《魔法の森周辺にて》
ふかふかで寝心地抜群のベッド。程よい湿気と快適な温度。そして隣に可愛い女の子。なんていいひと時なのでしょう!もうボク死んでもいい!死ぬかわからんけど。そんなことよりだ。ボクは今ある興味を抱いている。それは、『隣で寝ている女の子は一体誰なのだろう?』ということだ。え?お前ベッドに変身してるんじゃないのかって?分身で今や添い寝状態よ。まぁ、話を元に戻すと、今ボクは隣で寝ている女の子が誰なのかとっても気になっている。そりゃ能力使えば一瞬でわかるよ?でもさぁ、誰だってそんなことされても嬉しくないし、気持ち悪いし、怖いでしょ?だからボクはやらない。そのかわり、情報収集はさせて頂く。それでは参りましょう。
【何者でもない程度の能力】
さて、別に今回は変身する訳じゃない。だって既に女の子寝かせてるベッドになってるし。けど能力を変えた。【心理掌握(メンタルアウト)】にね!さぁてこれでこの子の記憶をボク一色に染め上げてやる・・・なんて鬼畜なことはしない。ボクの目的はあくまでこの子の記憶を見ること。なんでも知ってるgoog*e先生みたいに知りたいことを全部知るのはダメでも記憶から推理してくのはオッケーだよね?というわけで早速覗いちゃおう!
無 理 で し た (笑)
いやさ、頑張ったよ?頑張ったけどさ、この子の名前が『霧雨(きりさめ)魔理沙(まりさ)』ってことしかわかんなかったんだよ。どうしよ。未だに魔理沙ちゃんは起きない訳だし。・・・あ。困った時に頼れる人いるわ。
「・・・よし。飛ぶか」
早速ボクは能力で例の(1話参照)悪魔になり、魔理沙ちゃんを抱いて魔法の森を超えた。勿論お姫様抱っこで。
《博麗神社にて》
「おーい!霊夢ちゃーん!いるー?」
はい。ボクは取り敢えず迷ったら来るべきと教わった博麗神社に来ております。何故ならちょっと前寝かせた(物理)魔理沙ちゃんが全然起きてくれないからです。誰に貰ったかはさておき。んで、今はここの巫女さんである博麗(はくれい)霊夢(れいむ)ちゃんを呼んでる訳だけど、これまた出てきません。留守なのかな?いや、ちょっと前まではそんな忙しそうじゃなかったし・・・
「あ」
そうだ。お賽銭だ。お賽銭があれば出てくるかもしれない。よし。もうここは一つ両替機みたいにジャラジャラ入れてやろう。驚くこと間違いなしだぜ。そんなわけで1円札(現代では1万円ぐらいの価値があるよ!)を大量に投入。
「いっちまーい。にーまーい。さーんまーい。」
・・・うん。面倒だ。一気に100枚ぐらい入れちゃおう。
「そおい!」
いやー気分爽快。お賽銭は投げ込むに限るよね!え?無駄遣いなんじゃないのかって?えーっとですねぇ。お賽銭っていうのは神社が信仰を集める為の出資みたいなものでですねぇ。これは合理的観点に基づいた寄付なわけでですねぇ。要するに霊夢ちゃんに出てきてほしいだけです。・・・アレ?さっきからこちらを凝視している大きなリボン付けた子がいるんだけども、もしかして霊夢ちゃんかな?
「あ、どうも」
「・・・」
うわぁ。この子も唖然としちゃってるよ。え?どっちに?魔理沙ちゃん抱き抱えてる方?それともお賽銭大量に入れた方?何はともあれ、さっさと再起動してもらわねば。
「おーい。もしもーし?聞こえますー?おーい!」
「・・・あ」
「あ?」
「ありがとう!貴方はウチの神社の恩人よ!あんなに大量のお賽銭を入れてくれる人は良い人に違いないわ!」
そっちかい。もうちょい人を警戒した方がいいよ。マジで。
「んでー、えーっとぉ、貴方が霊夢ちゃん?」
「ええそうよ!私が博麗霊夢!」
「なら話が早い。あのね、この魔理沙って子が気絶(?)しちゃってさぁ、それをなんとかしてもらいたいんだよね」
まぁ本当は催眠(?)状態なんだけどね。
「なんだ魔理沙か。はぁ・・・こんな良い人に迷惑かけるだなんて。なんかごめんなさい?」
「えぇ・・・うん。いいよ!その子の霊夢ちゃんの可愛さに免じて許してあげよう!」
そうそう。言い忘れてましたが、霊夢ちゃんもとっても可愛いです。腋が出てる魅惑の衣装とか特に。両手に花ってヤツだねぇ!もしかしたらボクはこの世で一番の幸運でも持ってるのかもしれない!そんなことは置いといて。とにかく魔理沙ちゃんを霊夢ちゃんに預け、ボクはちょっと後悔しながら肩の荷降りたぁ!と安堵したりで大忙しなのだった。
ようやくレイマリが出てきました。