「御苦労でした。戻って、ウツドン」
エリカさんが戦闘不能になったウツドンをボールに戻す。観客席は歓声…と言うよりも、僅かなどよめきに包まれている。行く先々で感じることだが、たかだか10歳そこいらの子供がジムリーダーのポケモンを倒して見せたことが、世間一般的にはやはり珍しいことなんだな。この周囲の反応見ると、それを肌で感じる。
「…ふぅ。おやりになりますわね、マサヒデさん」
「どうも」
エリカさんからお褒めの言葉を頂きました。やったね。美人さんに褒めてもらえると、やっぱり男なら内心嬉しいよな。
「子供だからと、少々侮っていたようですね。私のポケモンたちがここまで手玉に取られてしまうとは…私もまだまだです」
俺と戦った奴はみんなそう言うよ。まあ、知識だけならサカキさん凌駕するぐらい持ってる自信あるし。知識だけなら。
「ですが、ジムリーダーとして無様な戦いは出来ません。新しいくさタイプの強さ、貴方にも見せて差し上げましょう!行くのです、クサイハナ!」
「ハッナ~!」
エリカさんの2体目はクサイハナ。くさ・どく複合タイプで俺も持っているナゾノクサの進化系。ゲームではさらに進化させたラフレシアを切り札にしていたな。ウツドン・クサイハナと来て、3体目が何なのかは気になるところ。
それにしても、新しいくさタイプの強さ…ね。一体何をしてくるつもりなんだろうか。ただのブラフ?それとも…?
「まあ、こちらがやることは一緒か…ロコン、"あやしいひかり"!」
「コォンッ!」
先ほど同様、"あやしいひかり"で状態異常からの主導権奪取を狙う。再び不気味な発光体が複数ロコンの周りに発生し、ゆらゆらと不規則な動きでクサイハナへと向かっていく。
「させませんわ!クサイハナ、まずは"にほんばれ"!」
「ハッナ~!」
対するクサイハナの技は"にほんばれ"。その名の通り、天候を晴れ状態にする。俺のヨーギラスが使う"すなあらし"と同様、天候を操作する技の1つだ。
クサイハナが強い光を放つ球体を打ち上げると、天井付近でその輝きはさらに強さを増し、フィールド全体を煌々と照らす小さな太陽となる。
『天候:晴れ』状態の効果は、ほのおタイプの技の威力アップとみずタイプ技の威力ダウン。ロコン相手を考えるとマイナス要素しかないハズだが……いや、もしかしてこれは…
「ご存知かしら?くさタイプのポケモンは、天気が良いと普段より凶暴になるのですよ?そう、こんな快晴の時は特に!」
「…!」
あ、これはマズい。
「クサイハナ、"ソーラービーム"です!」
「ハァ~…ナ~~ッ!!」
「ロコン避け…ッ!」
「クォ…ッ!?」
『ドォォォンッ‼‼』
「ロコンーーッ‼」
エリカさんの動きから、その狙いはすぐに分かった。急いでロコンに回避の指示を出したが、"あやしいひかり"の操作に意識を取られていたか、一歩反応が遅れた。その一歩が、ロコンの明暗を分けた。クサイハナが放った極太の太陽光線はロコンを飲み込み、辺りを丸ごと薙ぎ払っていった。
「コォ…ン…」
砂煙が晴れた後に現れたのは、"ソーラービーム"の威力の高さを物語る一条の大きく抉れた跡が残るフィールド。そして、ロコンはその先で力なく倒れていた。
「ロコン戦闘不能!」
『ワアァァーーーー‼‼』
最初のほぼ一方的な試合から一変、強烈な一撃でロコンが一瞬の内に沈められたことで、観客席が今度は歓声に沸く。その歓声の中、ロコンに労いの言葉を掛けつつボールに戻して考える。
何となく感じた嫌な直感があっさり的中してしまった。さっきクサイハナが使ったくさタイプの大技"ソーラービーム"…高い威力を持つ技だが、その代償として本来は1ターンの溜めを必要とする。しかし、『天候:晴れ』状態だとその溜めが必要なくなり、普通の技と同様制約無しに乱射出来るようになる。
そして、決して素早いポケモンではないクサイハナが"にほんばれ"→"ソーラービーム"と、ロコンの"あやしいひかり"を受けるよりも先に素早く動けた理由…特性『ようりょくそ』だな。『天候:晴れ』の状態だと、この特性を持つポケモンはすばやさが2倍になる。
他にも『こうごうせい』などの一部自己回復技の回復量増大、『サンパワー』『リーフガード』といった特性を持つポケモンへの影響など、『天候:晴れ』状態にはそういった効果もある。正直特性絡みの戦略が来るとは思ってもみなかったが…あの発言を聞くに、エリカさんは特性の事を知っている可能性が…?
…いや、最新の研究結果とか、そういうものには主にサカキさんとその周辺経由でかなり早い段階で触れることが出来る環境にあるが、特性に関係する研究の成果が世に出たような情報はない。進みつつはあるようだけどな。状況としては現状が第2世代相当なのは間違いない。
思うに、特性ってのは条件さえ整えば勝手に効果を発揮するもの。そう考えると、それこそあの言葉の額面通り、偶然くさタイプのポケモンは晴れ状態だと活発になることに気付いたとか、漠然としたぐらいなものなのかも。
ここはいったん落ち着く局面だ。落ち着いて、考えを整理しよう。大きく深呼吸して、こういう時こそkoolに…じゃねぇ、coolになるんだ。
今の状況は天候が『晴れ』、フィールドは永続グラスフィールド状態。それにともない、クサイハナがメインウェポンとすばやさに恩恵を受け、常時リジェネが掛かっている。スピアーは別にして、ドガースはすばやさでクサイハナに抜かれたと考えるのが自然。
予定ではロコン・ドガースで行けるところまで行って、スピアーで残りを全抜きするつもりだったが…さて、どうしたものかな。1回は何とかなるにしても、上から"ねむりごな"を撃たれる可能性は高い。このままドガースでいくべきか、それとも安全策でスピアーから投入するか…
…いや、スピアーは切り札であり、最後の保険。2体残りからでも十分勝負出来る。ただ勝つだけならスピアーを投げれば問題ないだろう。
しかし、それじゃあいつまで経ってもスピアー頼りの状態からは抜け出したとは言えない。俺がよりトレーナーとしてステップアップ…と言うか、単純に強くなるためにも、『困った→じゃあスピアー』ってばかりじゃあ進歩がない。この状況でドガースがどこまでやれるかで、現時点での純粋な実力がある程度分かるってもの。
それに、確かに状況は良くないが、ドガースが何も出来ないワケじゃない。ここはドガースを、そしてスピアーを信じることにしよう。
「…よっし!任せた、ドガース!」
「ど~がぁ~」
ドガースをフィールドへ。いつもと変わらない何とも言えないにやりとした表情だが、どことなくちょっとだけやる気があるようにも見える。
「どくタイプのポケモンですか…ですが、今のクサイハナにはタイプの相性など些細なことです!クサイハナ、"ソーラービーム"!」
「ハッナ~!」
クサイハナの頭上に、眩い光を放つ太陽のエネルギーが集まっていく。
「ドガース、"くろいきり"!」
「ど~がぁ~」
こちらは煙幕代わりの"くろいきり"を指示。ドガースの身体にある多数の噴出口から、四方へ真っ黒な霧が噴射され広がっていく。
「凪ぎ払ってしまいなさい!クサイハナ!」
「ハァ~…ナ~~ッ!!」
が、フィールドが黒く染まるよりも早く、クサイハナは「そんな目眩ましなど関係無い」とばかりに"ソーラービーム"をブッ放す。光の奔流は"くろいきり"を切り裂き、霧散させ、その向こうにいたドガースを貫く。
『ドォォンッ‼』
強烈な太陽光がフィールドを抉り、直撃を受けたドガースが爆風に乗って俺の近くまで吹き飛ばされてくる。
「大丈夫か?」
「どがぁ~」
声を掛ければ、返ってきたのはいつも通りのドガースの返事。いくら"ソーラービーム"と言えど、効果今一つでは1、2発くらいですぐどうこうとはならないか。ロコンがワンパンされたのは、ウツドンに受けたダメージの蓄積もかなり効いてたんだろう。
正直レベルの差はそこまで感じない。と言うか、若干こっちが上な感じさえする。
さて、"くろいきり"によるドガース隠蔽工作は失敗。今後再挑戦しても、"ソーラービーム"でドガース諸共吹き飛ばされるのが関の山だろう。ならば攻撃あるのみだ。
「反撃だ!"ヘドロこうげき"!」
「ど~がぁ~!」
「躱して前進!」
「ハナ~!」
ドガースからヘドロの塊が吐き出されるが、クサイハナはやはり機敏にこれを回避。そのまま一気にドガースに向かって来る。
「"ねむりごな"ですわ!」
「ハッナ~!」
そら来た。タマムシジムの十八番、"ねむりごな"からのタコ殴り戦法だ。ねむり状態は怖いが、そこはカゴのみがあるから1回は大丈夫。安心出来る。
ただ、出来る限り、可能であればクサイハナ戦の中盤ぐらいまでは温存はしたいところ。だが、"ソーラービーム"で吹き飛ばされたせいで、回避するために下がれるスペースがもうない。
「ドガース、突っ込め!"ヘドロこうげき"だ!」
「どがぁ~」
よってこれ以上は他に打つ手なし。"ヘドロこうげき"を撃たせながら突撃させる。まあ、ふよふよとした緩い動きなので傍目にはとても突撃とは見えないが。
「追い詰められては打って出るしかないでしょう。ですが情け無用です!クサイハナ、やりなさい!」
「ハッナ~!」
突撃するドガースを見てか、クサイハナは急ブレーキで行き足を止めてからの"ねむりごな"。緑色の粉が辺り一帯に撒き散らされる。
「ドガース、今だ!」
ここで、持たせていたカゴのみを使わせる。正直な話、ドガースに木の実を持っておく場所無いだろ?って思ってたんだが、普通に口の中に入れてそのまま隠しておくという方法で、ドガースはカゴのみを持つことに成功していた。思いの外器用だよな。ポケモンって不思議。
「どがぁ~…どがぁ…」
"ねむりごな"を浴びるかどうかのタイミングで、ドガースはカゴのみを噛み砕く。今、ドガースは強烈なシブさを感じていることだろう。それこそ、眠気を宇宙の彼方まで吹き飛ばすようなえぐいシブさを。1度実際に食べたことがある身としては、あのシブさは人が食べるものではない…とだけは言っておきたい。余裕の
それはさておき、本来防御寄りのステータスなドガースでの短期決戦は望ましくないが、状況が許さない。
「頑張れドガース!"ヘドロこうげき"!」
「どがぁ!」
ドガースに檄を飛ばす。カゴのみのあまりのシブさに顔を歪めているが、その声に応えて眠りへと誘う粉が舞う中、ヘドロの塊を次々撃ち出していく。
「ハッナ…!?」
「クサイハナッ!?"ねむりごな"が効いてないの…!?」
"ねむりごな"をばら撒くことに全力を傾けていたことで、クサイハナは"ヘドロこうげき"の直撃をモロに受け、態勢を崩して仰け反る。
追い詰められて止む無く突っ込んで来たドガースが眠らなかった上、逆に攻撃を受けているという現状は、エリカさんには驚きだったらしい。まあ、一応何だかんだジムトレーナーの皆さんとのバトルではカゴのみは使うことなく勝ててたからなぁ…主にストライク無双のおかげで。ホント、何でリーダー戦でストライク外したんだろうね?我が事ながら、実に度し難い。
まあ、勝負ごとには選択ミスなんてよくあること。過ぎたことを気にしても仕方ない。大事なのは無い物ねだりではなく、今の手札で何がやれるかだ。
…え?『ならスピアーから入れば確実だっただろ』って?知らんなぁ。
ともかく、カゴのみは使ってしまった以上、ここで押し切れなければおそらく次はない。そんな内心の焦りが伝わったか、ドガースは"ヘドロこうげき"を撃ってなお前進を止めない。
「一気に押し返すぞ、ドガース!行けッ!」
「どがぁ~」
「ハナ…ッ」
"ヘドロこうげき"の連射を浴びて弾かれ、後退を余儀無くされるクサイハナ。
これでまず晴れ状態下での驚異的な機敏性を見せた足は止まった。あとはこの機を逃さず押し切るだけ…
「クサイハナ、そのまま下がって"ソーラービーム"ですッ!」
「ハッナ!」
…だったのだが、早々上手くいくはずもなく、弾かれた勢いを逆に利用して距離を取られ、再び高速チャージからの"ソーラービーム"がドガースを吹き飛ばす。こちらの攻勢も一瞬で挫かれてしまった。
照り付ける即席人工太陽の日差しの下、一旦仕切り直しだ。
「とにかく撃て、ドガース!"ヘドロこうげき"だ!」
「どがぁ~」
「攻撃ごと撃ち抜いて差し上げましょう!クサイハナ、"ソーラービーム"!」
「ハッナ~!」
一瞬の間を置いて俺とエリカさんの指示が飛び、毒の手榴弾と太陽光線が衝突し爆発。爆風と砂煙がフィールドを吹き抜ける。
一時的に視界を奪われた状況…これならいけるか?
「"くろいきり"!」
「どがぁ~」
こちらから相手を視認出来ないということは、相手からもこちらは視認出来ていないはず。1度は失敗した"くろいきり"による隠蔽工作を発動する。
砂煙の後を追うように、どす黒い霧がフィールドへと流れる。
「これは…!」
霧で霞んだら視界の向こう。後れ馳せながらエリカさんも気付いたようだが、すでに十分過ぎるぐらいに霧は広がった。ここまでいけば、例え"ソーラービーム"と言えど、一撃で消し去ることは出来ないだろう。
「吹き飛ばしてしまいなさい!"ソーラービーム"です!」
…と思ったが、無理矢理来るのか。極太の太陽光線は、さっきまでドガースがいた辺りを撃ち抜き、霧を真っ二つに大きく引き裂く。が、そこにドガースはいない。
「"ヘドロこうげき"!」
「どがぁ~」
「ハナッ…!」
切り裂かれても残った霧の中から、毒の塊が攻撃後の無防備なクサイハナを直撃。横から殴られたような形になったクサイハナが態勢を崩す。
「よっしゃ、その調子だ!撃て!撃て!」
「どがぁ~」
最高の形に持ち込めた。霧の中から姿を見せず撃ちまくるドガース。対するクサイハナは反撃しようにもドガースが見えないのか、一方的に撃たれるばかりだ。
「ッ…クサイハナ、何をしているのです!右の霧に"ソーラービーム"です!消し飛ばしなさいッ!」
「ハ、ハナァッ…!」
攻撃の合間を突いた"ソーラービーム"で、ドガース周りの霧が掻き消される。が、ロクに狙いを付ける余裕も無かったのか、攻撃そのものはドガースにカスりもしない。完全に苦し紛れの一撃だ。
さらに、ここで俺にとって幸運なことが起きる。
「…!日差しが…」
「時間切れ!?こんなところでっ…」
エリカさんにとっては泣きっ面にハチとでも言うべきことだが、フィールドの天井付近で煌々と輝いていた人工太陽の輝きが徐々に小さくなっていき、やがて何もなかったかのように消え去った。"にほんばれ"の効果が無くなったのだ。
いや、起こるべくして起こることではあるんだが、この状況でのタイムアップは大きい。
「ドガースッ!」
「どがぁ~」
太陽が失われたことで、明らかにこれまでの素早さと言うか、活力が感じられない鈍重な動きになったクサイハナ。撃ち込まれるヘドロの塊を躱し切る機動力はすでに失われた。
「"ソーラービーム"は…仕方ありませんわ、クサイハナ、"メガドレイン"ですッ!」
「ハ、ハナッ!」
加えて事実上のメインウェポン喪失。流石にこの状況で悠長に"ソーラービーム"を溜めている余裕などあるまい。となれば、それ以外の技で戦うしかない。そのクサイハナの現状での最大火力が"メガドレイン"。
被弾はもうこの際無視。元々の威力自体も大したことはないし、効果今一つでは回復量も微々たるものだろう。回復するよりも大きなダメージを与えればいい。こっちが倒されるよりも先に相手を倒せばいい。それだけのことだ。
「構うな!撃て、ドガースッ!」
「ど~がぁ~!」
「このままでは…クサイハナ!もう一度"ねむりごな"です!」
「ハナッ!」
…と思ったが、ここで2発目の"ねむりごな"…か。ドガースがクサイハナを削り切るか、逆に眠らされるのか、どっちが先か…
いや、この局面で一番ダメなパターンは、眠らされている間に再度"にほんばれ"を使われること。眠った時点でドガースの勝ち目は無くなる。その上、スピアーにも負担を掛けた上でもう1体抜かないといけないことにもなる。
こうなってしまえば是非もなし。ドガースでもジムリーダー相手に勝負出来ることは十分分かった。あくまでも勝ちに行くなら…ここはこうだ!
「ドガース、"じばく"ッ!」
「…どっがぁ~」
「っ…いけませんッ!クサイハナ!」
「ハナッ!?」
言うが早いか、ドガースへとエネルギー的なパワーが収束し始める。
エリカさんは慌ててクサイハナを下がらせようとするが、"ねむりごな"を放つ態勢を取りつつあったクサイハナにそれは難しい。
『ドオオォォォォォン!!!!』
そして、迸る閃光、フィールドを越え観客席まで吹き抜ける爆風、視界を奪うほどの砂煙を残して、ドガースは爆ぜた。
比較的至近距離で浴びる強烈な熱風に、腕で顔を保護して目を瞑る。
そのまま肌で感じる風が止むのを待ち目を開けると、そこにはニヤケ顔のままフィールドに墜ちたドガースと、プスプスと煙を上げながら倒れ伏すクサイハナの姿があった。
「…ク、クサイハナ、ドガース、両者戦闘不能ッ!」
少し間を置いて、審判からダブルノックアウトの宣告が下る。観客席からの歓声は無い。
「ドガース、お疲れさん」
「…クサイハナ、戻って下さい」
判定に従い、ドガースをボールへと戻す。直後にエリカさんもクサイハナを戻し、光線と爆弾の激しい撃ち合いが繰り広げられていたフィールドに、再び一時の静寂が訪れた。
さて、これで残るポケモンは互いに1体。ドガースで勝ち切れれば最高だったのだが、スピアーを無傷で残せたことを考えれば悪くない状況。まあ無難な試合運びだったと思う。
ここまで来れば、泣いても笑っても後はスピアーに全てを託すだけ。
「んじゃ、後は任せた!いけ、スピアーッ!」
「スピィィィッ!」
鋭い雄叫びを上げて、スピアーがフィールドに姿を現す。前回・前々回のジムリーダー戦ではろくな出番がなかったこともあってか、端から見ていてもヤル気が満ち満ちている。
しかし、こうなってくると気になるのが、エリカさんの3体目のポケモン。ゲームではクサイハナの進化系・ラフレシアを使っていたが、こっちではどうだろうか?
ウツドン→クサイハナと来ているから、別に出てきてもおかしくはない。が、ゲームよりもバッジが1つ少ない現状を考えると、違うポケモンが出てくる可能性もある。
…"にほんばれ"から繋がるコンボ使ってたし、案外クサイハナのもう1つの進化系・キレイハナとか来たりするのかな?"たいようのいし"って見つかってたっけ?
まあ、そうなったらそれはそれで美味しいけど(スピアー的に)。
…まあ、何が来ようとスピアーが貫くだけさ。さあ、お互い残すはラス1のみ。エース同士で
「…まだ、2体倒されただけ…ええ、そうです、まだ勝負は終わっておりません!これからです!行きなさい、ナッシー!」
「ナァッシー!」
…oh、そうか。ソイツが来るのか。
エリカ戦中盤戦。そして前回の後書きで『次はエリカ戦後半』と言ったな?あれは(ry
作者の表現力では8000字使って1体倒すのがやっとなのは分かっていたはずなのに、そこには一向に学ぶ気配のない作者の姿がありましたとさ。本当に申し訳ない。
さて、バトルの方ですが、溜め無しソラビやようりょくそ等、晴れ下のくさタイプの採り得る作戦をぶち込んでみました。くさタイプの専門家ならくさタイプに関することぐらいは先進的な知識とか持ってるんじゃなかろーか?という考えからです。そして、ここに来て作者的にも理解不能になってしまったストライク外し…まあ、それでも僕らのスピアーさんが何とかしてくれるハズ()
次こそエリカ戦決着です。次こそサイコキネシスが主人公を再び襲う…ハズ!