《無縁塚周辺にて》
「ふぁ〜。よく寝た〜。って、どこじゃいここ」
はい。ボクは千夜住(ちやずみ)虚(うつろ)。人とも妖とも神ともつかぬ、怪しいものだそうです。まぁ、知らん。そんなことより重要なのがこの場所。此処どこ?なんか昼寝して起きたら此処にいたんだけども。まぁ、所持品は無くなってないし、服も来てるし、身体もなんともないからいいけど。しかし困った。帰り道がわからん。当たり前だよ此処知らないんだから。取り敢えず、辺りを見渡そう。そう思いたって仰向けの状態から直立し、くるりと一回転。んで、見えたのがこちら。
・石
・瓦礫
・廃棄物
な ん だ こ れ は
死後の世界か何かなの此処は?でもボク割と生命力高いよ?手足もげてもすぐ生えてくるよ?脳みそ吹っ飛ばされても2秒で元通りだよ?とかなんとか言ってる内にボクは一つの結論を出した。
「夢だな。うん。夢だ」
ここで質問。どうすれば夢から覚めるでしょうか?答えは至極単純!頰をつねること!ボク天才!早速頰をつねって・・・
「・・・アレ? 」
夢が覚めない。ま、まぁ今のは予行演習だから!もう一度・・・
「・・・え?」
また覚めない。流石に三度目はやんない。二度あることは三度あるって言うし。
「・・・どーしましょ」
そうやってボクが途方に暮れたその時!
「どうするもこうするもないよ。よくわかんないけど、君は取り敢えず此処から出るべきだね。」
なんということでしょう!ボクが声のする方を向くと、ネズミを擬人化したような美少女が立っているじゃあありませんか!ボクも美少女だけど。いけないいけない。こんなことをしている場合じゃない。兎に角、このネズミ娘ちゃんとお近づきにならなくては!と、いうわけで早速口説く・・・訳にもいかず、ひとまず帰る方法を聞くことにした。ボクはこう見えて慎重派なのだ。
「えー、あー、どうやったら出られる?」
「此処は無縁塚。外の世界とこの世界の狭間と言ってもいい空間だ。あっちがこの世界の空間だよ。さよなら」
「ゑ?」
ネズミ娘ちゃんはすらすらとここについて喋ると、右側へ指さしてそのままどっかへ行ってしまった。なんということだ。
一緒についてって貰って道中ボクの魅力を十分にアピールしてネズミ娘ちゃんをgetする算段だったのに。
まぁ、過ぎたことは仕方ない。ボクはそう割り切ってさっさと歩く・・・のは面倒くさいので、能力を発動させた。
【何者でもない程度の能力】
するとボクの身体は薄暗い色の霧に包まれ、霧が晴れると共に、灰色の羽根を持った悪魔・・・今のボクの姿が現れた。
「ひゅー。そんじゃ、ひとっ飛び行きますかねー」
そう言ったのが先か羽根動かしたのが先か忘れたけど、取り敢えず無事に知ってる場所までたどり着いた。道中妖怪っぽいのいたけど、まぁ、敵じゃなかった。いやぁ、吠え掛かってきたもんだからさ。喉切るつもりで爪振ったらさ。そのまま首がポーンよ。ポーン。その後悲鳴が聞こえた気がしたけど、まぁ、知ったこっちゃないね。
はい。一話目です。最近東方のtrpgあるって知ったんでソレのpcの物語にしようと思います。