日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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三十三話

 

ミリシアル帝国空母艦隊旗艦『ベータ』

 

「そろそろ上空支援の交代機を発艦させるぞ、風上に舵を取れ」

「ですが現在は北東からの風の為フィルアデス連合の領域に近づく事になります」

「では東北東に向けて航行する、対空警戒態勢を忘れるな」

「先進しているガルグより通信です! 『敵誘導弾による攻撃を受け・・・』で中断しています!」

「何だと! 電磁レーダーに反応は無いのか!」

「一切ありません」

「! ガーダ、ガンド、ギルデ、ギーラ、ガルラ、グーンの6隻が被弾、沈没! 左舷側の輪形陣が崩壊しました!」

 

 

 この攻撃はステルス戦闘機『陣電』による物で、ミリシアル軍のレーダーでは捉える事は殆ど不可能だった。

 

 そして混乱しつつも態勢を立て直そうとするミリシアル艦隊、そこに第二波が襲い掛かった。

 

「敵機を探知! 距離100㎞!」

「駆逐艦は迎撃開始! 空母は装甲強化!」

「各艦の位置の問題で迎撃出来ません!」

「強化シークエンス開始しました!」

 

 

 第二波となったのは在フィルアデス日本軍の第三哨戒飛行隊、通称『陸攻隊』所属の南海二型6機と護衛の紫電8機計14機であった。南海二型は『エンジン以外は別物』と称されるほどの改修を受けており、1機に付き12発の対艦ミサイルを搭載している。

 

「強化シークエンス完了! 誘導弾来ます!」

 

 ギリギリ装甲強化が間に合ったが、空母1隻に付き8発が命中して全ての艦が沈没した。その為アルタラス王国上陸部隊への航空支援が不可能となる、リヴァイアサンはアルタラス島から500㎞の海域に停泊していたが、防空以外の航空機運用を想定していない構造で上空支援に何ら寄与しない物であった。

 

アルタラス王国上陸部隊

 

「くそ! また戦車がやられた!」

「何でうちより強力な戦車を文明圏外国が持ってるんだ!」

 

 ミリシアルの航空支援が途絶えた事で行動出来るようになったアルタラス陸軍の戦車が容易くミリシアル陸軍の戦車を破壊し、ミリシアル陸軍の戦車は各車に数発しか積んでいない対戦車榴弾を使用しても複合装甲を使用した増加装甲で防がれる為に撃破する事は出来ず仕舞いだった。

 

 全ての戦車が破壊されて包囲を受けた部隊は徐々に降伏して行き、沖合の上陸船団も陣地構築に失敗した為引き上げて行った。こうしてミリシアル帝国のアルタラス島上陸作戦は失敗に終わった。

 

 アテノール城 執務室

 

「上陸部隊の第一波は壊滅させましたか」

「はい、東京も建物の被害は大きいが人的被害は少なかったそうです。天皇陛下、上皇陛下は奥方と共にご無事と聞いています」

「良かった」

 

 

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