日本国召喚 二次   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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三十四話

 

 

 上陸作戦失敗の夜、リヴァイアサンの会議室では怒号が飛び交っていた。

 

「奇襲上陸が失敗した以上、一旦引いて体制を立て直すべきだ! アルタラス島への上陸はこのリヴァイアサンの後方支援能力が必要不可欠で、万が一撃沈されれば難しくなる!」

「だが陛下よりこの作戦は成功させるよう仰せ使っている、退却したとなれば相当お怒りになるのは確実だ!」

 

 作戦を継続するか否かで意見が分かれる中、艦内放送が流れる。

 

 

『電磁レーダーに反応あり! 大型機編隊が十数分で直上に到達する模様、直ちに迎撃を開始せよ』

「何だと、何故偵察もせずにこの場所が解るんだ!」

 

 

 緊急発進を行ったエルペシオ4戦闘機24機はリヴァイアサンのレーダー誘導を受けて飛行を行っていた。

 

 

『高度12000mを時速800㎞で飛行している。間も無く見える筈だ』

『見えた! 1、2、3・・・8機いるぞ!』

『この位置からだと・・・まず下から一撃するぞ』

 

 

 下から攻撃を加えようとする迎撃隊だが、深山8機から自衛用空対空ミサイルの攻撃を受け全機撃墜される。

 

『自衛用改修をしていて良かったな』

『ああ、まさか夜間戦闘機を実用化していたとは』

『そろそろ目標だ、照準用電探を起動するぞ』

 

 

 リヴァイアサン上空に到達した深山は1機当たり6発の徹甲爆弾(1発2250㎏)を投下し、合計48発がリヴァイアサンへ向けて落下して行く。

 着弾した徹甲爆弾の内一発が運悪く構成する一隻の内の燃料タンクに命中し、大爆発を引き起こす。追い打ちをかける様に衝撃で相互連結機構が故障し、連結解除が不可能になってしまっていた。

 

「こうなっては仕方ない、退却するぞ。流石にリヴァイアサンを失う訳には行かないからな」

「分かりました、機関の状態を確認させます」

 

 機関の損傷を確認すると幸い無傷であり、本国への退却が始る。東方世界同盟の追撃は無く、無事に帰還する事が出来た。しかしそれはリヴァイアサンとその護衛をしていた艦隊のみであり、アルタラス島へ艦砲射撃を行っていた戦艦6隻と護衛の巡洋艦12隻、駆逐艦14隻は撃沈され、アルタラス島上陸作戦は失敗に終わったのである。

 それでも開戦と同時に東京を爆撃した事で迎撃部隊を一定数各地に用意する事を強いられた為、それに関しては大成功といえるだろう。

 

 アルビオン城 執務室

 

 

「アルタラス王国の上陸は失敗したか」

「はい、日本軍の指揮系統がさほど混乱しなかったようです」

「作戦再開までどれほど必要だ?」

「輸送艦や護衛艦艇の生産、兵士の訓練などを考えると半年は必要になります」

「・・・っ何故だ! なぜ文明圏外国にこうも容易く負けるのだ!」

「お言葉ですが陛下、東方世界同盟の盟主である日本は列強ですぞ」

「たかが新興国だろう! それになぜ世界最古の列強である我が国が負ける!」

「日本は転移国家です。そこらの新興国と同列に見るのは拙いのでは」

「そんなの出鱈目かムーと同じで神話に決まっている!」

「転移の実際はどうあれ、我が国が技術で劣るのは確定です。我が国はいまだに戦闘機に搭載する誘導魔光弾が開発出来ていないのに、日本は実戦配備しています」

「くっ!」

 

 

 

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