい年して」

 

レイ「それ以前に、なんでそのセリフなの!?」

 

ミオ「作者曰く、オーバードレスでの暫定ベストバウトはマサノリVSトマリだそうです」

 

ムドウЯ「俺は生きてるゥ!」

 

 

●ロイヤルパラディン 《導きの宝石騎士 サロメ》

①V:アタックしたバトル終了時、CB1で手札から宝石騎士をユニットのいるサークルに望む枚数コール

②V:上記で3枚以上コールし、相手のヴァンガードがG3以上なら、SB4でこのユニットをスタンド

③V/R:他のユニットがこのユニットがいるサークルに登場した時、そのユニットのパワー+10000、ドライブ+1

④美人

 

ミオ「む。いつも少し書き方が違いますね」

 

サキ「はい! これまでは私達のセリフで効果を解説していたのですが、それだと読みにくいし、効果も頭に入ってこないかなと思ったので、冒頭で要約した効果を列挙してみました!」

 

レイ「キャラクター的に、効果解説役にされることの多かったお姉ちゃんの負担も減るね!」

 

ミオ「私のセリフが減るともとれるのですが」

 

レイ「それはともかく、なんかどうでもいい④が追加されてるんだけど!?」

 

ムドウЯ「誰の仕業だ」

 

レイ「あんたしかいないでしょ!?」

 

ミオ「サロメは①と②を組み合わせることで、手軽にリアガード4回、ヴァンガード2回の連続アタックが可能です。それだけでも非常に強力なユニットですが……」

 

ムドウЯ「宝石騎士には、リアガード単体で連続攻撃の起点となる《純真の宝石騎士 アシュレイ》がいる。

すでにアシュレイが存在している場合や、①のスキルでコールすることができれば、リアガードのアタック回数は最高6回まで伸びる」

 

サキ「フォースでありながら、アクセルに匹敵するアタック回数ですね!!」

 

レイ「ちょっと前まで、ロイパラって3回しか殴れないクランの代表格だったのにね!」

 

ムドウЯ「さらに、自身やアシュレイのブレイクライドを経由していれば、サロメ自身もトリプルドライブのVスタンドか、★2のVスタンドに化ける。

多少下振れでも高い水準で連続攻撃を可能とし、上振れた場合なら他の追随を許さないトップクラスの爆発力も誇る。

端的に言って、これはヤバい」

 

レイ「サロメ……とっても、つよいね!」

 

 

●オラクルシンクタンク 《ベニトアイトウィッチ ヨヨ》

①V/前列のR:「ウィッチ」のヴァンガードがG3以上のVにアタックしたバトル終了時、このターン1回目のバトル中なら、CB1、手札を2枚捨てることで、手札からウィッチを含むG3にライド

②このユニットがライドされた時、このカードをRにコールするか、プロテクトを1つ得る

 

ムドウЯ「美人だ」

 

レイ「冒頭にもってきたらいいって話でもないからね!?」

 

ムドウЯ「俺の持ちネタだからな」

 

ミオ「仮に女性ユニット解説のたびにそのネタをやるとしたら、SPになっているユニットだけ計上しても、8回『美人だ』と言わなければならなくなりますが」

 

ムドウЯ「マジか」

 

レイ「テンドンなんてレベルじゃない!」

 

サキ「今回は女性ユニットが多いんですよねー」

 

レイ「Vol.3、Vol.4のパッケージにおける男女比率は2:4で、なんと! Vol.3のパッケージは全員が女の子!」

 

サキ「そんな華やかなVol.3ですが、オラクルではPRカードでじわじわ強化されてきたウィッチが、ついに大々的に大幅強化です!!

これまでもけっこう的確な強化をもらっていたので、作者が注目していたテーマでもありますが、覚醒なるか!?」

 

レイ「Vコレのオラクルって、前回の★トリガー(ツクミオリ)もそうだけど、新規Vもらうというより、既存デッキの強化が多いよねー」

 

ミオ「ウィッチのアタック回数は、ヨヨから他のウィッチにスペリオルライドすることによるR→R→V→V→Rの5回が限界です。サロメの後だと、攻撃面ではどうしても見劣りしてしまいがちですが……」

 

サキ「ウイッチの強みは、オラクルらしい手札アド獲得能力と、守備力です!

ココにライドすればツインドライブとは別に2ドローができますし、手札のウイッチをプロテクトに変換できるので、完ガさえあれば封殺できるタイプのデッキには特に有効です!」

 

レイ「サロメより、ずっとかたい!!」

 

サキ「そのネタ、絶対にやると思ってました……」

 

ムドウЯ「おとなになるってかなしいことなの」

 

 

●ジェネシス 《終末の女王 ヒミコ“Я”》

①手札:ターン終了時、リアガードを1枚以上、すべてソウルに置くことで、このユニットにレストでライド

②V:アタックした時かされた時、CB1で1枚引き、ソウルから★トリガーか引トリガーを1枚選び、Rに呪縛カードとして置く。置いたら、自分の呪縛カード1枚につき、そのトリガー効果を1回発動。

 

サキ「Яしたヒミコは受けに特化した能力です!

相手ターン開始直前に、①でスペリオルライドすることで準備完了!

相手からアタックされた時、②でトリガーを発動し、受け23000という驚異的な防御力を実現!

トリガーは★トリガーも選べますが、できる限り引トリガーを選びたいですね!」

 

レイ「相手ターンに呪縛カードを置いてしまう都合上、次の自分ターンにそれが残ってしまう点は注意だね!

ヒミコЯならそれを利用することでトリガー効果の発動回数を増やすことはできるけど、それ以外にパンプも無く、ブーストもほとんどできなくなるので、高い守備力の代償か、攻撃力はかなり低め!

ヒミコにライドし直して、フォースを増やすことで攻撃力を補っていきたいね」

 

ミオ「フィニッシャーとしてフェンリルを採用し、最終的にはそちらにライドするのもいいかも知れませんね」

 

ムドウЯ「なお、相手が星輝兵の場合は効果が飛躍的にアップし、相手ターンにトリガー効果を3~4回発動させることも可能になる」

 

サキ「相手ターンの43000受け、4枚ドローは、かなり面白そうですね!」

 

ムドウЯ「もっとも、相手がカオスブレイカーの場合は、最終的に解呪されるカードの数も増えるので、諸刃の剣ではあるのだが。

守備力にまかせてだらだら長期戦をしても、ジェネシスはデッキアウトしてしまうしな」

 

 

●《陽光の女神 ヤタガラス》

①V:このユニットのアタック時、CB1SB3することで、このカードでSBされたグレードの合計により以下のすべてを行う

・5以上-そのターン中、前列ユニットのパワー+10000

・7以上-リアガードを2枚選びスタンドさせる

・9以上-2枚引く

②V:ユニットがGに置かれた時、SB3することでシールド+10000

 

レイ「ジェネシスからもう1枚! 今回のVコレは、メインVとして使えるカードが2種類以上収録されているクランも多く、このヤタガラスもその1枚!

いろんなデッキが組めるようになるので、デッキビルダーとしてはたまらんパックに!」

 

サキ「ヤタガラスは、そのデッキ構築が特に楽しそうなカードです!

①の効果で要求してくるグレードの合計値がかなり大きく、類似ユニットのように好きなだけソウルブラストもできません。

真面目に7以上の達成を狙おうと思ったら、G3を1枚はソウルブラストしなくてはならず、9以上の効果は必ずG3を3枚ソウルブラストしなくてはなりません!」

 

レイ「それなら不真面目に達成を狙えばいい! こんな時に役立つのが《絶界巨神 ヴァルケリオン》! グレード5!!!!!」

 

サキ「ヴァルケリオンを含めることで、

7以上の効果をG5、G1、G1。

9以上の効果をG5、G3、G1。

などなど、G3を温存したり、G1を含めても達成できるようになるので、コストの捻出がかなり楽になります!

というか、ヴァルケリオンを採用しないと立ち行かないんじゃないでしょうか」

 

レイ「どうせG3を必要以上採用することに代わりは無いんだから、そこにG5を4枚入れ替えるくらいなんともないよね」

 

ミオ「今弾に収録されている《林檎の魔女 シードル》や、前弾の《オレンジの魔女 バレンシア》など、ジェネシスは手札やドロップから目当てのカードをソウルインする手段にも長けています。

ヴァルケリオンを採用する場合は、それらの能力を有したカードをあわせて採用するといいでしょう」

 

ムドウЯ「②は、余りがちなソウルのG0を使って、手札で腐ったG3やヴァルケリオンにシールド値を与えることもできる。

ふたつの能力が上手く嚙み合った良デザインと言えるだろう」

 

 

●かげろう《ドーントレスドミネイト・ドラゴン“Я”》

①V:ドライブチェックでノーマルユニットが出た時、CB1でそのカードを呪縛カードとしてRに置く。置いたらパワー+10000、ドライブ+1

②V:このユニットがアタックしたバトル終了時、SB1で自分の呪縛カードすべて解呪し、それらをすべて退却。退却させたユニット1枚につき、相手はリアガード3枚退却。2枚以上退却させなかったらマーカーを1つ除外。

 

レイ「どこぞの気まぐれヴァンパイアお姉様みたいなことを言い出した!!」

 

サキ「いきなりダブルトリガーだとガッカリなのも、お姉様と同じだね……」

 

ムドウ「気まぐれお爺様の御機嫌を少しでも取りたいのであれば、前身であるドーントレスドライブからのブレイクライドを狙うといい。仮に1度目のアタックがダブルトリガーだったとしても、2度目のチャンスがある。

まあ、ノーマルユニットばかりがめくれて、コストが枯渇する可能性の方が高そうだが」

 

ミオ「アタック回数が少なく、Vに特化した能力なのでプロテクトクランが天敵で、自身の効果でプロテクトⅠを除外できない点もそれに拍車をかけています」

 

レイ「メイン効果のひとつが完全に腐らされるんだもんねー。反面、アクセルにはメチャ強そうなんだけど。

本人が強い弱いというより、有利不利がハッキリ出るタイプのユニットだね!」

 

 

●《ブレイジングフレア・ドラゴン》

①V/R:1枚以上、望む枚数SBすることで、このコストで払ったソウル1枚につき、リアガードを1枚退却。このユニットがVにいて、このコストでSB5以上している場合、相手はサークルのマーカーと手札のプロテクトすべてを除外。

②V/R:このユニットがアタックした時、ソウルチャージ1。相手のヴァンガードがグレード3以上でリアガードがいないなら、そのバトル中、このユニットのパワー+10000

 

レイ「かげろうは、なんと3枚とも新規メインVが与えられてるよ!」

 

ムドウЯ「そのうちの1枚、懐かしのブレイジングフレアは、メインを張っているドーントレスドミネイトよりもある意味すごいことをやらかしている。

全体除去できるという点はそのまま、SB5を払えばサークルのマーカーをすべて除外に加えて、手札のプロテクトまで余さず除外することができる。

ことギフトを焼くという1点においては、気まぐれお爺様の上位互換だ」

 

レイ「ギャー!!」

 

ムドウЯ「ちなみにドーントレス“Я”もだが、この効果は財宝マーカーも焼くことができる。七海では逆立ちしても勝てないな」

 

レイ「フギャー!!」

 

ムドウЯ「だが、かげろうは全クランを見渡してみても、屈指のソウルチャージが不得手なクランだ。

本人のソウルチャージがアタック時なのもあり、ライドしてすぐは使えないだろうし、2度目は絶対に無い。

他のカードにソウルを裂きにくいのも辛いところだ」

 

ミオ「ソウルが溜まる前に大量のフォースやアクセルで圧し潰されたり、一度ギフトを焼き払っても、次を補充されたら対応できないということですね」

 

ムドウЯ「そうだな。なお、さすがにギフトは焼けないが、このユニットはほとんどのスキルがリアガードでも適用される。

1枚で複数のユニットを焼ける点は、手札が少なくなりがちなかげろうでは重宝する。

アタックしただけでソウルチャージできる点は、かげろうでは貴重なソウルチャージ要員として活躍が期待できる。

総じて、優秀なリアガードであり、Vでも遊べる魅力的なカードとして仕上がっていると言えるな」

 

ミオ「古参プレイヤーもこれには大満足!」

 

 

●《ドラゴニック・ロウキーパー》

①V:各バトルフェイズ開始時、CB1SB1することで、自分と相手のリアガード3枚につき、相手は自分のリアガードを1枚選びバインドする。

②V:ターン終了時、①でバインドされたカードをRにコール。登場時の自動能力は発動しない。

③V:相手の後列のリアガードがいないなら、ユニットすべてのパワー+5000。相手VがG3で、Rがいないなら、さらに+5000。相手ターンでも有効。

 

レイ「これもまたかなり懐かし……というか、かなりマイナーなところから引っ張ってきた《ドラゴニック・ロウキーパー》が再登場!!」

 

ムドウЯ「イルドーナはまだか?」

 

サキ「ロウキーパーは、かなり守備的なカードです!

ロウキーパー側にユニットが5体揃っているなら、リアガードを5体並べたとしても後列がすべてバインドされてしまい、③が適用されてしまいます!

それどころか、4体までしか展開できなければ前列までバインドされてしまうことにもなりかねません!

展開を抑制する①②と、相手ターンにパワーを増幅する③が合わさり、かなり強固な布陣を築くことができます」

 

レイ「もっとも、それはロウキーパー側が展開できていればの話!

かげろうの展開力はイマイチなうえに、コストはほとんどロウキーパー本人に奪われる。おまけに今の環境は大抵のクランから除去が飛んでくる!

と、安定して5体のユニットを揃えるのは内部的にも外部的にも苦しそう……」

 

ミオ「自身の強固な守備力が災いして、相手が狙わずとも点止めのような形になってしまいがちです。

こちらのコストが払えなくなった途端、相手が戦力を解放してきて勝負を決められるというパターンが想定されるので注意してください」

 

レイ「かと言って、コスト欲しさにノーガードしていたら、このカードを使う意味が無くなるわけで。こういう系は本当に運用が難しいよねー。間違いなく独自の強みはあるんだけど」

 

ムドウЯ「だからこそ使いこなす意義があるカードとも言える。腕の見せ所だな」

 

レイ「せめて所属するクランが違ったら、印象もまた違ったものになったのかも。展開力のあるシャドウパラディンとか」

 

ムドウЯ「つまりイルドーナはまだか?」

 

 

●むらくも《隠密魔竜 ヒャッキヴォーグ“Я”》

①山札/V/R:このカードは「隠密魔竜 ヒャッキヴォーグ」として扱う

②V:SB1で山札からこのカードと同名カードを3枚までスペリオルコール。その後、リアガードをコールされたユニットと同じ枚数呪縛。

③エンド時に呪縛カードが解呪された時、リアガードを山札の下に置くことで、自分のリアガードを1枚手札に戻す

 

レイ「全むらくも使いが待ち望んでいた叛逆の刃! ヒャッキヴォーグ“Я”が、ついにVスタンへと推参!!!」

 

ムドウЯ「ヒャッキヴォーグ3体をスペリオルコールし、後列3体を呪縛。

ブーストがいなくなることによる火力不足は、素のヒャッキヴォーグで補うっていうコンセプト……なのだろうが、それが大きなミステイク」

 

レイ「え?」

 

ミオ「《隠密魔竜 ヒャッキヴォーグ》は、ユニットが5体いなければヒャッキヴォーグを+10000することができません。

つまり、3体を呪縛した後にヒャッキヴォーグのスキルを使用しても、アクセルサークルが2つ以上なければパンプすることができないのです」

 

レイ「ほんとだ!!!」

 

ミオ「そのため、ヒャッキヴォーグ“Я”の一手目は物凄く悩ましいものになっています。

・3体を呪縛して、4体の12000でアタックする

・2体を呪縛して、ヒャッキヴォーグのスキルを1度使用し、4体の22000+1体のブーストでアタックする

のどちらかになるでしょう」

 

レイ「フォースに先行取られるだけで負けが見えるね!」

 

ミオ「幸い、③のおかげで再ライドは確定し、アクセルサークルが2つになれば使い勝手が大幅に向上します。

本領発揮するのはターンをまたいでからという、シングセイバーに近い系統のユニットと言えるでしょう」

 

レイ「③はかなりすごいよねー。3体呪縛してからの、3体山札に戻し、3体手札に戻しは、『銀の茨』のドリアーヌや、御大将のダンガンニュードー大量展開を彷彿とさせる爆アド!!!

やってることが二世代前の最強ムーブって、強いんだか、弱いんだか……」

 

ムドウЯ「そもそも《隠密魔竜 ヒャッキヴォーグ》を生かしたいのなら、御大将の方がブースト要員も+10000できる分、よほど効率よくできるからな」

 

レイ「ほんとそれ。御大将のヒャッキヴォーグは、単純計算で効率2倍+αなんだよね。

ていうか、御大将って今でもメチャクチャ強いからね?

シラユキの制限解除で過去の強さは取り戻してるし、それからアリオウなどの相性のいいユニットももらえて、火力はさらに上がってる。全体除去+トリガー率低下という、ヤスイエどころかほとんどのクランがマネできない独自の強みもある。

ヒャッキヴォーグ“Я”という、むらくもにおけるレジェンドの名前を使っておいて、ヤスイエどころか、その御大将すら越えられそうにないっていうのは、正直残念かなー」

 

 

●《白面金毛の妖狐 タマモ》

①このカードがドライブチェックで出た時、このカードをRにコールしてもよい

②このユニットがRに登場した時、ドロップからユニットを1枚選び、それと同名になる

③V/R:このユニットがアタックした時、「忍妖」を含むリアガードが3種類以上ならSB1で、パワー+10000、ドライブ+1。バトル終了時、Rにいるこのユニットを手札に戻す

 

レイ「これまたお懐かし! タマちゃんが『忍妖』サポートを引っ提げて帰ってきた!!」

 

ムドウЯ「カテゴライズ的には『忍獣』の方が近い気がするのだが」

 

レイ「細かいことは気にしない!」

 

ミオ「タマモ本人は『忍妖』ではありませんが、①のスキルによりドライブチェックから登場することができ、②のスキルで名称も『忍妖』に変更することができます」

 

レイ「かなり強引!!」

 

サキ「わざわざタマモを使うのではなく、新規の『忍妖』ではダメだったんでしょうか……」

 

ミオ「パワーも③で補うことができる他、ライドすることでヌラ・ヒョウガの弱点であった先行5ターン目をカバーすることができます」

 

レイ「ぶっちゃけ、ヌラに乗りなおすより、そのままタマモで戦った方が強そうな気もするけどね!

なんならタマモ軸でデッキを組めば、ヌラみたいに『忍妖』に偏らせなくてもよくなるし。

こっちの方がもふもふしててかわいいし」

 

サキ「私見がひどいよ!?」

 

レイ「『忍妖』をどうにか盛り上げようというという涙ぐましい努力は伝わってくる! それだけは認める!

けど『忍妖』最大の欠陥である『G1がいない』という点が何も解決していないんだよね。②の効果に『ブーストを得る』の一文がついて、③の効果に『ブーストした時』の一文が加わって、ようやく一人前だったかなー。

いやほんと『忍妖』って、そのくらい盛ってあげないとロクに回らないデッキだからね!?」

 

ムドウЯ「と、ここまでが『忍妖』デッキにおけるタマモの評価だ」

 

レイ「へ?」

 

ムドウЯ「タマモは『忍妖』にこだわらなくても、十分に優秀なユニットだと言っている」

 

ミオ「①の効果だけ見ても、コールする場所を選ばないヒャクメシャドウですからね。それにスキルがふたつ付随して、弱いはずがありません」

 

ムドウЯ「だからと言って、ヒャクメシャドウが完全に立場を奪われたかと言うと、そうでもないしな。

むしろ、タマモと共に採用することで、ドライブチェックからスペリオルコールできるカードが8枚体制のデッキを組むことができるようになった」

 

サキ「上位互換が登場することで価値が上がるというのも面白いですね」

 

ムドウЯ「これ系統のカードは発動機会を増やすことが第一だからな。

さて。そんな疑似忍妖と言うべきデッキだが、シラユキとの相性が抜群だ」

 

サキ「シラユキと相性のいいカードに『忍妖』が多いからですね!」

 

ムドウЯ「アタック後に盤面を離れるので、空いたサークルに幻夢シラユキのスキルでさらにシラユキをコールできる、というのもあるな。

ヒャクメシャドウのパワーの低さも、シラユキの弱体化で補うことができる。

面白いほど噛み合った組み合わせなので、興味があれば試してみるといいだろう。

まずはシラユキにタマモを4枚投入し、好みでヒャクメシャドウを増やすところからはじめてみようか」

 

 

●《特務忍獣 ウィーズルブラック》

①パワー8000

②Vに登場した時、山札からウィーズルレッドをスペリオルコール

③V:「特務」のパワー+2000、シールド+5000

④V:G3以上にアタックした時、CB1、ドロップからノーマルユニットを山札の下に置くことで、G2以下で別名の「特務」4体をスタンド

 

レイ「まさかと言うべきか、ようやくと言うべきか、5匹目の特務忍獣が颯爽と参上!!

遅れてやってきては、なんやかんや言いながら主人公(レッド)を助けてくれるあたりは、いかにもブラックっぽい!」(※レイと作者の主観です)

 

サキ「まずは②のスキルで、登場時にレッドをサーチできます!

レッドにライドできなくても、ここで確実にレッドを呼んできて、盤面を『特務』で埋めることができます!」

 

レイ「レッドにライドできていたとしても、『特務』をノーコストで増やしてくれるだけで本当に偉いっ!!

『特務』デッキはリアガードを潰されて消耗戦に持ち込まれる展開が本当にイヤだし、そうでなくてもアクセルサークルを手札消費無しで埋めてくれるのは大助かり!」

 

ミオ「仮に完全に点止めされていたとしても、治ガーディアンをコールして1ダメージ受けることで、レッドの効果を発動できますね」

 

レイ「ここまででも『特務』としては既に100点をあげたいくらいなんだけど、まだまだスキルは続く!」

 

ミオ「はい。『特務』をパンプする③の永続効果ですね。+2000のパンプを積み重ねるのが『特務』の特徴ですが、このスキルは相手ターンでも持続するのが大きな特徴です」

 

レイ「これのおかげで実質パワー10000で戦える……のも嬉しいけど、真に嬉しいのはリアガードの『特務』も10000で受けられること!

さっきも言ったように、手札を消耗しがちな特務はリアガードを狙われるのがイヤで、なおかつ狙われやすい!

パワー10000にもなれば、フォースのG2と同じ堅さ! シールド値が上がるのもあって、ホワイトやブルーといった重要度の高い特務を少ない手札で守りやすくなる!」

 

ミオ「④のスキルはフィニッシャーです。最大4体の特務をスタンドさせます」

 

レイ「パワーに定評がある『特務』を4体もスタンド!!!!

と聞くと強そうだけど、特務の強さはブーストにもパンプが行き渡る点なんだよね。単体だと以外と力不足だったりもする。

16000で4回アタックするより、32000で2回アタックした方が強い場合もあるので、スタンドのさせ方には注意! かな?

そこだけ気を付ければ、あの『特務』で連続攻撃!! 弱いはずがない!!」

 

サキ「消費するのがカウンターコストだけなので、もともと『特務』と相性のよかったシラユキを継続して採用できるのもいいよね」

 

ムドウЯ「平然とソウルを要求してくるヒャッキヴォーグ“Я”や、タマモに対する当てつけか?」

 

サキ「ち、違いますよ!」

 

ムドウЯ「気にするな。ソウルブラストと書いてあるだけで、第一印象が悪くなるのは、もはやむらくものユニットが今後も背負い続ける宿命と言っていい」

 

ミオ「実際、どれだけシラユキを有効活用できるかで、デッキの強弱が露骨に変わってきますからね」

 

レイ「話をウィーズルブラックに戻すけど、これまで『特務』ではひとりだけ方向性が違いすぎて採用しにくかったイエローが、ブラックのおかげで採用し易くなってるんだよね。

きっと④のスキルだけなら、イエローは『入れたくないけど採用しなきゃ』だったと思う。

けど、③のスキルでシールド値を増やしてイエローの長所に触れてくれたことで、守りに特化したイエローも『採用したい!』のレベルまで昇華されてるんだよね。ここが本当に上手いと思う。

何度も槍玉にあげて本当にゴメンなんだけど、『忍妖』って『入れたくないけど採用しなきゃ』の集大成なんだよね。ヌラが『忍妖』の名前を求めてるだけで、『忍妖』と相性のいいことを何ひとつ書いてないから。デッキに入るほとんどが『忍妖』と名前のついただけのバニラ。

同じむらくもで、何でここまでカードデザインに差ができるのか不思議だよ」

 

ムドウ「開発チームはむらくもに関する知識が致命的に不足しているのではないかという疑惑が立っていたが、どうやら知識が足りないのではなく、偏っているだけだったようだな」

 

レイ「リアガードが5体いないとヒャッキヴォーグのパンプが適用されないことすら知らない時点で、むらくもに携わる人間としては致命的なんだけどね!

とにかくウィーズルブラックは、特務が欲しかったアドバンテージ、守備力、攻撃回数、すべてを兼ね備えた300点満点の逸品!!

後は除去耐性だけなんだけど、さすがにそれはワガママかな?」

 

 

●なるかみ《封魔神竜 ダンガリー》

①パワー17000、★2、トリプルドライブ

②V:自分のバトルフェイズ開始時、相手のヴァンガードがG3以上なら、自分の山札の上から1枚バインド

③V/R:このユニットがアタックした時、自分のバインドゾーンすべてをドロップに置く。

・2枚以下-そのターン中、このユニットのパワー-10000、★-1、ドライブ-2

・4枚以上-相手は自分の手札から1枚選びバインド

・5枚以上-自分のドロップから3枚を山札に戻す

 

レイ「何故だか根強い人気のダンガリーさんが、オモシロスペックを引っ提げて帰ってきた!!

素の状態で、パワー17000! ★2!! トリプルドライブ!!!

形骸化しかけている基本能力をこれでもかと有効活用してきたよ!!」

 

ミオ「もちろん、このスペックをそのまま運用することはできません。アタック時にバインドしているカードが2枚以下だと、パワー7000、★1、ドライブ1に弱体化してしまいます」

 

サキ「つまり、ダンガリーのアタック前にバインドゾーンのカードを最低3枚に増やしておく必要があるわけですね!」

 

ミオ「はい。今弾に収録されている2枚の呪禁道士は、起動能力で毎ターン安定してカードをバインドできます。

既存カードにも《ドラゴンナイト シャラフ》《雷轟電撃のジン》《ドラゴンナイト ズバイル》《バルバリ・ビレール》などが存在するので、それらを活用していくことになるでしょう」

 

レイ「うわぁ。聞いたこともないようなカードがいっぱいだぁ」

 

ムドウЯ「この制限は当然リアガードでも適用される。そのスペックをリアガードで悪用されないための枷ではあるが、裏を返せば、バインドカードさえ用意できれば、パワー17000、★2のリアガードとして運用することも可能だ」

 

ミオ「その場合、自分のカードをバインドするスキルを持つ《ドラゴニック・ヴァンキッシャー》が狙い目ですね。

また、ヴァンキッシャーを指定するサポートカードには《ロッククライム・ドラグーン》や《ボルテックシュレッド・ドラゴン》と言った優秀なバインド要員も存在するので、実のところダンガリー軸にするより効率的にカードをバインドできるのではないかという側面もあります」

 

サキ「ダンガリーをヴァンガードにした場合も言えることですが、ダンガリーを2体以上並べる場合、それぞれのアタック時に弱体化を解除しなければなりません。よほどうまくバトルフェイズ時にカードをバインドできなければ、基本的に2枚目以降のダンガリーはパワー7000のユニットとして見るべきでしょう」

 

 

●ディメンジョンポリス《創世英雄 ゼロ》

①パワー0

②Vからアタックした時かライドされた時、CB1SB1で1枚引き、相手のユニットのパワーを0になるまで増減

③V:アタックされた時、手札からG3を捨てることで、★を0になるまで増減

 

レイ「特殊なパワーを持つユニットが多い今弾(しかも何故かVol.3に偏ってる)の中でも異彩を放つパワー0!」

 

ミオ「もちろんパワー0に相応しい強力な効果が与えられています。

アタック時に相手パワーも0にできるので、ブーストやフォースのパワー合計が、そのままガード要求値に繋がり、リアガードのアタックも俄然通りやすくなります。

先に挙げたダンガリーのような基準値を超えるパワー持ちも増えてきたので、そういったユニットを相手にする場合は特に輝くスキルですね」

 

レイ「ブラドブラックからスペリオルライドすれば、それまでに引かれたダメージトリガーを帳消しにして0にしちゃうよ! しれっとドローもついてくるので、ホントに偉い!」

 

ミオ「懸念となる受けにも救済措置が与えられています。手札のG3を1枚捨てることで、相手の★までも0にします。

アタック回数が少ないデッキには特に強く、そういったデッキは数値受けが困難なパワーを弾きだしたり、守護者封じがかかることがほとんどなので、下手なパワー13000より有利に戦えるでしょう」

 

レイ「パワーと守護者封じを兼ね備えた、流行りのガウリールにはとにかく強い!」

 

ミオ「反面、手数で攻めてくるユニットは苦手です。パワーは低いがアタック回数は飛びぬけているナイトメアドールや、テトラドライブ軸のアクアフォースのようなデッキは天敵となるでしょう」

 

ムドウЯ「というか今の環境、3回しか殴ってこないデッキより、4回以上殴ってくるデッキの方が圧倒的に多い。理屈ではともかく、現実的にゼロで戦い続けることは厳しいだろう」

 

サキ「ライドしてもされても強いユニットなので、ダメージに余裕のある序盤にライドして、すぐ他のフィニッシャーに繋ぐか、終盤にライドしてフィニッシャーとして運用するのがよさそうですね」

 

ムドウЯ「また、リアガードとしては擁護しようがないほどのポンコツと化す。よっぽどメインとして扱いたいのでない限り、採用枚数は少なくていいだろう。ディメンジョンポリスはG3のサーチ手段が豊富だからな」

 

ミオ「ちなみにバヲンさんとかち合った場合、パワー0をコピーし、パワー0をパワー0に弱体化する名勝負が展開されます」

 

レイ「泥仕合だよ!」

 

 

●スパイクブラザーズ《魔大帝 ダッドリー・エンペラー“Я”》

①バトルフェイズにリアガードが山札に置かれた時、スタンドしているリアガードを1枚呪縛することで、このユニットのパワー+10000。相手がG3以上なら、手札から1枚捨てることでドライブ+1

②アタックした時、G2以下の自ユニットがいないなら、CB1SB1で山札から1枚スペリオルコール

 

レイ「かつて“Я”被害者を出さなかったスパイクブラザーズからも、ついに“Я”ユニットが!!

ていうか、一介のスポーツ選手にすぎないスパイクブラザーズのユニットが何で“Я”してるのかな? リンクジョーカー暇なの?」

 

サキ「ダッドリー・エンペラー“Я”は、もちろん前身である《魔王 ダッドリー・エンペラー》との相性が抜群です!」

 

レイ「ヒャッキヴォーグは、ヒャッキヴォーグ“Я”と相性よくなかったけど?」

 

サキ「それはそれ、これはこれ!」

 

ミオ「ヴァンガードにダッドリー・エンペラー“Я”、リアガードにダッドリー・エンペラーと並べると、ユニットがアタックするだけで山札に戻るため、容易にエンペラー“Я”の①の効果を2度発動させることができます」

 

レイ「あとは空いたリアガードサークルに②の効果で好きなユニットをスペリオルコール! そこから《ダッドリー・デーヴィー》などの展開できるユニットを選べばアタック回数をさらに増やせるね!」

 

ムドウЯ「ダッドリー・エンペラー“Я”は意外にも『ダッドリー』を指定していないので、ライジング・ノヴァとコラボレーションすることもできる」

 

レイ「ほんとだ!! ていうか“Я”してないのに呪縛が使えるライジング・ノヴァが逸材すぎる!!」

 

ムドウЯ「組み合わせるのは、安定の《デッドヒート・ブルスパイク》でもいいが、リアガードを山札に戻せる《バッドエンド・ドラッガー》とも相性がいい」

 

レイ「ここにきて、バッドエンド・エンペラー!?」

 

ムドウЯ「……それにしても、俺の弟子が好きそうなコンボだな」

 

ミオ「公開があと1月早かったらライジング・ノヴァ“Я”が書けたのにと、作者が身悶えしていました」

 

サキ「ライジング・ノヴァと組み合わせる場合、ダッドリー・エンペラーが使えないので、山札にカードを戻す手段が限られてしまいます!

前述の《バッドエンド・ドラッガー》の他、今弾に収録の《マシンガン・グロリア》であれば2枚のカードを山札に戻せるので、1枚でドライブ+2を適用させることができます。これらのユニットを有効活用していきたいですね!」

 

 

●《銀の茨の竜女帝 ルキエ“Я”》

①V/ソウル:CB1、グレードの違うユニットを3枚呪縛することで、Vにいるなら、ソウルからグレードの異なる「銀の茨」3枚をスペリオルコール。ソウルにいるなら、ソウルからスペリオルライド。

②V:相手のVがG3以上なら、呪縛カード1枚につき前列ユニットのパワー+3000

 

ムドウЯ「ドS男子に絶大な人気を誇るルキエ“Я”もVスタンで再演だ。踏まれたいな」

 

レイ「知らないよ!」

 

ムドウЯ「ルキエЯの特徴は、そそる嗜虐的な視線と、Vとソウルで大きく性質を変える①の効果だ。

とは言え、メインで使いたいのはソウルで発動する効果の方だろう」

 

レイ「そうなの?」

 

ムドウЯ「ああ。ヴィーナス・ルキエと組み合わせる場合を例にすると、まずヴィーナス・ルキエのスキルでユニットを展開する。

その後、ルキエ“Я”のスキルでスペリオルライド。アクセルサークルが増えるばかりか、相手がG3ならば、永続能力によるパンプ値は、ヴィーナス・ルキエの+5000を凌ぐ+9000だ。

ルキエ“Я”になっても、エンド時にはヴィーナス・ルキエのアクセルサークルを得る効果は適用されるので安心するといい」

 

レイ「えっと……このターン中にアクセルサークルが3つになってて。次のターン、別のルキエにライドして、さらにルキエ“Я”にスペリオルライドすれば……」

 

ムドウЯ「次のターンには、最大アクセルサークル5つでアタックできるな」

 

レイ「アホか!!!!!」

 

ムドウЯ「アホだな」

 

ミオ「『銀の茨』は、いくらアクセルサークルが増えても物ともしない展開力があります。アクセルサークルを増やす方向での強化は、まさに理に適っていると言えるでしょう」

 

ムドウЯ「できることならヴィーナス・ルキエと組み合わせたいが、素ルキエなら後列に呪縛用のユニットも展開でき、パワーの最大値もヴィーナス・ルキエより僅かに高い。コストが余っているなら、序盤や最終盤の選択肢に入るだろう」

 

レイ「現状でも十分すぎるほど強いルキエを文字通りそのまんま生かす方向で強化された『銀の茨』!! 念願だったカウンターチャージ要員のアナも加入し、安定性も大きく増してるよ! これは『銀の茨』くるんじゃない!?」

 

 

●バミューダ△《爆音歌姫 レフィアレード“Rock”》

 

サキ「メガネっ娘からメガネをはずすなあああああああああああああっ!!!!!!」

 

レイ「サ、サキちゃん……?」

 

ムドウЯ「未だにメガネっ娘からメガネをはずした方が可愛いなどという幻想を盲信している輩がいるとは。……愚かを通り越して、もはや哀れだな」

 

サキ「次に行きましょう、次!!」

 

ムドウЯ「異論は無い」

 

 

●アクアフォース《蒼嵐業竜 メイルストローム“Я”》

①V:リアガードがアタックしたバトル終了時、アタックがヒットしていなかったら、スタンドしているユニットを1枚呪縛することで、このユニットのパワー+10000。「メイルストローム」がソウルにあるなら、1体退却。

②V:アタックした時、4回目以降のバトルなら、CB1することで★+1、ドライブ+1。ヒットしなかったら呪縛カード1枚につき、相手は手札かリアガードをドロップに置く

 

レイ「いまだかつてない理由で、本当にとばされちゃった!」

 

サキ「ルキエに続いてメイルストローム“Я”も復活! リンクジョーカー編が好きな人にはたまらない構成ですね!」

 

レイ「スキルは間違いなく強力!! ……なんだけど、スタンドしているユニットを呪縛させつつ4回のアタック回数を確保するって、展開があまり得意でないアクアフォースだと大変そう……」

 

サキ「メイルストローム以外のアタックはほとんど通らない……なんてことも多々ありそうだね」

 

レイ「ソウルに『メイルストローム』に入れる近道が無いから、本格始動も遅いし、テキストの端々に相手に選択肢を与えちゃってるから、上手い人が相手だと簡単に捌かれちゃいそう。総じて駆け引きが得意な玄人向けの印象かなぁ」

 

 

●《コバルトウェーブ・ドラゴン》

①V:ガードがアタックした時、このユニットのパワー+5000

②V:このユニットがアタックした時、CB1でこのユニットのパワーにより以下を行う

・25000以上-このユニットの★+1

・30000以上-リアガードすべての前列と後列を入れ替えてよい

・35000以上-前列リアガードのパワー+10000

 

レイ「アタック回数を積み重ねることでパワーを上げて、最後にドッカーン!! っていうデザインはわかる! ただ、そのドッカーン部分がまったく噛み合ってない!!」

 

サキ「前後列入れ替えって、アタック回数を稼ぐ目的じゃなくて、アタック回数を稼ぐための手段だよね……」

 

レイ「前列後列すべてを尽くしてなりふり構わずアタック回数を稼ぎ、最後に大きな報酬を得られるから、こういうカードは楽しいと思うんだよね。

わざわざ後列をアタックさせないブーストもさせない舐めプの果てに得られる報酬が、それらのユニットが前に出てきて、おざなりなパンプをもらえるだけって……カタルシスも何もあったもんじゃないよ!?

50000以上で★+2くらいは言って欲しかったし、なんなら25000以上の効果で終わっていた方が、まだデザイン的には綺麗だったよ!」

 

サキ「こういう枠のカードは、強弱別にして、使っていて楽しいカードにして欲しいですよね……」

 

 

●メガコロニー 《武神怪人 マスタービートル》

①V/R:CB1することで、相手のユニット2体をレストしてパラライズ。このユニットがVにいるなら、それらのユニットの元々のパワーを得る。

②V:このユニットがアタックした時、CB1、手札から1枚捨てることで、レストしている自分と相手のリアガード3枚につきドライブ+1

 

アリサ「はいはーい! アリサおねえさんのターンだよー!!」

 

ムドウЯ「帰れ」

 

アリサ「げ。ムドウいたの?」

 

ムドウЯ「無論だ」

 

アリサ「それでもあたしはめげずにメガコロの解説続けるのであった!

まず紹介するのは《武神怪人 マスタービートル》!!」

 

サキ「メガコロニー使いの方にとっては、印象に残っている人が多いカードみたいですね」

 

アリサ「そうだね。マスタービートルが登場してから1年以上メガコロの強化がもらえなかったという悲しいバックグラウンドもあって、長い期間お世話になったっていうメガコロニストも多いんじゃないかな?

落ち着いた雰囲気の旧イラストとは打って変わって、今回は白熱の空中戦! かっこいい!!」

 

ミオ「重力を操れるのに空中戦しているのはおかしくないですか?」

 

レイ「めちゃくちゃ抗われてるよねー」

 

アリサ「う、うるさいな! マスタービートルの超重力にも耐えるほどの強敵を一閃したシーンなの! イメージしろ!!

そんなマスタービートルのスキルを解説する前に、現状のメガコロが置かれた状況をおさらいしておこっか」

 

ミオ「はい。まずメガコロニーにとって最大の逆風が、Яユニットの台頭ですね」

 

レイ「? それが問題あるの?」

 

アリサ「問題大アリよ。あ、これは有りと蟻をかけてるんだけど……」

 

ミオ「聞いてません」

 

アリサ「Яユニットは味方を呪縛することで力を発揮するんだけど、最終的にそれらのユニットはターンエンド時にすべて解呪されるわ。そうなると何が残るか……」

 

レイ「そりゃ当然ユニットが残る……あ!! 解呪されたユニットは()()()()()()でリアガードに残る!!」

 

アリサ「イエース!! スタンドしたままのユニットが残ると、エリートギラファや、蛹ギラファといった、レスト状態のユニットを参照するスキルに支障が出るの。Я環境はメガコロにとって致命的……!! 暗黒繭も呪縛で簡単に消されるから、Яユニットはことごとくメガコロにとって天敵ね。

そんな環境にしっかり対応してくれたのが、①のスキルよ!」

 

サキ「スタンドしたユニットがいるなら、こちらからレストしてしまえばいいわけですね! パラライズもつけて!」

 

アリサ「そうよ。地味に起動能力にしてくれた点も嬉しいわね。

というのも、メガコロにはハイクラスモスという強力なカウンターチャージ要員がいるのだけど、メガコロのアタック時にコストを支払うヴァンガードが多くて、カウンターチャージがワンテンポ遅れることが多かったのよね。

……邪甲将軍のアレとか起動能力にしてくれたら、ワンランク強くなったのにと今でも思うわ」

 

サキ「マスタービートルなら、起動能力を使用して、即ハイクラスモスでコストを補填できますね!」

 

アリサ「そうして得たコストで、いよいよマスタービートル最大の見せ場である②の能力よ!

レストしているユニット3体につきドライブ+1ということは、自分のユニットが5体レストしていれば、相手ユニットは1体レストしているだけでドライブ+2!! クアドラプルドライブまでは安定して達成できそうね。

レストしている相手ユニットが4体ならドライブ+3だって!!! アタックやブーストしたユニットが消えやすい環境ではあるけれど、まだ現実的な範囲ではないかしら?」

 

レイ「ドライブ5!!!!!」

 

アリサ「正直、メガコロ使っててクインテットドライブと言える日が来るとは思わなかったわー。

そんな夢が膨らむスキルだけど、難点も多いのよねー。

まず、基本マスタービートルが最後にアタックしなければならないので、ドライブチェックでトリガーの振り先が無い!!」

 

レイ「え、もったいな!!」

 

アリサ「そんな時は《鋏撃怪人 イントルードシザー》でユニットをスタンドさせればいいわ。おあつらえ向きに、②のスキルには手札コストがあるので、それでイントルードシザーをドロップしちゃいましょ!」

 

ムドウЯ「相手がダメージを受けてくれず、イントルードシザーを使えなさそうな場合は、味方をレストできるユニットで調整するのも手だな。

相手リアガードが5体レストしている場合、《マシニング・メテオバレット》で自身の後列をレストしておけば、メテオバレットを立たせたままマスタービートルのクインテットドライブに繋げることができる」

 

アリサ「もうひとつの難点が、相手にインターセプトされるとドライブ回数が減ってしまう可能性がある点。幸い、メガコロにはインターセプトを封じる手段は数多いので、それらを使えば解決ね。エリートギラファ、ハイクラスモスといったお馴染みの面々はもちろん、暗黒繭でもインターセプトは妨害できるので《クリヤード・ブリーズ》なんかもよさげ。

とまあ弱点も多いけど、構築やプレイングでカバーできる範囲よ。

さあ、皆もれっつクインテットドライブ♪」

 

 

●《マシニング・アーマービートル》

①R:他のリアガードをレストすることで、相手リアガードをレストしてパラライズ。このユニットのパワー+6000

②R:このユニットがレストしているなら、このユニットと同じ縦列の相手リアガードはインターセプトとブーストができない

 

アリサ「マシニングにも新戦力!! マシニングのG2は2種類しかいなかったので、マシニングで統一したい人にとっては、その存在だけで価値があるわね。

けど、能力は平々凡々で、パワーも妨害も中途半端な印象かなぁ。

メガコロのG2枠って、マシニングにこだわらなければ粒揃いで、よっぽどのスペックでなければ入らないのよねー。

マシニングで統一して、スキャッターホーンやサイビスターのスキルを安定させたい人向けかな?」

 

 

●《ブリリアン・ブリスター》

①後列R:ターン終了時、スタンドしている相手ユニットがいないなら、このユニットを手札に戻す。手札が6枚以下なら、SB1で1枚引く

②このユニットがGに置かれた時、相手Vがレストしているなら、SB1、手札から1枚捨てることで、相手リアガードを1枚レストし、そのターンスタンドできない

 

アリサ「かつてはヴァンガードの再スタンドを封じるという唯一無二の能力で、オーバーロードをも震撼させたブリブリが、新たな妨害スキルを引っ提げて帰ってきた!

前回とは逆に、リアガードをレストさせてスタンドを封じるよ!

……って条件もコストも重っ!!!

Vがレストしているならとかいう条件、明らかに余計でしょ!」

 

レイ「手札コストも重いよねー。手札の消費を抑えたいからリアガードをレストさせたいのに、そこで2枚消費してたら大して変わんないじゃんって言う」

 

アリサ「まあ、ブリブリの名前からどうしても妨害に期待してしまうんだけど、まず①が普通に優秀なのよね。ノーコストでとりあえず手札に戻ってきて、コストを払えばドローまでできちゃう。

6枚以下という制限が、ドライブチェックで一気に5枚引くことだってあるマスタービートルと微妙に噛み合ってないんだけど」

 

ミオ「反面、相手ターンにアドバンテージを稼ぐ暗黒繭を操るグレドーラとの相性は良好です。

②もナイトローゼやメサイア、前を採用したアクセル系クランなど、ピンポイントで効く相手は一定数存在するので、欲しい時に欲しいカードを持ってこれる暗黒繭とは噛み合っていますね」

 

アリサ「相手に見せつけることで動きを大きくけん制できるカードだから、そういう意味でも①の効果や、暗黒繭との組み合わせは面白いのよね。こちらに②を使うつもりはなくとも、相手が②をイヤがってVのアタックを最後に回してくれれば、それだけで仕事は果たしてくれたことになるからね」

 

ムドウЯ「一方で、このカードを意識の外に置いておいて欲しい場面もある。

例えばガウリールは、本来なら他のユニットにトリガーを乗せたいのでガウリールからアタックしてくるが、ブリブリの存在を読まれた時点でガウリールは最後にアタックしてくるだろう。ハミエルなど守護者封じのユニットをブリブリで封じられるのは敗北に直結するからな。

だからと言って、メガコロを相手しているというだけで常にヴァンガードのアタックを最後にしなければならないというのは、あまりにも窮屈だ。

その存在が相手のプレイングに影響を与えるカードは、カードプールにあるだけで価値がある」

 

アリサ「時にこれ見よがしに見せつけ、時に隠し持ち。対戦相手を心理的に制圧する読み合い系カード!

こういう相手の裏をかけるカードは、ヴァンガードにあまり無いので、上手くハマれば本当に楽しそう!」

 

 

●終

 

ミオ「みなさん、お疲れ様です――」

 

レイ「あー、本当に疲れたよー! V候補がいつも以上に収録されてるおかげで、考察するユニットがいつもより多くて……」

 

ミオ「ここからが後半戦です」

 

レイ「…… そ う だ っ た ! !」

 

サキ「そんなわけで、またすぐ、VクランコレクションVol.4編でお会いしましょう!」

 

ムドウЯ「さらばだ」




Vol.3のえくすとらも近いうちに公開しますので、少々お待ちください……!!
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