My Companion, My Dearest   作:春日むにん

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7. 二人きりの冒険

 部屋に現れた地下空間への入口はそのままにして、わたしは、冒険の準備をするぞと張り切っているジェイ・ザルゴの部屋に来ていた。彼はベッドサイドテーブルから薬瓶やら巻物やらを出してポシェットに詰めている。

 

 わたしはジェイ・ザルゴに尋ねた。

 

「本当に行くの?」

 

 彼は大きく息を吸い、胸を膨らませた。

 

「当然だ。目の前に未知の領域への入口が現れてぼんやりしている研究者がどこにいる」

 

「未知じゃなくて、事故が起きて立ち入り禁止になった場所でしょう。せめて、先生に報告して一緒について来てもらったら?」

 

「ダメだ。ついて来るどころか、あの入口まで封鎖されてしまう」

 

「それってつまり、危ないからじゃないの?」

 

 ジェイ・ザルゴは、必要なものを詰め終わったポシェットの蓋を閉じ、優越感の滲んだ半眼になった。

 

「オマエや他の学生にとっては危険かもしれない。だがジェイ・ザルゴにとっては違う。父上のお供で何度も古代遺跡に潜ったことがある。鍵開けも戦闘もお手の物だ」

 

 だから先ほども手慣れた様子で部屋の中を調べていたのか。納得したが、それで完全に心配が要らなくなるというわけでもない。

 

「でも、独りで行くのはやっぱり危ないんじゃない?」

 

 控えめに言ってみた。ジェイ・ザルゴは柔らかな毛に包まれた口をぽかんと開けた。

 

「オマエは来ないのか?」

 

 ……逆に、どうしてわたしが行くと思ったのか聞きたい。

 

「行かないよ。テルドリンがいてくれればいいけど、わたしたちだけでなんて」

 

 ここ数ヶ月、成り行きで冒険者の真似事のようなことをしてきたから、興味がなくはない。だが今回は不安の方が勝る。恐らくこの部屋が開かずの部屋になった原因であり、昨日からずっと怯えさせられていた音の出所であり、そして、何より、テルドリンがいないからだ。

 

 ジェイ・ザルゴは白けた目つきをわたしに向けた。

 

「オマエはあのダンマーがいないと何もできないんだな。見限られたらどうするつもりだ」

 

 腹がきりきりと痛んだ。わたしはテルドリンが傍にいてくれるからこそ安心して冒険者の真似事ができた。これまで色んな事件を解決してきたのも、彼の力ありきだった。

 

 でも、彼がわたしを見限るなんて……いや、この時間になっても姿を現さないのは、わたしに愛想を尽かしてソルスセイムに帰ってしまったからなのか?

 

 心の中で逡巡しているわたしを見捨てるように、ジェイ・ザルゴはぷいとそっぽを向いた。

 

「なら、ジェイ・ザルゴは独りで行く。オマエは弱虫だ。強い手下が帰ってくるのを待っていればいい。オマエたちが降りてくる頃には、ジェイ・ザルゴはミッデンの秘密の力を独り占めしている。ジェイ・ザルゴとオマエの実力差はますます開く」

 

「あ、待ってよ」

 

 ジェイ・ザルゴが自室の扉を開けて出ていくのを慌てて追いかけた。

 

 彼はわたしの部屋のミッデンへ続く暗闇の前に立ち、わたしを顧みた。フードの下の耳をぺたんと平たくして、黄緑色の目をぼんやりと光らせ、口をすぼめて軽く突き出し、口元から横に伸びるヒゲと、縞々の尻尾を不機嫌そうに下へ垂らしている。

 

 明らかに、拗ねている。「彼女」も気に入らないことがあるとこんな表情でわたしを見つめた。そうなったら、もうお手上げだった。

 

「やっぱりわたしも行くよ」

 

 そう宣言するなり、ジェイ・ザルゴは目を輝かせた。耳とヒゲと尻尾に瞬く間に元気が戻った。この嬉しそうな姿を見たいばかりに、いつも言いなりになってしまうのだ。

 

「秘密の力は早い者勝ちだ。オマエの取り分がなくても恨みっこなしだぞ」

 

 ジェイ・ザルゴは弾んだ声で言った。秘密の力とやらが何かよく分からないが、わたしだって使い魔召喚と治癒の魔法は問題なく使えるし、いざとなればジェイ・ザルゴを背負って逃げるくらいはできる。そうだ、いっそ、テルドリンがそばにいなくても大丈夫だと自分に証明してやろう。わたしは心を奮い立たせた。

 

 

===========================

 

 

 わたしたちは、各々灯火の魔法を頭上に打ち上げて、そろそろと階段を降りた。一段降りる毎に、ひんやりした黴臭い空気に肌が浸かっていった。

 

 階段下の通路に一足先に降り立ったジェイ・ザルゴが、灯火の魔法を正面に向かって撃った。魔法の光は、真っ直ぐに続く通路に光の輪を掛けていき、ほどなく、石煉瓦でできた壁で止まった。通路は斜め前へ折れ曲がり、その先は螺旋状の下り階段になっていた。

 

 わたしはジェイ・ザルゴのすぐ後ろに控えた。耳に届くのはわたしたち自身の息遣いの音だけだ。わたしたち以外の気配など少しも感じられない。でも、この地下のどこかには、確かに誰かがいる。背筋がすうっと冷たくなった。もし見たこともないような怪物に出くわしたら、ジェイ・ザルゴを有無を言わさず引きずって逃げ帰ろうと思った。

 

 階段に差し掛かると、下の方から白い光がぼんやり漏れてきた。わたしは身構えた。光源となるものを持った何者かがそこにいるのではないかと思ったからだ。だが、ジェイ・ザルゴは特に警戒する様子もなくすたすたと階段を降りていった。彼を追っていくと、階段の壁際に、灯火の魔法の固定された燭台があった。

 

 ジェイ・ザルゴは少し立ち止まり、ふうむ、と声を漏らして、そのまま歩みを進めた。階段は随分と深くまで続いていた。おおよそ五階分くらいは下っただろうか。その間ずっと、灯火の魔法の燭台が一定の間隔で設置されていたので、わたしたちは灯明の魔法を使わなくて済んだ。

 

 最後の一段を降りたところには鉄格子の仕切りがあった。仕切りの中央に設けられた扉は向こう側へ大きく開いていた。

 

 仕切りを通り抜けた先にあったのは、やや天井の低い、ぱっと見たところではわたしの部屋くらいの大きさの空間だった。階段と同じように、灯火の魔法の燭台が部屋の四隅に置かれていた。左右にそれぞれ閉じた木の扉が一つずつあり、扉の脇には本棚や樽、机、底の抜けたベッドなどが並んでいた。部屋の中央には、大きいがかなり古い錬金台が置かれていた。空気は今まで以上に黴臭く、どこかから外気が流れ込んでいるのか、かなり寒かった。

 

 ジェイ・ザルゴが、ほわあ、と感嘆したように息を吐いて、本棚の一つに近づいていった。収納されている本に手を伸ばして、軽やかに抜き取った。途端に本棚からものすごい量の埃が湧いた。彼は本を取り落とし、苦しそうに咳き込みながら、目をぎゅっと閉じて、覚束ない足取りで部屋の奥側へ後退した。

 

「大丈夫?」

 

 特に何かできるわけでもないが、わたしは彼に駆け寄った。ジェイ・ザルゴはふさふさの毛で覆われた両手で両目を押さえていた。両手の下と鼻から盛大に涙と鼻水が溢れていた。これは相当きついだろう。ついこの間直撃を受けたばかりだからよく分かる。

 

「うぐっ、げほっ、どれだけほったらかしにしていたんだ」

 

 わたしはとりあえず彼の背中をさすってやった。ジェイ・ザルゴはさらなる後退を決め込んで、わたしを伴ってよたよたと部屋の奥へ後ろ歩きしていく。背中に硬くて細長いものが当たった。なんだろう? 振り返って、思わず、ひゅっと鋭く息を呑んだ。

 

 牢屋だった。わたしの腕の太さくらいの間隔で鉄格子が組まれていて、奥行きがあり、魔法の燭台の光が届ききっていない。その暗がりの中に、白いものが大量に散らばっていた。

 

 慌てて左右を見ると、この部屋には牢屋が三つ、横並びに設けられていることが分かった。

 

 知らず知らずのうちに、わたしはジェイ・ザルゴの背中をさすっていた方の手で、彼の肩を強く掴んでしまっていた。ジェイ・ザルゴのぎゃっという叫び声が部屋に響いた。

 

「何するんだ! 新手のイジメか!?」

 

「違うよ、後ろ、後ろ見て!」

 

 ジェイ・ザルゴは振り返り、目を何度かしぱしぱ瞬かせて眼下の骨の山を眺めてから、また、ぎゃっと叫んでわたしに飛びついた。

 

「骨が! 骨がいっぱいだ! なんだこれは!?」

 

 そんなこと、わたしが聞きたい。あちらこちらに転がっている頭骨は、形状からしてどれも人の骨だ。

 

 ジェイ・ザルゴは、わたしにしがみついたまましばらくぜえはあと呼吸をしていた。若干息苦しかったが、彼の体は柔らかく温もりがあったので、わたしの恐怖はかなり和らいだ。やがて、彼は黄緑色の瞳に落ち着きを取り戻し、喉仏を上下させて体を離した。

 

「ああ、そうだそうだ。ミッデンはかつてそういう場所だったと、書いてあったな、あの本に」

 

 悲鳴を上げてわたしに飛びついた事実などまるでなかったような澄ました顔で、彼は手近な牢屋の扉に向かっていった。

 

「そういう場所って?」

 

 ジェイ・ザルゴはわたしをちらりと見てから、牢屋の扉の前にうずくまった。

 

「一般大衆に見せられない、後ろ暗いことをするための場所だよ。死の危険のある人体実験や拷問なんかだ。もう何百年も昔の話だが」

 

 ポシェットから取り出したロックピックでいじっていた扉の鍵がカチャリと音を立てると、ジェイ・ザルゴは牢屋の中へ抜き足差し足で入っていった。彼の服の間から上へ伸びた尻尾が、緊張のためか細かく震えていた。彼は手近な骨をブーツの爪先でそっと小突いた。骨は軽い音を立てて転がっただけで、飛び上がって彼に襲いかかることはなかった。ほ、と息をつく音が彼の口から漏れた。

 

「ここは捕らえた人たちを閉じ込めておく場所だったってこと?」

 

 わたしの問いに、ジェイ・ザルゴは震えの止まった尻尾を得意げにくねらせた。

 

「ここだけではない。ミッデンにはこの手の場所がいくつもある。後ろ暗いことの一切を大学当局が禁止してからも、不良学生の溜まり場になっていた。凄惨な事件が起きたことも一度や二度ではない」

 

 彼はうきうきとした調子で語った。そんな場所が自分たちの足元にあると知ったら、彼のような好事家は喜ぶかもしれないが、多くの人は不気味で仕方がないだろう。先生たちがミッデンについてわたしたちに話さず、出入口を封鎖していた理由が分かった気がした。

 

 ジェイ・ザルゴは灯明の魔法と灯火の魔法を発動し、骨の山を両手でガサガサと掻き分けていた。彼は、おっ、と小さく呟いて、指先で骨の間に埋もれていた何かをつまみ出した。

 

 ジェイ・ザルゴが引っ張り出した埃まみれのそれは、見たところ、胸の前で重ねて腰紐で縛るタイプの、修道士の服だった。かなり大柄な人物だったようで、ジェイ・ザルゴが頭と同じ位置まで引っ張り上げてもまだ裾が床についている。ジェイ・ザルゴは目を細めてその布を観察した後、無造作に床に落とした。足元にむわっと埃が立った。

 

「大した付呪ではない。しかも、すごく臭い」

 

 臭いのは当たり前だ。そもそも、よく足を踏み入れる気になったものだ。

 

 ジェイ・ザルゴは一通り骨を引っ掻き回し終わると、軽く溜息をついて牢屋から出てきた。

 

「めぼしい物は見当たらないな」

 

 彼がいそいそと隣の牢屋に向かおうとした、その時だった。

 

 タッ、タッ、タッ、タッ。

 

 紛れもない、あの足音だ。わたしたちから見て右側の扉の向こうから聞こえている。両腕から耳の後ろまで一気に鳥肌が立った。ジェイ・ザルゴのフードの耳のあたりがぴくりと動いた。彼はわたしに目配せして、両手に魔力を蓄えた。わたしは唾を飲み、使い魔召喚の魔法の準備をした。

 

 扉が軋んで、わたしたちの側に開いた。

 

 人の骨、だった。わたしたちの背後の牢屋に転がっているものはどれも五体がバラバラになっているが、こちらはきちんと在りし日の姿を保っている。ただ、それ自体が当然のように自立し、剣と盾を持って歩いていることは、普通では有り得ない。

 

 クリーチャーの一種である、スケルトンだ。そうか、骨ばかりの軽い足で歩いていたから、あんな足音がしたのか。

 

 ジェイ・ザルゴが、わっと叫んだ。彼の両手から火炎の魔法が噴き出し、スケルトンを直撃した。わたしも使い魔を召喚して援護した。スケルトンは出会い頭に二つの攻撃を一挙に受け、あえなく崩れ落ちた。後には、牢屋の骨と同じようにばらばらになったスケルトンの骨が散らばった。

 

 わたしは安堵した。ただのスケルトンにここまで怯えていたなんて、テルドリンが知ったら大笑いするだろう。もう大丈夫だ。スケルトンくらいだったら、ジェイ・ザルゴとわたしで倒せる。

 

 ふと、召喚した使い魔がいなくなってしまったことに気づいた。扉の外へ出たのだろうか? わたしが外をひょいと覗いた時、使い魔の悲しげな断末魔の遠吠えが聞こえてきた。

 

 扉からは人一人分ほどの幅の通路が真っ直ぐに続き、その果てに、薄明るい部屋があった。かすかな明かりの中に浮かび上がっているのは――骨、骨、骨、骨。数え切れないくらい沢山のスケルトン。それらの暗い眼窩は全て、今しがた消失させた使い魔が元来た方角、つまり、わたしの方を、じっと見つめていた。

 

 咄嗟に扉を閉めた。冷や汗が全身に湧いた。あんなに沢山いるのであればまた話は別だ。ジェイ・ザルゴを連れて地上へ逃げよう。

 

「こっちだ!」

 

 わたしと一緒に扉の外を覗いていたジェイ・ザルゴが、わたしの手首を掴んだ。わたしは彼に引っ張られて、地上へ繋がる階段、ではなく、扉の開いている牢屋の中へ飛び入った。彼は牢屋の扉をブーツで蹴って閉め、骨の山の中にあった黒い修道服を取り上げた。続けてわたしを牢屋の奥の暗がりに押しやり、黴臭い床に横たわらせ、修道服を自分の背中の後ろに広げて、わたしに覆い被さった。視界が真っ暗になった。修道服の古い埃の臭いが鼻をついた。

 

 タッタッタッタッという足音が、石の床を伝って聞こえてきた。ほどなく、あの木の扉が軋んで開いた。足音がますます増えて、大きくなった。それとともに、彼らの関節が歪に触れ合うごろごろという音もそこらじゅうでした。部屋の中がスケルトンで溢れているのだ。彼らはわたしたちを探している。

 

 ジェイ・ザルゴの心臓がバクバクと鼓動しているのが、互いの服越しに伝わってきた。普段はこのうえなく柔らかくしなやかであろう彼の体は、恐怖のために硬くなっていた。わたしは気が気でなかった。スケルトンの聴覚が心臓の音まで聴き取れるとしたら。彼らの視覚が暗がりの微妙な違和感まで感じ取れるとしたら。はたまた、ジェイ・ザルゴの尻尾が修道服の隙間から突き出ていたら。わたしたちは、終わりだ。

 

 何時間もそうしてじっとしていた気がした。スケルトンたちの足音が徐々にまばらになっていた。耳を澄ますと、どこか別の場所へ向かっていくのか、一体、また一体と、足音と関節の触れ合う音が遠ざかった。やがて、最後の音が遠ざかり、部屋は静けさを取り戻した。

 

 それからまたさらにだいぶ経った頃、ジェイ・ザルゴがわたしの上で、もそもそと体を動かした。彼は少しだけ修道士の服をめくった。黒い修道服の真っ暗闇に慣れた目には十二分に眩しすぎる魔法の燭台の光が差し込んできた。

 

 部屋の中には誰もいなかった。スケルトンがやって来た方の木の扉は開け放たれていた。

 

 ジェイ・ザルゴが修道士の服をはいだ。彼は尻尾を背中に巻きつけ、そろりそろりと牢屋の扉へ近づいていき、扉を開けた。結構な音がしたが、それに反応して何者かが近づいてくる気配はなかった。彼はその調子で開け放たれた木の扉ににじり寄り、顔を外に出した。尻尾が背中から離れて、くねった。彼はわたしに向かってせかせかと手招きをした。

 

「いなくなっている。今がチャンスだ」

 

 彼に歩み寄ると、手首を掴まれて、扉の外の通路へ連れ出された。改めて見てみれば、正面の他、右にも、すぐに急な階段になっている通路があった。だが、どちらにも今のところ、スケルトンを含む敵の姿は見当たらない。

 

 ジェイ・ザルゴは正面の通路を選び、わたしの手首を掴んだまま歩き出した。二人分のブーツを履いた足音が通路に響きわたった。わたしは不安になって後ろを振り返った。

 

「どこに行ったのかな、あのスケルトンたち」

 

 小声で尋ねると、ジェイ・ザルゴは、してやったりと言わんばかりの浮かれた声色で答えた。

 

「反対側の扉へ向かったんだ。まさか、鍵の掛かっているはずの牢屋の中に隠れているとは思わなかっただろう」

 

「そう、なの? でも、あの扉の先が行き止まりだったらすぐ戻ってくるでしょう。そしたら帰り道を塞がれるよ」

 

「オマエは心配性だな。問題ない、まだ手はある。それより、ジェイ・ザルゴはこの先がとても怪しいと思っている」

 

 ジェイ・ザルゴが話すのに合わせて、フードの端に見え隠れするヒゲが嬉しそうに跳ねた。

 

 スケルトンたちのいた部屋は、天井が高い代わりに床面がやや低く、通路から下り階段で繋がっていた。部屋の半分ほどはさらに掘り下げられていて、底に部位の揃っていない骨がいくつか散らばっていた。部屋の中央には例のごとく灯明の魔法の燭台が置かれ、あちらこちらの壁の隙間からは、土を抱えた木の根が張り出し、表面にキノコが生えていた。

 

 通路から向かって右斜め奥に、さらに扉があった。ジェイ・ザルゴはわたしの手を引いたまま、扉を少しだけ開いて、中をそうっと覗き見た。ややあって、彼の全身に大きな震えが走った。彼は、わたしに顔を寄せて、興奮気味にまくし立てた。

 

「やっぱり! あったぞ!! 秘密の力の源だ!!」

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