米・中・朝の参三国を相手に圧倒的勝利を収め。
七年後、彼らは去って行った。
皇紀二七八二年 某日 転移まであと3時間
総理官邸
総理
「さて、ついにこの日がやってきた。今回の転移について確認しておこう。まず、事前調査では西暦一八〇〇年だと思われるが数十年の誤差が出てしまうだろう」
国防大臣
「海軍と空軍には転移開始の三時間前から緊急出動し警備に当てらせていますので戦時中に転移しても大丈夫なようにしています」
総理
「そして転移先はこの世界でグアムがある辺りだが、転移先にはグアムおよびハワイが存在していない。さらに気候も海洋性亜熱帯気候ではなく日本と同じような四季のある気候のようだ。これについては転移後すぐに磁場などの観測を行い各精密機器の総点検を行ってもらいたい」
総務大臣
「分かりました」
総理
「さて、他に何か付け足すことがある者はいるか?」
外務大臣
「転移先には日本は存在しているので?」
総理
「調査では日本列島が確認されたがそこが日本である確証はない。よってまず日本列島に接近し交流を図る、そして大同盟に参加してもらう、一八〇〇年代後半であればまだ日本は近代化を成し遂げてはいない、そのことを会議で出せば何とかなるかもしれん」
総理
「他には?無いならば各自、自分の仕事をしてくれ」
転移まであと1時間
大同盟海軍と大同盟空軍は周辺警戒のため二時間前から領海及び領空を巡回していた。表向きは陸空海三軍による同時演習(三軍とも内容が違う、海軍は海自と対海賊。空軍は空自と対領空侵犯。陸軍は警察、陸自と対テロ)のため周辺国はそれほどの警戒はしていなかった。
自衛隊について
日本国自衛隊は大同盟軍に吸収されずに国土防衛部隊として軍とは別に、主に対テロ、領空・領海侵犯、対海賊、と他国との交戦時における最強の盾とするべく再編成された。年に一度軍と演習を行っている。その時、軍が攻めて自衛隊が守っている。ちなみに勝敗はほぼ五分。数年に一回攻守を変えての演習も行っている。
同時刻 日本海
海上自衛隊 第八防衛艦隊 旗艦 空母『蜃気楼』 艦橋
艦長
「にしてもこんな事になるとは数年前まで考えたことが無かったな」
航海長
「そうですね一国二軍体制ですからね」
艦長
「それだけではない、我々が空母に乗っていることもだ」
甲板からはカタパルトによって『蒼海』が発艦していった。
艦長
「あれが最後か、取舵20」
航海長
「とーりかーじ」
空では先ほど発艦していった『蒼海』の編隊が領空侵犯機(演習のため『天震』)を追いかけていた。
転移まであと30分
1895年 日清戦争が終わり【下関条約】が史実道理に締結され【三国干渉】により僚東半島を史実と同じ3000両にて同半島を返還した。
ここまでが史実道理の歴史である。
次回『新たなる世界で』
彼らはいったい何をなそうというのか