日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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二十五話

 

 中央暦1657年7月11日

 

 ムーはミリシアル帝国の第二文明圏侵攻に対し緊急会議を開いていた。

 

 

「ミリシアル帝国の大陸侵攻は我が国やレイフォルも目標にしている可能性があります」

「さらに諜報部が撮影した写真には凄まじい物が写っていました」

「これは、こんな巨大な飛行機が飛べるものか!」

「おそらく飛空船の技術を流用して必要な揚力やエンジン推力を軽減していると思われます」

「だがこれほどの物が離着陸可能な滑走路は少ないのでは? ならばそこに付け入るスキがある筈だ」

「いえ、機体下部の構造から水上への着水が可能と思われる為、洋上で補給を行えば滑走路の問題は解決出来ます」

「それならば我が国の北から飛来する事も可能なのでは? だとしたら防空部隊にかなりの負担がかかってしまう」

「永世中立を撤廃してミリシアル以外の列強と同盟を組む事も考える必要がありますな」

「レイフォルとグラ・バルカスはともかく日本は難しいのでは無いか?」

「日本は複数国と既に軍事同盟を組んでいる。同盟は日本が盟主となった物であり、我が国が入るのは難しいのでは?」

「グラ・バルカスと日本の反応はどうなっている?」

「グラ・バルカスの国民は自国には無関係だと思っていますが、政府は危機感を持っている様です。日本のインターネットでは少数ですが同盟国の軍備増強を支援すべきとの意見があり、政府も供与の対象になる技術の選定を行っていると発表しています」

「ミリシアルの兵器について何か掴めたか?」

「先程の巨大飛行機等ではない通常兵器はある程度情報が集まっています。手短に言うと陸空軍は対応可能で海軍は厳しいかと」

「オーガス計画の進捗はどうなっている」

 

 オーガス計画とはミリシアル帝国が第一文明圏を統一した中央暦1648年に海軍が計画した艦隊整備計画で戦艦8隻、空母6隻を建造し、合計で戦艦14隻、空母10隻を保有する計画であり、また補助の為に駆逐艦100隻、巡洋艦40隻を建造する第二オーガス計画がある。

 

「現状では戦艦は完成2隻、建造中3隻、空母は完成1隻、建造中2隻です。第二オーガス計画の駆逐艦は完成38隻、建造中14隻、巡洋艦が完成12隻、建造中14隻となっています」

「そうか、しかし建造が間に合ったとしても戦力として数えられるのはまだ先になる。陸空軍は対応可能との事だが具体的には?」

「ミリシアルの戦車は我が国の物より小型で砲の口径も小さいです。軍の機械化率も70%を超えていますしこれからも上がりますので国内での戦略機動には問題ありません」

「空軍は戦闘機、爆撃機共にジェット化を完了しており、戦闘機は20㎜機関砲を装備し空対空ミサイルの搭載が可能です」

「早期警戒管制機による空域監視も既に構築済みですので防空管制も行えます」

「となると最後の懸念はやはり・・・」

「戦力の拡充が間に合うか・・・ですね」

 

 

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