夜空SIDE
友奈と共に天の神へと向かっていく中、天の神は僕らに向けて光線を放ってきた。
だけど僕はランディニの先端から魔法を放ち続けた。
「天の神……人が神の領域に触れそうになったから、罰を与えるのはわかる……だけど!!それでも人は神に抗う!!生きるために!」
魔力を全て解き放ち、魔砲が大きくなっていった。
「神樹様は僕らを信じた。だからお前も僕らを信じてくれ!!」
そう叫んだ瞬間、天の神が放った光線と魔砲が相殺された。それと同時に友奈が天の神に接近した。
「勇者は不屈!!何度でも立ち上がる!!」
「行け!!友奈!!」
「友奈さんの幸せのため」
「成せば大抵」
「なんとかなる!!」
「勇者部ーーー!!」
『ファイトーーーー!!』
勇者部みんなの叫びとともに、友奈の鉄甲がまばゆい光を放った。
「勇者は根性ーーー!!」
友奈の拳が天の神を打ち砕き、樹海に花びらが散っていくのであった。
気がつくと僕はモノクロの世界に来ていた。そこには一人の老人がいた。
「未来の勇者たちには鍛錬書を、子孫には僕らのこれまでの物語を書いたものを……そして……」
老人は見覚えのある鍵を取り出した。これは……
「アネモネ。長い間ありがとう……これからは新たな姿に変わって、あいつを守ってくれ」
『はい、マスター。して名称は?』
「知ってるだろ。僕の子孫が持っていたデバイスを……」
『そうですね。新規名称……ランディ二』
「あいつを……夜空を頼んだぞ」
これって……それにアネモネがランディニって……
「未来は任せたぞ。夜空……」
気がついたときには、みんなが僕の顔を覗き込んでいた。
「夜空さん、おはようございます」
「……みんな、無事だったみたいだな」
「えぇ、それに友奈も」
僕は友奈の方を見た。友奈は元に戻ったのか?
「みんなのおかげで………消えたよ……」
呪いも消えたということは、全部解決したって言うことでいいのか?
「そっか……そういえば陸都や空さん、それに海は?」
みんなに聞くけど、みんな首を横に振っていた。ちゃんとお礼を言いたかったのにな……
空SIDE
「まさかあいつらが天の神を倒すなんてな」
いつの間にか元の世界に戻った僕と友奈、そして陸都と赤嶺。てっきりスカリエッティのアジトに戻ると思っていたけど、丸亀城に戻されるとはな
「天の神はこの後、みんなに接触するんだよね。僕が天の神を殺して……
」
全部はこれから始まるのだろうけど……だけど大丈夫だな。
「変えられない運命はあるけど、変えられる運命はあるんだから大丈夫だ」
「そうですね……」
「結城ちゃん、よかった」
「後輩ちゃんたちはこれからは大変だけど、私達が残したもので未来を切り開くから大丈夫だよ」
そうだな。とりあえず僕らは残せるものを残しておかないとな
「そういえば……あの海って奴は?」
この場にいないっていうことは元の世界に戻ったって言うことなのか?
「海だけじゃなく……」
陸都はもうひとり、気になっていた。一体誰のことを気にしてるんだ?
「そういえばなのはちゃんたちは?」
「なのはたちも無事にあっちに戻ったみたいだな。陸都たちはどうするんだ?」
「私達はあっちに戻るよ」
「まだ旅の途中だけど……何かあったら……手伝うよ」
海SIDE
「お疲れ様。女神の勇者」
天の世界を経由して元の世界に戻る途中、天の神(自由)にねぎらいの言葉をかけられた。
「僕はいろいろと手伝っただけだよ……」
「まぁでも助かったものがあるし、後は……」
「後は?」
「君と同一の存在である彼は……どうするんだろうね」
「海凪か……」
海凪のおかげで助かったことがあったけど、あいつ自身はまだ救われていない。僕と違って大好きな人に会えない。
「あいつは救われるのか?」
「さぁどうだろうね?それはこれからだよ。そして彼だけじゃなくって……」
「彼女もだね」
ポニーテールの天の神が現れた。というかこいつがさっきまで戦っていたやつだよな。切り替えが早いな
「切り替えが早いんじゃなくって、今の私はさっきの戦いより先の時間から着てるから」
「神様の事情はよく分からないな……それで彼女って?」
「アスクに殺害された天の神の……の天の神、そして彼女は私達と違い、………からなった……よ」
そんな天の神がいるんだ……
「まぁ彼女と彼が困ったときは、君じゃなくって彼らに頼もうかしら?」
これにて最終回となりました。
とりあえず既に連載しているスタプリの方の伏線的なものを張って、終了です。
何だか急ぎ足で申し訳ありませんでした