大日本同盟   作:一般読者

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「【私は生きている】あの時そう私は思った。」 二代目 大日本同盟首相の手記より



第二部 大日本同盟来る

西暦2015年 太平洋上

 

その世界で最初に彼らが接触したのは当然のごとく日本であった(が決定的に歩んできた歴史が異なっていた)がここで1つの問題が発生した、彼らの存在が世間に広まるのが早かったのである。しかし、それから2年もの間どの国も動かなかった、いや動けなかったのである。

 

 

なぜなら世界は彼らに対しての情報を何持っていなかったからだ。

各国が情報収集に血眼になっている今を時の日本国総理大臣は好機と捉え、大日本同盟側と協議の結果日米同盟を完全に破棄し大日本同盟のもと(世間には隠していた)10カ年計画に基づいて再軍備を始めた。

 

当然のごとく周辺各国(特定のアジアなど)からは非難の嵐だったがそれに対して背後には強大な軍事力や豊富過ぎる地下資源を持つ大日本同盟(以降大同盟)が付いているから強気に「内政干渉だ」と非難し返した。だがこれで面白くないのは米国である。彼らは今まで日本に国債などを買わせていたが同盟解消とともにすべて売り払われ、更に再軍備となると極東アジアでの軍事バランスが崩れ自国の存在意義も無くなってしまうからだ。

 

そして彼らはついに動き出した、結論から言うと国連の安全保障会議での日本たたきであるが、それに対する日本の回答は他国にとって最悪なものであった。

 

 

 

その時の議長であった人物は「悪夢の到来を感じたよ、世界恐慌並みの絶望を感じた」こう語っている。その内容は、至極簡単にして致命的なもの(無論アメリカにとって)であった。

 

 

国連安全保障会議

 

 日本代表

「あなた方の言いたいことは十分にわかりました、ですがあなた方の注文に対する我が国の答えはとても簡単なものです。現時点を持ってわが日本国は大同盟と同盟を結び第4の日本国となります、そして現時点で他国にて働いているすべての日本人に対して強制帰国命令を多国籍企業には全工場と支社の全面撤退を命じ、日本国内にいる留学生や不法滞在者、旅行客には1週間以内に国外退去を命じます、もし帰国を妨げたりした場合は武力にて解決することになりますので」

 

これこそが日本切り札であった、これは日本に友好、非友好問わず衝撃を与えた、いや与えすぎだったのであろう現実が見えていない者もいた、それは言わずもがなアメリカ代表であった。

 

米代表

「はっはっは君そんなことしていいのかい?」

 

その言葉に全員が凍りついた、いや全員ではないだろうが皆はこう考えた筈だ。こいつ気が狂ったのか?と、なぜなら今回の件で一番ダメージを受けるのがアメリカで一番ダメージを受けたのもアメリカだったからだし、変なことを言って日本のへそを曲げられなくとも国家存亡の危機になりかねないほど受けた傷は相当深かったからだ。

 

「と、言いますと?」

 

国々の代表が顔を青くしている。

 

「そんなことをしたら君たちの方が大変なことになるだろうに」

 

その言葉に全員が、やっぱりこいつ頭がおかしくなったと思った、知らされていない筈がないからだ、日本のバックにいる大同盟がどんな国なのかを、そして自分たちがどんな損害と損益を受けるのかを。

 

その時、ようやく自分を取り戻せた議長が少し休憩を取ろうと提案した、無論誰も異論を述べない。当たり前だ、なぜなら早急に自国へ連絡を取り指示を仰がなくてはならないからだ。それをしなかったのは議長と日本代表そして状況が理解できない、というよりしたくない一心で気を失ったアメリカ代表であった、しかし数分後の会議場には椅子が一つ余っていた。

 

そして最後の椅子が埋まり会議が再開されたが一向に進展せずそのまま解散となった。

 

 

 

 

 

ちなみにアメリカ代表の代わりに大統領が急遽呼ばれた。

 

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