大会準優勝を果たした日から3日後、俺はクチバシティの北側でヤマブキシティ、地下通路経由でハナダシティに通じる6番道路へと足を運んでいた。ここに来た理由はただ1つ、昨日の反省を活かして
この世界のポケモンバトルというのは、ゲーム同様にレベルを上げて殴るのが基本。そして、負けるよりも勝つ方がポケモンの成長も早い。これは学術的にも証明されているという。で、基本的にレベルが高い方がより強い。強いので勝てる。勝てるのでよく育ちレベルも上がる。世のトップトレーナーたちはこんな感じの好循環を繰り返すことによって、ピラミッドの最上部に君臨している。
要するに、レベルはポケモンバトルにおける問題の大部分を解決してしまう。レベルアップ=大正義、みたいな。だから手っ取り早く強くなるには、戦って戦って戦いまくり、勝って勝って勝ちまくってレベルを上げる、これに尽きる。戦った数と勝利数は強者の証であり強さの勲章。ポケモンマスターへの道は長く険しく、近道などは存在しないのだ…タブンネ。
なお、ここに個体値だの努力値だのを絡めれば、そこにはポケモン廃人と呼ばれる人外たちが跳梁跋扈する魔境が待っている。こちらでも、いつか足を踏み入れる日が来てしまうのだろうか?…あまり考えたくはないネ。
「と言うワケで、強くなるためにしばらくミッチリ特訓だ!昨日の今日で悪いが野郎ども、覚悟は良いかッ!」
「スピッ!」
「キュイッ!」
「…ヨー」
「コォン!」
「ど~がぁ~」
「シャー!」
うむ、元気があって大変よろしい。若干1体ほどやる気があるのか無いのか分からん奴がいるが…まあ、ドガースはこれで平常運転なんだろう。そのドガースよりもやる気が無さそうに見えるのがヨーギラス。でも、少しの間だが見てきた俺は知っている。あれはただの振りだ、内心ではやる気満々だ…と。アイツは戦闘狂…と言うか、相手を痛めつけるのが大好きなツンデレさんだからな。♂だけど。
あとは皆さん良い返事。サンドもこの間の大会で負けて凹んでないか心配だったんだが、この様子なら杞憂に終わりそうだ。だが…
「あ、悪いけどスピアーはお休みな?」
「スピィッ!?」
お休みの通告に対して「な、なんだってー!?」とでも言ってそうなリアクションを取るスピアー。だってあんた、お医者さんから言われてるのよ。数日は大人しくさせとけって。どんだけ打ち所悪かったんだって話だが、まだまだ先は長いんだから、こんなところで不要な無理をする必要はない。
それに、現状スピアーと他の面子のレベルが二回りぐらい差がある。明確な柱があるのは悪いことではないが、だからと言ってそれにおんぶにだっこなのは問題だ。現に、先日の大会ではそれが裏目に出る結果になってしまった。
ということで、今回はスピアー以外のメンバーのレベルアップを図ることに主眼を置きたいと思う。特に、クチバジム制覇を目指す上ではサンドとヨーギラス、どちらかと言えばヨーギラスの成長は絶対に必要。コイル系統を見るなら、ロコンも実戦投入出来るようになればなおgoodだ。
「おーい!お前、確かこの間の大会の準優勝者だよな?俺とバトルしようぜ!」
そしてありがたくないことに、大会で準優勝したせいでクチバ周辺で名前と顔が売れた。売れてしまった。トキワシティからやって来た、トレーナー成り立ての11歳が初出場で準優勝…『話題にはなるだろーなー』なんて軽く考えてはいたが、予想をかなり越えて話題になってしまった。
その結果、ポケセンでも街中でも知らない人から声を掛けられることが何度かあり、果ては新聞記者から準優勝の件とは別に取材まで受けた。お陰で賞金で買い物しに行くのとか、クチバ支社に行くのとか、目立たないように縮こまりながら出掛けたりするハメに。色々と出歩き難くなってしまった。
「いいですよ、やりましょう!」
「…お、じゃあ俺も入れてくれ!審判やるよ!その代わりと言ってはなんだけど、終わったら俺ともバトルしてくれ!」
「じゃあ、私も!」
「ええ、構いませんよ。全員まとめて受けて立ちましょう!」
…まあ、6番道路は11番道路と並んでクチバシティのトレーナーたちがバトルの腕前を磨いたり、戦力強化を行う特訓場のような場所。ご覧の通り、顔が売れた分対戦相手には困らない。さながら蜜に群がる蝶、街灯に集まる蛾のごとく、向こうから獲物がやって来てくれるので、対戦相手や野生のポケモンを探して回るという無駄な労力を省くことが出来る。
俺の身体から『あまいかおり』でも出てんのかねぇ?名が売れるのも良し悪しだな。
…まあ、御託は置いといて始めよう。全員まとめて俺の、俺たちの明日への糧となってもらおうか!
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「ラストだ!ロコン、でんこうせっか!」
「ロッ…コォン!」
「ポッ…!」
「ああ、ポッポ!」
「ポッポ戦闘不能!ロコンの勝ち!よって勝者マサヒデ!」
勝負を挑んでくるトレーナーたちを、片っ端から相手していく。クチバ支社で受け取った例の試作品…『きあいのはちがね』を持たせ、ただがむしゃらに敵を倒す。
ビードルとコクーンを出してきた虫取少年はヨーギラスで圧し潰し、マンキー使いの短パン小僧はラッタでボッコボコに、カラカラのキャンプボーイはサンドの防御にものを言わせて押し切った。マダツボミを使ったピクニックガールはドガースでヘドロまみれにしてやった。他にもニドランとかオニスズメとか、色々と相手にした。
そして今、鳥使いの少年のポッポをロコンで焼き鳥にしてやったところだ。使ったのがほのおのうずで火力不足だから、レアか炙り、もしくはスモークチキンかな。
…こう文字にしてみると、相手トレーナーに対してすごい鬼畜なことやってるように見えなくもないが、普通にバトルして勝っただけだからな?と言うか、これは書き方が悪い。
「くっ…強い。流石は準優勝者…」
ポッポをボールに戻しながら、鳥使いの少年は悔しそうに顔を歪める。準優勝とは言っても、一地方都市のローカル大会での、駆け出しのトレーナーたちの中での話。俺が目指す場所はもっともっと高い所。準優勝したぐらいで止まっているワケにはいかない。俺の心と身体の自由のためにも。
…もし歩くの止めたら、サカキさんに何やられるか分かったもんじゃないし。
「いえ、良い勝負でした。ありがとうございました」
「いや、こちらこそ。まだまだ鍛えないといけないな。じゃあ、これで」
「ええ」
一言二言言葉を交わし、鳥使いの少年は去っていった。
「…ふぅ、やっと一息つけるな。みんな、お疲れさん」
ここまでボスラッシュと言う程ではないが、ほとんど休みなしにバトルをこなしてきた。相手トレーナーが入れ食い状態だったこともあるが、流石にそろそろ一度休憩した方がいいだろう。何事にも適度な休息は必要だ。
それに、時間もちょうど昼食時に差し掛かろうかという頃合いだ。周りを見れば、バトルに興じるトレーナーたちの姿もだいぶ疎らになりつつある。クチバシティから近いし、ほとんどのトレーナーは昼御飯に帰ってしまったのだろう。
一方の俺はと言うと…
「よーし、昼御飯にするぞ。全員出てこーい」
クチバシティには戻らず、このまま6番道路で昼御飯だ。午後もレベルアップに費やすつもりなので、わざわざ市街まで戻るのが面倒臭いというのと、ここのところポケセンの食堂で食ってばかりだったから、久々に違うところで食べたくなった。事前に飲み物とおにぎり、サンドイッチは準備してある。もちろん、ポケモン用の食事もキッチリ準備済みだ。
モンスターボールから全てのポケモンを呼び出し、ちょうど良さそうな草地の上に腰を下ろす。少し雲はあるが十分快晴と言える青空の下、ポケモンたちと賑やかなランチタイム。ヨーギラスとグレン組を加えてからこんなことやるのは初めてで、もう結構経った気もするけど、新しく加わったポケモンたちとの親睦を深められたんではないかな?
…約1体を除いて。
で、その約1体こと問題児ヨーギラスは、俺たちが仲良くしてるのを気にも留めず、食事が終わると離れた茂みの方へ行ってしまった。仲間になってから1カ月も経っていないが、そろそろ他の面々とも馴染んでくれたらいいのにとは思う。
…まあ、無理強いすることでもないか。とりあえず誰かを監視に就けて、休憩終るまでは好きにさせておこう。
そう思って、ドクターストップが掛かっているとは言え監督ぐらいならと、体力が有り余っているスピアーに頼もうかとしたその時。
「ヨッギーッ!?」
「…っ!?ヨーギラスッ!?」
ヨーギラスが入って行ったばかりの茂みの中から、そのヨーギラスの悲鳴が響き渡った。
突然のことに休憩中だった他のポケモンたちをボールに戻し、何事かと慌てて声のした方へ走り出す。ガサガサと茂みを掻き分けて進むと、すぐにその事件現場は広がっていた。
「ヨ、ヨ~…」
「ナッゾ~」
力なく目を回して地面に倒れ伏すヨーギラスと、その周囲で上機嫌そうに体を揺らしてヨーギラスをおちょくるかのように覗き込んでいる青い球体のような生物。その頭からは、青々とした大きな葉っぱが何枚か生えている。
その生物の正体は『ナゾノクサ』。分類はざっそうポケモン。くさ・どくの複合タイプ。最終進化に『進化の石』と総称される特殊なアイテムが必要で、尚且つ最終進化先が2つあるポケモン。『リーフのいし』を使うか『たいようのいし』を使うかで進化先が分岐する。ゲームではタマムシシティのジムリーダー・エリカが最終進化系の『ラフレシア』を切り札としていた。
それはともかくとしてこの状況、俺はどうするべきだろうか?
状況証拠での推測になるが、恐らくヨーギラスはここに来た時、すでにナゾノクサが先客としてここにいたのだろう。そこにズカズカと足を踏み入れる問題児。コイツの性格を考えるに、案外自分からちょっかいを掛けたのかもしれない。で、反撃されて敢え無くこの様…と。あくまで推測に過ぎないが、ヨーギラスにくさタイプの技は4倍弱点だし、こんな感じだったんじゃないかな?タブンネ。
で、俺はヨーギラスを助けてやらないといけないんだが、そのためにはまずこの状況を作り出した主犯であろうナゾノクサをどうにかしなくてはならない。じゃあこのナゾノクサをどうする?と考えると、幾つかの選択肢が思い浮かぶ。
1つ、戦って追っ払う。1つ、驚かせて追っ払う。1つ、餌で釣って追っ払う。1つ、立ち去るのを待つ。
幾つか追い払う手段が考えられたが、俺が取った選択肢はと言うと、徐にベルトのポーチから空のモンスターボールを取り出して構え…
「そい!」
…問答無用で迷うことなくモンスターボール投擲。反応する暇もなくナゾノクサがボールに吸い込まれ、地面に落ちてカタカタと揺れる。
持ってないポケモンだし、今俺が求めて止まないみずタイプに対応出来るくさタイプだし、ヨーギラス倒せる程度には強いようだし、ポケモンを捕まえるのはトレーナーとして至極当然のこと。トレーナーの性、本能と言ってもいいかもしれない。何もおかしくはないね、仕方がないね。
左右に揺れ続けるモンスターボールをじっと見つめる。一般的に体力が多い、元気なままのポケモンというのは捕まえ辛いが、どうだ…?
『パァン!』
「ナッゾー!」
…ああ、やっぱりダメだったか。ナゾノクサがボールから飛び出す。で、完全に戦闘モードに入っている。まあ、残念だったが俺がやることは変わらない。手間が1つ増えただけだ。
「スピアー頼m…っと、いかんいかん。スピアーはダメだったな。なら…ドガース、君に決めた!」
「どがぁ~」
相変わらずやる気があるのか無いのか分からないニヤケ顔で、ドガースがボールから現れる。まあ、そんな些細なことは置いといて、ナゾノクサ捕獲作戦を発動する!ついでにヨーギラス救出作戦も。
「ナッゾー!」
すでに戦闘態勢に入っていたこともあって、先手を取られた。素早く作り出された緑色のエネルギー的なモノがドガースに迫る。回避は間に合わず命中。その後、当たったことで霧散したかに見えたエネルギーがナゾノクサへとまた集約していく。これは『すいとる』?それとも『メガドレイン』?どちらもくさタイプの特殊攻撃技で、相手に与えたダメージの半分だけ、自信の体力を回復する効果がある。
さて、相手のナゾノクサだが、攻撃技は記憶のとおりならタイプそのままのくさ・どく技がほとんどだったはず。それはつまり…
「ドガース、反撃だ。ナゾノクサに『ヘドロこうげき』!ヨーギラスには当てるなよ?」
「どがぁ~」
…御覧のとおり、どくタイプのドガースなら大したダメージを受けずに戦うことが出来るワケだ。流石ドガース、何ともないぜ!実はヨーギラスよりもとくぼうが低いのは内緒だ!
ナゾノクサはヘドロこうげきを避け切れず、ヒット。ちょっとヨーギラスにヘドロが掛かったような気がするが、まあ、効果今一つだし大丈夫でしょ、たぶん。どく状態?それは知らん。
「よーし、そのままヘドロこうげきで押せ押せ」
「どっが~」
景気良くバンバンヘドロの塊を撃ち出していくドガース。あっという間にナゾノクサがヘドロ塗れである。あ…ちょっとナゾノクサに泣きが入りかけている。可哀そう(他人事)
そんなことを思っていると、ナゾノクサが身体を震わせ始めた。ガチ泣き入ったか?と思った次の瞬間。
「ナ、ナゾーッ!」
ナゾノクサは何か粉のようなものを周囲へと振り撒いた。これは…あ、まずい。
「どが~…zzz」
粉をまともに浴びたか吸いこんだか、ドガースが宙に浮いたまま眠りに落ちる。これは『ねむりごな』か。その名のとおり、相手をねむりの状態異常にする技だ。完全に油断したなぁ。それでも、慌てて口を塞ぎ、息も止めたおかげでか、それともここまで粉が届かなかったか、トレーナーである俺が眠りに落ちる事態は回避出来た。
さて、眠りに落ちたとは言え、ドガースは最低限の仕事はしてくれた。あとは、トレーナーである俺の仕事だ。
眠りこけたドガースを尻目に逃げ出そうとしているナゾノクサ。その背中をよーく狙って…
「そぉい!」
すでに背を向けて逃走の態勢に入っていたナゾノクサにボールを避けることは出来ず、再びボールに吸い込まれる。そのままカタカタと揺れるボールと睨めっこすること数秒。
『カチン!』
無事、ナゾノクサはボールに収まってくれた。ナゾノクサ、ゲットだぜ。
…さて、ヨーギラスは大丈夫ですかいな…っと。
「ヨ~…」
…うん、まあそこまで大きなダメージはなさそうだ。とりあえず、今日はこのまま休ませておいて、夜帰った時にポケセンに預ければ良いかな?ナゾノクサも同じく。
さ、ちょっとした?ハプニングはあったけど、もうちょっと休憩してから
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「サンド、ころがる!」
「キュイッ!」
「コンッ…」
「コンパン戦闘不能!勝者、マサヒデ!」
その後も午前と変わらない時間が過ぎてゆく。トレーナーを相手にバトルして、終わればまた次のトレーナーとバトル。時折休憩を挟みながらも対戦数を積み上げ、気付けば今日1日の対戦数も40回に届こうかというところまで来た。
今終わったバトルは2VS2の試合だったが、先頭のガーディは素早さで翻弄されつつもマグニチュードで打ち破り、2体目のコンパンはころがるで轢き潰してKOした。流石はサンドだ。
気付けば陽もだいぶ西へ傾き、空が茜色に染まりつつあった。周囲のトレーナーの姿も、徐々に少なくなってきている。
『今日はここいらで切り上げて、ポケセンに戻ってゆっくり休もう』
そう考え、サンドをボールに戻そうとした時、俺はサンドの様子がおかしいことに気付いた。
「キュ…」
「…ん?サンド?」
そして、気付いた次の瞬間には、サンドの身体全体をまばゆい光が包んでしまった。
「お、おい、お前のサンドどうしたんだ!?」
「い、いや、俺にも何が何やら…おい、サンド!大丈夫か!?」
サンドに声を掛けるが、当然と言うか反応は無し。対戦相手のトレーナー共々、この状況でどうしたらいいか分からず狼狽えていたが、その時間も長くは続かなかった。
『うおっ、まぶし』
サンドの身体を包んでいた光が徐々にはっきりとした形を成し始め、一気に弾ける。俺は反射的に目を瞑った。
そして、少しして目を開けるとそこには…
「キュイィィッ!」
元気そうなサンド…ではなく、その面影を残しつつも、背中にハリネズミの如きたくさんの棘を備えたポケモンがいた。
そのポケモンの名前は『サンドパン』。じめん単タイプのポケモンで、少し前にアローラ地方の新しい姿を手に入れた。そして、サンドの進化系だ。つまり、コイツは…
「…え、お前サンドか?」
「キュイ!」
俺の問い掛けにビシッと敬礼っぽい姿勢で応えてくれるサンドパン。この反応は間違いない、サンドだ。この時になってようやく、俺はサンドが進化したことを理解したのだった。なるほど、ポケモンが進化するときってこんな感じなのか。スピアーが進化した時は俺が寝てる間のことだったから、どんな感じなのか分からなかったんだよな。
思えばゲームだと確かサンドが進化するレベルは22。既にそのラインは越えていたし、いつ進化してもおかしくはない状況ではあった。ただ、越えているのに今まで進化しなかったということは、レベル以外に何か進化を誘発するトリガーがあるということ。それが何なのかがよく分からない。
まあ、今はそんなことは抜きにして無事進化出来たことを喜ぼう。
お相手のトレーナーからも祝福を受けたところで今日の
で、実はその後にもちょっとしたトラブルがあったりした。到着後にポケモンたち全員を預けたのだが、今回捕まえたナゾノクサを加えて7体預けたことで、お金を取られるハメになってしまったのだ。ポケモンセンターは1人6体までは回復無料だが、7体目以降は1体につき手間賃が掛かるということになっているのを初めて知った。
公式戦で1試合で使用可能なポケモンは最大で6体だから、ほとんどの人が6体までしかポケモンを持たないというのは聞いたことがあるが、まさかポケセンまでそこに従っていたとは…
仕方がないので追加の手間賃を払い全員回復してもらったが、オーキド博士のところに送るポケモンを考えないといけないな。
なお、預かった試作品『きあいのハチガネ』の効果のほどについてだが…よく分からなかった。試行回数が足りないだけなのかもしれないが、ホントに効果あんのか、コレ?
その後、翌日、翌々日、さらにその翌日と
そして、この数日で態勢が整ったと判断した俺は、満を持して2個目のジムバッジ・オレンジバッジを手に入れるためにクチバジムへと挑むことを決定した。
クチバジム戦前の特訓回&サンドパン進化回&ナゾノクサゲット回でした。待望のみずタイプへの対抗手段が加入したぜひゃっほーい。なお、こおり技とエスパー技()
サンドの進化については当初、大会の決勝戦回で進化させようかとも考えていました。敗北濃厚の中、主人公の思いに応えたサンドがまさかの進化。一気に形成をひっくり返して華々しい逆転勝利!…みたいなドラマチックなことを考えていたんですが、脳内会議の末『普通に身の程を解らせとけ』ということに決まり、今回に持ち越しに…
次回はクチバジム戦…の予定なんですけど、どうしたもんですかね。前回の後書きにも書いたけど、相手はでんきタイプでこっちはサンドパンにヨーギラス、ナゾノクサ…と、正直バッジ2個目でのジム戦でこの面子なら余裕で突破出来そうなんですが…w
~手持ち紹介~
《ロコン》
・レベル:25
・性別:♀
・特性:もらいび
・ワザ:ひのこ
だましうち
あやしいひかり
ほのおのうず
おっとりとした性格。
LV20の時、グレンタウンで出会った。
昼寝をよくする。