日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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三十一話

 

 

 世界は高い緊張感に包まれる中、遂に戦争の引き金が引かれる事となる。その場所は・・・東京だった。

 

中央暦1659年9月1日

 

 この日、新世界に転移してから初めての皇位継承の儀が行われていた。これにより旧世界から続いた光文が終わり、新たな元号の安久(あんきゅう)が始まる瞬間であった。その時、サイレン音が関東中に鳴り響き関東一帯のテレビ、ラジオから空襲警報発令の音声が流れた。

 

 

同日日本列島南方480㎞

 

「飛行は順調です、このままいけば後45分ほどで東京に到着します」

「そうか」

「どうしましたか?」

「いや、宣戦布告は行っているんだよな?」

「予定では間も無く行われる予定です」

「電磁レーダーに感あり、通信が来ています」

『こちらは大日本帝国空軍である、所属と目的を明確にせよ』

「無視しろ」

『繰り返す、所属と目的を明確にせよ』

 

 

 

 

『まもなく国籍不明機が確認出来る筈だ』

『おいカグヤ1、見えたぞ!』

『あれはミリシアル帝国の空中軍艦!?』

『こちらカグヤ2、国政不明機はミリシアル帝国の空中軍艦だ』

『こちら防空管制室、たった今ミリシアル帝国より宣戦布告が行われた。撃墜せよ』

『カグヤ1、了解』

『カグヤ2、了解』

 

 スクランブル発進した2機のパイロットが返答すると、搭載した計4基の対空ミサイルを発射する。しかし事前に展開していた魔導障壁に全て防がれてしまう。それを確認した2機は反撃を受ける前にアフターバーナーを作動させ、退避を行う。

 

「攻撃して来た、ならば宣戦布告が完了したと言う事だな。全術式起動、戦闘態勢に移行せよ。敵機の撃墜は出来るか?」

「急加速で離脱されてアトラタテス砲の射程圏外です」

「そうか、後30分で東京だ気を引き締めて行けよ」

 

 南方から現れたミリシアル帝国の飛行軍艦に対し、陸海空軍が迎撃を行おうとするも想定される最初の戦場がアルタラス王国かフィルアデス連合西岸と思われていた為に対処が遅れ、東京上空への侵入を許してしまった。

 

「間も無く東京上空に到着します」

「ジビル投下用意、日本の皇帝がいる皇居周辺に投下する」

「用意完了、皇居まであと2分」

「ジビル全弾投下開始」

 

 投下された12発の超大型爆弾ジビルは皇居の周辺に着弾し、辺りを更地にしていく。幸いその頃には空襲警報を受けて殆どが防空壕兼用の地下鉄や公営防空壕に逃げ込んでいたので人的被害は殆ど無く済んだ。

 しかし皇居に集中して爆撃が行われた事から日本中で報復を訴える声が上がり、同盟諸国に宣戦布告を受けた事を伝えると共に、各国に駐留する部隊に戦時体制を通告した。これが新世界大戦の始まりである

 

 

 

 

 

 

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