根絶少女   作:栗山飛鳥

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●登場人物

・小金井フウヤ
高い実力を誇るイケメンファイター。
人当たりはいいが、冗談が通じない堅物。
使用クランは「ゴールドパラディン」

・早乙女マリア
高飛車な性格だが、それに見合った実力も併せ持つツンデレお嬢様。
使用クランは「ロイヤルパラディン」

・御厨ムドウ
容赦の無いファイトで対戦相手を打ち負かす、謎多き強豪ファイター。
萌えに造詣が深い。
使用クランは「シャドウパラディン」

・神薙ミコト
美少女だが性格キツめの、黙っていれば大和撫子。
使用クランは「オラクルシンクタンク」

・神薙ノリト
ミコトの双子の弟
使用クランは「ジェネシス」

・十村ヒカル
誰よりも勝ちにこだわる意識高い系ファイター。
使用クランは「エンジェルフェザー」


Ex.56「Pクランコレクション2022」

フウヤ「ここは……どこだ……?」

 

マリア「どうやらここはえくすとら世界のようですわね」

 

フウヤ「マリアさん!?」

 

ムドウ「どうやらこの場には、作中で登場した聖ローゼ学園勢が集められているようだ」

 

ヒカル「…………」

 

ノリト「……と」

 

ミコト「……いうことは?」

 

ムドウ「『Pクランコレクション2022』のえくすとらは、我々聖ローゼが担当する……!!」

 

フウヤ「……やったあああああああああああっ!!!」

 

マリア「ふふ。ずいぶんと嬉しそうだこと」

 

ミコト「フウヤさん、ゴウキポジションだなんだと、作者にずいぶんと揶揄されてきましたから……」

 

ムドウ「まあ、実際に作者はそのつもりだった。

フウヤどころか聖ローゼそのものが、2年生編の中盤からは天海学園と入れ替わりに退場しているだろうという想定で書いてきた」

 

ノリト「天海をAL4とするなら、僕達はそれこそチーム男前のポジションだったわけですね」

 

ムドウ「3年生編のヴァンガード甲子園では、新たな勢力が聖ローゼを破って(かませ犬にして)音無ミオ率いる響星学園に立ちはだかる予定だった。

ところが実際はどうだ? 聖ローゼは最後まで第3勢力として確かな存在感を放っていた……はずだ。

今回は作者の想定を超えて活躍した、我々に対する褒美と言える」

 

ヒカル「本来であればディメンジョンポリスとエンジェルフェザーは、その『新たな勢力』として活躍させる予定だったらしいですよ」

 

ノリト「終盤で君が聖ローゼを裏切るのは、その名残というわけだね」

 

ヒカル「その節はどうもすみませんでしたねぇ」

 

ミコト「うわ。またやりそうな顔してるわ、こいつ」

 

マリア「さあさあ、裏話はそこまでにして。そろそろえくすとらを始めますわよ」

 

ノリト「はい。『Pクランコレクション2022』は、2年ぶりに登場したPスタンダード専用のパックです。

全クランに、新たなGユニットとGガーディアンが1枚ずつ追加されていますね」

 

ムドウ「だが、作者は既にPスタンは門外漢だ。今回のえくすとらは、いつも以上にアテにしないでもらいたい」

 

マリア「それでは、さっそくはじめましょう……と言いたいところですけど、さすがに人数が多いですわね」

 

ムドウ「我々は作中でもマンモス校という設定だしな。仕方あるまい」

 

ヒカル「そういうことでしたら、僕はずっと黙っていますよ。こういうのに興味ないんで」

 

ミコト「ほら、またあんたはすぐにそういうこと言う! あんたも一緒にやるのよ!」

 

ヒカル「……ちっ。仕方ありませんね」

 

フウヤ「ふふっ。しばらく見ないうちに、ミコトもずいぶんと部長らしくなったね」

 

ミコト「ええっ!? そ、そんなことも……ありますけどぉ……」

 

ムドウ「イチャイチャするな。さっさとはじめるぞ」

 

 

●《昂然の聖騎士 エウロギアス》

 

マリア「我がロイヤルパラディンのGユニットですわね。

アタック時にリアガードと同じ枚数だけドロー!!」

 

ムドウ「これは爆アドかと思いきや、ドローした枚数だけ手札からコールというオチがつく。残念な鉄仮面だ」

 

マリア「必然的に上書きコールになってしまいますので、V出身の宝石騎士と組み合わせたいところですわね。

アシュレイもいますし、見た目以上に攻撃回数とパワーは稼げそうですわよ」

 

ノリト「リアガードが5枚以上なら、イマジナリーギフト・フォースを得られるというオマケもありますね」

 

ミコト「Gユニットでありながらギフトが得られるなんて、面白いデザインよね」

 

フウヤ「今弾では、エウロギアス以外にも、何枚かそういったギフトを得られるGユニットが収録されているね」

 

マリア「アドバンテージを稼げるわけではありませんけど、大量の手札交換ができるのは事実。

総じて、相手ターンに備えて守りを固めながら、次の布石を打つためのユニットと言えるのではないでしょうか。

局所的なメリットで言えば、手札からスペリオルコールできるので、《罪魁女帝 ダークフェイス・グレドーラ》のコール制限をすり抜けることもできますわよ」

 

ムドウ「ふはは……怖かろう」

 

 

●《慶福を紡ぐ難陀竜王》

 

ムドウ「ナンダこりゃ?」

 

ミコト「こちらは正真正銘の爆アドカードよ!

表のGゾーンの枚数+2だけ山札の上から公開し、ノーマルユニットはスペリオルコール! トリガーユニットは手札に加わりつつトリガー効果も発動という何一つ無駄にしない組み合わせ!!

初動でも3枚めくれるし、事前にGガーディアンを使っていたり、ファイト終盤にもなればとんでもないことになりそうね!」

 

ノリト「たかがトリガー効果と侮るなかれ。今のPスタンには超トリガーがあるからね。それを強引に引き当てにいく行為は単純に強力だ。

そしてオラクルシンクタンクの超トリガーはアマルティノア……」

 

ミコト「アドがさらなるアドを呼ぶ、というわけよ! もうこれだからオラクルって大好き!」

 

 

●《聖霊熾天使 ザフキエル》

 

ミコト「ほら! エンジェルフェザーくらい、ヒカルが解説しなさいよ!」

 

ヒカル「……わかりましたよ。

雑にパンプして、雑にドライブ増えて、雑にカウンターコスト回復して、雑に強いカードです」

 

ミコト「説明も雑い!」

 

 

●《超機動病棟 フィルマメント・グランツ》

 

ミコト「ダメージゾーンからユニットをGにコールぅ~?

ありそうでなかった効果ではあるけど、その程度の効果に何でCB3も支払わなきゃ……って、回復してるじゃないの!!!!」

 

ヒカル「その消費を即座に取り戻せるザフキエルとの相性は抜群ですね。エンジェルフェザーらしい、負けない戦いができそうです」

 

ムドウ「起動病棟がついにGユニットになった点も感慨深いな」

 

ヒカル「それはどうでもいいですが」

 

ムドウ「魔界城もよろしく」

 

 

●《暗黒騎士 クロウ・クルワッハ》

 

ムドウ「リアガードを2枚退却させることで、相手に3枚の退却を要求するカードだ。ここまでなら単なるカーニバルドラゴン+1だが、以降の文章はPスタン味が溢れている。

相手が3枚退却させることができなかった場合、アタック終了時、リアガード2枚の退却でこのユニットはスタンドする。

ドライブ-2だの-1だのデメリットの付与は一切無し、だ」

 

フウヤ「Gユニットがそのままスタンドだって!?」

 

ムドウ「とは言え、相手にユニットが3体以上いる場合、単なるカーニバルドラゴン・強でしかない点は否めない。

それに、シャドウパラディンには素人目にもヤバイ《暗黒竜 チェインランカー・ドラゴン》もいる。

主力というよりかは、Gゾーンに1枚仕込んでおいて、どうしても超トリガーを引きたい場合など、状況に応じて超越するカードになるだろう」

 

 

●《栄華の黄金騎士 イドヴァリウス》

 

ムドウ「美人だ」

 

フウヤ「俺の番なんで黙っててください。

このユニットはアタックした時、レストしているリアガードをすべて山札の下に置き、手札から2枚選びスペリオルコールすることができる。

さらにユニットを4枚以上山札に置いたなら、ドライブ-2して、このユニットもスタンドする!」

 

ムドウ「プププ……。今時、ドライブ-2とか……」

 

フウヤ「相手にユニットが3枚残っているだけで、カーニバルドラゴン改にしかならないよりはマシですよ。

Vのグルグウィントを彷彿とさせる永続パンプ効果も兼ね備えており、G2以上のユニットであれば、大抵はアタックを通すことができる。

弱点はリソースの消費が激しいことだ。イドヴァリウスをスタンドさせるためには最低でも、盤面から4枚、手札から2枚のカードを消費することになる。他のユニットでアドを補填しても赤字は避けられない」

 

ミコト「むしろ、採算度外視でトドメを刺しにいくためのカードと言えるでしょうね」

 

フウヤ「ああ。V以降のゴールドパラディンらしいカードだ」

 

ムドウ「ゴールドパラディンでG3以上の女の子は非常に珍しい。大切にするといい」

 

 

●《奉魂天竜 ジャグダナルルガ》

 

ムドウ「このジャグダナナルガは、ドロップから異なるグレードのユニットを望む枚数ソウルに置くことで、その数だけパワー+10000することができる」

 

ノリト「ジャグダナルルガです」

 

ムドウ「ジャダグナルルガのパワーは、G0~G3だけでも55000+になるが、ヴァルケリオンを採用するタイプなら65000+まで伸びる。いっそのことバスティオン・プライムも採用することで75000+だ」

 

ノリト「ジャグダナルルガです」

 

ムドウ「さらにジャグナダルルガは、相手のガーディアンを退却させ、デッキトップのユニットに変換することができる」

 

ノリト「ジャグダナルルガです」

 

ムドウ「しかもこの効果はジャグダナルルルガ以外のアタックにも適用できる。一発逆転の可能性を秘めた、ジェネシスの切り札として活躍してくれるだろう」

 

ノリト「ジャグダナルルガです」

 

 

●《神龍騎士 バラカート》

 

マリア「…………」

 

ムドウ「…………」

 

フウヤ「…………」

 

ミコト「…………」

 

ノリト「…………」

 

ヒカル「おやおや。いかがしました?」

 

ムドウ「俺達の使用クランはユナイテッドサンクチュアリのクランに偏っている」

 

ヒカル「ええ、そうですね」

 

ムドウ「いきなり全員の新規カード紹介が終わってしまったので、気が抜けている」

 

ノリト「僕はツッコミだけで終わったんですけどね」

 

ヒカル「やれやれ。しようのない人達だ。

《神龍騎士 バラカート》は、相手の空きサークルによって力を発揮します。

空きが3つなら、パワー+10000、★+1、ドライブ+1。

空きが5つなら、さらにリアガードすべてにパワー+10000を与えます。

すべての条件を満たせるなら申し分の無い能力ではありますが、このユニットは除去を一切持ち合わせておりません。

リアガードでユニットを除去していくのが理想ですが、除去に偏らせすぎてしまうと、今度は展開力が足りず、パンプを生かせなくなる可能性も。

自分から積極的に除去を狙っていくよりかは、盤面にユニットをほとんど残さないタイプのデッキにに対して超越するカードと考えた方が安定するでしょうねぇ」

 

 

●《六道忍鬼 ヤツカロード》

 

マリア「はいはい、シャキッとする! まだまだ新規カードは残ってますわよ!」

 

フウヤ「マリアさんも気が抜けてたのに……」

 

マリア「ヤツカロードは、対戦相手に苦渋の二択を迫らせるカードですわ。

まずは相手のドロップゾーンから3枚選び、それぞれにコールするかしないかを選ばせます。

そのうちのコールしたユニット1枚につきハンデス。コールしなかったユニット1枚につきドロー&パンプ。

……どちらを選んでも地獄ですわね」

 

ムドウ「とは言え、選択権は相手にあるので、被害を抑えられてしまうことも多い。ぬばたまはハンデスできるGユニットに困っていないこともあり、できる限りドロー側が狙える状況で超越するのがいいだろう」

 

 

●《爆虐巨頭 ギガトノフェイロー》

 

ムドウ「背負った大仰な砲台とは裏腹に、手にした小さな拳銃と手斧がチャームポイントだ」

 

フウヤ「チャームポイント……かなあ?」

 

マリア「色々と書いてますけれど、端的に言えば、このユニットが暴喰時に食べた数だけユニットをスタンドさせる能力ですわ。パンプもつくので攻撃力も高く、超越しながらアクセルサークルを増やせるスピノドライバーとマッチした能力になっていますわね」

 

 

●《伏魔忍鬼 イズシオトメ》

 

ムドウ「乙女だ……」

 

ミコト「ヌエダイオーを失ったむらくもに、どのような新戦力が与えられたのかしら?」

 

マリア「まずはユニットを2体分身させるむらくもらしい能力ですわ。デッキに戻らないVシリーズ方式ですのでアドバンテージを稼げる分、呪縛やバインドには要注意ですわね」

 

フウヤ「この能力はコストも重要ですね。Gゾーンを1枚表にすることができるので、シバラックヴィクターを表にすればアタック回数を水増しできます」

 

マリア「もうひとつの能力は、同名カードは後列からアタックできるようになる効果です。むらくものリアガードは連続攻撃できるユニットが多く、シバラックヴィクターも含めるとかなりの回数アタックできそうですわね。

しかしながら、イズシオトメ自体にパンプ能力は無く、むらくもは全体的に攻撃力も低めです。

Vのシラユキで補ってあげるなりはしてあげたいところですわね」

 

 

●《征天覇竜 エクスターミネイト・ドラゴン》

 

ミコト「相手の前列空きサークルだけドロー&パンプできるカードね。

本人は除去能力を持たないので、他のユニットで除去してあげるべきかしら?」

 

ノリト「《征天覇竜 スタンバース・ドラゴン》が、ちょうど相手リアガードを除去しつつドローできるので、それと使い分けるのも面白そうだね」

 

 

●《武闘皇竜 マーセラス・ドラゴン》

 

ムドウ「誰もがはじめはなるかみと勘違いしたノヴァグラップラーのドラゴンだ」

 

フウヤ「リアガードがカードの能力でスタンドした時、このユニットもスタンドし、メインフェイズならエクストラアタックすることができる。

特筆すべきは、この効果に1ターンに1回の制限が無いので、リアガードのエクストラアタックを含めて、メインフェイズにも関わらずとんでもない回数のアタックができそうだね」

 

マリア「アタックするたびに

ハーツが《アシュラ・カイザー》なら、6月に登場するG3の《闘神 アシュラ・カイザー》にスペリオルライドすることで、ドライブ数をリセットできますわね。

マーセラス・ドラゴン自体はエクストラアタック以外の効果を持たないので、乗り換えに遠慮はいりませんわ」

 

ミコト「メインフェイズで戦える都合上、色々なカードが使えるので、他にも抜け道がありそうですね……」

 

 

●《宇宙翻る翼 ユニバ―ド・ギャラクシー》

 

ムドウ「パワー100000以上なら、ドライブ+2」

 

フウヤ「桁が違う!!」

 

ムドウ「ダメージゾーンとリアガードの合計だけパワー+10000されるので、条件の達成もそう難しくない。ディメポらしく強いぞ」

 

 

●《極大甲獣 ギラガメルモス》

 

ムドウ「このカードの最大ガード値は25000。よって宇宙に現存する全火力は、パワー25001相当ということになるな」

 

フウヤ「全火力しょぼい!」

 

 

●《星雲竜 コズミックドーン・ドラゴン》

 

マリア「このユニットがアタックした時、山札の上から7枚見て、2枚まで呪縛カードとして置き、その後、望む数の呪縛カードを解呪するか手札に加えることができますわ。

さらに手札に加えたカードの数だけ、相手ユニットを呪縛できます」

 

ムドウ「その性質上、カオスブレイカーにはめっぽう強い。解呪時の効果を発動させることなく、すべての呪縛カードを手札に戻すことができ、相手の盤面を呪縛し返すことができる」

 

ノリト「カオスブレイカー側も当然コズミックドーンは使えるので、また呪縛され返されたりもするんですけどね」

 

フウヤ「メサイア以外のデッキでも、連続攻撃ができるようになった点にも注目だね」

 

 

●《無法王 ギャリィ・ガバルス》

 

ムドウ「ひとりバッドエンド・エンペラー」

 

ミコト「スパイクにしては消費もコストも少なく安定してるけど、Gゾーンのカードを表にしないので、ヘルハード・エイトに繋ぐには不向きね」

 

ノリト「2020のヴィラン・ヴァーミナスもGゾーンを表にしなかったので、やっぱり警戒されているのかな?」

 

 

●《終極の深冥王 ヴォルファルクス》

 

ムドウ「猊下がいなくなったと思ったら、またとんでもないのがやってきた」

 

マリア「バトルフェイズ中にGゾーンから超越できるユニットですわね。ダークイレギュラーズには既にデスアンカーがいますので、

Gユニット⇒デスアンカー⇒ヴォルファルクス

と手軽にヴァンガードで3回アタックできますわ」

 

ミコト「これもまた色々と悪用する方法がありそうな……」

 

ノリト「これまで禁止されたら、もう笑うしかないよね」

 

 

●《犀利の大奇術 レオンティーナ》

 

マリア「アタックした時、リアガードすべてをソウルに置いて、置かれたカード1枚につきソウルから2枚選びスペリオルコールできますわ」

 

フウヤ「ソウルに入れたカードが倍になって戻ってくる。ペイルムーンらしい、手品のようなユニットですね」

 

ムドウ「さらにグレードを4種類以上コールすることで、ガード制限をつけることができる。

G0~G3が基本だろうが、メガロルードや絶勝ブルースを採用することで、後列にG1だけを並べることもできるぞ」

 

フウヤ「優秀なトリガーは、パワー4000のものが多いので、案外それがいいのかも知れませんね」

 

 

●《ハイブロースチーム シュリシュマ》

 

ムドウ「アタック時にバインドゾーンからユニット2枚をスペリオルコールできるユニットだが、この娘の本領はそこではない。

このユニットはGゾーンで表になってこそ本領を発揮する」

 

マリア「グレード3のユニットがアタックしたバトル終了時、そのユニットをバインドすることで、このユニットがスペリオルコールされますわ」

 

フウヤ「まさしくGゾーンからの時翔ですね」

 

ムドウ「ギアクロニクルのGゾーンをめくるカードは、このカードの登場によって一段階強化されたと言える。色々と試してみるといいだろう」

 

 

●《常闇の海賊王 バーソロミュー》

 

ムドウ「ついにグランブルーに登場した、ガードに3枚以上同時にコールしなければコールできない制限を課すカードだ。端的に言ってこれはヤバイ」

 

フウヤ「グランブルーは全クランで見ても単体で屈指のパワーを誇るスカルドラゴンを擁するクランですからね。この制限が満たせる状況であれば、少なくともパワーは72000以上。完全ガードでなければ到底防ぐことは叶わない威力ではあるけれど、そうなると手札を4枚も消費することになる」

 

マリア「火力だけならまだしも、グランブルーはアタック回数にも優れていますわ。バーソロミュー単体で見ても5回攻撃。コストが有り余っている状況であれば、10回以上アタックされながら、その端々にスカルドラゴンが含まれる。くらいの認識でいなければなりません」

 

ムドウ「Pスタンで不用意に点を与えるのは厳禁ということを如実に教えてくれるカードだ」

 

 

●《夢を照らすは輝ける碧海 ヘルトラウダ》

 

ムドウ「名前が無駄にかっこいい」

 

マリア「リアガードを追加でアタックさせつつ、ハーツもスタンドさせて追撃と、これもまたムチャクチャ書いてるカードですわね……」

 

ノリト「Vスタンのカードも、Gユニットに匹敵するほどパワーアップしてますからね。ハーツだったカードで追撃というのは、2年前とはまったく意味合いが異なりますね」

 

ミコト「レインディアに繋げば、Vが合計4回アタックすることだって!」

 

ムドウ「完璧に決まれば、少なくとも対戦相手の夢は泡と消えるだろうな。夢が叶うと証明するために、他者の夢を打ち砕く……皮肉なカードだ」

 

 

●《蒼烈魁竜 フュリアルガス・ドラゴン》

 

ムドウ「アクセルを不正受給する、アクアフォースのドラゴンだ」

 

ミコト「アタック回数は最高峰だけど、パンプはおまけみたいに書き足されている後列から移動させたユニット1体にしか付与されないのでパワーは低めかしら?」

 

ノリト「フィニッシャーにもなれると言えばなれるけど、どちらかと言えば、アクセルを増やして次に繋ぐカードかもね」

 

 

●《毒悪怪神 マリグナンテス》

 

アリサ「メガコロあるところにあたしあり! アリサちゃんのメガコロ解説の時間だよー」

 

ムドウ「帰れ」

 

アリサ「な、なんでよー」

 

ムドウ「今回は聖ローゼ(おれたち)の時間だ」

 

フウヤ「ま、まあまあ。天道さんがメガコロニーのスペシャリストなのは確かですし」

 

アリサ「さすが小金井くん! 話がわかる!」

 

ムドウ「……ちっ。好きにしろ」

 

アリサ「そんなわけで、ヴェノムスティンガーLv.100もといマリグナンテスの紹介よ!

実はメガコロ云々置いておいて、Pコレのメガコロはものすごく気になっていた枠なのよねー。

というのも、現状のメガコロは《罪魁女帝 ダークフェイス・グレドーラ》が強すぎるから!!

ヴァンガードを含めたスタンド封じに、手札以外からのスペリオルコール封じ! メガコロの集大成とも言える能力を備えながら、連続攻撃までこなす!

Pにおけるメガコロ最大の存在意義であり、どのクランにも真似できない圧倒的独自性。常にメガコロを握る理由であり続けた、絶対女王!」

 

マリア「……裏を返せば、罪魁女帝に超越しないターンは、メガコロニーとして存在感を発揮できない。ということですわね」

 

アリサ「さすがマリアさん! そういうこと!

ギフトはプロテクト。超越スキルにパンプは皆無。リアガードも戦闘に長けた者が少ないメガコロニーは、無理に戦おうとしても他のクランに及ばない。

それでもなお罪魁女帝を押しのけてまでメガコロが超越したいGユニットって、いったいどんなのよ!?

その答えがこれ!! Gゾーンからでもスキルを発動できるGユニット!!

罪魁女帝で表にして、そこからスキルを発動できるなら、罪魁女帝にずっと超越したまま戦える!

新たなエースユニットを与えられるのではなく、既存のエースユニットを強化するという逆転の発想から生まれたGユニットよ!」

 

フウヤ「ムチャクチャだ!!」

 

アリサ「では、このマリグナンテスはどのように罪魁女帝を強化してくれたのか。

このカードがGゾーンに表でいる場合、CB1、リアガード1枚をソウルインすることでスキル発動。

ここからは相手の状態によって、スキルの効果が分岐するわ。

まず、相手の盤面にスタンドしているリアガードが残っている場合。この場合、そのユニットを退却させてくれるわ。罪魁女帝のスタンド封じは、相手ユニットをレストしないので、あらかじめユニットをスタンド状態で立たせておくのはひとつの攻略法だったんだけど、今後はそれも許さない。ただ、それだけではさすがに物足りないので、カウンターチャージのキャッシュバックと、1ドローがオマケでついてくるわ」

 

ノリト「なるほど。罪魁女帝の弱点を補えるというわけですね」

 

アリサ「もうひとつ。相手の盤面にスタンドしているリアガードが残っていないなどで、ユニットが退却できなかった場合。この場合、ヴァンガードのパワーを-10000! 罪魁女帝のパワー不足を解消してくれる恵みの弱体化! 連続攻撃とも相性抜群!

しかもこれらは同名カードの発動制限がないので、ターン数を重ねるほど表のマリグナンテスが増えていき、弱体化を重ねることができるの!」

 

フウヤ「まさしくGゾーンに蓄積されていく猛毒といった趣だね」

 

アリサ「しかもこのマリグナンテス。罪魁女帝だけでなく、メガコロニーのもうひとつの勝ち筋であるアントリオンゾーアとも相性がいいの!

守護者制限を持つアントリオンに、ゾーアの特殊勝利効果を付与する必殺コンボなんだけど、知っての通りゾーアで指定したユニットのパワーは99999で固定されてしまう。本来なら戦闘補助は不可能……なはずなんだけど」

 

フウヤ「敵を弱体化するなら、話は別。というわけだね」

 

アリサ「そう! マリグナンテス1匹につき、アントリオンのガード要求値は10000増加! もともと99999は数値受けするにはギリギリなので、この10000が決定打になる可能性はおおいにある!

ああもう! やっぱり、アントリオンかっこよすぎ!!

あ、ちなみにマリグナンテスのコストでG3をソウルに入れることができるので、アントリオンのコスト調達にもマリグナンテスは貢献してくれるのよ」

 

フウヤ「至れり尽くせり!」

 

アリサ「実際に罪魁女帝を差し置いてやる価値がどこまであるのかは疑問だけど、マリグナンテスは普通に超越しても、そこそこの力を発揮するわ。

マリグナンテスがVにいる場合、このカードのスキルはGゾーンを表にすることでも発動できるので、2枚目のマリグナンテスを表にすることで、さらにマリグナンテスのスキルを重ねがけ!

相手にスタンドしているユニットがいない場合、相手ヴァンガードを合計-20000できるの。

次に罪魁女帝に超越する場合、Gゾーンにマリグナンテス3枚なんて状況を作り出すこともできる! メガコロのパワーで5回攻撃とは言え、-30000とかされたらさすがに話は違う!

どうしても罪魁女帝じゃ戦果をあげられない! なんて時には試してみるといいかもね」

 

 

●《繋縛怪神 クルーウェブル》

 

アリサ「お次はメガコロのGガーディアン!

SB1するだけでガード値に+30000もされちゃう、超お手軽45000ガード!!

……なんてはずもなく、相手は他のユニットをレストすることで、このユニットのガード値を-10000できる!

さすがに他のアタックできるユニットをレストさせるのはもったいないので、基本的には後列のユニットがレストされるはず」

 

ムドウ「だが、そのパターンも後続のガード要求値を下げることに繋がるため、メガコロニー側にとって悪い取引ではない」

 

ノリト「メガコロニーお得意の、自分有利な2択ですね」

 

アリサ「もちろん、他のユニットがレストし尽くした、最後のアタックに対して使う分には45000ガードだし、このカードで他のユニットをレストさせた後、さらにこのカードを出すのも面白そう!

むらくもやアクアフォースといった後列もアタックに参加するデッキに対しては俄然有利!

相手がこのカードを警戒する場合、わざわざユニットを後列にスタンドさせたままアタックしてくることだってあるかも知れない。カードプールに存在するだけで相手の動きを縛る、メガコロらしいカードよ!!」

 

マリア「……けど、弱点もありますわね」

 

アリサ「……へ?」

 

マリア「どうしても通したいアタックの場合、相手はなりふり構わず他のユニットをレストしてくるでしょう。★が増加したユニットのアタックとか。

極端な話をすれば、ゾーアの99999パンプを受けたユニットのアタックを防ぐのには、このカードは何の役にも立ちませんわ」

 

ノリト「それは……一番45000ガードが欲しい場面ですね」

 

アリサ「ぐ……ぐむむ~。ユキみたいに、人の絶頂に水を差すようなこと言いおって……」

 

マリア「あの子に指摘できそうなことが、わたくしにできないと思いまして?」

 

 

●《全智竜 カラドリウス》

 

ムドウ「どう見てもオウム」

 

マリア「このユニットがアタックした時、パワー30000以上のリアガードをスタンドさせ、ガード制限を付与しますわ」

 

ムドウ「全体に制限を付与したバーソロミューと比較すると物足りなく見えるが、そこはグレートネイチャー。実際は30000では済まないほどパワーの上がったユニットが、そこから何回もアタックしてくるものと思った方がいい」

 

 

●《恩情の花乙姫 ラディスラヴァ》

 

ムドウ「一つ目の効果はアドバンテージを稼ぐ効果だが、指定したユニットと同じグレードを、1枚スペリオルコール、1枚手札に加えるという形を取っている。

従来のように同名カードを3枚並べることができる他、指定したユニットと別名のカードを2枚並べることもできる」

 

マリア「G1を指定して、完全ガードを手札に加えておくという使い方もできますわ。ネオネクタールにしては珍しい、かなり自由度の高いアドバンテージ獲得能力ですわね」

 

ムドウ「もうひとつの効果は、同名のリアガード2体をスタンドする。シンプルだが、パワーにもアタック回数にも優れたネオネクタールには十分すぎる能力だろう」

 

 

●終

 

フウヤ「夢のような時間だった……」

 

ヒカル「これで終わりですね。では、僕は帰らせて頂きますよ」

 

ミコト「ちょっと、ヒカル! 待ちなさいよ!」

 

ノリト「ああもう! 姉さんもどこいくの!」

 

マリア「……しばらく見ないうちに、聖ローゼもずいぶんと賑やかになりましたわね」

 

ムドウ「ふっ。まったくだ」

 

マリア「では、わたくし達も、このあたりで失礼させて頂きますわ」

 

ムドウ「次回、正真正銘の最終回『Vクランコレクション』のえくすとらもよろしく頼む」

 

マリア「それでは、ごきげんよう」

 

ムドウ「さらばだ」




『Pクランコレクション2022』のえくすとらをお送りさせて頂きました。
いよいよ根絶少女も残すところあと1話!
最後までお付き合い頂ければ幸いです。
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