●十村ヒカル
誰よりも勝ちにこだわる意識高い系ファイター。大学1回生。
使用クランは「エンジェルフェザー」
特定のチームやサークルに所属せず、ただひたすら孤高に腕を磨き続けている。
●御厨ムドウ
容赦の無いファイトで対戦相手を打ち負かす、謎多き強豪ファイター。
使用クランは「シャドウパラディン」
プロファイターを目指していたが、その知識とあけすけな物言いを買われ、ヴァンガード雑誌の編集部にスカウトされる。
彼の書くコラム『ヴァンガード へっぽこカードレビュー in惑星クレイ』は、独自の切り口で注目カードが解説されており、コアな人気を誇る。
●小金井フウヤ
人当たりはいいが、冗談が通じない堅物ファイター。
使用クランは「ゴールドパラディン」
プロファイターとして活躍しており、特に女性人気が高い。ルックスもイケメンだ。
ミオとの交流も続いているため、熱愛報道が流れたことも。本人は否定しているが、ミオ側が否定していない(興味ないので無視している)ため、ややこしいことになっている。
●黒澤ミカゲ
カードファイトに興じる好々爺。ユキの祖父。故人。
使用クランは「ぬばたま」
今も天国からレイやユキを見守っているにちがいない。
●藤村サキ
マイペースでミーハー気質な恋するメガネっ娘。
深いヴァンガードの知識を持つ大学1回生。
使用クランは「たちかぜ」
去年は面倒見のよい部長として、響星学園カードファイト部を牽引してきた。
今は教員免許の取れる大学で、自分の夢に向かって邁進中。
●星見トウコ
最年長のプロファイターとして様々な記録を残してきた伝説。
がさつで容赦の無い性格のため、人気は低い。
使用クランは「ノヴァグラップラー」
今はプロを引退し、ヴァンガードを広めるため世界中を旅している。
●ダルク・ヴァーグナー
若くして世界ランキング1位を誇る、プロファイターの中のプロファイター。
使用クランは「ダークイレギュラーズ」
今も世界ランキング1位の座を守り続けており、ミオやヒビキといった若者の台頭を楽しみに待っている。
●葵アラシ
背は低いが豪快で危険なファイター。天性の勝負勘を持つ。
使用クランは「グランブルー」
本名は「葵ナギ」だが、グランブルー使いが「凪」では格好がつかないということで「嵐」を名乗っていた。
今は「葵ナギ」に戻り、船乗りとして島と本土の橋渡し役を担っている。
●春日マナブ
常時やる気のない、響星学園のカードファイト部顧問。
使用クランは「グレートネイチャー」
サキやレイ、タツミとたまにファイトするようになり、3人の成長に一役買った。
●柊マナ
ネガティブ思考がはかどる内向的な少女。高校3年生。
自信の無さに反して、ヴァンガードの実力は非常に高い。
使用クランは「ネオネクタール」
天海学園カードファイト部は彼女ひとりになってしまったが、レイとの交流は続いており、たびたび会いに行っている。
●時任レイ
根絶者にディフライドされていた少女。
ミオと違って表情豊かで社交的な高校3年生。
使用クランは「ギアクロニクル」
スチームメイデンも使いはじめた。
現在は響星学園カードファイト部の部長を務めている。
タツミに対しては先輩風を吹かしているが、タツミの方がしっかりしているため、何かと暴走しがちな先輩を後輩がフォローするという形になりがち。いいコンビ。
●エンジェルフェザー《回転する剣 キリエル》
①V:このユニットが登場した時、自サークルにプロテクト・マーカーがあるなら、【CB1】することで、イマジナリーギフト・プロテクトを1つ得る。
②V:自サークルのプロテクト・マーカー1つにつき、このユニットのパワー+5000。
③V:このユニットがアタックした時、【CB1、SB1】することで、ダメージゾーンから、プロテクト・マーカーのあるRと同じ枚数まで選び、Rにコールし、それらの自動能力は発動しない。その後、この効果で選ばれたダメージゾーン1枚につき1ダメージ。
ヒカル「やれやれ面倒ですね。何故、僕がこのようなことを」
ミオ「おや? 自信がないのでしょうか」
ヒカル「……そうは言ってないでしょう。
キリエルは、エンジェルフェザーでたまに登場する、プロテクトⅡのテコ入れ枠です、
プロテクトⅡを選ばなければ、このカードはバニラになってしまうので、相手がヴァルケリオンであろうと、クロノファングであろうと、プロテクトⅡの取得は必須です」
ミオ「本来、ギフト側がユニットを補助しなければならないはずなのに、なんでユニット側がギフトを補助してあげなければならないのでしょうか」
ヒカル「知りませんよ……。
このユニットは、ライド時にプロテクトⅡを選んでいるのなら、さらに追加でプロテクトⅡを得ることができます。
ミオ「単体では影響力の低いプロテクトⅡもふたつ集まればフォースⅠを越えますね」
ヒカル「そして、プロテクトⅡの数だけ、パンプ、ダメージゾーンからのスペリオルコールによる連続攻撃、さらにはダメージチェックと、様々な恩恵が得られます。
①のスキルと合わせてコストは一見重く見えますが、スペリオルコールの際にほぼほぼ全回復できるので、元手さえあれば大丈夫。むしろ余裕のある方です」
ミオ「やればできるじゃないですか」
ヒカル「僕は元々できるんですよ」
●シャドウパラディン《呪札の魔女 エーディン》
①V/G:このユニットがアタックされた時か、このユニットがGに置かれた時、【「魔女」を含むリアガードを2枚退却させる】ことで、スタンドしている相手のリアガードを1枚を退却。
②R:「魔女」を含むヴァンガードがいるなら、このユニットは、相手のカードの効果で選べず、インターセプトを得て、パワー+5000。
ムドウ「エーディンだヒャッホオオオオオオオオイ!!!!」
ミオ「誰ですかあなたは」
ムドウ「つれないことを言うな。俺だ。御厨ムドウだ」
ミオ「私の知っているムドウさんと、まったくキャラが違ったものですから」
ムドウ「トートツィーゲルと並んで、作者のシャドパラ最推しユニットであるエーディンが登場したのだからこうもなろう」
ミオ「作者に乗っ取られているじゃないですか」
ムドウ「美人だしな」
ミオ「そこはいつものムドウさんですね」
ムドウ「そんな作者ですらまったく予想していなかった、新たなエーディンのスキルだが、お馴染みの相手バトルフェイズに相手ユニットを退却させるスキルが、何と手札からガーディアンサークルにコールした際にも使えるようになった。
手札という未公開領域から出てきて、相手のアタックを強制的に1回分減らしてしまうスキルが弱いわけがない」
ミオ「今後、魔女と戦う際には、常に意識しておかなくてはならないカードですね」
ムドウ「コストは魔女でなければならなくなったので、魔女に寄せた構築でしか使えなくなったが、ヴァンガードまで魔女である必要はない。
奇襲的に使った方が強いスキルではあるし、ルアードやモルドレッドのようなデッキで使った方が、意表は突けるかもな。
どうせネヴァンならどのようなデッキにも投入されているだろうし、魔女が偶然後列に2体いたとしても、さして違和感はあるまい。
同じ相手には一度しか通じないだろうが、大会など一発勝負の場なら、その一度が致命打になる」
ミオ「なるほど」
ムドウ「そしてこのエーディン、嬉しいことにVでも運用が可能だ。
わざわざこのカードを手札から出す必要が無くなったので、消費こそ軽減されているが、最大の武器である奇襲性が失われているため、相手が攻撃順に融通の利くデッキの場合、思うような戦果を挙げられないことも多いだろう。
アタック時には13000のバニラでしかなく、シャドウパラディンはアタッカーとなるリアガードも少ないので、攻撃力は誇張抜きで最底辺だ」
ミオ「《結氷の魔女 ベンデ》の最速スペリオルコールを成功させて、パワーの無さを誤魔化していきたいところですね」
ムドウ「攻撃力を高めたいなら、同じ魔女で単体33000アタッカーになる《群像の魔女 アンネリン》も候補に入る。
が、魔女はカードをデッキに戻す手段が豊富で、《貴石の魔女 ダーナ》で一度だけながらデッキ破壊もできるため、ライブラリーアウトに特化したデッキを組んでみるのも一興か。
とにかくエーディンでもう一度戦える! それだけで俺は今、最高に幸せだヒャッホオオオオオオオオイ!!!!」
ミオ「それはまあ、おめでとうございます」
●《撃退者 ドラグルーラー・ファントム》
①V:ライドフェイズにこのユニットが「撃退者」を含むユニットからライドした時、山札から「撃退者」を1枚コール。相手のダメージゾーンが4枚以下なら、【「幽幻の撃退者 モルドレッド・ファントム」をソウルブラスト】することで、相手に1ダメージ。
②V:このユニットがアタックした時、【CB1、SB1】することで、前列の「撃退者」と「ブラスター・ダーク」以外のあなたのリアガードすべてを退却させ、退却させた枚数1枚につき、前列のユニットのパワー+5000。2枚以上退却させたら、前列のリアガードをすべてスタンド。
ムドウ「お馴染みドラグルーラーだ。
まずはモルドレッドにライドし、フォースをばら撒きつつ、ドラグルーラーにライドして1点バーン。連続攻撃で仕留めるという、流れるような動きが美しい良デザインのカードだな。
モルドレッドが先攻だと本気を出せないので、先攻を取った際のゴリ押し力に欠けるのが玉にキズか」
ミオ「特徴としては、撃退者でありながらコストに撃退者以外のユニットを要求されている点ですね」
ムドウ「ああ。一見、デッキ構築が難しそうに見えるが、G1を撃退者以外で固めるだけでも形にはなる。
コスト要員としては、撃退者に属さないユニット……ネヴァンやアビサル・オウルの方が圧倒的に優秀だからな。このあたりのデザインも素晴らしい」
●《始原の魔道士 イルドーナ》
①山札/ドロップ:このカードのグレード-2。
②手札:ヴァンガードがG1なら、【このカードを手札から捨てる】ことで、山札を上から10枚公開し、G1が2枚以上公開されたら、公開されたG2以上から1枚選び、手札に加え、山札をシャッフルする。
③V/R:アタックした時、【CB1、他のリアガードを2枚退却させる】ことで、2枚引く。このユニットがVにいるなら、ドロップのG1のカード1枚につき、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。
ムドウ「俺の相棒、イルドーナだ」
ミオ「そういう設定だったんですね」
ムドウ「ああ。この小説が連載されている間は、ついぞ収録されなかったがな。
しかも、今回のイルドーナも、どちらかというとリアガード寄りだ」
ミオ「クラレットソードや、ルアードと言った、G1に比重を置いたデッキのサポートですね」
ムドウ「そうだ。①の効果で必要な領域ではG1として扱え、②の効果でライド事故を回避することができる。
③はヴァンガードにしていれば、余裕でパワーは50000を越えるので、再ライドできなければ大きくパワーが低下してしまうクラレットソードでは、ヴァンガードとしての出番もあるかも知れん。
だが特筆すべきは、ソウルではG3として扱われる点だろうな」
ミオ「《ナイトメア・ペインター》でドロップのイルドーナをソウルに置くことで、『ソウルにG3があることで適用される効果』を最速で満たすことができますね」
ムドウ「ああ。その中でも最も危険なのは、間違いなくルアードだろう。
ベンデとのコンボが制限されて以来、再び相手がG2の段階から★2でアタックできるようになった」
ミオ「それが強すぎたので、ベンデとルアードは選抜制限にされたはずでは?
私は人の感情に疎いので、開発側がそれをした意図がわかりません」
ムドウ「それは俺にもわからん」
●ゴールドパラディン《スペクトラル・デュープ・ドラゴン “Я”》
①V:ソウルに「スペクトラル・デューク・ドラゴン」があるなら、このユニットのパワー+10000し、相手のヴァンガードがG3以上なら、さらに★+1。
②V:このユニットがアタックしたバトル終了時、【CB1、リアガードを3枚呪縛する】ことで、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、ドライブ-1。
③手札:ヴァンガードがアタックしたバトル終了時、自ダメージゾーンが5枚以上なら、【CB2、リアガードを3枚呪縛する】ことで、このカードにライドし、このユニットの自動能力は発動しない。
フウヤ「やあ、ミオちゃん。今日は有意義な時間になることを期待しているよ」
ミオ「はい。損はさせないつもりですよ」
フウヤ「ゴールドパラディンにも、ついにЯユニットが登場したね。
①の効果で、ソウルにスペクトラルデュークがあれば強化される。これが無ければ、素のパワーは頼りないので、できる限りデュークからライドして運用すべきだね。
デュークの特徴であった耐久力は失われるので、できればこれにライドしたターンで仕留めにいきたいところだ」
ミオ「②の効果は、デュークと同様にVスタンドです。
Яユニットのコストとしては非常に珍しく、バトルフェイズ中に、アタックを終えたユニットを呪縛することで効果を発動できます。
要するにユニットが揃っていればいいため、ゴールドパラディンでは容易に満たすことができるでしょう。
同じЯユニットのVスタンドで、バトルフェイズ前に全ユニットを呪縛させなければならないこっきゅんや、アタックした端からそれが敵に届かず呪縛されるエシックスバスターが気の毒に思える効率のよさです」
フウヤ「まあ、そこらへんのユニットに気を遣っていたら、今後、強いカードなんて作れないけどね」
ミオ「極めつけが、手札で発動するアルティメットブレイクです。
コストも条件も重いですが、ドライブの減らないヴァンガードが未公開領域から追撃してくるというのは、相手のプランを崩すには十分すぎる破壊力です。
この効果だけを目当てに、スペクトラル軸以外のデッキにこのカードを投入することも考えられるでしょう」
●《断罪竜 クロムジェイラー・ドラゴン》
①V:【CB1、手札から「断罪竜 クロムジェイラー・ドラゴン」を1枚捨てる】ことで、山札を上から、ユニットのいないRと同じ枚数見て、望む枚数コール。
②V:このユニットがアタックした時、あなたのRすべてにリアガードがいるなら、【CB1、SB1】することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000/★+1し、自ダメージゾーンが4枚以上なら、さらにドライブ+1。
フウヤ「新たなスペクトラル・デュークと共に登場したのは、同じ部隊に属するクロムジェイラー・ドラゴン!
そのスキルも懐かしのペルソナブラスト!! 空きサークルすべてにユニット展開と、書いてあることは悪くないんだけど、ペルソナブラスト全盛の9年前とは違って、今は再ライドを繰り返して毎ターンギフトを得ていくのが大前提の環境。
再ライド先である自身を捨てなければならないペルソナブラストは、環境的にはかなりの向かい風なんだよね」
ミオ「安定した再ライドは望めないので、サブヴァンガードは準備しておくべきでしょうか」
フウヤ「もしくはこのユニットをサブヴァンガードにしてしまうかだね。スペクトラル・デュープは、ユニットを展開する必要があるにも関わらず、本人は展開能力を持たないため除去に弱い。
そういった相手に、クロムジェイラーの展開力は有効に働くはずだ。
クロムジェイラー自体が4積み必須のカードなので、構築はかなり難しいんだけどね……」
ミオ「一気にデッキを6枚以上めくることができるので、1枚制限のパーシヴァルを強引に引いてくるためのカードとしても使えますが……」
フウヤ「より効率よくそれができるユニットが登場してしまったね」
ミオ「そんな前置きを経て、次のカードに行きましょう」
●《解放者 ホーリーシャイン・ドラゴン》
①V:このユニットが「解放者」からライドした時、【CB1】することで、山札から、このユニットと別名のG3「解放者」にライドする。自ダメージゾーンが4枚以上なら、山札を上から5枚見て、2枚まで選びコール。
ソウル:自ターン終了時、自ダメージゾーンが4枚以上なら、このカードを手札に加えてよい。
フウヤ「どんな『解放者』にもライドできる『解放者』のワイルドカード……なんだけど、ミもフタも無い言い方をすれば、パーシヴァルに確定でライドできるカードだ」
ミオ「1ターン、パーシヴァルで戦わなくてはなりませんが、ゴールドパラディンでアクセルサークルをふたつ増やせるメリットの前では些細な問題と言えるでしょう。
パーシヴァル自体もVで扱える効果を持っており、決して無力なユニットではありません。
その後はグルグウィントにライドし直すのもいいですが、同じ解放者であり、ソウルにパーシヴァルがあることを要件に持つプロミネンスコアとの相性も抜群です」
フウヤ「むしろそれこそが想定された使い方なんだろうけどね!!」
ミオ「安定してアクセルサークルを増やせるのが強すぎるので、パーシヴァルは1枚制限にされたはずでは?
私は人の感情に疎いので、開発側がそれをした意図がわかりません」
フウヤ「それはミオちゃんでなくともわからないと思うよ」
●ぬばたま《妖魔忍竜 マゴロク“不還”》
①V:妖魔変幻・トークン1枚につき、前列ユニットのパワー+5000。
②V:相手のヴァンガードがG3以上で、妖魔変幻・トークンが3枚以上なら、前列ユニットの★+1。
③V:自リアガードが手札に戻された時、ユニットのいないRに妖魔変幻・トークンを1枚コールし、さらに【CB1】することで、イマジナリーギフト・プロテクトを1つ得て、そのサークルに置く。
ミカゲ「ほっほっほっ。はじめましてじゃなあ、ミオちゃん」
ミオ「黒澤ミカゲさんですね。お話はレイさんから伺っています」
ミカゲ「それは嬉しいのう。
さて、ぬばたまならわしに任せてはくれんかのう」
ミオ「はい、お願いします」
ミカゲ「よしきた!
マゴロクは、ハンゾウと同様に妖魔変幻・トークンを扱うヴァンガードじゃな。
後列に妖魔変幻・トークンを3体並べることで、前列全員のパワー+15000、★+1の状況を作ることができるので、まずはそれを目指すとよいじゃろう。
このユニットも味方のバウンスに反応して妖魔変幻・トークンをコールしてくるので、《妖魔忍竜 クロギリ》や《妖魔忍竜 ヤミシブキ》の効果を1度使えば、それだけで条件は達成じゃな」
ミオ「CB1することでプロテクトⅡを得ることもできますが」
ミカゲ「ふむ。わしはこの効果は無理に狙わんでいいと思っておるよ。
妖魔変幻は確実にブーストできるとも限らんし、除去相手では妖魔変幻のインターセプトはほとんど意味を成さん。
相手が除去を得意としていたり、完全ガードが必要だと判断するなら、素直にプロテクトⅠを選ぶのがええじゃろ。
この効果に拘らなんだら、マゴロクはノーコストで動けるしの」
ミオ「下手に妖魔変幻がプロテクトⅡを得るよりかは、マガツゲイルなどで手札を増やした方が有用な場面も多そうですね」
ミカゲ「それもよいが、わしのおすすめは《忍妖 ゴイノヒ》じゃな。
コストはCB2とちと重いが、パワー+15000と★+1を乗せたまま2回攻撃することができるぞ」
ミオ「なるほど。それは確かに強力ですね」
ミカゲ「もうひとつ裏技として、盤面が埋まっていて②の能力で妖魔変幻を置けなかった場合、プロテクトⅠを選んでいれば手札に加えることができる。
ま、こんなところかのう。わしはそろそろおいとまさせてもらうよ」
ミオ「レイさんには会っていかないんですか?」
ミカゲ「老人がいつまでもでしゃばっているようじゃいかんよ。あの子はもうわしがいなくてもやっていけるはずじゃ」
ミオ「……それもそうですね。今日は遠いところからありがとうございました」
●たちかぜ《絶古代竜 スピノドライバー “Я”》
①V:このユニットが登場した時、『1枚引き、あなたの手札から1枚コールする。そのユニットにあなたの山札を上から1枚武装ゲージを置いてよい』を1回行う。ソウルに「古代竜 スピノドライバー」があるなら3回行う。
②V:あなたのダメージゾーンが4枚以上なら、【CB1、武装ゲージを持つリアガードを2枚呪縛する】ことで、このユニットは『V:ドライブチェックで前トリガーが出ているなら、前列の「古代竜」すべての★+1』を得る。
サキ「たちかぜ初のЯはスピノドライバーっ!!!」
ミオ「唐突ですね」
サキ「いやー、これがまたとってもかっこいいんですよー。
スピノドライバーの特徴である、背中から発射されている刃が、Яだと黒輪になってるんですよ! それがまたよくて……」
ミオ「そろそろこのユニットの解説をお願いします」
サキ「はっ! そうでした!
私ったら、たちかぜのユニットの話になるとつい夢中になってしまって……。お恥ずかしい……。
そんなかっこいいスピノドライバーЯは、もちろんスピノドライバーとの相性が抜群です!
登場時に1枚引いてから手札のユニットを武装ゲージ付きでコールでき、なおかつソウルにスピノドライバーがいれば、それが3体も出てきます!!」
ミオ「スピノドライバーの弱点であった、ブレイクライド前にユニットを除去されてしまうと何もできないという弱点が補強されているわけですね」
サキ「はいっ! そして、リミットブレイク時に、前トリガーがめくれた場合に古代竜の★を+1することができます!
真古代竜を彷彿とさせるエモい能力で、決まれば超強力ですが、スピノドライバーはツインドライブしかできないので、コストが重い割にはかなり運任せです!
後述するティラノレジェンド様と組み合わせたいですね」
ミオ「……様?」
●《古代竜 ティラノレジェンド》
①V/R:このユニットが、Vに登場した時か「古代竜」の能力でRに登場した時、このユニットのパワー+10000/ドライブ+1。さらに【手札から1枚捨てる】ことで、ドロップから前トリガーを1枚、山札の上に置く。
②V/R:このユニットがアタックしたバトル終了時、【CB1、リアガードを1枚退却させる】ことで、1枚引く。
③R:ドライブチェックでトリガーが出た時、このユニットに山札の上から1枚武装ゲージとして置く。
サキ「そしてこちらにおわすのが、ティラノレジェンド様でございます!
いやー、かっこいいですねー!!
ラプトル・カーネル、ギガレックスに次いで、作者が好きなたちかぜのユニットです!
こと名前においては、全ユニットの中でもトップクラスにお気に入り!
ティラノでレジェンド! 暴君にして伝説! これほどまで恐竜にお似合いの名前があるでしょうか!
何ならティラノサウルスにティラノサウルスと名付けた人のセンスがまずすごい! どれだけ厨二心を残してるんですか!」
ミオ「作者が新しい恐竜の化石を見つけようものなら、アルティメットサウルスとか名づけそうで怖いですね」
サキ「“Я”もつけちゃいましょう!」
ミオ「ヴァンガードファイターの鏡ですね」
サキ「さて、盛大に話が逸れてしまいましたが、Vスタンにもついにティラノレジェンド様がご降臨です!
基本的な役割は、前述した通り、スピノドライバー各種の効果でスペリオルコールして、前トリガーをデッキトップに仕込むこと!
ブレドロメウスもスペリオルコール能力を持つので、真古代竜でも採用できますね!
ただし、真古代竜で使う場合、ティラノレジェンドは前を引いても★が乗らないため、他の真古代竜と足並みが揃わない点は注意です」
ミオ「状況に応じて、ティラノレジェンドを後列に下げるか、上書きする必要があるでしょう」
サキ「そしてティラノレジェンド様は、登場時にドライブが増加するので、ヴァンガードに採用することもできちゃいます!
真古代竜と組み合わせる場合、★の乗らないティラノレジェンドのアタックはノーガードされがちですが、前トリガーを確実に仕込むことができるティラノレジェンドデッキは、トリガーを前で統一する必要はありません!
★トリガーも採用しておけば、真古代竜とたかをくくってティラノレジェンドのアタックをノーガードしてきた相手の不意をつけるかも知れません。
もしくは、ブーストした時のヒット時能力を持つプテラフィードでブーストしてあげれば、★が乗らないにしろ相手はノーガードしにくくなりますね」
ミオ「そう考えると、意外と面白いデッキが組めそうですね」
●ノヴァグラップラー《最強獣神 エシックス・バスター・エクストリーム》
①V:「獣神」がスタンドした時、ソウルに「獣神 エシックス・バスター」があるなら、このユニットのパワー+5000。
②V:ドライブチェックで「獣神」が出た時、【CB1、手札から1枚捨てる】ことで、そのドライブチェックで出た「獣神」と同じグレードの、「獣神」リアガードを1枚選び、スタンド。自ダメージゾーンが4枚以上なら、この効果でスタンドさせたユニットと同じグレード「獣神」ユニットすべてを【スタンド】させる。
トウコ「ノヴァならあたしの出番さね! ……と言っても、ここは弟子に任せようかねえ」
ミオ「スポンサーになってもらった覚えはあれど、弟子になった覚えはありませんが」
トウコ「スポンサーも師匠も似たようなもんさ!」
ミオ「そうでしょうか?
とりあえず、エシックス・バスター・エクストリームは、色々と書いていますが、目指すのはただひとつ」
①リミットブレイクを達成する
②ドライブチェックでG3の獣神をめくる
③G3の獣神リアガードをスタンドさせる
④エクストリームもスタンドする
ミオ「この流れ一点のみとなります。リミットブレイクが達成できていなかったり、G3がめくれなかったエクストリームはかなりしょうもないので、考慮に入れる必要はありません」
トウコ「となると、必要になってくるのは獣神G3の選定だねえ」
ミオ「はい。ですが、獣神のG3はヴァンガード専用のユニットが多く、パワーには不安が残ります。まあ、そもそも獣神のリアガード自体に、攻撃面ではロクなユニットがいないのですが。
何と言うか、評価以前に、カードが足りていない印象を受けますね」
トウコ「はっきり、特定の名称で固めなきゃならないカードのスペックじゃないってお言いよ!
最近のノヴァ……っていうか、獣神のカードデザインがひどいんだよ!
ダラダラと七面倒くさいこと書いてあるクセに、読み解けば、他のアクセルクランとできることが大差無いか、下位互換一歩手前。
もう少しちゃんと考えろってんだ!」
ミオ(こういう時のトウコさんは役に立ちますね……)
●《闘神 アシュラ・カイザー》
①手札:ヴァンガードが「アシュラ・カイザー」なら、【CB1】することで、このカードにライドする。
②V:ソウルに「アシュラ・カイザー」があるなら、【SB1】することで、山札を上から3枚見て、1枚を山札の上に置き、残りを捨てる。
③V:ドライブチェックでG2以上が出たバトル終了時、リアガードを1枚スタンドさせ、相手のヴァンガードがG3以上なら、さらに【CB1】することで、リアガードすべてをスタンド。
トウコ「アシュラ・カイザーの強化として、永劫不敗……ではなく、闘神のアシュラ・カイザーが登場だよ!」
ミオ「ヴァンガードがアシュラ・カイザーなら、①の効果でいきなりこのライドにスペリオルライドすることができ、アクセルサークルを増やすことができます。
②ではデッキトップ操作し、③でG2以上をめくってリアガードをスタンドさせます。
トウコ「せっかくデッキトップ操作できるのにトリガーをわざわざ落とすのはもったいないねえ!」
ミオ「はい。できることなら治ガーディアンを有効治で引きたいので、ダメージは積極的に受けにいってよいでしょう。
そうでなくとも、下手にユニットをスタンドさせるよりかは、アクセルサークルを増やしているのもあって前トリガーの方が有効な場面も多そうですね」
●ダークイレギュラーズ《魔神侯爵 アモン “Я”》
①V:【リアガードを2枚呪縛する】ことで、ソウル1枚につき、このユニットのパワー+2000。このユニットがパワー40000以上なら、このユニットの★+1。
②V:【CB1】することで、ソウルから「アモン」を2枚までコール。ターン終了時、コールされたユニットをソウルに置く。
ダルク「Hallo! ミオさん! お元気ですか?」
ミオ「はい。ダルクさんもお元気そうで」
ダルク「ふむふむ。アモンЯですか。
アモンは強力ですがアドバンテージの消費が激しいユニットでした。
手数がたりなくなった時は、このアモンЯにライドすることで、パワーは維持しつつユニットを展開することができます。
ただ、攻撃面ではどうしても相手の手札を削れる素のアモンが優秀ですので、今後のアモンは、素のアモンとアモンЯを適宜入れ替えながら戦うことになるでしょう。
参考になりましたか?」
ミオ「ありがとうございます。同じプロでも、どこぞのスポンサー様と違ってダルクさんは親切ですね」
ダルク「あはは……。ああ見えてトウコさんも優しいところが……ないね、うん」
●ギアクロニクル《遡る時乙女 ウルル》
①G:このユニットがGに置かれた時、【ドロップからユニットカードを1枚、山札の下に置くかバインドする】ことで、このユニットのシールド+25000。
②ドロップ:ヴァンガードがアタックされた時、【手札から治トリガーを1枚捨てる】ことで、このユニットをGにコールする。
③G:このユニットがGから退却した時、このカードをバインドする。
レイ「ミオちゃん! ギアクロニクルならあたしにまかせて!」
ミオ「もちろんです。よろしくお願いします」
レイ「時乙女ウルルは、もともとはGガーディアンだったユニットだよ!
今回はVスタンでそのギミックを再現! このカードがドロップにある時、手札から治トリガーを捨てることで、Gに出てきて25000ガード!!
その際、バインドもできるから、イラスト的にもスチームメイデンデッキには入れておきたいね!」
ミオ「…………」
レイ「え? なに? その無表情なのに何か言いたげな顔」
ミオ「……残念ながら、時乙女ウルルとスチームメイデンとの相性は、あまりよくありません」
レイ「ええっ!? そうなの!? なんで!?」
ミオ「まず、スチームメイデンの治トリガーは《スチームメイデン ウルル》が優先されます。
ウルルのガード値はもともと20000あり、時乙女ウルルに変換しても、ガード値が5000しか上がりません。
ファーストヴァンガードをウルルにして、他を治ガーディアンにする構築もありますが、その場合もメインデッキの治トリガーが減ってしまうので、やはり効果の発動機会が減ってしまいます」
レイ「あっ、そうか……。治ガーディアンの中盤以降のガード値の低さを誤魔化せるカードとして、時乙女ウルルは優秀なんだね」
ミオ「それだけではありません。スチームメイデンにはこのカードをドロップに送るギミックがありませんし、このカードをコールする手段も持ち合わせていません。
スチームメイデンは、メインギミックに多くのカウンターコストを必要とするため、あえてアタックを受けにいかなければならない場面も多く、ガードしながらのバインドはあまり噛み合っていません。
などなどスチームメイデンと時乙女ウルルは、細かい粗が目立つ組み合わせになっています。
むしろ、このカードで強化されるのはミステリーフレア軸ではないでしょうか」
レイ「あっ! ミステリーフレアなら治ガーディアンは確定で採用されてるし、このカードも超越でドロップに送れる!
ミステリーフレアはカウンターコストも必要としないし、G4に超越したら、いざという時、このカードを手札からコールできる!
バインドできるグレードも枚数も多いし、カードを山札の下に送れるし、すべてが嚙み合ってる!」
ミオ「そういうことです」
レイ「うーん。ミステリーフレアが強くなるのは嬉しいけど、釈然としないなあ。
ウルルなんだから、もう少しスチームメイデンと相性よくしてもよくなかった?」
●グランブルー《七海怨霊 オグチボヤージュ》
①V/R:ドロップとバインドゾーンの「七海」を含むカード1枚につき、このユニットのパワー+3000。
②V/R:【財宝マーカーを1つ除外する】ことで、ドロップからG2以下の「七海」ユニットを2枚までコールする。
③V/R:このユニットのアタックがヒットした時、財宝マーカーのないVかRを1つ選び、財宝マーカーを1つ置く。
こっきゅん「久しいな、小娘」
ミオ「こっきゅんさんですか。おひさしぶりです」
こっきゅん「今宵は我が、新規カードが追加された、ナイトミストの小僧が率いる七海デッキを解説してくれようぞ」
ミオ「ありがとうございます」
こっきゅん「まず、これまでの七海デッキの弱点と言えば、アタックのヒットが求められているにも関わらず、全体的なパワーが低いことにあった。
だが、このカードは『七海』版スカルドラゴンとも言える、非常に効率のよいパンプ能力を持つ。
ドロップに『七海』が4枚あれば、ナイトミストの財宝3枚の能力と併せて単体20000要求となるので、まずはそれを目標にするとよいだろう。
《スケルトンの航海士》を一度でも使えば、すぐに達成できるであろうし、以降もそのパワーは際限なく伸びていく」
ミオ「気になるのは②の能力ですね、七海で財宝を減らしてしまうのでは、一見アンチシナジーにも思えてしまいますが」
こっきゅん「だが、財宝3から財宝6までの道のりは遠く、財宝6達成前にファイトの趨勢が決してしまい、財宝6は手遅れ、もしくは過剰になってしまうこともある。
それならば財宝は3をキープするようにし、中盤からこの効果を使った方がよい場面も多かろう」
ミオ「たしかに財宝6を目指すまでの間に、ユニットを6体展開できると考えたら、こちらの方が有効な場面は多そうですね」
こっきゅん「財宝6を目指す場合でも、この効果でスラッシュ・シェイドを展開した方が、結果的には近道になるやもしれぬ」
ミオ「G2以下の七海で単体20000要求できるのは、スラッシュ・シェイドだけですからね」
こっきゅん「このように七海はかなり良質な強化をもらえたと言って過言では無いだろう。我には及ばずとも、今後はナイトローゼの小娘に勝るとも劣らぬ戦果を……」
アラシ「待て待て待て待てええええぇぇぇっ!!」
ミオ「おや、アラシさん」
アラシ「なんでナチュラルにこっきゅんのまま話が進んでるんだよ!? この小説のグランブルーって言えば、俺様だろ!? 2年生編のラストファイトを飾ってるんだぞ!?」
こっきゅん「笑止」
アラシ「笑えねぇわ!
え? 俺の出番、マジこれで終わりなのか?」
●グレートネイチャー《学園の処罰者 レオパルド “Я”》
①V:【「レオパルド」を含むリアガードを1枚呪縛する】ことで、山札から捨てられたカードはノーマル、トリガー、オーダーのカードタイプを得る。
②V:【CB1】山札を上から1枚捨て、そのカードタイプにより以下すべてを望む順で行う。
・ノーマルユニット-山札を上から5枚見て、2枚までコール。
・トリガーユニット-このユニットは『前列のユニットすべてのパワー+5000、このユニットの★+1』を得る。
・オーダー-イマジナリーギフト・アクセルを1つ得る。
マナブ「……ああ、僕が解説しないとならないのか。
まあ、プロになった音無なら、グレートネイチャーのカードも詳しいだろ。僕の代わりに頼むよ」
ミオ「それを言われては断れませんね。
レオパルド“Я”は、レオパルドのスキルを踏襲しつつも全体的に強化された抽選効果と、イザベルとは少し違った抽選を確定させる効果を持ちます。
①の効果で抽選を確定させ、②の効果をすべてを得るという動きが基本となるでしょう。
上記をすべて実行したレオパルドЯは、相手のグレードを問わず、CB1でアクセルを不正受給しつつ、ユニットを2体展開し、それらのユニットをパンプしながら自身は★も増えるという、アクセルがやってはいけないことを盛りに盛ったユニットとなります」
マナブ「Vコレになってから、相手がG2の場合、★の増加は自重しているユニットも多いのに、アクセルであるこのユニットが自重しないのは、控えめに言って意味わからんよね」
ミオ「はい。ですので、レオパルドЯの強さに関しては、これ以上解説する必要はないかと。
むしろ、このカードで解説すべきはルール面だと考えています」
マナブ「ああ、なるほど」
ミオ「レオパルドЯの抽選を確定させる能力……厳密に言えば、山札から捨てられるカードに3つのカードタイプを与える能力は、そのシンプルなテキストに依らず、非常に難解なものとなっています。
ここからは、レオパルドЯの間違えやすそうな効果処理について説明していきたいと思います。
ただ、知識が豊富なマナブ先生が相手だと、盛り上がりに欠けるため、カード知識に乏しい驚き役として、オウガさんにもお越しいただきました」
オウガ「嬉しくない役回り!!」
マナブ「それは僕は楽できていいね」
オウガ「あ、先生! ちぃーっす!」
ケース1:①の効果が適用されている時、《バイナキュラス・タイガー》の抽選効果を使った場合
ミオ「まずは初級です。
レオパルド“Я”の効果が適用された状態で、《バイナキュラス・タイガー》の抽選効果を発動した場合、どうなるでしょう」
オウガ「レオパルドЯの効果は3つすべて適用されるんだから、バイナキュラスも2つの効果が両方適用されるに決まってるぜ!」
ミオ「…………」
オウガ「……いや待て、違う! レオパルドЯは『すべてを望む順で行う』って書いてるけど、バイナキュラスのテキストは『どちらかを行う』って書いてある!
使える効果は、どちらか片方だけだっ!」
ミオ「危なかったですが、正解としておきましょうか」
ケース2:①の効果が適用されている時、《ラブラブ・ドッター》の抽選効果で捨てられたカードをコールしようとした場合
ミオ「《ラブラブ・ドッター》は、抽選効果で捨てられたカードがノーマルユニットであった場合、その捨てられたユニットをスペリオルコールすることができます。
さて、レオパルドЯの効果が適用されている場合、《ラブラブ・ドッター》は、自身の効果で捨てたユニットをスペリオルコールできるでしょうか」
オウガ「へ? そんなもん、できるに決まってるぜ!」
ミオ「ちがいます。その捨てられたユニットは『オーダー』になっているため、スペリオルコールすることができず、ドロップに置かれます」
オウガ「マジで!?」
ミオ「マジです」
ケース3:①の効果が適用されている時、②の効果でオーダーが捨てられた場合
ミオ「①の効果が適用された状態で、②の効果でオーダーが捨てられた場合、処理はどうなるでしょうか?」
オウガ「当然、3つの効果が適用されるに決まってるぜ!」
ミオ「いえ。オーダーは『ノーマル、トリガー、オーダーのカードタイプ』を得ていますが、『ユニット』のカードタイプは得ていないため、オーダーの効果のみが解決されます」
オウガ「屁理屈くさい!!」
マナブ「このことから、レオパルドЯのデッキには、極力オーダーを入れない方がいいだろうね」
ケース4:①の効果が適用されている時、抽選効果で落としたユニットを、《魔法科学者 テスター・フォックス》でデッキに戻す場合
ミオ「テスター・フォックスは、ドロップからノーマルユニットとトリガーユニットを1枚ずつ山札に戻すことで、リサーチャー・フォックスをスペリオルコールできます。
レオパルドЯの①の効果が適用されている状況で、抽選効果でノーマルユニットをドロップに置きました。そのカードと、別のノーマルユニットを山札に戻した場合、リサーチャー・フォックスをスペリオルコールすることができるでしょうか」
オウガ「え……? ノーマルユニットを2枚山札に戻しているわけだから、できない……っすよね?」
ミオ「はずれです。……まったく。あなたは本当に今もヴァンガードの勉強を続けているのですか?」
オウガ「せっかく出番もらえたのに、何なのこの扱い!?」
ミオ「①の効果適用後に抽選効果で落としたユニットは、ドロップにあってもノーマル、トリガー、オーダーとして扱われたままです。
よって、この場合はトリガーユニットとノーマルユニットを山札に戻したものとして扱われ、リサーチャー・フォックスをスペリオルコールすることができます」
マナブ「これを応用することで、テスター・フォックスでトリガー2枚を山札に戻しつつ、リサーチャー・フォックスをスペリオルコールすることができる。
レオパルドЯにテスター・フォックスを採用する場合は、覚えておきたいコンボだね」
●ネオネクタール《悠久の回帰 グラジオール・ドラゴン》
①V:あなたがコールするプラント・トークンは、グレード0/パワー10000/シールド10000/★1、ブーストとインターセプトを持ってコールされ、プラント・トークンは後列からでもインターセプトできる。
②V:【ドロップからノーマルユニットを1枚山札の下に置く】プラント・トークンを2枚までRにコールする。
③V:このユニットがアタックした時、【CB1】することで、1枚引き、手札から2枚まで選び、それぞれプラント・トークンのいるRにコールする。
マナ「どうも。ゴミクズです。私ごとき何の役にも立てないかと思いますが、よろしくお願い致します」
ミオ「よろしくお願いします、マナさん」
マナ「グラジオール・ドラゴンは、アルボロス・ドラゴンと同じ、G2バニラ相当の強化プラントを生成できるユニットです。
しかもそれらのトークンは後列からもインターセプト可能と、守りに優れています」
ミオ「ですが、③のバトルフェイズ中にスペリオルコールする効果は、せっかくコールしたインターセプトできるプラントを上書きしなければならず、あまり噛み合っていない印象を受けますね」
マナ「勝ちにいくターンか、相手が除去を得意としていてインターセプトが役に立たないような状況でもない限り、③の効果は1枚ドローまでに留めておいて、手札やプラントを温存する方が強いかもしれませんねえ」
ミオ「堅守を生かしたロングゲームを目指していきたいところですね」
●リンクジョーカー《星輝兵 “Ω” グレンディオス》
①V:「Я」リアガードすべての元々のパワーは18000になる。
②V:メインフェイズ開始時、自ダメージゾーンが5枚以上で、相手の呪縛カードが5枚以上なら、このファイトに勝利する。
③V:【SB1、バインドゾーンに表の同名のカードがない「Я」を1枚バインドする】次の相手のターンのエンドフェイズ中、相手は自分のカードを表にできない。
④V:「Я」ユニットがRに登場した時、追加されたR以外にいる相手のリアガードを1枚選び、呪縛する。
ミオ「む。困りましたね。今のやり方でしたら、リンクジョーカーは私ひとりで解説することになってしまいます」
レイ「はーい、お姉ちゃん! それならアタシにまかせて!」
ミオ「む。レイさんですか。たしかにレイさんなら、資格は十分ですね」
レイ「えへへ。でしょ?」
ミオ「ところで、あなたは本当にレイさんですか?」
レイ「やだなぁ。何を言ってるの、お姉ちゃん。アタシはアタシだよ」
ミオ「まあ、いいでしょう。
グレンディオスは、他クランのЯユニットを利用できるユニットです。その際、リンクジョーカーは他クランのЯユニットも使用できるようルール整備が行われていますが、ギフトを含めた効果はすべて失われるため、リンクジョーカーでアクセルを取得した後、グレイドールに再ライドする等、悪用はできなくなっています」
レイ「ちぇっ。むしろそれやりたかったよねー」
ミオ「はい。連続攻撃できる最強根絶者が爆誕してしまうところでした」
レイ「で、グレンディオス本体はと言うと、旧グレンディオスとほとんど一緒!
Яユニットをコールして呪縛して、手札からЯユニットユニットを捨てる代わりに、ドロップからЯユニットをバインドすることでΩ呪縛!
アルティメットブレイクかつ呪縛カード5枚を達成することでワールドエンド! アクセルサークルを呪縛する必要が無いのは助かるんだけど、ユニットが一部はみ出したままワールドエンドするという、締まらない見た目になっちゃう!」
ミオ「1ターンに1度しか呪縛できないグレンディオス単体で、すべてのユニットを呪縛しきるのは大変なので、インフィニットゼロを経由するのもいいでしょう。
こんなところでしょうか」
レイ「……ねえ、お姉ちゃん。あの時は、本当にごめんね?」
ミオ「あの時とは、どの時でしょうか? 私は何も怒っていませんし、許すことなど何もありません。私達は姉妹なのですから」
レイ「……うん。ありがとう。さよなら、お姉ちゃん」
ミオ「ええ、さようなら。また会えて、嬉しかったです」
●終
ミオ「ここまでお疲れ様でした。
これにて小説『根絶少女』は、予定していたすべての工程を終え、無事に完結を迎えることとなりました。
応援してくださった皆様に心からの感謝を。
本当に本当にありがとうございました。
またどこかでお会いましょう」
ムドウ「さらばだ」
ミオ「最終回までムドウさんが締めないでください」
大変お待たせしてしまいました。
1年前のパック、VクランコレクションVol.5&6のえくすとらをお送りさせて頂きました。
せめてものお詫びとして、登場人物の1年後も、簡単にですが前書きに書いてみました。
最後の最後で晩節を汚してしまった感もありますが、これにて正真正銘、根絶少女は完結となります。
ここまでお付き合い頂き、本当に本当にありがとうございました。