早坂 愛は恋をしたい   作:現魅 永純

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 こんにち殺法!
 どうもお久しぶりです。

 今話はちょっとお知らせ的な前書きとなります。本当はリアル事情とかは前書きと言えど作品で書くわけにはいかないんですが、今回ばかりは作品にも影響を来す為にご報告させて頂きます。
 えーと、実は私、一ヶ月前に不注意によって利き手を骨折してしまいました。といっても手の細かい骨がちょっとパキッとなってズレて内出血してるだけなので、痛みは当初程でもなく、普通にしてる分には問題ありません。ただ長時間の執筆をしていると痛み始める為、他作品含めて更新ペースは更に落ちると思われます。
 少なくとも後一ヶ月程はギプスを付けなくてはならないので、その辺りのご了承をお願い出来ればと申し上げます。……左手にも慣れてきたので執筆も出来なくは無いんですが、非常に誤字脱字が多くなってしまうので。
 という報告でした。


 さて、本日は本編13話『踏み出す勇気はない』のほぼかぐや様視点となります。
 文字数は6900文字。ではどうぞ!



かぐや様は問い掛けたい

 

 

 

 『俺は早坂 愛が好きだ』

 最初にその文を見た時は、咄嗟に周りを見渡した。普段から共に過ごす、姉妹の様な存在を好きだと告白するメール。てっきり送り間違いかと思ったが、早坂はスマホだ。ラインでやり取りできるにも関わらずメールで送る理由など、意図的に私───四宮 かぐやへと送って来たとしか思えない。

 幸いにも今は就寝前にも関わらず頭は冴えている。……いや、追い詰められてるが故の覚醒状態だ。不幸にも、と言うべきか。人が一日の間で出せる最盛時たる起床後の数時間に比べれば脳の回転は三割減していると思われるが、それでも常人と比べれば遥かに優る頭脳だ。それ故に意図を理解できた。

 

 広瀬君は恐らく、私の現状を知っている。もちろん想い人の主人だからこその報告という可能性もあり得るだろう。寧ろそちらの可能性の方が高いとも言える。

 だがその可能性は、次に送られてきたメールで切り捨てられた。

 

『好きな人の為なら何でも、なんてのは言い過ぎだけど……出来る限りの事はしたいって思う。四宮は、雁庵さんと真正面から話す気はあるか?』

 

 同時に、全身が硬直する。父との対話? 話し合いも、笑顔も、背中を向けての「おやすみ」も、褒め言葉さえ、一度たりとてやる素振りも見せなかった父と、真正面から?

 なぜ、どうして───疑問の言葉だけが私の頭を駆け巡る。脳が疲れた。早く眠らせて欲しい。ズキリと痛む。私は四宮家の令嬢、やりたくない事も出来なければならない人間だ。でもやりたい事だって当然ある。なのに友人とのショッピングは突然の用事で止められ、楽しみにしていた会長達との花火大会さえも止められた。

 だからもうやめて欲しい。もし、父が私の事を想ってくれているなら───そんな期待を持たせるのは。期待を抱かせ、砕くのは、もうやめて。

 

 音が鳴る。またもメールが送られてきた音だ。まだ一度も返事をしていない。恐らく寝ている可能性を考慮しており、今すぐ返事をもらうつもりでもないのだろう。一度で送ればいいのにと思わざるを得ない。いや、彼の事だ。幾度かのタイミングに分ける事で、敢えて疑問を抱かせ余裕を持たせているのかもしれない。

 一人で何でも出来る。故にこそ人の気持ちが分からなかった私に、支えてくれる人がいると認識させてくれるメール。心配する様なメールを送れば逆に罪悪感を募らせると分かっているからこそ、ただ淡々と要件を伝えてくれる。

 

 ……ああ、こういう余計な思考をするから私はダメなのだろう。他人が汲んで欲しくない気遣いにまで答えを見出してしまうから、私は自滅する様に罪悪感を募らせてしまうのだ。

 申し訳なさを感じ、徐々に細まっていく目で送られてきたメールを見た時───両の目が大きく開く。

 

『というか話すのはもう確実なんだけどな』

 

 続きはある。だが私の意見など知らんとばかりに書かれたその文に目を奪われる。やがて落ち着くと、続きの文章に目を移した。

 

『それを良きと捉えるか、若しくは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()は四宮に任せる。俺から言えるのは、ただ自分がしたい事をやれってだけだ。自分本意に動いて怒られるのも、子供の特権だぞ?』

 

 まあ犯罪にまで手を染めるのは、大人子供関係なくただの愚者だけどな、と。メール上には載ってないのに、彼ならそう言うだろうという確信が彼の声を以て幻聴を施す。

 四宮はぎゅっと唇を噛みしめ、素早く携帯をタップする。完成した『どうやってお父様を?』という簡易的なメールを送れば、二分後には返事が返ってくる。

 

『説教した』

 

 文の初めだけ確認し、頭を押さえながらクラリとベッドに倒れこむ。あのお父様に説教など、海に沈められても可笑しくない筈だ。少なくとも昔の私ならばそうしている。

 そう、昔の私なら……そう思考が及んだ時、ハッとするように会長達の顔を思い浮かべた。あの人たちだって、何も他人の為だけに動く人物ではあるまい。自分の為に動き、結果として他人の為となるパターンは幾つもあった筈だ。

 そう考えると、一息の呆れで済ませようとした私がとても恥ずかしい。寝っ転がりながらの体勢で、携帯に書かれた続きを読み進める。

 

『早坂の本音を聞いて動いて、雁庵さんを()()怒りが湧いた。動機としては早坂の為だけど、雁庵さんへの説教は誰よりも俺の為だ』

 

 見返りも無く、自分を犠牲にする人間は居ない。もし居るならば、きっと自分は相容れる事は無いだろう。かつての自分はそう言った。でも自分を変えてくれる人間が───私の気になる人が、そういった人種である事に間違いはない。

 相容れない筈の存在に惹かれつつある理由は何故か? その答えを今、目にした。

 

 私がそういった人種を相容れないと確信していたのは、確証も理由もない事で他人を救う事なんて信頼する事が出来ないと思っていたからだ。リスクとリターンはかなり重要なもので、それが釣り合わない限りは身を汚す理由が見つからない。

 でも、そう。きっと会長は、自分の感情の為に動いたのかもしれない。それがどういった意図であれ、自分の欲求に従ったが故の行動で、だからこそ目に見える見返りが無かろうと動いているのだろう。他ならない会長からすれば、欲求を成し遂げたというリターンを得ているのだから。

 

 ならば。ならば私も、自分の欲に従っても良いのだろうか? 四宮としての信念では無く、四宮 ()()()としての欲に従っても。他人の為になるという確証は無いが、元々は実益として目に見える自分の為に動いていたのが私だ。それが感情的利益となるだけで、大して変わるまい。

 期待はしよう。でも高望みはしない。お父様が実際に私の事をどう思っているかは、この際関係がないから。気にかけていなかったのならショックはある、でも今まで通りを振り払える決心が出来るだろう。

 

『お父様と話します。予想外の期待もあるのではないかと思いつつ』

 

 

 

♢♦︎♢

 

 

 

 早坂の肩に頭を乗せる。

 問い掛け、語る私に困惑する彼女を見て、ほんの少しの苦笑。多くを語れば広瀬君の気持ちを勝手に伝えてしまう事になるから、勘付かれない様に言葉を述べる。

 

 

「ああ、酷く会いたい。この人の為となりたい。情けない姿は見せられない。幻滅などされたく無い。期待には応えたい」

「それ、は……」

「ええ。相手への想い」

 

 

 もしかしたら今も、会長は私の事を思っているのかもしれない。自意識過剰かもしれないが、私を気に掛けて動いてくれた実績があるから、少なくとも意識が私へと向いてるのは事実だろう。

 そう、何度も私の為に動いてくれた過去がある。アレは私を振り向かせたいが為? ならば、今度は私が振り向かせたい。会長を思う私の為に動きたい。

 

 

「そんな何重にも重なった想いを恋だと言うのなら……」

 

 

 潔く認めよう。まだ心の内を曝け出す事は無いだろうが、心で思うくらいは良いだろう。私は会長が好き。恋心を抱いている。だからこそ今日は行動に移しているのだ。

 広瀬君は早坂を想い、私は会長を想い動く。だから問い掛けてみたい。そんな恋を抱いた時、この子はどうするのかと。

 

 

「もしそれを抱いた時、貴方は───」

 

 

 なりふり構わず突っ走るだろうか。何としてでも手に入れてやりたいと足掻くだろうか。相手の為に、早坂はどんな恋をするのだろう。

 そんな問い掛けは、ノック音によって遮られた。ああ、来たのだろう。問い掛けへの返答が聞けなくなるのは残念だが、思考は非常に落ち着いている。でも身体は別だ。心臓が高鳴り、全身が震えそうになる。借りた肩の上で目を瞑り数秒、お父様の声を耳に通し、やがて立ち上がって許可を出す。

 

 何も伝えていないから、早坂は驚いたかしら? 申し訳ない気持ちが募る。でもメンタルケアは彼に任せよう。使用人が雁庵様でも私でも無い場所に向ける視線が、彼の存在を示している。今は、今だけは、私の思うがままにさせて欲しい。

 

 

「あのっ、お父様───」

 

 

 言いたい事は決まってる。でもこの場に立って今、改めて緊張が心臓を締め付けた。

 

 

「かぐや」

 

 

 初めて呼ばれる名前。頭が真っ白になる程の焦りと、心臓が止まったと錯覚する様な静寂感が押し寄せる。上から下への重力が増したが如く視線は下に向いていた。

 小さく息を飲む。ゆっくり、ゆっくりと顔を上げ、今初めてお父様の顔を真正面から見る。

 

 

「お前は……生徒会の皆と、花火を観に行きたいのだな?」

「……はい」

「そうか……」

 

 

 事情を知っている。きっと広瀬君が先に話していたのだろう。ただ私がやりたい事を伝えるだけの行為は許されない様だ。

 

 

「私は止めなどせんよ。行きたいならば行けば良い」

「雁庵様っ!?」

「お父、様……───」

 

 

 ……ああ、やはり私の事はどうでもいいのだろうか。止めて欲しかったわけでは無い。ただ少しでも会話が出来れば、ぎこちないながらも家族ごっこを始められるのでは無いかと、期待しただけだ。結果としては「ただ勝手にしろ」という言葉のみ。

 こんな落胆を見せる訳にはいかない。いかないのに……ポーカーフェイスが上手くいかない。洩れ出る声が落胆を示してしまう。

 

 早坂の手が私の肩に触れた。敵対心を剥き出せば彼女だって四宮家から除外されるかもしれないのに、何処まで優しい子なのだろうか。

 お父様から小さな言葉が紡がれる。早坂だけに聴こえる声量? それとも独り言? 私の耳では聴き取れない。だがその答えは、差し掛かる影が無くなり───そして更に近付いた気配によって、表れた。

 

 

「……何と言えばいいか、親として未熟な私には分からないが。大きくなったな、かぐや」

 

 

 ──────。

 理解が及ぶ。先程の「行きたいならば行けば良い」という言葉は、「勝手に行け」などという意味ではなかった。放任では無く、ただ自由にして良いという言葉。ただ親としての行動などをした事がないから、親として伝えられる言葉が思いつかなかったが故。

 自分のやり方しか知らない。それは私もお父様も同じで、だからこそ新しいやり方を手探りで試している。

 私の頭に触れた大きな手。ぎこちなく、だが暖かい手が、それを教えてくれた。

 

 呆然とする様に目を見開き、でも意味を理解して口元が綻ぶ。

 

 

「さあ、友達を待たせているのだろう。行って来なさい」

「はい───行ってきます、お父様っ!」

 

 

 既に花火大会は始まってる時間だろう。花火自体の打ち上げがまだにしても、夏祭りという名目では昼辺りから既に盛り上がってる筈だ。

 集合時間は18時。ともすれば会長達は困ってるかもしれない。時間が過ぎても連絡は来ないし、私自体が来ていないのだから。だから急がなければ。お父様と対面するからと私服で居たが、着替える時間はもうない。だが急ぐという点ならば動きやすい服装の方が都合が良いだろう。

 

 早歩きで扉を開き、玄関へと足を向ける。その方向に視線が向くと、扉の横で壁に背中をつける広瀬君の姿が目に入った。

 

 

「……一応お礼は言っておくわ」

「四宮からの礼は要らない。早坂のお願いと、俺の為に動いたに過ぎないからな」

「私の為じゃ無くても、私の為にもなったのだから。お礼くらいは言わせなさい。貴方の考えは分かってるから、物理的利益じゃ無く感情として」

「……」

 

 

 彼のその瞳に映る光景を見る事はできない。けど広瀬君は数秒私を見つめて理解する仕草を取り、苦笑した。

 

 

「合わせるのが上手いな、四宮。そういう事なら」

「……あ、こんな話をしてる場合じゃ無いわ! 全く余計な時間を取らせてくれるわね!」

「えー、俺の責任かこれ?」

()()()の事を引き寄せた張本人なのだから、その責任は取りなさい」

 

 

 全く、と。私はビシッと人差し指を指した後、即座に外へと向かう。

 

 

「……()()()()()()()って素直に言えば良いのに」

 

 

 何も聞こえない。何も答えない。聞こえなかった振りをして、気付かない振りをするのが、この場で最も良い選択だと分かっているから。

 

 

 

♢♦︎♢

 

 

 

 花火の音が鳴り響く。頭上に微かな色が散り、視界の端で儚く消えていく。

 鼓動が煩い。吐息が熱い。全力で走っている事がよく分かる。四宮は一旦立ち止まり、呼吸を整え再び走り出す。

 

 既に集合時間は大幅に過ぎている。場所取りをしていたらしいから其処に行けば会えるかもしれないが、最悪を想定しておこう。初期時点から場所が変わっている可能性はあり得るし、何なら遅刻メールも欠席メールも送ってない現状では私を探してる可能性もある。

 人混みの上にガラケーでは電波が通りにくい。連絡は出来ないと考えた方がいいだろう。もし手分けして探しているのなら、三人の内の誰かと会わない限りは集合が出来ないと考えた方がいい。

 

 会場はそれなりに広いし、ある程度集合場所の把握ができていてもこの人の多さでは視界に入らないかもしれない。その上で探されてでもしたら……生徒会組で花火を見るという願いが叶わないかもしれない。

 だから考える。闇雲に探すだけでは無く、白銀達ならばどのルートを探すのかを。

 

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

 

 一人で観る事は簡単だ。会場に着くだけでいい。時間的にはまだ余裕がある。でも白銀達と観なければ意味が無いのだ。だから必死に頭をフル回転させる。

 

 

「藤原さんなら集合場所の近くを探す筈……石上君なら見渡しが良いところで探す筈……」

 

 

 それならば花火が終わる前には見つかるだろう。見つけてくれるだろう。

 

 

「でも私はっ、綺麗な光景を長く皆で観ていたい───っ」

 

 

 ───子供の頃から憧れた大きな花火を、初めて友達と見る光景。一瞬見るだけでもきっと掛け替えの無い思い出になると思う。それでも()()()()()()()を与えられて、たった一瞬だけという期待では満足が出来なくなった。もっと欲張りたい。大きな花火を、長く皆とこの目に焼き付けたいと。

 神様が叶えなくても、この足で叶えたい。

 

 そう思っているのは四宮だけか? 否である。生徒会の皆が『四宮 かぐや』という存在と共に花火を観たいと思っているのだ。

 そして必然、白銀は人一倍その想いが強い。

 

 

「───俺ならば、四宮の思考をトレースして四宮が来るであろう道を予測する」

 

 

 キキッと、急激に止まる音。自転車ありきとは言え、かなりの速度で走ったのだと推測できる。汗が僅かに流れていた。

 藤原と石上の行動に推測を立てていた四宮だが、白銀の読みだけは分からなかった。何せ藤原と石上は性格と行動が単純だから分かり易かったが、白銀だけは自分と同格の頭脳を有しており、性格も完全に理解してる訳じゃ無い。時々“虚勢”に似た何かを感じるからだ。

 

 その答え合わせをするかの様に、白銀は自分の考えと行動を紡ぐ。

 

 

「四宮の考えを読んで四宮を探せゲーム、かなり簡単だったよ」

「ど、どうして」

「……四宮が約束をすっぽかす様な性格じゃ無いのは、よく知っている。それは先日の藤原とのお出かけの時に聞いたからな。だから遅刻のメールも欠席のメールも送らなかったのは、メッセを送れる状況になかったということ。つまり人混み、外に出ており、急いでいる状況だ。そうなれば四宮は最短距離を目指す。普通は通らない壁越えの道とかな。四宮の身体能力を考えて行ける道となれば───まあかなり絞れるさ」

 

 

 つまり本来通らない道、自転車では通れない道だ。そうなると白銀は、四宮の足の速さや体力を考慮した上で、最短に出会えるタイミングを見極めたという事になる。

 体力という不確定要素に加え、走るという行動に於ける一定速度などの数値的に表すのはなかなか難しいモノを全て計算し切ったと言う。白銀は簡単だと言ったが、どれだけ詳しくてもそんなのを割り出すのは人間業じゃ無い。

 

 でも、ああ───やはりこの人は、私の期待を容易く超えてくれる。時間までに見つかるどころか、最短で見つけてくれて最高の猶予を与えてくれる。期待した上で、期待した事以上の結果を出そうとしてくれた。

 自分を見つけ出す為だけに、これほど頑張ってくれる。惹かれない訳が無いだろう。

 

 一際大きな音が鳴り響く。地底から響き渡る様な、大きな音。空を見上げれば、大きな花火が良く見える。

 

 

「おお……隠れスポットってヤツだな。来年はここで観てみるのも良いか」

 

 

 隠れスポットで、人影はなく、たった二人だけの場所で観る大きな花火。生徒会の皆と観る花火を想像していたが、こうして気になる人と二人だけで観る花火というのも、また期待以上の嬉しさを感じてしまう。

 白銀は必死となっていたから考えは及んでいないが、四宮はそんな状況に微かな笑顔を浮かべていた。

 

 

「よし、乗れ四宮。隠し道と言っても、流石に自転車の方が早いだろう。落ちない様にしっかり捕まってろよ」

「……ええ、分かりました。会長」

「ん、なんだ?」

「ありがとうございます」

「……ああ、どういたしまして」

 

 

 何故会長が自分の為にここまでしてくれるのか、其処まで考えてくれるのかを問い掛けたい。じぶんの事が好きなのではないか、そんな気持ちの確証を得たい。

 でも白銀は、ただ四宮の「生徒会の皆と花火を観たい」というのを叶えようとしているのだ。ならばその気持ちを裏切ってまでこの願いを口に出す訳にはいかないだろう。

 

 だから四宮は、問い掛けたい気持ちを抑えて、ただお礼だけを口にした。

 

 

 

 

 





https://mobile.twitter.com/fateness_611/status/1258571325100011520
 早坂欲張りセットの追加です。単行本ではなく原作でのネタバレを含みますので、挿絵ではなくTwitterでのURLにしました。閲覧は自己責任でお願いします。
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