根絶少女   作:栗山飛鳥

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登場人物&その後

●音無ミオ
根絶者にディフライドされている無表情・無感情の少女。
ディフライド関係無く、知勇兼備の才媛。
使用クランはもちろん「リンクジョーカー(根絶者)」
プロとして活躍する毎日。戦績も上々で、今、もっとも話題の人気プロファイター。

●早乙女マリア
高飛車な性格だが、それに見合った実力も併せ持つツンデレお嬢様。大学4回生。
使用クランは「ロイヤルパラディン」
ユキとの大学生活を満喫中。その一方で、来年のプロデビューも決まっている。

●神薙ミコト
美少女だが性格キツめの、黙っていれば大和撫子。
使用クランは「オラクルシンクタンク」
プロを目指し、努力を続けている。
フウヤとはたびたび会っているらしいが、関係が進展しているかは不明。

●神薙ノリト
ミコトの双子の弟。
使用クランは「ジェネシス」
プロを目指す一方、姉のマネージャーとなる道も模索している。ふたりでプロになるという目標は、ふたりがプロになると同意じゃない。

●山崎タツミ
かつてミオにヴァンガードの教えを受けた高校2年生。
使用クランは「かげろう」で、ドラゴニック・オーバーロードの強さに憧れを抱く
響星学園に入学し、去年のヴァンガード甲子園は予選大会で惜しくも準決勝敗退。
だが、本人は全勝しており、早くも『若き大君主』の二つ名で呼ばれ、注目を集めている。

●白河ミユキ
おっとりしているが、プロ並みの腕前を持つ完全無欠な和装美人。大学4回生。
使用クランは「むらくも」
彼女が何を企んでいるのか、知る者はいない。

●近藤ライガ
ユキやアリサの先輩で、何もかもおおざっぱな巨漢ファイター。
使用クランは「なるかみ」
たまにアマチュア限定の大会に参加しては、雑だが妙に強いプレイングで会場を荒らして去っていくため、プロを目指すファイターに恐れられている。

●天道ミサダ
ユキを敬愛するアリサの弟。
文武両道で、サッカー部とカードファイト部、ふたつの部活を掛け持ちしているほど。
使用クランは「ディメンジョンポリス」
ヴァンガード甲子園では山崎タツミと激戦を演じ、惜しくも敗北。悔しかったらしく、高校選手権でのリベンジに燃えて猛特訓中。

●鬼塚オウガ
アメフト部のトレーナー見習い。
カードファイト部は引退したが、まだまだヴァンガード熱は冷めやらぬ、大学1回生。
使用クランは「スパイクブラザーズ」
小学生の頃から目標だった、アメフトの強豪大学への入学を果たし、トレーナー見習いとして活躍中。

●遠藤モモカ
かつて《祝砲竜 エンド・オブ・ステージ》にディフライドされていた中学2年生。
使用クランはもちろん「ペイルムーン」
着々と腕をあげており、今や近所のショップ大会レベルなら優勝常連。
プロのファイトを観戦するようにもなり、ヒビキの熱狂的なファンになる。

●綺羅ヒビキ
天すら羨む美貌を誇る、銀髪碧眼の麗しきプロファイター。
その完成されたプレイングは、芸術にも喩えられる。
使用クランは「バミューダ△」
プロになってから負け無しで、快進撃を続けている。ダルクとの再戦も近い。

●清水セイジ
驚異的なプレイング速度で対戦相手を圧倒する、最速のファイター。
使用クランは「アクアフォース」
漁師となり、父親と共に漁にでる日々。お守りとして、防水加工したカードを懐に忍ばせている。

●天道アリサ
カードショップで働くアルバイト店員。
ノリは軽いが、根はマジメな大学3回生。
使用クランは「メガコロニー」
カードショップ『エンペラー』の看板娘として皆から愛される一方、いつか自分の店を持つために勉強を続けている。


Ex.57「Vクランコレクション Vol.5」

●序

 

ミオ「読者の皆さん、おひさしぶりです。音無ミオです。

大変長らくお待たせしてしまいましたが、Vクランコレクションvol.5、vol.6のえくすとらをお送りさせて頂きます。

今回は各クランの使用者をゲストとしてお招きしています。

根絶少女最後のえくすとらとなるこのひと時を、どうかお楽しみ頂ければ幸いです」

 

 

●ロイヤルパラディン《哀哭の宝石騎士 アシュレイ “Я”》

①V:【SB2、リアガードを1枚呪縛】相手前列のリアガードを1枚退却。山札を上から4枚見て「宝石騎士」を1枚コール。

②V:このユニットがアタックした時、呪縛カードが2枚以上なら【CB1】することで、山札からG2以下の「宝石騎士」を2枚コールし、呪縛カード1枚につき、このユニットのパワー+10000。呪縛カードが3枚以上なら、相手は手札から守護者をコールできない。

 

マリア「わたくしが一番手ですのね! 光栄ですわ」

 

ミオ「はい。マリアさん、よろしくお願いします」

 

マリア「まかせてくださいませ。

さて、アシュレイЯはかつての能力を踏襲しつつも、今風に大幅な強化が加えられておりますわ。

まず①の効果は、呪縛をコストに1体除去しながら展開。これだけだと物足りなく感じられるかも知れませんが、この効果に1ターンに1回の制限は無く、重ねて使うことが前提になります」

 

ミオ「①の効果を重ねて使うことで、②の効果も強さを増していきますね。

2枚呪縛していれば、アタック時に宝石騎士を2枚スペリオルコールでき、3枚呪縛していれば単体パワー43000に守護者封じも発動します」

 

マリア「Я前のアシュレイがいればさらにアタック回数を水増しすることができますけれど、3枚呪縛の時点で消費するソウルは6。そこにアシュレイの2が加わるのは、できなくはないですけれども、かなりギリギリですわね。

呪縛を2回に抑えてアタック回数に寄せることもできますけれど、ブーストもパンプもできず、フォースも水増しできないアシュレイЯでは、連続攻撃のプレッシャーはあまりありません。

素直に毎ターン3枚呪縛していくのが強そうですわね」

 

ミオ「Vが高いパワーでガード制限をかけることができるので、フォースⅡを選ぶのも面白そうですね」

 

 

●オラクルシンクタンク《ヘレティックバトルシスター ふろまーじゅ “Я”》

①V:呪縛カード1枚につき、「バトルシスター」を含むユニットすべてのパワー+5000。

②V:【CB1、手札から1枚捨てる】山札の上から「バトルシスター」を含むユニットの種類と同じ枚数見て、望む枚数を山札の上に望む順で置き、残りを山札の下に望む順で置く。【「バトルシスター」を含むそれぞれ別名のリアガードを1枚以上、望む枚数呪縛する】ことで、呪縛したカード1枚につき、1枚引く。

 

ミコト「オラクルなら私の出番ね! さっさとはじめましょ!」

 

ミオ「はい。こうしてえくすとらでご一緒するのははじめてですね」

 

ミコト「ふろまーじゅはЯしても、できることは前とほとんど同じよ!

デッキ見て、ドローして、パンプする!!

そのいずれもが、ふろまーじゅよりも高いスペックでまとまっているので、ほぼほぼ上位互換と言って差し支えないわ。

ただ、それでふろまーじゅが使えなくなるわけじゃなく、ふろまーじゅはリアガードでも2枚引けるので、今後はそちらで活躍してもらうことになりそうね」

 

ミオ「ふろまーじゅЯは、デッキトップを見た後に、すぐ引けるのが強そうですね」

 

ミコト「ええ! これでデッキトップに集めたノーマルユニットを、即手札に加えることができるわ。

しかも結構融通が効いていて、例えばめくった6枚のカードに5枚トリガーが含まれていた場合、1枚だけドローして、相手ターンにトリガーを残しておく……なんて戦術も取れるわよ!

逆に5枚呪縛の5枚ドローして、なりふり構わず手札を増やすこともできるけど、山札を増やす手段の無いバトルシスターではデッキアウト一直線なのでオススメはしないわね。

相手がクラレットソードや、ブレイドウイング・レジーみたいな、オラクル以上になりふり構わず山札を削るデッキならワンチャンと言ったところかしら」

 

 

●ジェネシス《恵愛の神器 フリッグ》

①V:神装ゲージを持つリアガードすべては、相手のカードの効果でRから離れず、パワー+5000。

②V:【CB1】山札を上から5枚見て、1枚コール。「神器」を含むユニットをコールしたら、リアガード2枚にソウルから神装ゲージを置く。

③V:自ターン開始時、相手のダメージゾーンが4枚以下なら、【神装ゲージを5枚捨てる】ことで、相手に1ダメージ。

 

ノリト「ジェネシスは僕の担当かな。よろしくね、音無さん」

 

ミオ「はい。頼りにしています。

ジェネシスは、ミネルヴァ『ではない』ことで話題になったフリッグですね」

 

ノリト「ほんとにね。人気のユニットが公開されて盛り上がることは多々あれど、公開されなかったことで盛り上がったのは前代未聞だよ」

 

ミオ「人気ユニットであるが故に出しあぐねている感はありますよね。出すなら大々的にパッケージのセンターにしたいけれど、今回はЯがテーマなのでできなかったように」

 

ノリト「今後もミネルヴァではないユニットが公開されるたびに騒がれるのか気になるところだけど……」

 

ミオ「今は何の罪も無いフリッグを解説しましょう」

 

ノリト「やっていることは前々回に登場したアンジェリカと真逆の、神装ゲージを使った1点ダメージ」

 

ミオ「つまりギガレックスですね」

 

ノリト「ギガレックスだね」

 

ミオ「サキさんがこの場にいなくてよかったです」

 

ノリト「ただ、フリッグも他の神器と同じくリアガードに耐性を与えることはできるんだけど、『相手の効果で盤面から離れない』という特殊な耐性で、ブレードマスターの全体除去には強いけど、なんと呪縛に対しては総スルー。

また、アンジェリカ同様、リアガードへのアタックはどうしようもないので過信はしないように。

特にダメージ回復だったアンジェリカは、リアガードへのアタックを誘うことで、疑似的に延命という役割を果たすことができていたんだけど、フリッグはダメージを与える効果が腐ると存在を否定されたも同然なので注意かな。

引き続きアンジェリカも採用して、フリッグと使い分けていきたいね」

 

●かげろう《ドラゴニック・オーバーロード “The Яe-birth”》

①V:バトルフェイズ開始時、【リアガードを1枚以上、すべて呪縛する】ことで、このユニットが次にアタックしたバトル終了時【CB1、手札から1枚捨てる】ことで、このユニットをスタンド。

②V:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【SB1】することで、呪縛カード2枚につき、相手のリアガードを1枚退却。

③V:このユニットがアタックしたバトル終了時、呪縛カードが5枚以上で、ダメージゾーンが4枚以上なら、【手札から2枚捨てる】ことで、このユニットをスタンドさせ、イマジナリーギフト・フォースを1つ得る。

 

タツミ「ミオさん、おひさしぶりです!」

 

ミオ「はい。かげろうはもちろんタツミさんの担当ですね」

 

タツミ「はい!

“The Яe-birth”は虚無の力を得たオーバーロード!

ジ・エンドと同様に3回のアタックを可能としながら、除去もこなすことができるよ!」

 

ミオ「となると、ジ・エンド、ひいてはそれを扱う“The X”との比較が必要ですね」

 

タツミ「“The Яe-birth”が勝っている点は、冒頭でも述べたように、ユニットを除去できる点だね!

オーバーロードはかげろうにしては除去が不得手だったので、この点は他のオーバーロードと一戦を画する点だと思ってるよ!

ドライブが一切減らない点も、当然のことながら、とっても強い!!

欠点は、序盤に3回アタックが難しい点かな。

リミットブレイクを達成していなければ3回アタックできないので、どうしても相手依存になってしまうし、ダメージ1点あれば3回アタックできるジ・エンド(The X)と比較して、初動で劣るのは否めない。

ユニットを5体展開していなければ本領を発揮できないのも難点かな。

そもそもかげろうは展開力が無くて、それでも単騎で相手を倒してしまえるのがオーバーロードの魅力でありコンセプトだったわけで。そのオーバーロードで盤面を埋めるというのは結構ハードルが高いよ」

 

ミオ「なるほど。“The Яe-birth”を積極的に狙っていきたい場合は、相手のアタックをノーガードで通して手札を温存するのがよさそうですね。それをすることでリミットブレイクにも近づくわけですし」

 

タツミ「そうだね。多少のダメージなら大量のドライブチェックによる治トリガーが見込めるしね。その治トリガーでリミットブレイクが解除されるリスクもあるんだけど」

 

ミオ「そして“The Яe-birth”を使ううえで欠かせないメリットがもうひとつ……」

 

タツミ「うん! それは《ドーントレスドライブ・ドラゴン》とシナジーすること! だね?」

 

ミオ「そうですね。

“The X”では絶対に不可能で、ジ・エンドではソウルにオーバーロードがある状態でドーントレスからジエンドにライドという、回りくどい条件を達成する必要がありましたが、“The Яe-birth”であればソウルの条件は必要ありません。盤面を埋めてなお、手札4枚以上の条件は満たさなければなりませんが、ジ・エンドよりは遥かに容易でしょう」

 

タツミ「完全に決まれば、ツインドライブの4回アタック!!!! 例の如く治トリガーのリミットブレイク解除だけは怖いけど」

 

ミオ「ダメージ5点から始動しても、リミットブレイク解除してもおかしくないドライブ数ですからね」

 

タツミ「もちろん“The X”でジ・エンドと使い分けるのも強い!

相手が展開してこないようならジ・エンドで3回アタック。相手が大量展開してきたら“The Яe-birth”で全体除去しつつ、あわよくばこちらでも3回アタック……と言った風にね。

総じて、オーバーロードの可能性を大きく広げてくれたユニットだと思うよ!!」

 

 

●《勝利の化身 アリフ》

①手札:ヴァンガードが「勝利の化身 アリフ」か「盾の化身 ラーム」なら、【Rから「鎧の化身 バー」と「槍の化身 ター」をそれぞれ1枚ソウルに置く】ことで、このカードにライド。

②V:「化身」リアガードがアタックした時、そのユニットのパワーを、このユニットと同じになるまで増減させる。

③V:【CB3】このユニットのパワー+15000/★+1/ドライブ+1。【「鎧の化身 バー」と「槍の化身 ター」をそれぞれ1枚ソウルブラスト】することでカウンターチャージ3

 

ミオ「かげろうからはもう1枚。懐かしのヴァンガードが登場です」

 

タツミ「そう言われても、このカードが登場した時の僕って5歳くらいなんだけどね」

 

ミオ「私も似たようなものですが。そもそも私がヴァンガードと出逢ったのは3年前ですし」

 

タツミ「イラストはメチャクチャ格好いいよね!」

 

ミオ「作者も思わず『誰これ? かっこよ』と呟いてしまったほどです」

 

タツミ「そんなアリフは、最速スペリオルライドを得意とするよ。ヴァンガードが《盾の化身 ラーム》なら……誰?」

 

ミオ「かげろうのG2バニラです。オーバーロード以外はまだまだですね、タツミさん」

 

タツミ「いや、だって、これは!」

 

ミオ「気にすることはありません。作者も完全に新規カードと思い込んでいましたから。なんなら今日のカードで合わせて公開された再録の《ブレイクブレス・ドラゴン》も新規カードと勘違いしていたほどです」

 

タツミ「作者のかげろう知識が浅い!!」

 

ミオ「そんな《盾の化身 ラーム》に、《鎧の化身 バー》、《槍の化身 ター》をソウルインすることで、《勝利の化身 アリフ》にスペリオルライドできます」

 

タツミ「フォースⅡを選んで速攻するのが強そうかな?」

 

ミオ「難しい問題ですね。たしかにフォースⅡとも相性がいいのですが、アリフは②の効果で『化身』にパワーを与えることができます。こちらを生かすのであればⅠの方がよいでしょう」

 

タツミ「本当だ!! 『化身』って、他にどんなユニットがいるの?」

 

ミオ「ラームとバーとターがいます」

 

タツミ「すでに出尽くしていた!!」

 

ミオ「はい。そのようなわけで、『化身』の安定した展開は期待できません。★トリガーのターが23000以上のパワーでアタックできるのは圧巻ですが、トリガーをコールするのはリスクもありますしね。

ですので、フォースⅠに拘らず、状況が許すのであればフォースⅡも選択していくべきかと」

 

タツミ「そこは臨機応変に、だね」

 

ミオ「はい。便利な言葉です。

そんなアリフですが、もうひとつスキルがあります」

 

タツミ「妙に盛られてる!!」

 

ミオ「CB3することで、パワー+15000/★+1/ドライブ+1。バーとターをソウルブラストするなら、カウンターチャージ3できます。

CB3相当のスキルを、スペリオルライドに成功していれば1回実質タダで使えるということですね。

治トリガーや、カウンターチャージ次第ではありますが、1ゲームに3回使えることもあるでしょう」

 

タツミ「なんか“The Яe-birth”よりもデザイン凝ってない!?」

 

ミオ「そして、このアリフ。《ドーントレスドライブ・ドラゴン》との相性も抜群です」

 

タツミ「……本当だ!!」

 

ミオ「スペリオルコールは半ば諦めて、はじめからドーントレスにライドするのもいいですし、スペリオルコールからドーントレス⇒アリフと乗り継ぐのも、ターン数的には変わりません。

ドーントレスはカウンターコストを一切消費しない点も高相性です。

そしてブレイクライドに成功すれば、パワー28000、★2、トリプルドライブの2連撃です。

ここまで決まれば、本当にオーバーロードに勝るとも劣らない活躍が期待できそうですね」

 

タツミ「うん! オーバーロード以外も勉強していかないとダメだなあ……」

 

ミオ「そしてこのアリフ。スペリオルライドに成功すればソウルを5枚確保できるので、《ブレイジングフレア・ドラゴン》にライドすることで、即ソウルブラスト5の効果を適用することもできます。

相手の速攻や、イマジナリーギフトの不正受給に困った時のため、こちらも隠し味として採用しておくと思わぬ活躍を見せてくれるかも知れません」

 

 

●《ドラゴンモンク ゴクウ》

①V:【CB1、手札からG3を1枚捨てる】このユニットのドライブ+1。

②V:このユニットがアタックしたバトル終了時【CB1】することで、そのバトルのドライブチェックで出たノーマルユニットのグレードにより以下すべてを行う。

・グレード3-リアガードを2枚退却。

・グレード2-リアガードを1枚スタンド。

・グレード1-リアガードを1枚のパワー+10000。

 

タツミ「これもまた最古参!」

 

ミオ「ハッカイも忘れないであげてください」

 

タツミ「このカードもドーントレスとの相性が抜群!

トリプルドライブを得たままスタンドできるのは単純に強力だし、ゴクウ、ドーントレス双方のノーマルユニットを引いた際の効果も適用されやすくなるよ!」

 

ミオ「ただし、ゴクウにしてもドーントレスににしても、基本的にはトリガーを引いた方が戦果を得られます。

ご丁寧に、治ガーディアンがめくられてもG3の効果は適用されないように書かれていますし」

 

タツミ「そのくらい許してあげても、だよね」

 

ミオ「そのため、ノーマルユニットは残念賞として見るべきですが、G2がめくれた時の効果のみ、ユニット1体のスタンドとやや強力です」

 

タツミ「かげろうでリアガードの連続攻撃は貴重!」

 

ミオ「このことからG2を気持ち多めに配分しておくと、ゴクウならではの強みを生かせるでしょう」

 

 

●むらくも《式神使い リョウギ》

①V:【CB1】山札を上から5枚見て「忍妖」を1枚まで選びコール。相手のヴァンガードがG3以上なら2枚コール。

②V:このユニットの能力でリアガードが登場した時、そのユニットはこのユニットのカード名を得る。

③V:このユニットのアタックがヒットしなかった時、【SB2】することで、ドロップから「忍妖」を追加されたRと同じ枚数まで、追加されたRにコールする。

 

ユキ「ふふふ……えくすとらもひさしぶりねぇ」

 

ミオ「ユキさんとまたえくすとらでお話できて嬉しいです」

 

ユキ「ふふ、私もよ。

さて。むらくもに登場した新たなユニット、式神使いの女の子、リョウギは『忍妖』に関する効果を多く持つわ。

『忍妖』と言えば、むらくもを全否定するような、種類を参照する能力が印象的でしたけど、今回はばっちり同名カードを並べやすくする能力を持っているわ」

 

ミオ「これでダンガンニュードーも本領を発揮できますね」

 

ユキ「ダンガンニュードーが使えるのに、ダンガンニュードーが使えないって、意味がわからなかったものねぇ。

まあ愚痴はこのくらいにして。

リョウギは、自身の効果で登場したユニットを自身と同名に変える効果の他に、ふたつの能力を持つわ。

それぞれ展開に、連続攻撃と、ヤスイエを踏襲したような能力なのだけれど、いずれも、効果が不安定だったり、相手依存だったり、下位互換ではないけれどヤスイエよりは劣る印象は否めないわねえ」

 

ミオ「相手がG2にも関わらず、大量展開しながらVが2回アタックしてくるヤスイエがいかにおかしかったかというところでしょうか」

 

ユキ「とは言え、リョウギならではの強みはきちんと持っているし、何よりリョウギとヤスイエは意外と相性がよかったりもするのよ」

 

ミオ「ああ。ヤスイエ・テンマからリョウギにライドするんですね」

 

ユキ「ええ。ヤスイエは効果を使うと、能力の大きく劣るテンマにライドした状態になってしまうので、毎ターンの再ライドが必須。

そこでリョウギにライドしてしまうのは悪くないわ。

その段階なら、対戦相手もG3になっているはずだから、展開力に関してはヤスイエと遜色無いし、アクセルサークルも3つになっているので、③の影縫能力でユニットを3体展開できるわ。

ヤスイエならその段階で4点に追い詰めていることも珍しくないから、影縫も生かしやすいし、ヤスイエなら『忍妖』に寄せた構築も難しくない。

すべてがリョウギと噛み合っているのよ」

 

ミオ「結局のところ、アクセルサークルを増やせて、速攻ができて、構築の幅が広いヤスイエがすごいだけな気がしてきました」

 

 

●なるかみ《抹消者 ボーイングセイバー・ドラゴン “Я”》

①V:【CB1、リアガードを1枚呪縛】相手は手札とリアガードとドロップからそれぞれ1枚バインド。

②V:相手のノーマルユニットが山札以外からバインドされた時、相手は山札から、それと同名を1枚まで探し、バインド。自分のユニットのパワー+5000。バインドしなかったら+10000。

③V:このユニットがアタックした時、ソウルかRに「ボーイング」があるなら、【CB1、SB1】することで、リアガードを1枚スタンド。自ダメージゾーンが4枚以上なら、リアガードすべてをスタンド。

 

ライガ「おう! なるかみは俺にまかせろ!」

 

ミオ「はい。頼りにしています」

 

ライガ「このカードはな……すごく強いぞ!」

 

ミオ「ボーイングセイバー“Я”は、ボーイングソードの特徴を踏襲しながらも大幅に強化されています。

相手カードのバインドに応じて、デッキの同名カードをバインドする効果はそのまま、単体で、手札、リアガード、ドロップの3か所からカードをバインドすることができるようになったので、デッキ破壊の効率が大幅にアップしています」

 

ライガ「そして、すごくかっこいい!」

 

ミオ「デッキ破壊しかできなかったボーイングソードとも違い、攻撃能力も非常に高く、特にリミットブレイク達成時の全リアガードのスタンドは圧巻です。

この効果は1ターンに1回の制限を持たないので、ディセンダントでヴァンガードのスタンドに成功した場合、全リアガードが2回スタンドするという事態にもなりかねません」

 

ライガ「ああ! ディセンダントもかっこいいな!」

 

 

●《抹消者 スイープコマンド・ドラゴン》

①V/R:このユニットが登場した時、【SB1】することで、前列のリアガードをバインド。後列のリアガードを1枚、ユニットのいない前列Rに移動させる。

②V:相手リアガードがバインドされた時、相手の前列のリアガードを1枚選び、バインド。自ダメージゾーンが4枚以上なら、さらに【CB1、SB1】することで、イマジナリーギフト・アクセルを1つ得て、ドロップから「抹消者」をコール。

 

ライガ「このカードもかっこいいな!!」

 

ミオ「アクセルサークルを不正受給できる抹消者です。しかしアクセルサークルを取得できるタイミングはリミットブレイク達成時と遅く、それを除いたスイープコマンドはかなりしょうもないユニットに成り下がります」

 

ライガ「しょうもないな!!」

 

ミオ「なるかみには、かげろうにおけるドーントレスのような、繋ぎに長けたユニットも存在しません。

今のところは速攻された場合に速攻し返すのがせいぜいなユニットですが、今後のカードの追加によっては化ける可能性を秘めたカードと言えるでしょう」

 

ライガ「ドーントレスもかっこいいな!!」

 

 

●《アーマーブレイク・ドラゴン》

①V:【CB3】前列リアガードすべてをバインドし、ユニットのいない前列R1つにつき、そのターン中、このユニットのパワー+10000/クリティカル+2。

②V:このユニットがアタックした時、自ダメージゾーンが4枚以上なら、このユニットのパワー+10000し、相手は手札から守護者をGにコールできない。

 

ライガ「このカードもすごいぞ!!」

 

ミオ「はい。コストこそ重いものの、前列を除去しつつ単体パワー32000、★5によるアタックを可能とする、凄まじいユニットです」

 

ライガ「凄まじいな!!」

 

ミオ「相手がアクセルの場合、その★は7や9、11にまで伸びることもあるでしょう。

もちろんその分のパワーも上がりますし、極めつけはリミットブレイクで付与される守護者封じです。

今後、なるかみに4点以上のダメージを与えるという行為は、即死の危険と隣り合わせになります。

カードプールにあるだけでも相手に必要以上のアタックを躊躇させる、影響力の高いカードと言えるでしょう」

 

ライガ「高いな!!」

 

 

●ディメンジョンポリス《暗黒次元ロボ “Я” ダイユーシャ》

①手札:G3以上の「次元ロボ」ヴァンガードがアタックしたバトル終了時、このターンにアタックしたユニットすべてが「次元ロボ」なら、【CB1】することで、このカードにライドし、ドライブ-1。

②V:【「次元ロボ」リアガードを2枚呪縛】相手のヴァンガードのパワー-10000。

 

ミサダ「ユキさんはどこだっ!?」

 

ミオ「もう帰りましたよ」

 

ミサダ「くそーっ!! ああ、けど、少しユキさんの残り香が……」

 

ミオ「そこはライガさんのいた場所ですが」

 

ミサダ「そんなわけでディメポは、俺が担当させてもらいますよ!

“Я” ダイユーシャは、次元ロボ限定になった代わりに、条件の軽くなったグレートダイユーシャ!!

G3にライドしたターンからVで2回殴れるようになったし、その次のターンからは、グレートダイユーシャを経由することで、3回アタックすら可能に!!

こんな簡単にVが連続攻撃していいのかって言うくらい、シンプルに強い!!」

 

 

●《イニグマン・ストーム》

①V:「イニグマン」を含むソウル1枚につき、このユニットのパワー+5000。

②V:アタックステップ開始時、このユニットがパワー20000以上なら、このユニットのクリティカル+1し、35000以上なら、さらにドライブ+1し、50000以上なら、さらに『このユニットがアタックしたバトル終了時、【手札から2枚捨てる】ことで、このユニットをスタンドさせ、ドライブを0になるように増減させる』を得る。

 

ミサダ「あの《イニグマン・ストーム》が、ついにVスタン参戦!!

ソウルの『イニグマン』の数に応じて、そのパワーが増していくぞ!

さーて、他に『イニグマン』は、どんなのがいたかなー?」

 

ミオ「いません」

 

ミサダ「……へ?」

 

ミオ「『イニグマン』名称を持つユニットは、現状《イニグマン・ストーム》のみです」

 

ミサダ「……なんでだよっ!?

てっきり、俺が忘れていただけで《イニグマン・レイン》や《イニグマン・ウェーブ》あたりは先んじて収録されているものとばかり……。

マスクドポリスはいるのに……」

 

ミオ「ですのでこの能力は、再ライドした時に、さらにおまけで簡易フォースがもらえる、ぐらいの認識でいればよいでしょう」

 

ミサダ「もっとも、ストームの本命は、もうひとつの能力だぜ!

アタックステップ開始時のパワーに応じて、★、ドライブ、スタンドの権利を順々に得ていく、実にディメポらしい能力だ!!」

 

ミオ「これらの効果に、一切のコストがかからないのもポイントですね」

 

ミサダ「ああ! コストを使ってしっかりパンプして、最低限、ドライブ増加までは常に適用させておきたいな!」

 

 

●スパイクブラザーズ《ジャガーノート・マキシマム・マキシマム》

①V:各メインフェイズ開始時、相手のヴァンガードがG3以上なら、このユニットは『このターンに登場したあなたのユニットすべてのパワー+5000/シールド+5000』を得る。

②V:アタックしたバトル終了時、リアガードが4枚以上登場しているなら、【SB3】することで、縦列を1つ選び、その縦列のユニットすべてをスタンド。このユニットをスタンドさせたら、ドライブ−1し、ターン終了時、リアガードすべてを山札の下に置く。

 

オウガ「うっす、ミオ先輩!」

 

ミオ「おひさしぶりです、オウガさん。また少し大きくなりましたか?」

 

オウガ「選手でないとは言え、鍛えるのをやめたわけじゃないっすからね。

もちろん、ヴァンガードの鍛錬も欠かしてないっすよ」

 

ミオ「それは楽しみです」

 

オウガ「《ジャガーノート・マキシマム・マキシマム》は、一言で言うならスパイクブラザーズの異端児にして革命児!!

ディフェンシブタックルのポジションが示す通り、ユニットのシールド値を上昇させる能力を持ち、なおかつ……スパイク初のVスタンドだ、ヒャッホーイ!!!」

 

ミオ「厳密にはPスタンにおける絶勝ブルースが先ですが、おめでとうございます」

 

オウガ「コストも条件も重いので、Vスタンドはここぞという時に決めていきたいな!

もちろん俺の相棒、ライジングノヴァとの相性は抜群!

組み合わせるユニットは鉄板のブルスパイクでももちろんいいが、せっかくVがスタンドするんだから、Vのパワーを上げられて、ヒット時能力も得られるザイフリートも面白いぜ!」

 

ミオ「①の能力はライジングノヴァでは使えないので、《ジャガーノート・マキシマム・マキシマム》独自の強さもちゃんとありますね」

 

 

●ペイルムーン《妖剣の奇術師 サーラ》

①V:【CB1】山札からG3を1枚Rにコールし、このユニットは『G3リアガードすべてのパワー+2000し、ブーストを与える』を得る。

②V:ドライブチェックでG3以上が出たバトル終了時、【Rからノーマルユニットを2枚山札の下に置く】ことで、ソウルからG3を2枚まで選びコール。

 

エンド・オブ・ステージ「ペイルムーンはもちろん!!」

 

モモカ「あたし達の担当だねっ!!」

 

エンド「モモカぁっ!!」

 

モモカ「エンド・オブ・ステージっ! 会いたかったぁっ!!」

 

ミオ「……あなた達は、どちらさまですか?」

 

モモカ「あ、そう言えば結局あたし達って、音無さんとは会えずじまいだったような……」

 

エンド「ふっ。あの時はどれだけ探しても会えなかったのに、今こうして顔を合わせることができるとは。運命とは数奇なものだな……」

 

ミオ「いや、しみじみされても、まったく状況がわからないのですが」

 

エンド「それじゃ、さっそくサーラの紹介をしていこうか!」

 

モモカ「うん! けど、あたしに上手くできるかなぁ……?」

 

エンド「オレがサポートする! 自信もっていけ!」

 

モモカ「うん!」

 

ミオ「……まあ、楽しそうなので、よしとしましょうか」

 

モモカ「ま、まず①の効果はG3万能リクルート! 状況に応じて欲しいユニットをスペリオルコールしてこれるよ!

筆頭候補は《アーティラリーマン》! アタックのヒット時に重いデメリットを持つアタッカーだけど、サーラの効果でブーストさせることによって、その高いパワーだけを生かすことのできる、サーラデッキの生命線とも言えるユニット!

手札のG3をソウルに仕込むことで、②の効果の補助もできるよ!

まずはこのカードを後列に揃えるところから! かな?」

 

エンド「他にも、相手ターンに備えることのできる《銀の茨の獣使い ドリアーヌ》、連続攻撃の《ナイトメアドール ありす》、カウンターチャージの《コミカリティ・キメラ》など、候補はたくさんあるぜ」

 

モモカ「もうひとつの効果は連続攻撃! ドライブチェックでG3をめくる必要はあるけど、アタック回数を2回増やすことができるよ!

展開もできて、アタック回数も多い! これはすごいユニットだよね!!」

 

エンド「……うーん、それはまあそうなんだが」

 

モモカ「どうしたの? 歯切れ悪いね」

 

エンド「できることがあんまり《ゴールデン・ビーストテイマー》と変わってねーんだわ。

そっちはコストこそかかるものの、サーラのように不発も無いし、運がよければダブルトリガーだって乗る。

最低値でも最大値でも、連続攻撃の質は《ゴールデン・ビーストテイマー》の方が上なんだ」

 

モモカ「ええっ! そんなぁ……」

 

エンド「リョウギとヤスイエのように、比較対象がそのクラン内のトップなら、まだ救いもあるんだが。

《ゴールデン・ビーストテイマー》は初期のGR。それも現在は《バニーズビーストテイマー ティレイプス》とセットで扱われるようなカードだ。

比較対象がそんなカード単体で、しかも負けているようじゃ、ペイルムーン内での立場はかなり厳しいと言わざるを得ない」

 

モモカ「…………」

 

エンド「で、でもっ! サーラのG3を山札から持ってこれるという点は確かな強みだからな!

今後、より強力なG3が登場すれば、一気に化ける! 極端な話、ペイルムーンにパーシヴァルが登場しないとも限らないんだからな!

サーラが好きなら、信じて使い続けることは、けっして間違いじゃないんだぜっ!!」

 

モモカ「……うんっ! そうだね! あたし、これからサーラさんを使ってみるよ!」

 

エンド「ああ! その意気だぜ!!」

 

エンド(……え? オレは?)

 

 

●バミューダ△《Duo 魅惑の瞳 リィト》

①V:【リアガードを1枚バインド】1枚引く

②V:このユニットがアタックしたバトル終了時、【CB1、手札から1枚捨てる】ことで、このユニットをスタンドし、ドライブ-1。バインドゾーンから、このコストで捨てたカードと同名のカードを1枚まで選び、Rにコールする。相手のヴァンガードがG3以上なら、イマジナリーギフト・フォースを1つ得てVに置く。

 

ヒビキ「バミューダ△は、このボクに任せてくれたまえ!」

 

ミオ「はあ。まあ、がんばってください」

 

ヒビキ「リィトはVをスタンドさせつつ、手札コストとして捨てたカードと同名カードがバインドゾーンにあるなら、そのカードをスペリオルコールさせることもできる。VとRから多方面で連続攻撃できる強力なユニットだよ。しかも、相手がG3ならフォースもついてくる!」

 

ミオ「バインドにVスタンドにスペリオルコールにフォース。他のバミューダ△で見たような効果ばかりですね」

 

ヒビキ「バミューダ△は、他と比べてVにできるユニットが多いから、ある程度は仕方がないんじゃないかな。

ヴァンガードというゲームは、ある程度強い動きが限られてくるし、それをさらに強くさせようと思ったら、もう強い効果を組み合わせたり、さらにコストを安くさせたりするしかなくなってくるんだよね」

 

 

●アクアフォース《轟く波紋 ジノビオス》

①V:【SB1】山札を上から5枚見て、1枚コール。

②V:このユニットがアタックした時、前列にスタンドしているユニットがいないなら、【CB1】することで、リアガードを1枚スタンドさせ、自ダメージゾーンが4枚以上なら、リアガードすべてをスタンドさせる。ソウルに「高まる波紋 パヴロス」があるなら、スタンドさせたユニットのパワー+5000。

 

セイジ「よろしくお願いする!」

 

ミオ「はい。ジノビオスは、リィトにも増して目新しいことを書いていないシンプルなユニットですね。それでいて強すぎることもなければ、弱くもないので、かなりコメントに困ります」

 

セイジ「質実剛健と言ったところだな!」

 

ミオ「物は言いようですね」

 

 

●メガコロニー《邪甲帝王 ウラギラファ “Я”》

①V:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【CB1】することで、相手は自分の手札から1枚以上、望む枚数選び、Rにレストでコールする。このコールで自動能力は発動しない。コールした枚数が、ソウルの「ギラファ」を含むG3の枚数より少ないなら、【リアガードを1枚呪縛する】ことで、このユニットをスタンド。

②V:自ターン中、相手のリアガードが登場した時、【リアガードを1枚呪縛する】ことで、前列のユニットすべてのパワー+15000。

 

アリサ「あらゆる悪行を極めたかのように見えたエリート怪人が、唯一成し得なかったもの……それは裏切り!!

女王に反旗を翻したギラファの邪道は、ついに頂点へと至る!!

まあ、当の女王陛下は、手のかからなかった子に反抗期がきたとか喜んでそうだけど!!

我が子が悪の道を往くのなら、たとえ裏切りであっても絶対に怒らないと思うのよね、あのお方なら。

そんなあたしと作者の妄想はさておき、ミオちゃん、ひっさしぶりー!」

 

ミオ「はい、おひさしぶりです。いつも通りですね、アリサさん」

 

アリサ「もちろん、アリサお姉さんはいつも通りのメガコロ推しよ。

そんな純白の甲殻がカッコいいウラギラファは、メガコロ初となるVスタンド!!

しかも手札を一切消費せず、ドライブすら減らないという、歴代Vスタンドの中でも最高峰!!

……当然、そんなものが簡単に許されるはずもなく!

ウラギラファのギミックをゆっくりじっくり見ていきましょ!」

 

ミオ「はい。まずはウラギラファのアタック時、①の効果が発動します。

相手は1枚以上のユニットを手札からレスト状態でスペリオルコールしなければなりません。

なお、Я前のギラファと違って、このスペリオルコールにパラライズは含んでいないので注意してください」

 

アリサ「そして、コールしたユニットの数が、ソウルにあるG3『ギラファ』の数より少ないなら、ウラギラファがスタンド!!

とは言え、さっきも言ったようにウラギラファのスタンドは、手札も減らない、ドライブも減らない、②の効果で前列に+15000までされる、1ハンデス付きのVスタンド!!!!

こんなもの、許してくれる対戦相手がいるはずもない!! ハンデスの方がよっぽどマシ!!

よって、ソウルにあるG3『ギラファ』の数に応じて、強制スペコの枚数が増えるパラライズ抜きのギラファ、くらいに思っておいた方がいいと思うわ」

 

ミオ「強制スペリオルコールさせる枚数の変遷は以下となります」

 

ソウルのG3『ギラファ』が0枚⇒1枚

ソウルのG3『ギラファ』が1枚⇒1枚

ソウルのG3『ギラファ』が2枚⇒2枚

ソウルのG3『ギラファ』が3枚⇒3枚

 

アリサ「ソウルに1枚G3『ギラファ』が入ったくらいじゃ、何も変わらないのよねー。

見ての通り、ソウルにG3『ギラファ』が2枚で、ようやくギラファとトントン。

②のパンプもあるとは言え、それだけじゃ何の下準備も必要としないギラファの方が強そう。

よって、最低でもソウルに『ギラファ』が3枚のパターンを目指したいところね。

それなら後列をぴったり3枚呪縛して、前列を+45000できるしね」

 

ミオ「では、ソウルにG3『ギラファ』3枚パターンを目指す構築とはどのようになるのでしょうか」

 

アリサ「まず、最初は素のギラファにライドしたいところね。ギラファはスキルでリアガードをソウルに入れることができるので、その効果でG3『ギラファ』をソウルインしてから、ウラギラファにライドすることで2枚は達成。

あとは《小隊長 バタフライ・オフィサー》でもう1体のG3『ギラファ』をソウルインできれば……ってとこね。

ソウルイン手段には《マシニング・スキャッターホーン》もいるけれど、現状、ギラファとマシニングの混合構築は厳しそう」

 

ミオ「自分3ターン目までにG3『ギラファ』が3枚、自分4ターン目にウラギラファが1枚必要というわけですか」

 

アリサ「そう! これまでのメガコロが積み重ねてきた、ありとあらゆるG3をかき集める手段を結集して、4枚のギラファを手札に揃えるのよ!」

 

ミオ「それに加えてG1である《小隊長 バタフライ・オフィサー》も必要、と」

 

アリサ「そこは根性で!」

 

ミオ「わかりました」

 

アリサ「ここまで大がかりなコンボをしかけておいて、できるのは強制スペコさせる枚数が1枚増えて、前列を+45000できるだけのギラファ!!(★抜き、パラライズ抜き)

+45000の数値が低いとは言わないけど、今の環境、それで3回しか殴れないんじゃ、自分4ターン目に勝つことなんて不可能!! イントルードシザーとの相性も悪いしね。

ちなみに、ただでさえアド取りが苦手なギラファで、構築も歪になるウラギラファでは、5ターン目は無いものと考えていいわ。

自分4ターン目がマストなキルターン!!」

 

ミオ「つまり、4ターン目で決着をつけられるフィニッシャーも必要というわけですね」

 

アリサ「そう! そこであたしがオススメしたいユニットは《デスワーデン・アントリオン》!!

ソウルにG3『ギラファ』がいるので、コストの心配は必要なし! 手札とソウルのG3『ギラファ』は消費しちゃうけど、ウラギラファにライドした以上、そこがファイナルターンなので気にする必要は、やはりなし!

アントリオンもG3なので、ギラファと一緒に集めやすいのもポイントね。

最低でもパワー67000、★2の守護者封じが、3ハンデスと共に襲い掛かってくるのは、脅威の一言に尽きる!!

できることならアントリオンを2体並べたいけれど、相手がダメージ3とかの場合、前列1体と、後列2体を呪縛して、アントリオンをブーストしてパワーを集中させる方が有効な場面も多いから注意してね。

なによりも、初期のメガコロニー二大巨頭ともいえるギラファとアントリオンが並び立つ、その雄姿が! もうたまらんのよ!」

 

ミオ「そろそろ次に行きますよ」

 

 

●《メガコロニー戦闘員S》

①R:このユニットが登場した時、【SB1】することで、相手は手札から1枚選び、レストでコールし、1枚引き、そのユニットをパラライズ。このコールでは自動能力は発動しない。

②ドロップ:スタンドしている相手ユニットがいないなら、【手札から1枚捨てる】ことで、このカードをユニットのいないRにコールし、ソウルチャージ1

 

アリサ「手札を1枚捨てるだけで、ドロップから蘇り、何故かソウルチャージまでしてくれる、グランブルーもビックリのユニットよ!

ソウルチャージの利便性は言うに及ばず、いついかなる時でもG2を用意できるようになったっていうのも地味な利点で、グレード比率がG3に偏りがちなメガコロでもプロテクトⅡを選びやすくなったわよ。

イントルードシザーをドロップへ送る手段としても優秀! まずはさっさと手札からコールして、さっさとインターセプトでドロップに送っちゃおう!」

 

ミオ「①の効果は、小型のギラファといった印象ですね」

 

アリサ「そうねー。けど、相手に1枚ドローさせる点が大問題で、基本的には封印安定かな。

一応、ウラギラファとコンボして前列+15000はできるけど、ウラギラファ自身の効果でだいたい足りてるし。

あとは、マスタービートルなら相手の盤面にいるユニットを増やして、自身のドライブを増やす、なんてやり方もできるこっちゃできる。

ただ、相手としてはユニットを増やしたくなければ上書きするという選択肢もあるわけで、結局のところ相手依存なのよねー」

 

ミオ「メガコロニーらしいと言えばらしいですが」

 

アリサ「ただ、この難しい効果を生かせるデッキも存在する! それこそがデッキ破壊に特化したガンニングコレオ軸よ!」

 

ミオ「ああ。相手にドローさせる点を、デッキ破壊として見るわけですね」

 

アリサ「そう! 毎ターン、インターセプト要員を確保しつつ、相手に1~2枚強制ドローさせ続ける、脅威のデッキ破壊エンジン!

特に、自発的に盤面から離れつつ、山札を削ることのできる《タービュラント・シグナル》との相性は抜群で、このユニットで戦闘員Sを上書き、効果を発動して盤面から離れることで、空きサークルができるので、そこにもう一度戦闘員Sをスペコすることができるの!

これを繰り返せば、いっきに5枚くらいは山札を減らせそう!

まさしくデッキ破壊軸の必殺技ね!」

 

ミオ「なるほど。デッキ破壊のエンジンにして必殺技でもあるわけですね。ですが……」

 

アリサ「……うん。ミオちゃんなら気付いてるよねー。ここでオウガ君なら『こいつはメガコロ最強ユニットだぜ!』って盛り上げてくれただろうから、落としやすかったのに」

 

ミオ「はい。便利な人でした」

 

アリサ「この戦闘員S、たしかにメチャ強いのよ。そしてこの子の場合、その強すぎることが大問題!!

あえて最初に触れなかったけど、戦闘員Sをドロップからスペコする条件は、相手にスタンドしているユニットがいないこと。

普通なら満たされていて当然の条件だけれど、こんなバケモノがドロップという見え見えの場所に鎮座していたなら、相手はさすがにユニットを1体立たせたままターンエンドする! あたしならそうするし、メガコロに詳しい人ならきっとそうする!

そして、Vスタンのメガコロは、相手を効率的にレストする手段が少ないのよ。よくてアーマービートルくらい? G期には腐るほどいたのに!

そんなわけで、上手い人を相手にした場合、このユニットは仕事をさせてくれない可能性が大。そうでなくても、ただでさえЯユニット全盛の環境で、相手の盤面にスタンドしたままのユニットが残りやすいのに。

戦闘員Sが活躍しなくなるだけならまだしも、リトルドルカスやブリブリと言った汎用カードまで巻き添え食って効果が適用されなくなるので、Sに頼り切った構築にするのは非常に危険!!

効果自体は強力に違いないので、あくまで隠し味程度に。止められてもデッキが回るように構築しておくのは大前提かなー」

 

 

●《メガコロニー戦闘員M》

①G:このユニットがGに置かれた時、レストしている相手のユニット2枚につき、シールド+5000。

②G:このユニットがGから退却した時、スタンドしている相手のユニットがいないなら、このカードをユニットのいないRにコールし、ソウルチャージ1

 

アリサ「ゲルドスラッグを3段階くらい強化したようなこのカード! ゲルドスラッグも弱いカードじゃなかったのに!」

 

ミオ「ゲルドスラッグと比較して、ガード値の増加は2枚につき+5000となったものの、ヴァンガードを含めた前列も数えるようになり、特にアクセルに対して強く出られるようになりました」

 

アリサ「そして、見どころは②の効果ね。Gからの退却後、相手ユニットがすべてレストしている場合、このユニットをスペリオルコール&ソウルチャージ!」

 

ミオ「《ブリリアン・ブリスター》が登場してから、メガコロニーの、ソウルの重要性は格段に上がっています」

 

アリサ「ほんとそれ! ホーネットと併せて採用したって足りないくらいだわ。

この子のソウルチャージを美味しく味わうコツは、使い渋らないこと!

例えば序盤も序盤。後攻の対戦相手がG1のヴァンガード単体でアタックしてきたとする。

そんなよくある光景で、このカードはさっさと使ってしまっていい!

仮に、相手にトリガーを引かれて貫通されたとしても、このカードが盤面に残ってソウルチャージまでしてくれるので、手から普通にコールした時よりも断然オトク! 不思議!」

 

ミオ「ファイトが終盤になるほど、盤面に出てくるユニットも増えて、ダメージトリガーやら呪縛やら暗黒繭やらで、スタンド状態のユニットが残りやすくなりますからね。最序盤が②の効果を適用できる最大のチャンスというわけですね」

 

アリサ「これはソウルチャージと、序盤にダメージを抑えるプレイングを重視した場合の一例だけどね。

コストや有効治の確保で、最初の1点は受けた方がいいことも当然あるわ。このプレイングが最適解だなんて思わないこと!

このあたりは構築時点で、相手が何で、自分がどうなら、どのように動くか、きっちり指針は立てておくべきね。

書いてあることが強いので、雑に使っても活躍はしてくれるだろうけど。このカードの切り方次第で勝敗の明暗が分かれてしまうレベルの、とっても奥深いカードよ!」

 

 

「Vクランコレクション Vol.6」に続く

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