全編江ノ島でのエピソードとなってます。実際取材に行きましたが活かせてるかどうかは……わかりません
「江ノ島ーー!!!」
8月。夏の太陽に照らされる中、中学生の一団は江ノ島駅に到着した。
今日の気温は37度。夕方ごろ少し曇るがそれ以外は文句なしのカンカン晴れ。
「湘南の海! 暖かい風……ていうか熱い風! そして旅行者で賑わう町! まさに夏休みって感じじゃない?」
「うわー、暑すぎ……」
明るいアキとは対照的に、華は既にこの夏の暑さで既にやられていた。
「大丈夫か華? 具合悪いのか?」
「これがあるから心配ナシ!」
心配する光輝をよそに、華ははカバンの中から冷えピタを取り出して額につける。
「華って本当に暑さに弱いよね。去年なんか開始1時間でノックダウン!」
アキとは違うもう一人の少女が華の背中を叩く。
「だってあの日は気温41度だよ? 暑過ぎにもほどってもんがあるでしょ」
華は駅で配られていた『Welcome! Enoshima!』のうちわを使って体をあおぐ。
「さてと、ちゃんと全員いるね? 私、光輝、華、美智、卓也。それで結局仁って来るの?」
最近転校してきた隅田仁。一応彼ともそこそこ仲良くなったので、アキは彼の事も呼んでいたのだった。
「あいつ来ないんじゃね? なんていうかミステリアスな雰囲気あるしさ。こういう夏のレジャーとかあんまり好きじゃなさそう」
首から銀のネックレスを吊り下げた少しチャラチャラした男。彼の名は卓也。一応華のクラスメイトで、そこそこ仲良くしている。
「その通り。アイツはきっと来ないよ。さ、江ノ島を楽しもう」
そう言うと華は仁をことを気にせずに歩き始める。
「もー、華って仁にちょっと冷たいよね。やっぱりアレ? 『好きな相手ほどいじめたくなる』タイプなの?」
美智のちょっとしたいじりに、華は頬を膨らませて不機嫌な顔を見せる。
「まさか! あんな奴好きなわけないでしょ? 私がタイプなのはもっとこう、陰があって、色白で、なんでも教えてくれるような……」
「残念だったな光輝、あのどれにもお前は当てはまってない。お前はサッカー部で色黒で成績は良くない」
「うっせぇ。大体なんでお前もそのこと知ってんの?」
光輝は卓也が自分が華に特別な感情を向けていることをどうやら知っているようだ。あまり口に出して言ってほしくはない。恥ずかしい。
「お前の華を見る目を見れば分かるよ」
「さすが。プレイボーイは違うな」
「俺、こう見えて一途なタイプなんだよ。心配すんな、俺は華のことタイプじゃねぇよ」
卓也はそう言うと光輝の背中を叩いて歩いていく華たちを追いかけていく。
「おい! 俺を置いて行くなよ!」
夏休みという遊びまくるこの期間。彼らはこの夏をいつも以上に良くしようとはりきっていた。向こう側から押し寄せる人の波をかいくくりながら、江ノ島本島を目指す。
「意外と遠いんだねー、江ノ島って。時間あるかな……」
アキは腕時計を確認する。今は午前10時20分。まだまだ今日が始まったばかりだ。
「そんな心配する時間じゃないでしょ。私アレ食べたいんだよね、しらすバーガー!」
「いいねいいね! 私他に食べたいスイーツとかもあって……」
二人が談笑している中、突然向こう側から誰かの声が聞こえてきた。人ごみの中でもわかる。明らかに「華」と呼んでいる。
「……華ー……華ー……」
「ねぇ、島の方に光輝と卓也が先に行ったってことはないよね? 明らかに華のこと呼んでるけど」
アキが遠くで華の名を呼ぶ誰かを見つめる。それはだんだんと近づいてくる。そう、それは……
「マジ? ドクター本当に来たの?」
遠くから華のことを呼んでいたのは隅田仁……またの名を“ドクター”だ。
「やぁ! 今日は随分と暑いな。ポンペイ火山の中より暑いよ。さすが日本だな」
ドクターはタオルを手に体から噴き出す汗を拭いている。
「まさか仁が先についてるだなんて! 意外ね~、仁がこういうの先に着くなんて。私たちが来たのに気づいたの?」
「ああ。匂いで分かるよ」
「……匂い?」
それの言葉に首をかしげるアキ。何か変な匂いがしていないか自分の体をかぎ始める。
「……まったく。まさか“アレ”で来たの?」
華にはなんとなく彼の行動が読めていた。さしずめターディスで江ノ島本島に直接行ってからここまで来たのだろう。
「ああもちろん。電車とかバスに揺られるのは好きじゃないんだ。自分の船があるんだからそれで来るさ」
「えっ、仁って自分の船持ってるの!?」
後ろで話を聞いていた美智が二人をかき分けて現れる。
「あー、でもたぶん君が想像してるような“船”じゃないよ」
「さすが仁。帰国子女は金持ちなのね」
「そんなところだ」
仁は美智に向かってはにかむ。
「だけど意外。こういうのってアンタは好まないと思ってた」
「せっかくの中学生活だぞ? 運動会とか色々やって思ったんだ。たまには青春を楽しんでみるのも悪くはないってね」
「いつもターディスの中で変な信号追ったり、エイリアンの痕跡を辿ったり忙しいんじゃないの? ……まさか、ここにエイリアンでもいるの?」
「まさか! 僕にだってそんなこと関係無い、心休まる休暇はあるさ。せっかくの江ノ島だぞ? 存分に楽しもう」
そう言うと、ドクターは中学生の一団を置いて先へ先へと進んでいく。
「ちょっと、先に行かないでよドクター!」
江ノ島……日本有数の観光地。日本人はもちろん、外国人観光客だって訪れる、夏は特に賑わう場所だ。
だが誰も……ドクターすら知らなかった。この島の下であるものが“蠢いている”ことに。
「おいしー! しらすバーガー!」
まず華たちは身近な店に入って最初のイベントを楽しんでいた。江ノ島名物のしらすが入ったハンバーガーだ。もちろん全員買って食べている。
「意外と合うね、ハンバーガーとしらす!」
「このハンバーガーのパティが意外とクオリティ高いね~」
「うん、意外と並ばずに買えたし!」
美智はアキと華と談笑しながら席に座り食べている。男連中は席が無いため立って食べている。その間に会話は特に無く、黙々と食事している。光輝は食べながらドクターのことを見ていた。
「……なぁドク、じゃなくて仁。どうして来たんだ?」
「メンバーに僕の名前もあったはずだ。隅田仁って」
「けど来るかどうかは曖昧だっただろ?」
「僕は当日にならないと行きたいかどうかわからないんだ。気分屋でね」
そう言いながらしらすバーガーにかじりつく。
「なぁ、二人なんかあったのか? 喧嘩でも?」
卓也がこの間を見て二人に聞いてみる。
「まさか。喧嘩なんてしてないよ。僕は華とちょっとだけ喧嘩してたけどね。僕は光輝と友達だからね」
「ま、一緒に大知性体を倒したしな」
「ダイチセータイ?」
卓也がそれを聞き返す。そうか、あくまでこれは二人だけの秘密だった。
「ネズミだよ。マイナーな害獣だけど学校で見つけたから二人で退治したんだ。それから僕と光輝は仲良し」
「けど俺はまだ認めてないからな、華をあちこち連れて行ってること」
「君が良ければ一緒に来ればいいのに」
「いや、俺はあんまりそういうの気が……乗らないからさ」
光輝は一緒に頼んだコーラを飲みながら少しうつむく。
「……なんだよ二人とも湿っぽい空気出しちゃって。せっかくのイベントだぞ? 楽しもうぜ! なぁ仁?」
卓也はなれなれしくドクターの肩に手をまわした。
「君は随分と明るいんだな。学校ではヤンキーみたいなのに」
「よく言われる。けど俺ってこう接してみると意外と優しいだろ?」
「そ、そうだな……」
ドクターは卓也のノリノリなテンションにどことなくついていけず、同じように頼んだコーラを飲み干す。まさか自分がペースを乱されるとは。
「よし! じゃあ次は江島神社! 縁結びで有名なんだよね~」
この一団のリーダーであるアキがしらすバーガーを食べる会を終わらせ、次のイベントへと向かわせる。
建物を出て目の前に広がる参道を進むと、そこには赤い鳥居が目立つ大きな建物。その先の階段を登った先にあるのが江島神社。
「疲れた! 階段多いし、エスカー使えば良かったんじゃね?」
「金がかかるし、それに階段は良い運動になる」
仁の手を掴み、卓也は最後の階段を上がりきる。
「えーと、どれが縁結びのやつなんだっけ……あ、あれだ」
アキが指を指した先にある小さな社が縁結びで有名な八坂神社。
華たちはとりあえずここでお参りをすることにした。
「見て見てドクター」
華はドクターを看板の前へと案内する。
「
「あの人のおかげでしょ? ダーレク倒したのって。一応知り合いだし、私に良い人紹介してくれないかな~」
そう言いながら、華は五円玉を投げ入れ、社に向かって手を合わせる。
アキと光輝たちはその近くにあるたくさんの絵馬が飾られている樹の前に来ていた。アキ曰くこれが「むすびの樹」で、これが縁結びの祈願をするところらしい。
「お前は書く必要あるの? しなくてもモテるだろ」
絵馬に願い事を書いている卓也に向かって光輝が言う。
「一人でも多くの女性にモテたいからな。今の時代はハングリー精神が大事。ところでお前は何て書いたんだ?」
卓也が光輝の絵馬を見ようと顔を覗かせる。
「ちょ、見るなって!」
「ま、言わずとも何を書こうとしてるかは分かるけどな……」
「べ、別に…… 良い人が見つかりますようにって書いただけ」
「嘘つけよ、くさかんむりが見えてるぞ」
「んなっ!?」
光輝は見られないように後ろに絵馬を隠す。しかしそれは後ろから現れた華に見られてしまう。
「あっ、それって絵馬? 私も書こうかな」
「うおぉっ!? 急に出てくるなよびっくりしたぁ!」
「普通に話しかけただけじゃん。光輝は何て書いたの?」
「え? いや、それは……」
「華、コイツ絵馬にさ……」
卓也が光輝が何を書こうとしたか言おうとするが、焦った光輝に口を抑えられてしまう。
「どうしたの。まぁ別にいいけど。私も書こうかな、良い人見つかりますようにって」
「そ、そうか……いいんじゃないか?」
光輝は少し口調を震わせながらそれに同意する。美智は仁の姿が見当たらないことを気になっていた。華曰く、どうやら縁結びにはあまり興味がないらしく、近くの池を眺めているらしい。それを発見した美智が気になって話しかける。
「じーんくん。アンタは書かないの? せっかくの縁結びやればいいのに?」
「僕はいいよ。既にいるから」
「えっいるの!? どんな人どんな人? まさか華? それとも他の女子?」
美智はついついそれを聞いてしまう。恋バナは女子の特権だ。
「いいやその誰でもないさ。妻が居たんだ。昔の話だし、もう二度と会えないけど」
そう言うと、美智は変だと思って聞き返す。
「え、妻?」
「あー……言葉のあやだよ。気にするな」
そう言いながら彼は何もない池を眺め続ける。趣は確かにあるが、それほどまじまじと見るものではない。
「そんなにこの池面白い? 魚もいないのに」
「なぁ美智。この池を見て何か感じないか?」
突然仁がそう聞くと、美智は首を傾げる。
「別に何も感じないけど……まぁ、水は綺麗だなって思う」
「君は今この池に魚は居ないといった。ならどうして水が揺れてる?」
美智は目を凝らして池を見る。確かに小刻みに揺れている。魚がいるわけでもなければ、水がどこからか流れているわけでもない。
「今日この池は節水のために水を流していない。貯めてるだけ。全くの無風の中、この池の近くにいるのは僕たちだけだし、人が歩く振動で揺れてるわけじゃない。だというのになぜ池が揺れてると思う?」
「さぁ? そんな小さなこと気にしてないでさ、仁もみんなのところ行って……」
美智が彼の手を取って歩かせようとするが、指を立てて解説するようにこちらに見せる。
「水というのは非常に敏感だ。人が感知できない揺れも確かに映す。だが僕たちはまだ揺れを感じていない。そうこれは……初期微動だ」
仁がそう言った瞬間、突然下から突き上げるような“揺れ”がこの場を襲った。感じたことがないぐらいの激しい揺れで、水は荒く波を立て、木々が木の葉を散らす。
「地震!?」
「ああそうだ! 直下型! しかもかなり大きい!」
ドクターと美智は池から離れ、揺れる木を掴んで体勢を整える。ドクターは華たちを誘導し、何も倒れてこない安全な場所へと避難させる。
「ドクター! これ地震!?」
「ああ、震度7までは行かないがかなり大きい! 震度6だな!」
ドクターが地面に触れてその揺れを観測する。
「なぁ仁、ここなら安全か!?」
八坂神社から少し離れた本殿前へと移動していた。他の観光客たちも突然の地震に混乱しながらも、すぐにこの場所へと避難している。
「この周りには何もない。だからたぶん安全なはずだが……」
揺れはまだ収まらない。それどころか、さらに大きな突き上げるような振動がさらに襲って来た。
「ドクター、あれ……!」
華が指をさした先には、今の衝撃で根本から抜けたと思われる木が浮かんでいた。そしてまもなくそれはこちらに落ちてこようとしている。
「おいおい嘘だろ! 避けろ!」
飛んでくる木を全員で避ける。しかし華だけは足が地面のくぼみに引っ掛かり遅れてしまい、そこから逃れられなかった。
「華!」
光輝が彼女に覆いかぶさる。木を相手に守れるとは思えないがとっさの行動だ。
そのまま木は二人に……ではなく、地面に激突した。そしてそのまま揺れも収まる。
「……大丈夫だったってことか?」
光輝が地面に落ちた木に目を向ける。
「ご祭神のスサノオ……助けてくれたのかな」
近くにはどこからか飛んできたと思われる「建速須佐之男命」の絵馬が落ちていた。
「二人とも大丈夫か? 木が飛んでくるほどの地震だなんて」
周りを見渡すと、いくつかの木が倒れていたが、社などは壊れていない。
「さすが日本だ。地震大国なのもあってしっかり耐震してたらしい」
ドクターは立ち上がり、地面に座り込んだせいでついた土を払う。
アキは華たちが無事だったことに安堵し、周りがどうなっているか見渡した、すると近くにお爺さんが倒れていた。
「大丈夫ですか?」
倒れているおじいさんに向かって話しかける。揺れのせいで立てなかっただけらしく、無事らしい。
「ああありがとう……だがこれは……」
おじいさんは地面に目を向けて頭を抱える。
「島を……島を守らねば……」
アキに礼をした後、彼はそのままどこかへと歩き去っていく。
「緊急地震速報が鳴らなかった。あんな大きい地震だったのに」
卓也がスマートフォンを開き、簡単に今回の地震のことを調べる。美智も同じようにスマホを開く。
「情報を知ることは大事だな」
ドクターは近くの木の下を調べる。この木がさきほど落ちてきた木のように地面から抜けていないかを確認し、安全とみてその木によりかかる。
「変だな、地震情報が無い」
卓也がスマホに映し出された情報を見て言った。こういう場合はどこかしらの機関が「○○の地域では震度6でした」などといった情報を発信するはずだ。
「でもSNSだと地震が起きたって色んな人が言ってる」
美智も同じようにスマホを見て言った。
「たまにあるだろ? 地震が起きたはずなのに、どのニュースも報道しない。地震計が必ずしも正確に捉えるとも限らないさ。けどあれほどの大きさだ。もう少ししたらきっとニュースが出るさ」
「けど今のはすごい大きかったよ。もしかしたら巨大地震の前震とかかも……」
華はドクターに不安な予測を告げるが、彼は耳の穴をほじっている。あまり事を深刻に捉えていないらしい。
「今のは揺れのタイプから察するに東日本大震災の余震だ。本震のエネルギーで出せなかったものを少しばかり放出しただけ。だからこれ以上大きな地震はもう来ないよ。心配しなくていい。それにほら」
先ほどまで混乱していた観光客たちは、地震が収まり、スマホでニュースを確認するとまるで地震が無かったかのような雰囲気で、さっきまでと同じように観光を始めた。ただ倒れた木を避けるだけ。
「日本人は随分地震に慣れてる。それに、この年にこのあたりで大地震は来ないからもう大丈夫さ。さぁ江ノ島観光に戻ろう」
ドクターはそう言って歩き出す。
「まったく、能天気ね」
「ターディスで色んな時代を見てきた。この程度どうってことない。すぐにまたいつものようになるだけ」
アキたちも彼についていく。彼の言う通り、気分を変えて再び江ノ島を楽しむことにする。
「なぁ今の揺れすごかったな? 大丈夫か?」
江ノ島の裏にある小さな飲食店の中、店主の男は妻に話しかける。
「ええ、すごく大きかった……店の中のものは?」
「なんとか対策してたおかげで大丈夫だよ。また同じような揺れが来ないといいけど」
男は厨房の食器棚などを開いて中を確認している。客たちのいる飲食スペースも問題はないらしい。何も落ちていないし、卓上調味料以外何も倒れていない。
「けど、次が来たらかなり厄介だな……」
「そういえば、買い出しに行ったあの子が心配だわ。外の木が倒れていたりしたら……」
妻は心配げな目つきで店主を見つめる。ついさきほど、息子に近くの店にいくつか買い出しを頼んでいたのだった。
「俺が探してくるよ。今の地震のせいで客はすぐに来ないだろうし」
男はエプロンの上に上着を着て、外への扉を開ける。
「いってらっしゃい。私は机の上をかたしてくるわ」
妻がそう告げると、男は「いってくる」と一言残して厨房から出ていく。
「まったく、地震って怖いわね……」
そう言いながら彼女が客席のテーブルを濡らしたタオルで拭いていると、突然外から叫ぶ声が聞こえてきた。男の声……
「あなた? あなたどうしたの?」
妻は客席の清掃をやめ、叫ぶ声のした方へと向かう。
「まさか木でも倒れてきたんじゃ……」
厨房にある外への扉を開く。しかしそこには誰も居ない。あるのはただの裏口だけ。
しかし気になってそこから先へ進む。もし木にでも潰されていたら大変だ。
すると、突然近くの茂みが動くような音が聞こえた。
「あなた……」
その音の方へ眼を向ける。しかしそこに居たのは夫ではなかった。
「……っ!?」
そこに居たのは、人間の何倍もあるミミズのような、芋虫のような……太くて長い“虫”だった。
「キャアアアーッ!!!」
見たことも無い巨大な虫に、大声を上げてその場から逃げようと走ろうとするが、その虫は大きな口を開き、彼女に喰らいついた。
次回のチラ見せ
「お前が連れて来たんだろう!?」