デジモンアドベンチャー02AS ~呪いのドラゴン~ 作:疾風のナイト
そんな及川はいくつかの化石を媒体とし、不思議な術を用いて、スカルバルキモンを誕生させる。
不気味な雰囲気と強大な威圧感を発するスカルバルキモン。そのようなスカルバルキモンが暴れれば、現実世界に甚大な被害が生じることは目に見えていた。
現実世界に被害が出ないよう、戦いの場所を人工の亜空間に移すゲンナイ。
現実世界とデジタルワールドの狭間である亜空間を舞台として、及川との最後の戦いが幕を開けるのであった。
現実世界とデジタルワールドの狭間と呼べる亜空間の中、バドモンを狙う及川、及川の生み出したスカルバルキモンとの最後の戦いが始まる。
まるで創造主である及川に操られているかのようにして、敵意を剥き出しにしているスカルバルキモン。
一方、そのようなスカルバルキモンと対決するため、セント・アメジストの埋め込まれたスマートフォンを取り出している愛菜。
さらにスマートフォンに埋め込まれたセント・アメジストが発光、愛菜の身体を優しく包み込んでいく。
セント・アメジストの光に包まれる中、愛菜はボディコンを思わせる紫色の衣装に身を包み、同時に身体の各部には軽量化された防具、頭部には耳当てのようなヘッドギアがそれぞれ装着される
さらにウェーブのかかった愛菜の長い髪であるが、急に現れたリボンによって1つに纏められる。
愛菜の衣装がいつもの服装から戦装束に変わった後、その左手には鋭利な刃が付属した長い弓が装備される。これで愛菜の戦闘準備は整ったと言えるだろう。
愛菜が戦闘準備を整えている頃、ゲンナイもまた、愛用の長剣を鞘から引き抜き、スカルバルキモンを前に構える。
これで愛菜とゲンナイの戦闘準備が完了した。それと同時に亜空間を舞台として、スカルバルキモンとの戦闘が始まるのであった。
ついに開始された愛菜とゲンナイによるスカルバルキモンとの戦闘。一方、戦いの様子をそれぞれ見守っているバドモンと及川。
「……」
戦闘が開始された途端、標的である愛菜とゲンナイを狙って、両眼からビームを発射するスカルバルキモン。その攻撃には一切の容赦がなかった。
「くっ……」
「むっ……」
一方、スカルバルキモンの攻撃について、愛菜は弓を操ることにより、ゲンナイは長剣を操ることにより、それぞれで防御してみせる。
遠距離からの攻撃を剣で防御することで無力化する技。これはデジタルワールドに伝わる剣術の技の1つであった。
特にゲンナイ自身、デジタルワールドに伝わる剣術の型の中においても、防御を重視しているソレスと呼ばれている型に習熟しているため、防御に関する技については抜きん出るものがあった。
「……」
先程のビームが愛菜とゲンナイに効かないことを知り、次の攻撃を仕掛けようとしているスカルバルキモン。
すると、今度はその場から跳び上がるスカルバルキモン。鈍重そうな外見に反して、動きは意外にも軽快である。
やがて、スカルバルキモンの跳び上がりが頂点まで達する。さらにスカルバルキモンは一気に落下を始める。
「あれは……」
「まずい……」
スカルバルキモンの動きを見た途端、自らの身の危険を感じて、その場から散開する愛菜とゲンナイ。愛菜とゲンナイの回避行動もまた、迅速そのものであった。
やがて、一瞬で地面に着地してみせるスカルバルキモン。それと同時にスカルバルキモンの周囲には強い衝撃が走る。
もしも、愛菜とゲンナイが散開していなければ、今頃はスカルバルキモンの下敷きになっていたことであろう。
「えいっ!」
スカルバルキモンの攻撃の後、構えた弓から光の矢を発射する愛菜。光の弓矢による攻撃を発動するまでの間、それなりの時間を必要としていた時に比べれば、圧倒的な速さであることは言うまでもないことであった。
ゲンナイが施してくれた訓練の効果もあり、一定の攻撃力のものであれば、愛菜は短時間で光の矢を発射できるようになっていた。
だが、そのような愛菜の攻撃であるが、確かに矢はスカルバルキモンに命中したものの、ほんの数秒の間で消滅してしまう。
この状況についてであるが、スカルバルキモンの気力が愛菜の発射した光の矢の攻撃力を上回っていることに他ならなかった。
「そんな……」
自らの攻撃が効かなかったことについて、驚きを隠せないでいる愛菜であるが、何時までも落ち込んでいる暇はなかった。
「敵の攻撃がくるぞっ!」
ゲンナイの注意の声が愛菜の方に飛んでくる。一方、ゲンナイの注意を受けて、自らの気持ちを切り替える。
愛菜の攻撃を耐え切った後、今度は逆に反撃を仕掛けてくるスカルバルキモン。すぐにスカルバルキモンは右前脚による打撃を愛菜に叩き込もうとする。
「危ない……」
人並み外れた迅速な動きをもってして、スカルバルキモンの攻撃を回避する愛菜。その結果、スカルバルキモンの右前脚の攻撃は空振りに終わる。
セント・アメジストの力、ゲンナイの訓練による技量の向上、さらに先程のゲンナイからの呼びかけもあり、愛菜はスカルバルキモンの攻撃を回避できたが、逆にいずれかが欠けていれば、今頃は避け切れずに重傷を負っていたことだろう。
「大丈夫か」
そんな言葉と共に愛菜のいる場所に駆け寄るゲンナイ。愛菜の様子を見たところ、特に負傷等はしていないようだ。
「はい、大丈夫です」
ゲンナイからの呼びかけに対して、すぐに返事をしてみせている愛菜。改めて未熟であることを思い知らされるが、今はそのような感情に流されている場合ではない。
何故ならば、愛菜とゲンナイの前には今、スカルバルキモンがゆっくりと距離を詰めてきているからだ。この戦いを乗り切るためにも、スカルバルキモンをどうにかしなければならない。
「このデジモン……強いです」
実際にスカルバルキモンと戦ってみて、率直な感想を漏らしている愛菜。一見すれば、骸骨の怪物のように見えるスカルバルキモンであるが、戦闘の要となる攻撃力、防御力、機動力のいずれもが高い水準で保たれているのだ。
「しかも、敵は容赦なく、この亜空間に損傷を加えてくる」
愛菜の言葉に付け加えるように言っているゲンナイ。スカルバルキモンの攻撃には一切の容赦がない。それは同時に今いる亜空間に損傷を与えることにも躊躇がないことでもあった。
「このまま長期戦に持ち込まれれば、こちら側が不利になる」
これまでの状況を整理した結果、結論づけるように言っているゲンナイ。そのように言っているゲンナイの表情は今までに見せたことがないまでに険しい。
スカルバルキモンの戦いぶりを見れば、恐らく、持久力に関しても相当なものがあるだろう。
一方、ゲンナイと愛菜の持久力はスカルバルキモンに勝っているとは言えない。戦闘時間が長期化すれば、持久力の関係により、スカルバルキモンが優勢になることは容易に予想できることであった。
それに加えて、スカルバルキモンの容赦のない戦い方。この亜空間が壊れてもお構いなしといった戦い方である。
もしも、この亜空間が破壊されれば、スカルバルキモンは現実世界あるいはデジタルワールドに出現することになる。邪な意図を持った人間と凶暴なデジモンの出現、何としても避けたい事態であった。
「(こちらにもう少し戦力があれば……)」
心の中でそのように吐露しているゲンナイ。こちらにもっと戦力があれば、スカルバルキモンを真正面から倒せないとしても、何とか対処する方法を見つけ出すことができるはずだ。
だが、所詮はないものねだりに過ぎない。ないものねだりをしても、事態は何も変わらない。
強敵を前に苦戦を強いられている中、この戦いに勝利するため、愛菜とゲンナイの2人はスカルバルキモンに戦いを挑んでいくのであった。
漆黒と白い光の格子模様で彩られた亜空間の中、スカルバルキモンと戦っている愛菜とゲンナイの姿を見守っているバドモン。
「……愛菜お姉ちゃん……ゲンナイさん……」
愛菜とゲンナイがスカルバルキモンに苦戦を強いられる中、誰に言う訳でもなく独り呟いているバドモン。
この時、バドモンの中で焦燥感が込み上げてくる。この焦燥感はバドモンの心の中を激しく駆け巡る。
「力が欲しい……」
気がつけば、バドモンの口から出ていた言葉。それは力を希求する言葉であった。そう、バドモンは焦りのあまり、力を望むようになったのだ。
その瞬間であった。急にバドモンは自身の中より、何かが湧き上がるような感覚を覚える。しかも、その勢いは湧水のような穏やかなものではない。まるで固い地面の中から噴き上がった石油のようであった。
それと同時に全身に力が漲っていく感覚を覚えるバドモン。これこそが自らが望んだ力であることをバドモンは理解する。
この時、バドモンは自らの意識が別の何かに染まるような感覚を覚える。まるで他の誰かに意識を乗っ取られる。そのような感覚であった。
次第に薄れていくバドモンの意識。このままいけば、バドモンの意識が消えてしまいそうな時であった。
ふと、バドモンの中で思い出される記憶。それは現実世界でデジモンとして生を受けて以来の記憶であった。そしてまた、大事な人達と一緒に過ごしてきた記憶で持った。
現実世界でデジモンとして生を受けて以降、一緒に生活を過ごしてきた愛菜。愛菜は得体の知れないバドモンのことを受け入れ、バドモンの正体を知っても優しい態度は変わることはなかった。
それだけではない。愛菜は及川の魔の手からバドモンを守るため、懸命にセント・アメジストを使いこなそうとし、今もまた強大な敵に最後の戦いを挑んでいるのである。
デジタルワールドから現実世界に現れたゲンナイ。デジタルワールドの使命のため、バドモンを連れて帰ろうとしたが、願いを聞き入れて猶予を与えてくれた。
それだけではない。ゲンナイは献身的に協力してくれているだけではなく、愛菜と同様、強大な敵に最後の戦いを挑んでいるのである。
「力になりたい……僕は愛菜お姉ちゃんとゲンナイさんの力になりたいんだ」
改めて自らが力を欲している理由を理解するバドモン。バドモンにとって大事な人である愛菜とゲンナイ。この2人の力になりたいからこそ、今、力を必要としているのだ。
揺るぎのない確信を抱くバドモン。その瞬間、バドモンの中では今も全身に力が漲る一方、自我さえも呑み込もうとしていた衝動が鎮まる。
そして、戦いを続けている愛菜とゲンナイ、スカルバルキモン、その両者の間に急いで割って入るバドモン。
「バドモン」
「危ない。逃げるんだ」
突然のバドモンの登場を目の当たりにして、驚いている愛菜、逃げるように言うゲンナイ。そんな愛菜とゲンナイの反応は当然の反応であった。
「一体何をしようとしているんだ」
一方、バドモンの登場を見た途端、首を傾げている及川。そんな及川にはバドモンのしようとしていることが理解できなかった。
「愛菜お姉ちゃん……僕も戦う。愛菜お姉ちゃんの力になりたいんだ!」
これまでの間、一緒に時間を過ごしてきた愛菜に対して、そのように自らの意思を表明するバドモン。今、バドモンの瞳にはこれまでに見せたことのない覚悟の光が宿っていた。
「……分かったわ。バドモン、私達に力を貸して」
バドモンの覚悟を目の当たりにした後、戦いの協力要請をしている愛菜。今、愛菜はバドモンのことを信じているのであった。
バドモンのことを信じている愛菜。愛菜のことを信じているバドモン。お互いがお互いのことを信じる時、世界と種族の間を越えた絆が生まれ、さらに奇跡をも呼び起こしてみせる。
すると突然、愛菜の戦装束に埋め込まれた宝玉から眩い光が発せられる。神々しくも神秘的な紫色の光、それはセント・アメジストの光そのものであった。
内から湧き上がる力が全身に漲っている中、愛菜のセント・アメジストの光を浴びるバドモン。
次の瞬間、バドモンの身体からは眩い光が発せられる。それと同時にバドモンは今、さらに高次の存在に至ろうとしているのであった。
「バドモン……Xエボリューション!ウィルスドラモン!」
眩い光に全身が包まれる中、かつてバドモンであった存在はさらなる姿へと変わっていく。その様子はまさしく生物の進化そのものであった。
次第にバドモンの全身を包んでいた眩い光は消失していく。それと同時にバドモンから進化を遂げたデジモンが姿を現す。
様々な要素が重なることでバドモンから進化を遂げたデジモン、それは毒々しい紫色の体色、口から伸びている鋭い牙が特徴的なドラゴンのようなデジモンであった。このデジモンの名前はウィルスドラモン、完全体の毒竜型デジモンである。
「これがバドモンの進化した姿のウィルスドラモン」
進化したウィルスドラモンの姿を見て、素直に驚きの表情を浮かべている愛菜。これまで一緒にいたバドモンがここまで進化したこと、それは驚きであると同時に喜びでもあったからだ。
「まさか、このような姿になるとは」
バドモンから進化したウィルスドラモンを見た直後、率直にそのような感想を漏らしているゲンナイ。
ウィルスドラモンの毒々しい外見であるが、これは恐らくであるが、生まれ変わる以前の情報が影響しているのだろう。ただ、外見よりも当のウィルスドラモンの精神状態の方が重要であった。
さらにデジモンは本来、幼年期・成長期・成熟期の過程を経て、完全体に進化するのが順当な進化形態である。
だが、幼年期のバドモンはいくつかの成長段階を経ず、一気に完全体のウィルスドラモンに進化した。
この爆発的とも呼べる進化についてであるが、これは恐らく、バドモンが生まれ変わるよりも前に保有していたデータ、セント・アメジストの効力によるものと考えられる。
「くっ、こんなことになるとは」
バドモンからウィルスドラモンへの進化の一部始終を見た直後、狼狽した表情をしている及川。これまでの間、及川が狙っていた力が逆に牙を剥いてくること、それは皮肉以外の何ものでもなかったからだ。
「愛菜お姉ちゃん、ゲンナイさん、いくよ」
傍にいる愛菜とゲンナイに向かって、そう呼びかけているウィルスドラモン。たとえ、どのような毒々しい姿になったとしても、性格は元のバドモンと何ら変わることがなかった。
やがて、全身に力を集中させるウィルスドラモン。その後、ウィルスドラモンは身体に集中させた力を一気に解放する。
すると次の瞬間、ウィルスドラモンの背中より、無数の植物の蔦が発射されたかと思えば、目の前に立ち塞がるスカルバルキモンの身体の各部を貫く。
「!!!!!??」
ウィルスドラモンの蔦で身体を貫かれ、声にならない悲鳴を上げているスカルバルキモン。しかも、ウィルスドラモンの攻撃はそれで終わらなかった。
「うおおおおおおおおっ!」
敵であるスカルバルキモンに対し、自らが発射した蔦を媒介にして、身体に蓄積された毒を注入するウィルスドラモン。この毒はデジモンの身体を破壊する猛毒であった。
「今だ!愛菜お姉ちゃん、ゲンナイさん」
一緒に戦っている愛菜とゲンナイに向かって、懸命に攻撃を促しているウィルスドラモン。スカルバルキモンの動きを止めている今こそ、攻撃を仕掛ける絶好のチャンスであったからだ。
「はっ!」
愛用の長剣を構えた状態のまま、その場から大きく跳び上がるゲンナイ。そして、ゲンナイの位置がスカルバルキモンの眉間の位置まで到達した時であった。
「はああああああっ!!」
動けないスカルバルキモンの眉間を狙って、強烈な斬撃を浴びせてみせるゲンナイ。いくら、スカルバルキモンの防御力が高いとしても、急所の1つに数えられる眉間に斬撃を浴びれば、大なり小なりの損傷を受けることは確実であった。
「~~~!!!!」
またもや、声にならない悲鳴を上げているスカルバルキモン。だが、スカルバルキモンを襲う攻撃はそれだけでは終わらない。
「ヴェノムブレス!」
ゲンナイの攻撃が終わった後、スカルバルキモンを狙って、口から猛毒のブレスを吐きかけるウィルスドラモン。
蔦による拘束で動けないスカルバルキモンであるが、全身にウィルスドラモンの猛毒のブレスを浴びることになる。
「!!!!!?」
今度はウィルスドラモンの猛毒に苛まされているスカルバルキモン。それと同時にスカルバルキモンの戦力が大幅に低下していた。
スカルバルキモンが動けないことを利用して、連続的に攻撃を加えているゲンナイとウィルスドラモン。その間にセント・アメジストの力を集中させている愛菜。
すると、愛菜の戦装束に埋め込まれた宝玉に光が宿ったかと思えば、左手に装備された弓には光の弦が張られ、右手には神々しく煌めいている光の矢が出現する。
動けないスカルバルキモンの眉間に狙いを定め、構えていた弓に光の矢を番えた後、弦を限界まで絞っている愛菜。その過程で愛菜の弓から光が発せられたかと思えば、同時に光の矢もさらなる光を増すことになる。
そして、セント・アメジストの光を全身に浴びている最中、弓から矢を発射しようとしている愛菜の姿であるが、まさに邪な獣を討伐しようとしている狩人そのものであった。
「ラストフォルテ!」
今までになく凛々しい表情で叫んだ後、極限まで絞っていた光の弦を解放する愛菜。その途端、光の矢は真っ直ぐスカルバルキモンに向かっていく。この技はゲンナイとの訓練と苦心の努力の末、愛菜が編み出した必殺技であった。
愛菜の弓から発射された光の矢。この光の矢はスカルバルキモンの眉間を貫き、さらにはその巨体さえも容易く貫通してしまうのであった。
「……」
愛菜の光の矢で身体を貫かれてしまったスカルバルキモン。そのようなスカルバルキモンは今、断末魔の悲鳴を上げることなく倒れ込んでしまう。
力なく倒れ込んでしまったスカルバルキモン。一方、その場に立ち続けている愛菜、ウィルスドラモン、ゲンナイの3人。そう、愛菜達の3人は及川との最後の戦いに勝利したのであった。
つづく
補足
名前:ウィルスドラモン
種族:毒竜型デジモン
属性:ウィルス
進化レベル: 完全体
必殺技:ヴェノムブレス
不気味な容姿をしている完全体の毒竜型デジモン。身体全体に猛毒を宿しており、攻撃を受けて場勿論のこと、触れるだけでも毒に侵されてしまう。このため、高い戦闘能力を保有しているが、身体自体も毒に蝕まれているため、通常のデジモンよりも寿命が短い。必殺技は猛毒のブレスを敵に吐き出して攻撃する「ヴェノムブレス」
※このウィルスドラモンは私が独自に創作したオリジナルデジモンである。
皆様。お疲れ様です。
今回で最後の戦いが終わりました。
ウィルスドラモンの設定ですが、本来は邪なデジモンであったことを考慮して、こうした設定としました。
同時に元ネタですが、「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」に登場したデス・ウィルスドラゴンをデジモンの形式に落とし込んだものです。
これで最後の戦いも終わり、いよいよ次回が最後の話となります。
最後までお付き合いいただければと思います。