上里夜空は勇者になり、魔道士でもある!   作:水甲

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というわけで始まりました。続編!

今回の物語としては基本的に勇者の章となっています。またなのはたちはvividでの時系列になっています


01 終わりから始まり

アスクとの戦いから数ヶ月後の事、僕らは大きな戦いを終わらせたのだが……

 

「やっぱりか……」

 

眼の前に広がるのは炎に包まれた世界だった。

 

「やはり世界は炎に包まれましたね」

 

「まぁ変えられなかったっていうことだな」

 

「北と南の勇者たちが手伝ってくれたのにな……」

 

「だけどこれが始まりかもしれないな……」

 

僕、若葉、ひなたの三人で目の前の世界を見つめながらそうつぶやくしかなかった。

 

アスクとの戦いが終わり、元の場所に戻ったあと、バーテックスの大規模侵攻がまた起こると巫女であるひなたと水都の二人に神託が下った。

元の土地に戻れないでいた雪花や棗の二人に、桜と共に戦いが始まったのだが……

 

僕らが戦っている間に天の神は世界を破壊した。夜空から聞かされていたけど……

 

 

 

 

丸亀城に戻った僕らはみんなに外の事を話した。

 

「やっぱり……」

 

千景は話を聞かされ、落ち込む。守れたものがあったかもしれないけど……

 

「でも、変に歴史を変えたりしたら、未来の奴らにも影響が出ちまうんだろ」

 

「でも何とかできたのなら、赤嶺さんや樹ちゃんたちに起こる悲劇だって……」

 

珠子と杏の二人がそう言うが、僕としてはちょっと考えが違う

 

「空、君の考えは……運命は変えられない。変えることができない運命だからだね」

 

「桜、お前の言うとおりだよ」

 

今回の一件に関して、僕らは事前にこうなることを知っていた。だけどどう頑張っても運命は変えることができなかった。

 

多分だけど僕らが全部知っていても変えられる運命は限られたことしかなかったのかもしれない。例えば……死ぬはずの運命を変えたりとか……

 

「まぁとりあえず一旦戦いは終わりみたいだからな……これからはそれぞれ……未来に何を託すか考えよう」

 

僕はみんなにそう指示を出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、落ち込んでたね」

 

「あぁ」

 

友奈と一緒に近くを散歩していた。今の僕らに出来ることはこれ以上なかった。あるとしたら、未来に何を託すかだ

 

「そういえばなのはちゃんたちは元気かな?」

 

「また時間がずれて……今度は四年後になっていたけど……アリシア曰くこれ以上はずれたりしないらしい」

 

「それじゃヴィヴィオちゃんも10歳位だよね」

 

「また今度、遊びに行くか。いろいろと報告をしたいし……」

 

それにもしかしたら夜空たちに会えるかもしれないしな

 

「結城ちゃんたちがいる未来にはいけないって、ちょっと寂しいね」

 

「僕の持つ鍵はなのはたちの世界にしか行けないからな……夜空の持っている鍵もそうだし……」

 

まぁあいつらも頑張ってるだろうし、僕たちが手伝うほどじゃないよな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そっか、未来は変えられなかったんだね』

 

その日の夜、部屋でなのはと連絡をとっていた。

 

「あぁこれからは未来に何を託すかって話し合いになってる」

 

なのはにはこれまで起きたことを全部話しておいた。なのはなりに気にかけたりもしてくれていたけど……

 

『それでいいかもしれないね。空さんたちのおかげで、夜空さんたちが頑張っていけると思うよ』

 

「だな」

 

『あ~空お兄さんだぁ~』

 

『空~久しぶり~』

 

通信映像にヴィヴィオとアリシアの二人が写り込んできた。この二人もそれなりに成長したけど……アリシア、お前、一応年齢的にはフェイトの2つ上くらいなんだぞ……

 

『千景姉と桜さん、すっごくイチャイチャしてるね~』

 

「誰が言ってるんだ?」

 

『たまに千景姉から相談受けてるからね。何となく察しが付くからね』

 

「というかそっちはどうなんだ?」

 

『こっち?まぁそれなりに楽しんでるよ。この歳で学校に通ったりもしてるしね』

 

身体年齢は中学生くらいだけど、実年齢がもう大人だよな……こいつ……

 

『そういえば前に夜空たちが遊びに来たんだよ』

 

「元気にしてたか?」

 

『うん、みんな、元気だったよ。夜空も、友奈も、樹も、風も、夏凜も、園子もね』

 

「………ん?」

 

何か一人足りない気がするけど……

 

「なぁ、勇者部って六人だけだったっけ?」

 

『えっ?そうだけど』

 

『勇者部の人みんな、来てたから、誰か忘れるっていうことはないよ。空お兄さん』

 

『空さん?』

 

何だ?なのはたちは……忘れているのか?でも何で……

 

「悪いんだけど、夜空たちのところに行ってくれ」

 

『行ってくれって……』

 

「ヴィヴィオの鍵なら行けるだろ」

 

ヴィヴィオの持つ鍵はいろんな世界をつなぐ鍵。だから夜空たちのいる未来に行くことが出来る。とはいえ、白い鍵を使っても僕らは行けないけど……

 

『一体何が起きたの?』

 

「お前たちが勘違いならいいんだが……もしもお前たちが忘れていることが何かしらの影響を受けているなら……夜空たちの助けになってくれ」

 

『わかった。みんなにも協力してもらうように頼んでみるよ』

 

通信を切り、僕は急いでみんなに連絡を入れた。そして勇者部のメンバーは誰だったか言うと……

 

「こっちのみんなは覚えている……生きている時間が違うからか?だとしたら……」

 

どうしてなのはたちはあいつのことを覚えてないんだ?東郷美森のことを……

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第一話終了です。

空メインでしたが、次回からは夜空主人公でお送りします。

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