何でも屋アクロス   作:無課金系指揮官

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鉄血が襲ってこない……?辺境にも来ない訳じゃない

2日掛かると言ったな、何故か出来てしまった。←

という訳で、ほのぼのではない回です(書けるか不安ではありますが)。

久々のほのぼの以外なので、今回はちょっと短いです。

ではゆっくりしていってね!

2019/4/24/20:00追記ー
すみません。一度誤字等の確認せずに投稿してしまいました。
一応、確認したのでないかと思いますが、誤字・脱字がありましたら、細かくても構いません。報告の方よろしくお願いします!

誤字やっぱりありましたね。報告ありがとうございます


第十四話:不穏な空気

それはいつも通りにリズとクーがアイテムショップとしてこの店を来たお客様を捌き、ウェルと俺でメンテナンスの値段相談等々をして、テンコと俺がメンテをやっているときに起きた。

 

今の時刻は午後の初め。こんな街から完全に外れていても、お客様が来てくれるのは有難いと思いつつ一番の客足が落ち着いて来たとき、電話が鳴った。

 

「店長!」

 

リズは、レジをやっているようなので俺が出ることにした。

 

「はい、アイテムショップ・メンテショップアクロスです」

 

受話器を取り新しく変えた(追加しただけ)店舗名を言うと向こう側から俺より少し渋い声が聞こえてきた。

 

「こちら『辺境基地』指揮官のアルヴィンだ」

「うげぇ、アルヴィンだ」

 

俺は反射的にカエルがつぶれた声を出した。彼とは俺がこの店を立てる前に色々..本当色々あった人物である。プライベートでは気の合う人物なのだが、この時間帯に電話をかけてきたという事は十中八九面倒事である。

 

「その高くて女性と間違えそうになる声は店長だな?」

「そうですが?グリフィンの指揮官様がどうかなさいましたか?」

 

俺の気にしている事をわざわざ言ってくるし、本題に入ってくれと急かすと彼は少し渋った後にこう言った。

 

「店長。面倒事が嫌なら今すぐにこの街を離れろ」

「えっ?」

 

ちょっと待ってと続けようとしたが、彼の電話越しにもわかる雰囲気がかなり変わった。...何か嫌な気がする

 

「我々は最後まで徹底抗戦を敷くが、この街は壊滅的な被害が出るだろう」

 

そもそも、勝てるか分からないと彼は続けた。鉄血が来る?しかも街が壊滅するレベルだって?

 

 

「...街の人達には?」

「隣町まで歩きではもう間に合わない。店長の所には車があるだろう?それならギリギリ間に合う。隣町にはもう連絡済みだ。でわな」

 

そう言うだけ言うと彼は電話を切った。俺は半分放心になっているが、受話器を戻した。するとリズがどうしたのと聞いてきた。店内にはお客様が居ない事を確認した。

 

「鉄血が、攻めて来やがった!」

「「「「っ!?」」」」

 

その言葉に彼女達は目を見開いた。っとそんな事を考えている暇が無いか。行動しないとな。そう思いそのままプライベートエリアに向かおうとしたら、リズが呼び止めた。

 

「店長はどうするの?見捨てて逃げるの?」

「あそこの指揮官からは逃げろと言われたら、逃げるよ」

 

俺がそう言うとリズは我慢ならないといった感じで口を開いた。

 

「ふーん。また逃げるんだ?これだけの戦力がいるのに?」

 

そうは言うが、ハンドガン三人に対物ライフルが一人で何が出来るんだよ?

 

「……ハンドガンとライフルだけで何が出来る?」

「何でも出来ます」

 

俺の質問にウェルがそう答える。テンコとクーも頷いている。敵の情報が分からないのに何呑気な事を……!俺が命令権を行使しようとしたが、その前にウェルが口を開いた。

 

「私は信じています。貴方が組み上げた銃を、そして『あの時』最後まで諦めなかった大馬鹿者を」

 

信じていますとウェルは続ける。その後間入れずテンコが一言

 

「私の弾丸と貴方の銃を合わせて効かない敵がいるのですか?」

「それは無いかもしれないが!数で押されたら意味がないっ!」

 

テンコの一言にそう返すと、予想通りの返事が帰ってきたのか彼女は鼻で笑った。平常心が持ったのはこのまでであった。

 

「お前達が何を根拠に勝てると言っているのか分からないが!確かにそこいらの基地にいる奴らよりかは強いがお前達はダミーもいないんだぞ!?俺はお前達を失いたくはないんだよ!!」

「お、落ち着いてください、店長!」

 

叫びながらテンコに掴みかかろうとするが、寸の所でクーに止められる。

 

「クー!止めるな!!o」

 

お前までそっち側なんだな。と続けようとしたが、その場に俺の叫び以上の声が満たした。

 

「ー貴方の居場所を守るのが私達の役目です!!」

「っ!?」

 

二度目の硬直。クーってこんな大声出すんだな。なんか怒りとか、悩みとかを一回白紙に戻すようなそんな声であった。と思っているとクーがマシンガンの様に話始めた。

 

「そもそも、何時かはこんな日が来ると此方が考えずに過ごしていると思っているですか?それこそふざけないで下さい!私は最低でもダミー3人は持ってます!」

「ゑっ?えぇ……?」

 

今聞き捨てならない事が聞こえたよ?ダミーがいるって?俺が気が付いたのを確認したのか、リズはクーを落ち着かせ始め、ウェルとテンコは俺に近付いてきた。

 

「店長。私は4人ダミー健在です」

「私もです。外で特殊弾を装填して待機中です」

「……知らなかったのは俺だけか?」

 

まだ、頭に登った血が降りきっていないのか、考えがまとまらないがどうにか口にした言葉に彼女達は頷いた。

 

「店長には、こんなことが無かったら一生言ってなかったですね」

「えぇ。これはリズが決めたルールですから」

 

あ、戦力があると面倒事が増えるからか……だからってダミーのメンテは結構掛かるだろうに。俺も出来るのに

そんな事を思っているとテンコは肩を竦めてウェルは溜め息を吐いた。

 

「店長に見せたら、どうなることやら」

「きっと、ラグが無くなったりするんですよ」

 

上からウェル、テンコ。待てよ……?って事はリズも?

そう思いリズの方を見ると、彼女は此方を見てニヤッと笑った。

 

「キチンと要るよ?4人」

 

ーでどうする?指揮官?

俺は目を見開いて彼女を見ると、何時もの何処か余裕を持った顔ではあるが気配が変わっていた。その気配と今の言葉で俺はトラウマに引っ張られー

 

「ぅっ……!」

「大丈夫ですよ」

 

ーる前にウェルが俺をつついた。俺は一気に意識がしっかりとした。回りを見るといつの間にか雰囲気が戦術人形のそれになった彼女達が不安そうに此方を見ていた。

 

「…頼む、お得意様の指揮官とこの店を守るために戦ってくれ……!」

「「「「了解!」」」」

 

指揮能力が無い俺の情けないたのみ事を彼女達は受けてくれた。了承の声が店内に響きわたった。

 

 




今回は数話続けてほのぼのから離れます。ほのぼの期待していた方はごめんなさい。

注)店長は指揮官ではありません!

では、まだ色々分からない事は今後明らかになりますのでお待ち下さい!

感想・評価お待ちしております。作者の励み及び執筆速度の上昇につながります。

では、また次回お会いしましょう!

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