《紅魔館内にて》
「殺す」
「あぶなっ!?」
どうも。いきなり紫の美幼女にキレられてる虚ちゃんです。どういうわけかは知らん。兎に角、今は攻撃をひたすら避けてる。まぁボクの・・・ではないけど、悪魔の羽根と同じようなものが背中についてても幼女に変わりないし、そのうち疲れてバタンキューするでしょ。と、言うわけで、更に避ける速度を上げる。
「ほらほら当たってないよー?エイムガバガバかなー?」
「黙れ!!」
「あ、サーセン」
取り敢えず素直に黙ってこの美幼女が疲れて倒れるのを待とう。そしてgetだ。男に変われるってわかったことだしアンナコトやコンナコトも・・・しないけどね。
《数分後》
なんでこの子全っ然疲れないの?
むしろボクが疲れてきたんだけど。もういいや。こっちも攻撃しよう。
【何者でもない程度の能力】
さてさて・・・今回はなるべく血が流れない方向に持ってきたいんだよね。疲弊させたところを精神揺さぶって堕とすっていう作戦だし・・・アレでいいや。
「邪魔ァァ!!」
「ほいほいっと」
紫美幼女が赤い槍を持って吹っ飛んできたタイミングで、ボクは指をパチンと鳴らす。するとなんということでしょう!ボクの背後から高圧洗浄機が30台も出てきたじゃありませんか!
「!!?」
紫美幼女も目を見開いて止まってくれてるし、これでトドメだね。なにせ中の液体は全部相手を疲弊させる成分含んでるんだし。
「ファイヤー!ウォーターだけどね」
そう言いながら紫美幼女を指差すと、その方向に液体が噴出された。
「!!?ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
え。そんなに?オーバーリアクション過ぎない?
「どうー?痛いー?」
・・・へんじ が ない。 ただの しかばね の ようだ。
「うーん。大丈夫じゃなさそうだし回復しよっか」
そう言って液体の噴出が終わった後の高圧洗浄機を消して、紫美幼女に近づき、例の蔦の生えたベッドに変身し、幼女をそこに乗せる。そんでもって分身で魔理沙ちゃん達のとこへ行く。
「ふぃーー終わったー!魔理沙ちゃーん疲れたよー!」
そして魔理沙ちゃんのお胸にダイブ。とっても柔らk
ぺチッ
「痛っ!?なにもビンタはないでしょビンタは!」
「うるさい!いきなり強い奴倒したからってこんなことするヤツがいるか!」
「ボクがいるよ!・・・うん。まぁいいや」
取り敢えずボクは魔理沙ちゃんの胸から顔を戻し、紫美幼女の容体をみる。
「虚お姉ちゃん。お姉様はどうしちゃったの?」
「ゑ?この子フランちゃんのお姉さん?うわぁ似てるわぁ・・・ってそんなことは置いといて、命に別条ないから心配しなくて大丈夫だよ」
「うん・・・」
こうして、ボクは疲れ、倒れた。
「「「虚(さん)(お姉ちゃん)!?」
はい。皆さんなら気づいたはずです。どれだけ能力を使えば倒れるかをね。