大日本同盟   作:一般読者

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「・・・悪夢、そうだ悪夢だった。あの日大西洋で起こったことは悪夢だとしか言えない。たかが一発のミサイルで3隻も食われた、これが悪夢でないのならばなんだというのだ」




第七部 終戦、そして・・・

シカゴ米本土攻略前線司令部

 

「司令『リバイアサン』『アラハバキ』が大西洋艦隊を撃破。旗艦『日本武尊』以下第一連合艦隊は東海岸沿いに北上しているそうです」

 

「早速やってくれたな。ちょうどこちらも準備が整ったところだ。さぁ、行こうか・・・」

 

 

ホワイトハウス

 

「大統領、大西洋艦隊が壊滅しました」

 

大統領

「・・・」

 

「大統領!」

 

大統領

「・・・大同盟に連絡を、もしかしたら通じるかもしれん」

 

「・・・・・分かりました」

 

大統領

「今まで勝ってきた代償か・・・かなり高くついたな」

 

 

首相官邸

 

衛藤

「大西洋艦隊壊滅が壊滅した、となるともはや合衆国の盾はなくなったも同然。そろそろ頃合いだな」

コンコン

 

???

「失礼します」

 

衛藤

「宮野君が来たということは」

 

宮野外務大臣

「はい先ほど扶桑州経由でアメリカから一週間の停戦と講和の打診がありました」

 

衛藤

「そうか、シカゴの前線司令部と第一連合艦隊に作戦中止命令を、その他の部隊には第一種警戒態勢を」

 

宮野

「分かりました、中国はどうしますか?」

 

衛藤

「彼らもそろそろ限界だろう、このあたりで終わらせておこう」

 

 

 

話は数か月前に戻り

 

6月28日 中国

 

陸軍

「党本部との連絡はまだつかないのか」

 

「雑音しか聞こえてきません」

 

「くっ いったい何があったんだ」

 

 

海軍

「北海艦隊旗艦ハルピンだ、至急応援を うわ!ザァーーー」

 

「こちら東海艦隊旗艦崇明島、現在日本軍の…ザァーー」

 

「南海艦隊司令部だ、潜水艦による襲撃を受けている、ほとんどの艦艇が沈められた」

 

 

空軍

「ミサイル!?」

 

「いったいどこから」

 

「くそっ まだついてくるぞ」

 

 

沖縄より飛来した『アルケオブテリス』『富嶽』により共産党本部が壊滅、途中迎撃に上がってきたSu30MKKを空母『信長』から発艦した新型戦闘機『天震』が殲滅『アルケオブテリス』『富嶽』は無傷にて沖縄に帰還した。同時に北海艦隊には第七艦隊、東海艦隊には第八艦隊が南海艦隊には第四艦隊の潜水艦隊が攻撃し壊滅させた。

 

宮野

「まあ、あれだけやればもう回復できないでしょう。ところで講和会議はどこで?」

 

衛藤

「イギリスあたりでいいだろう」

 

宮野

「分かりました打診してみます」

 

衛藤

「頼むよ」

 

 

ホワイトハウス

 

「大統領、講和の件ですが向こうも待っていたようです」

 

大統領

「そうか、他には何か」

 

「ええ、会議はイギリスでいいか?と。どうしますか」

 

大統領

「イギリスか・・・仕方がないか、もうここまで来てしまっているのだから」

 

「そうですね」

 

数日後 イギリス

 

日本代表(以降日)

「さて、まずはこの戦争の責任はいったいどこにあるのか、はっきりしましょうか」

 

アメリカ代表(以降米)・中国代表(以降中)

『来たよ』

 

「それは貴国が暴徒の鎮圧に軍を投入したから・・・」

「そんなことどこの国でもやっているでしょう」

「再軍備をするから・・・」

「大同盟に加盟しましたからもう日本ではないので日本国憲法は無効です。それと私の記憶が正しければ宣戦布告はそちらからでしたよねえ?」

 

米・中

「うっ・・・」

 

「どうしました?」

 

米・中

「い いえ何でも」

 

「そうですか、それでは賠償金の方ですが1兆ユーロを請求します。それ以外は結構」

 

「い、1兆!?そんな額払えるわけがない」

 

「ならば500億ユーロと希少金属10トンずつで・・・

 

 

数日後

総理官邸・閣議室

 

衛藤

「諸君目下一番の問題は片付いた。これからどうするかだが、経済産業大臣頼んでおいたものは?」

 

前橋経済産業大臣

「はい、まずはこちらをご覧ください。これはこの世界での化石燃料の使用率です、有機由来説に基づいて計算すると枯渇までおよそ40年です、無機由来説ならば採掘技術が発達して根気よく掘り続ければ枯渇の危険は回避されるでしょう。石油分解菌の研究が進めば石油の生成が可能になるかと思われます」

 

飯山国土交通大臣

「ところで、何が言いたいんです?」

 

衛藤

「つまり、『次の世界にどのタイミングで飛ぶか?』ということだ」

 

飯山

「確かに、そのことを考えると30年以内に次の世界に飛ばなければ混乱に巻き込まれてしまいますな」

 

伊藤総務大臣

「そうすると、早くても10年から15年以内、遅くても20年後には次の世界へ飛ぶ、と」

 

衛藤

「いいや、米・中の混乱が収まるまでに、少なくとも7年後には(次の世界に)飛びたいと思っている」

 

前橋

「7年ですか」

 

衛藤

「そうだ混乱が収まってからでは何をされるか分からんからな。ですので7年後を目安に転移計画を練ろうと思う異議・質問があるものは挙手願いたい」

 

伊藤

「総理、扶桑州はどうするのですか」

 

衛藤

「それについてだが少なくとも数日以内に転移について扶桑州の国民に伝えたいと思う」

 

伊藤

「それで反対されたら、どうするので」

 

衛藤

「それはないだろう、反政府団体は開戦前の暴動の鎮圧と同時に壊滅させたからな」

 

山本国家公安委員長

「それでは一応警察に警戒態勢を取らせます」

 

衛藤

「そうしてくれ、さてほかに質問等は?ないなら閉会とする」

 

 

二日後

衛藤総理自身によるテレビ・ラジオのすべての局において“転移”について知らされた。そして五日後の州議会において採決を行い賛成多数において他州とともに“転移”することが扶桑州の国民に知らされた。

 

 

五日後

扶桑州議会において“転移”に関する採決が行われていた。(州議会議員は各道府県から代表を二人(東京都は三人)選び州議員とし議会に参加できる。広聴は申し込みがあれば簡単なボディーチェックののち中に入れる)95議員中83議員の賛成により他州とともに転移することが決定された。

 

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