交響詩編インフィニット・エウレカセブン   作:八神刹那

1 / 3
これは、エウレカセブンとISのクロスオーバー作品です。苦手な人はまわれ右。


プロローグ 

遠い遙か彼方未来の地球。

セカンド・サマー・オブ・ラブから4年後。

 

英雄の町ベルフォレスト。

その英雄は隣で眠っている最愛の妻を起こさないように静かに起きて、一階に降りた。

彼の名はレントン・サーストン。4年前に世界を救った英雄だ。大好きな女の子を救ってから彼はようやく、実家に帰ってきた。

そんな彼はエプロン姿でキッチンに立つ。

 

「くそ・・・。ちょっと焦げちゃった」

 

フライパンの中で少し焦げた卵焼きを見て言うが焦げたのは自分の分と、思いながら再び、調理を開始する。

 

 

 

 

そんな夫がキッチンで苦戦している中、妻であるエウレカ・サーストンは肌寂しさで飛び起きた。

 

「いない・・・」

 

隣でいつも寝ているはずの彼がいない。ベッドから落ちたのかと思い、ベッドの下を見るがいない。

彼女が慌ただしく階段を駆け下りて、一階のリビングへ。

 

ドカンと勢いよく開けられたらドアに驚くレントン。そこに

 

「レントン!」

 

エウレカがレントンの胸に飛び込んだ。

 

「ちょっと!エウレカ、俺、包丁持ってるから危ないって!」

 

困惑するレントンにエウレカは

 

「朝はね。こうしないとダメなの・・・」

 

「エウレカ」

 

2人が抱き合っている。すると、

 

「おはよー」

 

声に驚く。2人は飛び退いて、扉を見るとリンク、メーテル、モーリス。3人の子供が見ていた。

 

「リンク!いつからいた!?」

 

「パパとママが抱き合っているところから」

 

リンクが寝ぼけ眼をこすりながら答える。

 

「ねえ。ご飯まだ?」

 

メーテルが聞く。

 

「ゴメン!すぐ作るよ」

 

「手伝うよ」

 

2人が朝食を作り始めるのを祖父であるアクセル・サーストンは

 

「にぎやかじゃのぅ」

 

と見ていた。

 

 

 

その日の夜。

サーストン一家は夕食後、自宅の庭でのんびりと夜空を見ていた。

夜空に浮かぶ月にはまだ、レントンとエウレカ。2人の名前が刻まれている。

 

「ママ。きれいだね」

 

リンクが言った。

 

「そうね」

 

エウレカはそう言ってリンクの頭を撫でる。彼女の隣にはレントンが座っている。エウレカは自然と彼の肩に頭を乗せた。

 

「どうしたの?」

 

「なんでもないよ」

 

エウレカは微笑みながら答えた。SOFや月光号では感じることができなかった幸せな時間。それが過ぎていく。

家族でのんびりとする。そんな夜も悪くない。レントンもそんなことを思っていた。

家出同然でゲッコーステイトに入り、たくさんのことを経験した。いろんな人に出会った。別れもあった。それでも、今のこの時間がとても大切に感じる。

 

 

そんな時だった。

 

「パパ!あれ!」

 

モーリスが空を指差した。レントンとエウレカが空見上げると、空に空間の裂け目がある。

 

「なんだあれ?」

 

2人は子供たちを自分の背中で隠す。見たことない。それでも、なぜか、その空間の裂け目からどこか懐かしい何かを感じる。

 

「・・・・・・ニルヴァーシュ?」

 

エウレカがつぶやいた。すると、裂け目から白い巨人が姿を表した。忘れることのない。白い巨人。レントンとエウレカ、モーリス、メーテル、リンクも乗ったことのある機体。

ニルヴァーシュtype0のSPEC3。

 

「どうしてここに?確か、平行世界に旅立ったはず・・・」

 

 

レントンが疑問に思う。

そう、ニルヴァーシュはセカンド・サマー・オブ・ラブの際に無数のコーラリアンとともに平行世界の宇宙に旅立ったはず、その彼女がなぜここにいる。

 

『久しぶりね。レントン、エウレカ』

 

女性の声がする。ニルヴァーシュの物だ。

 

「ニルヴァーシュ。どうしたの?こっちの世界に戻ってきて」

 

エウレカが聞く。

 

『私たちはあの後、それぞれが平行世界に旅立った。でも、そこで事件が起こったの』

 

「事件?」

 

『一部のスカブが人間を敵対視し始め、人間に攻撃を開始したの』

 

「「!?」」

 

ニルヴァーシュから発せられた言葉に2人は何も言えなかった。

4年前、人間とコーラリアンの共存をめざし、成功したはずだったのに、別世界に旅立ったスカブたちが人間を信じられずに攻撃を始めた。それは、レントンとエウレカにとって、とてもショックだ。

 

『だから、あなたたちに会いに来たの。彼らを止めてほしいの』

 

「俺たちに?」

 

『そう。人間とスカブを共存に導いた。あなたたちにお願いしたいの』

 

「でも・・・」

 

ニルヴァーシュの頼みだ。引き受けたい。だが、今のレントンとエウレカには家族がいる。モーリスたちを置いていくわけにはいかない。

 

「僕たちなら大丈夫だよ!」

 

長男であるモーリスが言った。

 

「モーリス・・・」

 

「だって、僕たちはパパとママの子供だもん!」

 

さらに、

 

「行ってこい」

 

アクセルが言う。

 

「じっちゃん」

 

「修業し直してこいと言ってるんじゃ。モーリスもメーテルもリンクも、お前より面倒は見やすい。心配なんぞするな」

 

アクセルの言葉にレントンは頷いた。

 

「わかった!行こう!ニルヴァーシュ!」

 

『いいのですね。では、行きましょう』

 

ニルヴァーシュが手を出す。そこにレントンとエウレカは乗り、コックピットへ。

そして、ニルヴァーシュは空間の裂け目へ消えた。

 

 

 

 

 

「ニルヴァーシュ。平行世界ってどこに行くの?」

 

エウレカが聞く。現在、ニルヴァーシュは世界と世界の狭間。言うなれば、四次元空間を飛行している。

 

『私たちが出会った地球とはまた別の地球。そこではISと呼ばれる兵器があるの』

 

「IS?LFOみたいなもの?」

 

レントンが聞く。

 

『その認識であってるわ。性能はLFOと同じ。それがスカブとぶつかれば・・・』

 

ニルヴァーシュの言いたいことはわかる。4年前、デューイ・ノヴァクが率いる対コーラリアンの塔州連邦軍はスカブとの戦いで世界に様々な傷を残した。それが別世界でも起ころうとしているのだ。

 

『私が説明するより、実際に見て、感じた方がいいわ。私もあなたたちと戦うけど、スカブの対応は任せるわ』

 

すると、目の前に出口らしきものが見え始める。

 

ニルヴァーシュはその裂け目飛び込んだ。

レントンとエウレカ。2人を連れて・・・。





初めてのクロスオーバー作品ですのでいろいろと問題があると思いますが温かい目で見てください。


ちなみにエウレカセブンAOの設定等も使う予定です。
何かありましたら感想お願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。