《博麗神社周辺にて》
皆さんこんにちは。由奈です。最初は朝から3時間連続した霊夢ちゃんの訓練もようやく終わりそうです。長かったなぁ。
「よし実戦だ。由奈は霊夢に1発入れたら勝ちだ。逆に霊夢は由奈に30発入れろ。いいな?」
え?また私なの?そんなに根に持つタイプだとは思わなかったよ。それにしても私相手に30発は流石にパワーバランスがおかしいと思う。意外と灰徒ってそういうとこの計算できないのかな?まぁそこは置いといて、抗議しに行かなければ。
「ねぇ灰徒。30発は可哀想だから10発で勘弁してあげて?」
「やだね」
まさかの即答。でもよく考えてみれば霊夢ちゃんの弾幕は相当速いし正確だから30発でもいけるかもしれない。私って優しすぎるのかな?まぁいいや。
「じゃあ始めていい?」
「ああokだ。霊夢!準備は出来たか?」
「ええ!」
不意に霊夢ちゃんを見ると、完全に目に火がついていた。勿論比喩だけど。
「ではァ・・・始め!」
始まってしまったからには全力でいこう。
【何者でもない程度の能力】
一撃当てたらこっちの勝ちなら、必中必殺がいいよね?と、いうわけで。まずは黄金狂で霊夢ちゃんの背後に回った・・・けど即座に反応されて攻撃された。
「あれ!?」
「ッ!」
これで一回目。でも思った以上にまずい状況かもしれない。多分、今の霊夢ちゃんの反応速度だと黄金狂はまず使えないし、近付くだけでも一苦労だと思う。そこから攻撃と言っても避けられるだろうし・・・本当は使いたくなかったけど、やるしかないか。これで霊夢ちゃんの身体に何も起こらないといいけど。
「ごめんね霊夢ちゃん・・・《デス》」
「うぐっ・・・!?」
霊夢ちゃんが苦しんでるところを見るのは辛いけど、すぐ蘇生できるから許してもらおう・・・なんて思ってた。
「・・・」
「え?」
死なない。なんと霊夢ちゃんは即死する筈の魔法を喰らって死ななかった。そして次の瞬間、私は攻撃を受け続けてあっという間に30回を超えていた。何を言っているのかよくわからないと思うけど、私にもよくわからないんだ。これが霊夢ちゃんの力なのか、灰徒が何かしたのかもわからないけど、兎に角私が負けたことは事実。霊夢ちゃんは強くなったよ。
「オイ。何安らかに眠ろうとしてんだ由奈。起きろ」
「え?」
「起きろって言ってんだ」
「は〜い」
「ったくどいつもこいつも面倒くさい性格になりやがってよ・・・」
だってもう終わると思ったんだもん。いや、別に何がとは言えないけど。
因みに終盤のくだりは思いっきり1000字超えてると思ってましたが実際は超えてなかったので付け足したやつです。だって終わると思ったんだもん。