上里夜空は勇者になり、魔道士でもある!   作:水甲

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14 絆いできた愛

空SIDE

 

「上里……海……」

 

夜空は海のことを見て驚きを隠せないでいた。まぁ僕も最初に会ったときは驚いたけど……

 

「こいつは前にポニーテールの天の神……僕らの世界の天の神が言っていた運命を変えた勇者の一人だ」

 

「そして僕の背中を押してくれた奴でもあるな」

 

陸都の背中を押してくれた人みたいだな。海はというと2つの刀を構え

 

「夜空だっけ?ここは僕らに任せろ」

 

「この人型バーテックスもどき……僕たちが食い止める」

 

「頼んだぞ。後輩」

 

「……わかった。東郷」

 

「うん」

 

夜空と東郷の二人が風が切り開いた道を進んでいき、残った僕らは目の前の人型バーテックスに武器を向けた。

 

「数は少ないけど、かなり強さは半端ないってことだよな」

 

「それだったら……友奈」

 

「うん」

 

陸都と赤嶺がキスをした。最初から全力で行くということか。それだったら僕らと思い、僕は友奈とキスをした

その瞬間、真っ白な衣装に変わったけど……

 

「……お前ら……何してるの?」

 

「えっ、いや……愛の力を発動してるんだけど……」

 

「あぁ、海は扱えないか」

 

「いや、扱えるかどうかじゃなくって……何で戦闘中にキスをしてるんだよ……」

 

「海だっけ?あんたの気持ちはよく分かるわ」

 

風が何故か頷いていたけど、そんなにツッコミを入れたくなることなのか?

 

「まぁいいや。全力でやるって言うなら……僕も全力でやるか!満開と切り札……同時発動!!」

 

海は白と黒の衣装に変わった。満開と切り札の同時使用って……よくそんな事ができるな

 

「僕らはここで足止めだ。後のことは……」

 

「あぁ夜空に任せていいな」

 

海と頷きあい、人型バーテックスへと向かっていく僕らだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜空SIDE

 

友奈がいる場所までたどり着いた僕ら。だけど上空の天の神から何かをはなとうとしていた。

 

「東郷……友奈のところにいけ」

 

「夜空くん……」

 

「あの攻撃は……僕が相殺する!」

 

「……夜空くん、死なないでね」

 

「あぁ」

 

東郷を見送った僕。そして上空にランディ二を構えた。

 

「全力全開で行かせてもらうぞ!!」

 

僕は天の神が光を放つと同時に収束砲を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東郷SIDE

 

真っ暗な空間、そこには蛇みたいなものが友奈ちゃんを縛り上げていた。

 

「友奈ちゃん!!」

 

友奈ちゃんを呼びかけると、友奈ちゃんは目を覚まして私の方を見た

 

「東郷さん……どうして……」

 

「帰ろう、友奈ちゃん!迎えに来たのよ!」

 

友奈ちゃんに手を差し伸べようとしたけど、白い蔦が私を縛り上げていく。

 

「そうまでして渡したくないのね…」

 

「でも…私がやらないと、世界が消えちゃう…誰かがやらないと…なら私が…」

 

「誰もやる必要なんかない!大切な人がこれ以上傷ついていくのは嫌なの!!」

 

私は白い蔦を打ち破り、手を伸ばし続けていった。友奈ちゃんはみんなのために犠牲になろうとしている。だけどそれは友奈ちゃんの本心じゃない

 

「私は……」

 

「友奈!本当のことを言ってよ。怖いなら怖いって…私には言ってよ。友達だって言うなら、助けてって言ってよ!」

 

誰だって怖い。だからこそ友達だからこそ……頼ってほしい

 

「死ぬの…嫌だよ…みんなと別れるのは嫌だよ!」

 

ようやく友奈ちゃんの本心が聞けた……

 

「ずっと…ずっとみんなと一緒にいたいよ…」

 

友奈ちゃんの手に触れようとした瞬間、何かに阻まれ、友奈ちゃんは奥へと吸い込まれていった。私はどうすることもできなくそのまま倒れ込んだ

 

友達を捨ててまで手に入れる世界なんて…そんな世界なんて、いらない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀SIDE

 

夏凜、樹、園子の三人は傷ついて状態で倒れていた。なのはたちも頑張ってるけど、このままじゃ……

 

「このまま……終わるわけには……」

 

まだ諦めきれない。そんな時……4つの光が天の神に命中した。あれって……

 

 

 

 

 

 

 

海凪SIDE

 

「スターペン……」

 

『全力を一撃に乗せすぎだろ』

 

「わかってる。それでも……」

 

4つのスターペンを握りしめ、僕はこの戦いの結末を見届けることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東郷SIDE

 

もう諦めかけた瞬間、赤い光が目の前の障壁に触れていた。

 

「これは……銀?それにみんなも……」

 

みんなの光が……勇者部だけじゃない。これは歴代の勇者と巫女たち……

 

それにみんなの声が聞こえてきた。

 

(神樹様)

 

(人は、いろんな人がいます)

 

(それでも、本当に人を救おうというなら)

 

『人を、信じてくれませんか?』

 

そして一羽の青いカラスが姿を変えた。このカラスは若葉さん……そっか勇者たちが未来に残したものの一つ……

 

「私達は…人としての道を進みます」

 

障壁が破られ、友奈ちゃんを救い出す私。友奈ちゃんは泣いていた。

 

「私……東郷さん……私……」

 

「友奈ちゃんのせいじゃない。これで世界が終わるなら、仕方のないことなのよ」

 

だけどまだ終わりじゃない。彼らが残ってる。運命を変えた勇者たちが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜空SIDE

 

天の神の攻撃を相殺したけど、ダメージが大きく、僕は倒れていた。天の神はもう一度攻撃を繰り出そうとしている。このまま終わりなのか?

 

『諦めて良いのか?』

 

『お前はまだ諦めてないだろ』

 

この声は……空さん、陸都……

 

『上里の人間はどんな世界でも変わらないものがある……なるべく諦めない……だろ』

 

海……なるべく諦めないか…そうだよな。まだ諦めてなんかいない

 

僕は立ち上がり、ランディニを構えた。魔力は残っていないけど……

 

「勇者部五箇条……なるべく諦めない!!もう一つ!なせば大抵なんとかなる!!」

 

叫んだ瞬間、真っ白な光が僕を包み込んだ。そして衣装も神秘的な衣装に変わり、髪も長く真っ白に変わった。

 

「愛の奇跡……前になのはから聞かされた……ミナトが言っていたやつか……それだけじゃない。神樹様が力を……」

 

「夜空くん」

 

すると東郷と友奈がいた。友奈はこれまで見たことのない神秘的な衣装に、目がオッドアイに変わっていた。

 

「友奈……行こう」

 

「うん」




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