日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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二十一話

 

 アルタラス王国外務局

 

「それは本当ですか!?」

「はい、ミリシアル帝国が第一次文明圏各国に宣戦布告しています。第一次文明圏に近く良質な魔石の産地であるアルタラス王国は重要地ですので占領に動く恐れがあります」

「それで駐留部隊に増援を?」

「そうです、ですが戦力回復と占領統治の為に占領では無く貿易で魔石の調達を行う可能性もある為、今回は援軍派遣訓練で押し通す事になりました」

「分りました、その際には通常の貿易と同じ様に扱えばよろしいのですな?」

「現在の政府に貴国の貿易に口出しする意思はありません」

「そうでしたな、・・・しかしこの時期に戦争などなんと間が悪い」

「まもなく幸春殿下とルミエス女王の婚約発表が行われると言うのに、大日本帝国臣民としては水を差された気分です」

「我々も同じ気分です、延期等の調整は担当の者が行いますが上手くまとまる事を祈りましょう」

 

 

 

 そう、実はアルタラス王国女王ルミエスと大日本帝国皇太子長男幸春殿下の婚約が政府同士では決定され、本人たちも既に会って居たのだ。

 最終的に婚約発表は延期せずに行う事が決定され、中央暦1647年12月28日に両国内外に向けてルミエス女王と皇太子長男幸春殿下の婚約と、第一文明圏での戦争が終わり次第に各国へ招待状を送り、結婚式と披露宴を執り行う事を発表した。

 他国の記者の何故皇太子の子供、それも長男を婿入りさせたのかと言う質問に対し日本政府はルミエス女王は王位にあり、こちらも釣り合う格の皇族を選んだ事、そして年齢の近い何名かの皇族と見合いを行った結果ルミエス女王が選んだのが殿下であり、殿下もそれを望んだ事が理由だと述べた。

 また第一次文明圏の戦争終結を待つのは第二文明圏からの招待客の安全を確保する為であると発言した。

 

 

 

 またこの婚約はアルタラス王国民にも好意的に受け入れられており、反対の声は全くと言っていいほど無かった。

 

「女王陛下と日本の皇族が結婚されるとは嬉しいね、しかも皇太子殿下の長男とは」

「パーパルディアだったら分家も分家な木っ端皇族を押し付けてただろうな」

「それ以前に結婚させるかよ、あの時みたいに占領して終わりだ」

「それもそうか、でも婿入りして来た相手が何か仕出かすかが心配だな」

「おいおい、新聞をよく見ろよ。同時に締結される条約で婿入りされる幸春殿下に権力を与える事を禁止するんだぞ? 生まれる子供の教育はアルタラス王国が行って日本は干渉を禁止する内容もあるそうだ」

「それは嬉しい、日本とは仲良くしていたいな」

 

 

 

 そして中央暦1648年6月15日にミリシアルが第一文明圏を統一して戦争は終結し、その一ヶ月後の7月15日にルミエス女王と幸春殿下の結婚式が執り行われた、文明圏各国から首脳を招いての大規模な物となり、また第二文明圏からは国王や皇帝の直系が参列するなどこの世界の常識と主催したアルタラス王国の国力を考えれば異常ともいえる面々がそろっていたが、ルミエス始めアルタラス王国上層部は日本の影響力による物だと考えている。

 その後の披露宴も問題無く進んで行き、翌日に行われた王都で結婚記念パレードでは大勢の国民が歓迎と祝いの言葉を投げかけていた。

 

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