日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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二十九話

 

 東大洋(フィルアデス大陸、ロデニウス大陸、日本列島、アルタラス島に囲まれた海洋の東方世界同盟での名称)某海域ではアルタラス王国、フィルアデス連合の空母アキアーン級一番艦アキアーンとウェントゥス級一番艦ウェントゥスが日本海軍の護衛と教導の元で訓練をしていた。

 

 空母アキアーン中央指揮室

 

「訓練は順調です、司令官。日本海軍からも実戦で焦らなければ十分戦力になるとお墨付きをいただきました」

「まさか空母建造の技術提供を受けられるとは、それほど日本がミリシアル帝国を危険視している訳だから喜んでばかりはいられんがな。発着艦で問題などは発生していないよな?」

「魔導カタパルトも故障せずに動いていますし、動力になる魔素も変換機に問題はありません」

「うむ、電力を魔素に変換する機関が完成しなければカタパルトも搭載出来なかった。何とか間に合って良かったな」

「確かにそうですね」

 

空母ウェントゥス中央指揮室

 

「やはり航空戦は早期警戒機の有無が物を言うか」

「日本の航空機メーカーである九州飛行機に出資して、垂直離着陸可能な輸送機を元に早期警戒機を開発して貰っています。それが完成すればこのウェントゥスも早期警戒機を運用可能です」

「しかし最も遅れていると言われた第三文明圏が20年でここまでの技術発展を遂げるとは」

「日本もこれほど技術供与を行う予定は無かったようですが、ミリシアル帝国の拡大政策に対抗する為だそうです」

「それに旧式とは言え日本の潜水艦も供与されたし、今後もミリシアル帝国に対抗する為の準備は続けなければな」

 

 

 そして訓練海域の海中には招かれざる客が息を潜めて観察していた。

 

 

 

「どうだ?」

「大型艦2隻、巡洋艦クラス4隻、駆逐艦クラス8隻です」

「まさか第三文明圏の訓練航海に出くわすとは。潜望鏡深度まで浮上せよ」

「大丈夫ですか?」

「まだ同盟諸国と戦争になった訳では無い、沈めたら非難を受けるのは向こうだ」

「潜望鏡深度に浮上しました」

「撮影して本国に帰るぞ」

「国旗を見るにアルタラス王国とフィルアデス連合の空母ですね」

「撮影は終わったな? 潜航開始、基地に帰還する」

 

 

 その後ミリシアル帝国の潜水艦は基地に戻って行く、しかしその後を付いて行く者がいるのには気づいていなかった。

 

「音紋採取、終了しました」

「これがミリシアル帝国やムーであればたった20年で50年代クラスの潜水艦を建造している事になります」

「それを確かめる為に追い掛けるんだ。基地を見つければ後は交代で監視する」

「連絡をした方が良いのでは無いでしょうか?」

「それもそうか、潜望鏡深度に浮上してデータリンクを行え」

 

 

 

 

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