日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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九話

暦1639年10月2日======

 

「まもなく、安久総理の記者会見が始まります」

 

 フェン王国でのパーパルディア皇国による襲撃、これは既に国内で大ニュースとなっており、全国民の知る所となっていた。

 今回の記者会見もそれに関した物と思われたが違った。

 

「皆さん知っての通り、我が国はフェン王国の軍祭に参加した際パーパルディア皇国から攻撃を受けました。それに対してパーパルディア皇国に抗議に向かったのですが・・・彼らは外交官が渡した抗議文書に目を通す事無く、逆に我々に謝罪と賠償を要求して来たのです。

 そしてその内容は奴隷160000人と、天皇陛下をパーパルディア皇国の首都、エストシラントに住まわせる事を要求して来ました。我が国はこれを宣戦布告と受け取りました。

 また時間は前後しますが、アルタラス王国にいる日本大使から連絡があり、パーパルディア皇国は次の様な要求をアルタラス王国に行ったそうです。一つ目が日本と国交を断絶する事、この時点で内政干渉です。更に当時は多くの日本人観光客がアルタラス王国に滞在していましたが、彼らを拘束し、奴隷として差し出すよう迫ったのです。そしてそれを断ったアルタラス王国はパーパルディア皇国に占領されました。

 この二つの事例を我が国は決して許す事は出来ません! よって我が国はパーパルディア皇国の宣戦布告に対し断固として戦います!」

 

 

 パーパルディア皇国 エストシラント 皇城

 

 

「陛下、日本は愚かにも皇国の慈悲に対してこれを宣戦布告と受け取るなどと言って来ました」

「そうか、ではまずフェン王国を占領しろ」

「フェン王国ですか? あの国は関係ないかと思いますが・・・」

「何を言っている? 日本と友好国だろう」

 

 パーパルディア皇国皇帝ルディアスがそう言った瞬間。兵士が入って来たた。

 

「失礼します!」

「何事だ」

「ラジオから日本の名で以下の放送が流れています!」

 

*パーパルディア皇国皇帝ルディアスへ告げる。

*降伏する際は白い旗を掲げよ、それが我が国が認める唯一の降伏方法である。

*降伏の最低条件は以下の通りであり、譲歩はしない。

*日本に対し公式に謝罪をする事。

*属領を全て独立させる事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「総理、宣言は順調に放送しています。これ以降パーパルディアと交渉するのは終戦後になります、我が国との外交パイプはありませんので」

「そうか・・・。軍はどの様に動くつもりだ?」

「まずフェン王国に艦隊を派遣します、フェン王国が港を貸し出してくれたので海軍の臨時基地として運用する事になりました。次にロウリア国の駐留艦隊をアルタラス王国に向けて進軍させ、制海権を奪取した後に基地を空爆します。

 その後上陸して本土奪還を行った後、ルミエス王女の再独立宣言を放送します。これが序盤の大まかな流れになる筈です」

「パーパルディア本土は攻撃しないのか?」

「まずはアルタラス王国を開放し、パーパルディア南に前線基地となる場所を確保する必要がありますので、本土攻撃はその後に行います、その際も軍事基地、工場を優先して攻撃しますが最悪、都市爆撃をする必要があります」

「それまでに降伏してくれるといいが」

 

 

 アルタラス王国 東方海域

 

 パーパルディア皇国アルタラス王国駐留艦隊の戦列艦5隻はアルタラス王国の東の海域を哨戒中だった。するとその時レーダー操作員から艦長ダーズへ報告が飛ぶ。

 

「空中の魔力反応、消滅しました!」

「何だと! 他のワイバーンか!」

「いえ、ワイバーンの反応はありません!」

「となると・・・飛行機械か!」

 

 ダーズがそういった瞬間、ダーズの乗る戦列艦がバラバラに砕けた。残りの戦列艦も次々と砕けて行く。視程外距離からの砲撃により5隻の艦隊は海の藻屑と化す。

 

 

 

 日本軍 アルタラス王国派遣部隊 第一艦隊旗艦蒼龍

 

「敵艦隊、壊滅しました。通信の反応もありません」

「よし、ル・ブリアスに接近して停泊している20隻に砲撃する。ただし異変を感じて既に出港している可能性もある為、レーダーにかじりついていろ」

「レーダーに反応、ワイバーンロードです」

「砲撃せよ」

 

 日本軍アルタラス王国派遣部隊の第一陣の内訳は、中型空母長門、強襲揚陸艦飛鷹、隼鷹、巡洋艦古鷹、加古、対空巡洋艦天龍、龍田、吹雪型駆逐艦12隻と一見貧弱だが、この世界基準では大兵力である。

 道中2騎のワイバーンロードを撃墜し、ル・ブリアスのからおよそ100㎞の海域で長門と護衛の天龍、龍田、駆逐艦6隻を分離し飛鷹、隼鷹と古鷹、加古、駆逐艦6隻で攻撃に向かう。

 

「敵艦隊発見! 出港していません!」

「よし、駆逐艦の砲撃で全て沈めろ! 巡洋艦は航空部隊の滑走路に砲撃!」

 

 

 アルタラス王国 パーパルディア軍 ワイバーンロード部隊基地

 

 パーパルディア軍の竜騎士達は日本との戦争を遠くの事と思っており、気を抜きながら会話に興じていた。

 

「日本との戦争、東の奴らは戦果を山ほど上げてるんだろうな」

「俺達はここで貧乏くじってか?」

「そういう訳じゃ無いけどよ」

「ん、何か聞こえないか?」

 

 その時、滑走路周辺が突如土を跳ね上げて爆発する。それが3度起きて土煙が収まった時、滑走路は穴だらけになっていた。

 

「何だ!?」

「どこからの攻撃だ!」

「これじゃあ飛べないぞ!」

「本部から通信です!」

「こちらアルタラス統治軍本部、味方艦隊が攻撃を受けている、直ちに出撃せよ」

「こちらワイバーンロード部隊! 敵の攻撃により滑走路が破壊されて出撃不能!」

 

 

 

 

その後、飛鷹、隼鷹、長門から発艦した戦闘機による爆撃でル・ブリアスの北40㎞の基地も空爆され、アルタラス王国内のパーパルディア軍は戦闘能力を失った。その後日本軍海兵隊と陸軍が上陸、アルタラス国民の支援を受けパーパルディア軍を駆逐する。

 

 

 

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