《魔法の森内にて》
「あ〜。つかれたよ〜」
身体中が汗でベタベタの状態で、ボクは思いっきり拠点のベッドにダイビングした。
もふり。
入った瞬間、ボクを柔らかな快感が包み込む。別に変な意味ではない。
「ひゃあ〜。ベッド最高〜」
てなわけで、今はボクの拠点に帰ってきております。外側からは狭苦しいボロテントにしか見えないけど、内側は豪邸レベルに広い。でもテントに変わりはないから常に薄暗いし寒い。まぁ暗いし寒いってだけで風呂に入れたりとか便利なところはあるけど、疲れすぎてもはやそんなことをする気力さえ湧かないので明日にする。
「ふえぇ〜」
そのままボクは身体の赴くままに夢の世界に入り込んだ。
翌 日
マズイ。非常にマズイ。髪と肌の色が全部抜け落ちて真っ白だ。
「・・・使い過ぎちゃったかー」
あ、言い忘れてたけどボクの能力は使い過ぎると身体中の色素が抜けます。色素が抜けると日焼けで死にかけるわ電灯で目が焼けるわで散々な目に合います。今回は問題ある症状は肌だけだったからよかったけど、こりゃ当分は能力は使わないほうがいいね。少なくとも今日一日は。ただし!外に出ちゃいけないって訳じゃない!こうなるのも一度や二度じゃない!ローブさえ被ればなんとかなる!というわけで、早速テントから出て、別に理由はないけど博麗神社へ行こうとした・・・までは普通だった。
ぐらっ
「あれえ?」
突然、目の前が真っ暗になり、寒気が走る。身体も重くなり、ぱたんとその場で倒れてしまった。おまけに何も聞こえない。
「じゅうしょうだぁ。あはは・・・はは・・・」
なんとかいつものように笑おうとしたけど、まぁ無理だった。さて、本格的にマズイ。何回か倒れたことはあったけどこのぐらい症状が酷かったわけじゃない。せいぜい強い眠気程度だったはず。そうやって考え事をしている間に、ボクはとうとう意識がどこかへ行ってしまった。
《???》
「役立たず」
「こんなこともできないの?」
「うわぁ。マジゴミだよお前」
ちがう。ちがうよ?ボクは役に立つよ?なんでもできるんだよ?
「なにこの子。できて当然のことで喜んでるよ?
「コイツガイ●だろ。だからこんなことで喜べんだよ」
ちがうよ?ちゃんとみんなにできないこともできるよ?
「・・・サイッテー。アンタなんて死んじゃえばいいのよ。人殺し」
「人殺し」「ひとごろし」「ヒトゴロシ」「hitogorosi」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「違うよ!?・・・あれ?」
気づくとボクは、見慣れない天井の下で寝ていた。
一日書かなかっただけで著しく文章力が落ちてます。ヤバイ。