《紅魔館内にて》
「あの〜。魔理沙ちゃん?怖がらせたのは悪かったからさ。一緒に行こうよ〜。ボク方向音痴だからさ」
「ええい知らん!勝手にしろい!」
はい。ボクは現在悪趣味な館に魔理沙ちゃんと突撃し、そこの門番を魔理沙ちゃんごと怖がらせちゃったので魔理沙ちゃんが拗ねてるのをどうにかしようとしてる真っ最中でございます。まぁ拗ねてるところも可愛いんだけどさ。それでもいざというときアレだからさ。
「・・・ん?」
ふと天井を見上げると、そこにはナイフが。悪趣味極まりないね。んでもって横へ移動しようとしたらそこにもナイフ。というか四方八方、見渡す限りがナイフに覆われてた。しかも突然。
「まずいな〜こりゃ。使うか」
【何者でもない程度の能力】
さて、今回は取り敢えず邪魔なナイフをどっかへやって魔理沙ちゃんの安全を確認したい。更に敵と遭遇し、奇襲された可能性もある。ということは、攻撃と防御を両立出来るヤツがいい。使えるかどうかは知らないけど、ひとまずやってみよう。
(攻性防壁、起動)
瞬間、ボクの周りに無数の緑の線が形成され、ナイフに触れた瞬間消し飛ぶ。
「ワオ。電脳空間の技術が使えちゃったよ。すごいなこりゃ」
「何を言っているかわからないけど、さっきのを突破できたのは褒めてあげるわ」
「ん?」
声のする方を向くと、そこにはメイド服を着た銀髪の子がいた。成る程そこは悪趣味ではないらしい。
「私は十六夜 咲夜(いざよい さくや)。此処、紅魔館のメイド長。そして、貴女を殺す者」
「ふ〜ん。じゃあボクも名乗るか。ボクは千夜住 虚。何者でもないね。でも、キミ程度じゃ殺せはしない存在」
お互いに睨み合いが続く。まぁボクはスカートから見えそうで見えないヤツを見ようとしてるだけだけど。
が、いつまでたっても見えないので飽きた。とっとと終わらせて頂く。魔理沙ちゃんもどっか行っちゃったし。
「んじゃ、終わらせ・・・ファ!?」
ボクが動こうとした瞬間、またもやナイフが大量に降り注ぐ。すかさず攻性防壁でブロックするも、これじゃあラチが明かない。というかなんの能力?時間でも停止してんのかそれとも・・・うん。面倒だ。
【何者でもない程度の能力】
能力使おうと思えばそういう信号が脳から出る筈。ならそれをおかしくするまでよ。さっきの攻性防壁の技術も使えたし、ハッキングも使えるだろう。その後は知らん。ボクに喧嘩売ったのが悪い。
「ホレ」
「うぐっ!?・・・一体、何を・・・!?」
「いやぁ、悪いね。まぁお休みよ」
あっけなく咲夜とかいう子が眠った。弱い。さあて、魔理沙ちゃんを探しに行かないとね。
マズイ。主人公がチートすぎて話にならない。