成り行き任せのポケモン世界   作:バックパサー

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第69話:霊峰を征する者(1)

 

 

 

 

 シロガネ山籠り修行、その1日目。夜明け前にチャンピオンロード前のポケモンセンターを出発した俺は、特段大きなトラブルもなく、設営を予定していたシロガネ山の麓に到着した。

 

 

「さあ、修行の前に腹ごしらえだ!」

 

 

育つ秘訣は、よく食べ、よく遊び、よく寝ること。一度は離れたこのシロガネ山の地に修行のため舞い戻った俺が、生活のための簡易拠点を設営し終えて次に行ったのが食事の準備だった。腹が減っては戦は出来ぬと言うし、ポケモンを育てるに当たって食事はとても重要だ。

 

この山籠もりの中で、その最初の一歩として行うことはすでに決めている。この食事を利用する形で、育成に関わるあの要素が原作通りなのかどうかを検証する。使用する物は、とある木の実。ホウエン地方からの輸入品として以前から時々売っていたのは見かけたが、いつの間にかまとまった数を安定的に入手出来るようになっていたとは驚きだ。時代が一歩ずつ着実に進んでいることを実感させられたネ。

 

ただ、あの仕様が俺の知る原作の通りであるのなら、俺は時代を一歩も二歩も先取りし、他のトレーナーたちに大きな差を作ることが出来る。加えてサカキさんの影響下にない状況で行えるのなら、これ以上望ましい環境もない。

 

何しろ、今ここには気にするべき周囲の目が存在しない。いくらサカキさんと言えど、流石にこんな場所にまで監視役を送ってくるようなことはあるまい。と言うことは、いくらでも好きなことが出来るということ。これまではサカキさんの目を気にして色々と自重していたことも、大手を振って実践出来るってワケだ。

 

 

 

 

 シロガネ山が人が生きるには如何に過酷な環境なのかは、これまで調査隊として活動してきたのでよく分かっている。それは同時に、ポケモントレーナーとして上へ行くためにはこれ以上ない環境だということでもある。この地で何の苦も無く戦える、生きていけるようになるということは、トレーナーとしての階段をまた一段昇れたということに他ならない。

 

今度こそサカキさんを追い越すためにも、この仕様がどうなっているのかだけは絶対に確認しておきたいし、出来るならレッドさんに先駆けて俺はこのシロガネ山を制するのだ。その第一歩として、まずは…

 

 

「さあ、食うぞ」

 

「スピッ!」

 

「ザロクのみ、ネコブのみ、タポルのみ、ロメのみ、ウブのみ、マトマのみ、それぞれ26個で合わせて156個だ!頑張っていこう!」

 

「…スピィッ!?」

 

 

目の前に積み上げられ、小さな山を形成している大量のソレを前に、力強く俺は宣言する。対して、傍らに控える我が相棒・スピアーは、最初はやる気満々だったのが、これ全部と聞いて「え、マジ?」とでも言わんばかりの狼狽え様。

 

しかし、これも強くなるためには必要なこと…スピアーには、是が非でもこの156個の木の実を完食してもらう。

 

 

「まずはザロクのみからいってみようか」

 

「ス、スピ……」

 

 

【ザロクのみ】…第三世代より登場した木の実の一種。その名のとおり柘榴(ざくろ)のような見た目をしている。味の方は…まあ、食べられない程ではないが、基本的にはポケモンの食べる物…といったところか。

 

実装当初はただポロックという、コンテスト用のアイテムの材料としての価値しかなかったが、後に2つの効果を得て重要な役割を持つことになった。

 

1つは食べた(使用した)ポケモンがトレーナーに懐く効果。主になつき度が進化条件になっているポケモンを進化させるために使用されることがある。しかし、自惚れかもしれないが、俺とスピアーの間に築き上げた絆は揺るぎないものと自負している。すでにカンスト状態のはずだから、意味を成さない。だから、重要なのは2つ目の効果の方。

 

それは、食べた(使用した)ポケモンのHPの基礎ポイントを10下げる、というもの。残る木の実は、基礎ポイントが下がるステータスが、こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさにそれぞれ変わっただけ。あと、味もそれぞれ違ったな。

 

この効果を聞けば、ポケモン対戦の沼に片足突っ込んだことがある人は、俺がやらんとしていることにピンと来たことだろう。

 

そう、俺が今やろうとしているのは努力値振り。ポケモン廃人への第一歩、底無しの大沼へと、今まさに片足を突っ込もうとしている。輸入品ということで多少値は張ったが、それに見合うだけのリターンは期待出来るはずだ。

 

そもそも、基礎ポイントとは何か?まずはそこから簡単に説明しよう。とうに御存知の諸兄にとっては聞き飽きた、見飽きた内容だろうが、お付き合い願いたい。

 

 

 

 ポケモンは相手を倒した時に経験値を得ているが、それとは別にステータスの成長に関わる経験値も得ており、この経験値のことをゲーム内では基礎ポイントと呼んでいるのである。もっとも、世に言うポケモン廃人と呼ばれる連中、もっと言うならポケモン対戦を多少でも齧ったことのある人の大部分は、基礎ポイントとは呼ばずに通称の【努力値】と呼んでいるが。

 

努力値はいわゆる三値の1つであり、そのポケモンに求める役割に合わせて努力値を振ることで、ステータスの調整を行うことが出来る。しかし、得られる努力値は倒したポケモンの種族ごとに決まっているため、何も考えずにただポケモンを倒していくだけだと、努力値は滅茶苦茶に振られてしまう。

 

ここで一度、スピアーの現在のステータスを見ていただこう。

 

・スピアー♂Lv64

 HP:186

 攻撃:174

 防御:70

 特攻:77

 特防:130

 素早:145

 

これが、今のスピアーの能力をポケモン図鑑の機能を利用して数値化した物だ。ここに来る前に、オーキド博士にパワーアップしてもらったおかげで、原作のようにポケモンの能力を数値化して知ることが出来るようになった。科学の力ってスゲー!

 

スピアーの正確な種族値は、こうげき90・すばやさ75以外は覚えてないし、個体値も不明なため正確なことは言えないが、これまでの俺たちの歩みから考えると、多少の偏りはあれど、恐らく全体的に満遍なく努力値が振られているはずだ。一般論として、基本的にポケモンは育てる能力は絞った方が良い、短所を補う育て方をするよりも長所を伸ばす方が良い、と言われる。満遍なく育てるやり方は得策ではないワケだ。

 

そこで役に立つのがこれらの木の実。努力値は1つのステータスに対して最大255までしか振ることが出来ない。つまり、対応する木の実を26個食べれば、そのステータスの努力値を0にしたと断言することが出来る。そして全ての木の実を食べ終えた日には、全ての努力値を完全にリセットされた、まっさらな状態のポケモンが出来上がるって寸法よ。原作通りなら。

 

そして、スピアーはその種族値の関係上、こうげきとすばやさに振り切る以外の選択肢がほぼ無いと言っていい。努力値振りの叩き台としてはこれ以上なく打ってつけの存在だった。

 

 

「ス、スピィ…」

 

「嫌でも絶対食ってもらうから。これも強くなるために必要なことだ」

 

「…スピ」

 

 

一歩も引く様子の無い俺に何か観念したような様子のスピアー。この山を前に些か気後れしているのか、鳴き声にはいつものキレが感じられない。それでも、意を決したように目の前に積み上がった木の実の山から1つを手に取り、ムシャリムシャリと食べ始める。

 

まあ、元がポケモンのお菓子の原材料。味は悪くないようで、スピアーもかなりのハイペースで食べ進めている。

 

しかし、15も食べれば流石に腹が膨れるのか、徐々に食べるペースもダウンしていく。

 

 

「ス、スピ、スピ!」

 

 

そして残り3つというところで、スピアーは「これ以上はもう無理だ!」とアピールするように、俺の方を見てブンブン頭を振る仕草を見せた。

 

努力値はさっき言ったように1つのステータスに255しか振れず、加えて全体合計で510までしか振ることが出来ないというボーダーも設定されているが、どのステータスにどれだけの努力値が振られているのかが分からない。残念ながら、いつ、どんなポケモンを倒したかまでは、俺も把握していない。生きるので精一杯だったし。

 

そうである以上、念を入れて全種類食べ切ってもらうしかないのだが…

 

 

「…………」

 

「…………」

 

 

こう、懇願するように見つめられると、流石に罪悪感が…しかも、何か目もうるんでないかい?おじさん、チワワが見つめてくる某貸金業者のCMを思い出したよ。

 

くっ…よくよく考えてみれば、スピアーの小柄な体躯で156個一気は無謀が過ぎるか。まあ、俺も「同じことをやれ」と言われたら、同じような反応をするだろうし。何ならスピアーよりも食えないかも…そう考えれば、この反応も仕方ない。

 

己の欲せざるところ人に施すことなかれ、ポケモン相手でもそこは同じこと…

 

 

「あー…うん、すまん。流石にキツイよな。一食につき一種類ずつ、頑張って食べ切っていこう」

 

「…スピ」

 

 

そうして、俺は折れた。スピアーとは今一度話し合い?の末に、1食につき1種類の木の実を26個、2日かけて156個を頑張って完食するということで、合意に達した。

 

まあ、別段急ぐものでもないからいいか。スピアーは全てを食べ終えるまで戦わせられないが、他の面子でも何とかなるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、山籠もりを開始して2日目。

 

 

「ス、スピィッ…」

 

この日の朝食で、スピアーは何とか全156個の各種木の実を平らげた。スポーツ選手が増量のために泣きながら食わされている、そんな感じで大変心苦しかったが、よくやってくれた。本当にお疲れさまとしか言いようがない。

 

…じっくり考えてみれば、そんな急がせる必要もなかったとは思うんだが、早く挑戦したい逸る気持ちを抑えられなかった。仕方ないネ。

 

兎にも角にも、その後に確認したスピアーのステータスがこちらになる。

 

 

・スピアー♂Lv64

 HP:173

 攻撃:154

 防御:63

 特攻:69

 特防:125

 素早:120

 

 

…うん、全体的に10~20程度能力が下がっているのが分かる。つまり、あの木の実たちは原作通りに効果を発揮してくれたということだ。まずは一安心。

 

次に、本当に努力値が下がり切ったのかを確認するため、翌3日目の朝食で各種もう何個かずつ食べてもらった。が、ステータスに変化はなかったので、無事に無地のキャンパスと化したスピアーが出来上がったと判断した。各種木の実はホウエン地方からの輸入品てことで、大量に買い込むことで少々躊躇するような金額が飛んで行ったけど、それに見合うだけの価値はあった。

 

後は、ここから努力値振り…具体的にはこうげき・すばやさが上がるポケモンを相手に戦っていくだけなんだが…シロガネ山近辺で出てくるポケモンでこの条件に当てはまるのは、リングマ・ギャロップ・アーボック・ドードリオ。夜ならゴルバット・ニューラ辺りもいるか。見事にスピアーで相手するにはタイプ相性的にキツイ連中が多い。

 

まあ、そこはスピアーの地力を信じると共に、他のメンバーでサポートもしながらやっていこう。レベル上げにもなるし。なお、各種ドーピングアイテムは未購入ですので悪しからず。トキワシティじゃまとまった数手に入らなかったんだよ…あと、木の実よりも遥かにお高いので…

 

 

 

 かくして、全ての準備と前提条件が整った。しかし、この日はスピアーの胃袋のことを考慮して休養とし、翌日の朝から早速動き出した。最初調査のために足を踏み入れた時に分かってはいたが、人の手が入っていない自然環境が色濃く残るシロガネ山周辺は、とにかく野生ポケモンとのエンカウント率がヤバい。少し歩けば、そこかしこで何らかの野生ポケモンに出くわすことが出来る。

 

 

「グルォォォーーーッ!」

 

 

…こんな風に。

 

現れたポケモンはリングマ。原作でも、シロガネ山の周辺ではよく出現していたポケモンだ。この世界でもここに生息している数が多いのか、調査隊の時からよく見かけていた。

 

ポニータやヒメグマといったポケモンは、俺の姿を見つけると逃げ出してしまい戦うのも一苦労だが、このリングマはこっちを見つけるとまず威嚇の後、攻めかかってくる。熊に襲われるこの構図、正直怖いが攻撃の努力値を稼ぎたい身としてはありがたくもあり、多少複雑な思いをしている。

 

 

「スピアー、どくづき!」

「スピィーッ!」

 

「グルァ…ッ」

 

 

激しい戦闘の末に、スピアーの毒槍に貫かれたリングマの茶色い巨体が、音を立てて大地に沈む。やはり、余程高レベルの個体に出会わない限り、そして俺自身の油断・慢心が無い限りは、すでに十分戦えるレベル帯に達している。

 

まあ、今日までの所で古株のサンドパンはモチロンのこと、加えてサナギラス・ラフレシアの主力メンバーは普通に戦えていたからな。特段思うところはない。

 

 

「ついでだ、いけ!」

 

 

倒したついでに、モンスターボールも放り投げる。調査隊にいる時は自由にポケモン捕まえることが出来なかったからいい機会だ。

 

倒れた後、再び立ち上がって逃げようと背を向けたリングマにモンスターボールがHIT。閉じ込めたボールが地に落ちてから3度、4度と揺れ、『カチッ』という音を最後に動かなくなる。リングマGETだぜ、っと。

 

 

「…よし。よくやった、スピアー!この調子で次々行こう!」

 

「スピィ!」

 

 

ボールを拾い上げた俺は、スピアーと一緒に次なる獲物を探して歩き出す。

 

 

 

…そう言えば、ポケモンを捕まえた場合の努力値ってどうなるんだ?捕まえても経験値が入るようになったのは最近の作品からだし…まあ、普通に考えれば捕まえるまでも戦ってるワケだし、入ってる方が自然ではあるか。それに、念のため全て振り終わってから+αで倒せば問題ないだろ。

 

 

 

 こうして、努力値振りに本格的に動き出して、陽が落ちるまで野生ポケモンとの戦いに挑んだ1日。最終的な戦果はリングマ×13、ドードリオ×3、アーボック×10、アーボ×5、ギャロップ×5、ヘラクロス×1で計37体。全部で攻撃59、素早さ10の努力値を稼いだ…はず。

 

そして、スピアーの現在の能力がこれ。

 

・スピアー♂Lv64

 HP:173

 攻撃:163

 防御:63

 特攻:69

 特防:125

 素早:122

 

こうげき・すばやさのステータスに変化があったことを確認。問題なく努力値振りは行えているものと判断する。俺のやったことは無駄にならずに済みそうで、確かな手応えを感じると共に胸を撫で下ろした。

 

実際にやってみた感想としては、元々シロガネ山の野生ポケモン相手でも十分やれるのは分かっていたが、時々連戦や群れバトルのような状況となる時があり、それに完全に1人で対処しないといけない分、色々と考えないといけない部分はあった。スピアー込みで常に2~3体は展開させておくと安心安全だろう。

 

あと、普段はあまり意識しないが、PPの減りも無視出来ない。スピアーはまだマシだが、他のメンバーのメインウェポンはかなりギリギリ。ポケセンもないため、短時間で十分な回復が出来ないのが痛い。こういう事態も見越して、ヒメリのみもある程度は用意してあるが、どこまで持つか…。キズぐすりや状態異常を治す系のアイテムも同様で、ここらへんか食料の備蓄の底が見え次第、一時帰宅が必要になると思う。

 

出現するポケモンで一番厄介なのはアーボック。威嚇で攻撃を下げて来るし、"へびにらみ"で麻痺させてくるし、"かみつく"で怯ませてくるしで、スピアーで相手は中々に厳しいものがあった。

 

逆にギャロップやドードリオはサンドパン・サナギラスに任せればいいので楽だ。ただ、こっちを見つけると逃げる個体がそこそこいるので、そっちの方が問題かもしれない。時々見かける進化前のポケモンも同様に、こちらを見ると逃げていくことが多いので、相対的に倒した数も少ない。

 

あと、ヘラクロスは「お前おったんかい」っていう感じだ。アーボックを倒した時に、ぶっ飛ばして叩き付けた木から落ちて来たもんだからびっくりした。そういや"ずつき"のシステムもあったなぁ…って思い出して、ちょっと懐かしくも思った。コイツに関しては何とか確保したので、後々戦力に加える予定を立てている。

 

それと、当然の話ではあるが、これに加えてドンファン、モンジャラ等、ターゲットではないポケモンとの遭遇も何度もあった。モンジャラについては足も遅いし好戦的ではないしで何とかなるんだが、ドンファンについては向かってくるので、こいつも10体ぐらい撃退した。全部対応してくれたラフレシア様々だわ。だが、負担が大きいとは思っている。対策が必要だ。

 

この調子なら、一週間あればこうげきの努力値はほぼ振り切れるんじゃないだろうか?あとはすばやさがどうかってところだな。これでスピアーの努力値を振り終わったら、他のメンバーも順番に努力値を振り直していきたいね。

 

ただ、こうげきとぼうぎょ、すばやさは良いとして、HP・とくこう・とくぼうは、上げられるポケモンシロガネ山周辺にいたっけな…

 

…確か、ヌオーがHPだったか?それと、とくこうはゴルダックがいるな。どっちも水辺のポケモンだから、ラフレシアでいけそうだ。また、ラフレシアの負担がデカくなるな。

 

そして、とくぼうは…ああ、ムウマがいたか。ただ、効率的には…うーん、ってところだな。とくぼう上げるんだったら、海でメノクラゲ・ドククラゲを狙った方がいいだろうね。

 

 

 

 

 何にせよ、今日の成果は今後に向けての大きな一歩。無事完遂出来れば、今のトップトレーナーと比較しても遜色無い…いや、それすらも上回る強力無比なパーティが完成していることだろう。

 

その暁には、今度こそサカキさんから、どこからどう見ても文句の付けようのない勝利を掴み取るのだ。

 

そして、その勝利を手に俺は真の自由を手に入れる。手に入れて…

 

 

……

 

………

 

 

…そうか、そろそろ今後どうするか、本格的に考えないとだよな。このままカントー地方に留まって原作の時間軸を迎えるのか、それとも他の地方へ行くのか…

 

今後ロケット団、曳いてはサカキさんがあれこれ事件を起こすことを考えると、レッドさんの活躍は見れなくなるけど、関わらないために他所へ行くのが一番安全な気はするよなぁ。

 

で、出ていくなら何処が良いだろう?陸続きのお隣・ジョウト…は近過ぎるので除外するとして、ホウエン・シンオウのどっちかだろうか?イッシュやカロスも良いが、確か時間軸的に原作は初代からは結構後の時代っぽいんだよな…いっそ、バカンスついでにアローラまで行ってみるか?

 

…ま、特訓ついでにのんびり考えるとしますかねー。何だかんだ、原作まではまだまだ時間あるし。

 

 

 

 今日1日の進捗に確かな手応えを感じると同時に、今後の行くべき道に思いを馳せながら、シロガネ山籠りの4日目は過ぎていった。

 

ここまでの経過は順調そのもので、全て俺の思うがままという感じ。このまま何事も無く…といけばいいのだが、相手は自然であり生き物。何から何までこちらの思い通りに動いてくれるようなことはない。一時の油断、僅かな慢心が、大きな失敗に繋がる可能性だって十分にあり得る。

 

常在戦場。いつ、どんなことが起こってもいいように、心構えだけはしっかりしておきたい。ここを乗り越えれば俺は、俺たちはもっと強くなれる。頑張っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、山籠もり開始から12日目。とうとう俺は、最初のトラブルに見舞われることになった。

 

…まあ、そのトラブルの根源が何から何まで身内によるものになるとは思わなかったが。

 

 

 

 




 主人公強化月間1話目。ついにこの主人公、廃人への第一歩である努力値振りに手を出し始めた模様です。あとは個体値厳選、性格厳選、或いはハーブと王冠集めを始めたらほぼ完全体ですね。個体値厳選は捕獲が基本なので、ゲームと違って苦行でしょうけど。
なお、このスピアーの個体値は【25-31-24-10-28-31】の2Vとなっております。うーん、この御都合主義的高個体値。でもまあ、エースで相棒だし、仕方ないネ。

次回は山籠もり中のトラブル対処と称して、そろそろ回収しとくべきアイツのフラグを何とかします。

レッドがオーキド博士から貰ったポケモンは?

  • フシギダネ
  • ゼニガメ
  • ヒトカゲ
  • ピカチュウ
  • イーブイ
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