ありがとうございます!
今回のサブタイトルの一部はとあるPCゲーのスキルから拝借。…止まるんじゃねーぞ?
今回のお話は以下の成分が含まれいています。
店長奮闘。店員暴走。
大赤字。
ではゆっくりしていってね!
ー追記ー
誤字報告ありがとうございます
突然だが、俺達がいる辺境地区の地形の話をしよう。街を中心に考えると基地がありその周辺に今人々が暮らしている住居群がある程度あり、その後に俺達の店がある廃墟群がある。そして店の反対側には背の高い廃墟群がある。その廃墟群は背の高いビルが多少多めの廃墟群であり、鉄血が攻めてくる際にゲリラ戦を仕掛けやすい形となっている。
そしてその市街地から離れ南に行くと、丘と平野の地域がある。...そう俺が向かっているのはその地域である。
「目的地に到着しました。...大丈夫ですか?」
「えぇ...今は時間が無いものね..うっ」
俺はそこで漸く作動席(元運転席)から後ろを向くと、そこにはダミー共々グロッキーになっているニーアさんがいた。
「すみません。少し飛ばし過ぎましたかね?」
「そうねぇ。因みに何キロ出てたの?」
もうある程度回復したのか、ニーアさんが質問してくる。まぁ調子を確認する程度の運用だったから
「60キロぐらいですかね?」
「...えっ?」
ニーアさんが驚いている。そんなに驚く事があるのだろうか?キャタピラがあるので、多少の悪路は平気だしな?
「...さては、意欲のままに改造しているわね?」
「そんなの当たり前じゃないですか。俺の唯一の趣味なんですから」
まぁこんな事になるとは思ってなかったから、魔改造に魔改造を重ねている為、標準型の10式ではなくなっていますがね。と俺は続ける。
「今は時間が無いけれど、簡単に説明をしてくれないかしら?」
ニーアさんは頭に手を当てながらそう言う。そうだな
「一人用に最適化され、生存性に極振りした10式です」
「分かったわ。じゃあ、私はこの戦車の周囲で近付いてくるかもしれない鉄血どもをハチの巣にすれば良いのね?」
何かを諦めたニーアさんはそう言う。俺は頷く。そうなのだ戦車なので近付かれたら終わりなのだ。圧倒的な物量では無理なのだ。
「あ、ニーアさん無線機のチャンネルを2番にしてください」
「分かったわ」
そう言って、彼女はキャノピーから外に出た。キャノピーが閉まったのを確認し、俺は砲手が座る位置に移動する。それと同時に無線機のチャンネルを2番にした。
「ニーアさん、聞こえますか?」
《えぇ、感度良好よ》
それは、良かった。
「敵が近付いてきたりしたら、AIから報告が来ますからそれも活用してください。ですが過信しすぎないようお願いします」
《了解したわ。参考程度にするわね》
よしっじゃあ俺も自身のやる事をやろう。まずはもう戦闘が始まっているが情報整理だ。今まで、ウェル達の無線チャンネルとあの指揮官の無線関連の情報から、自分なりに解釈を入れる。
「レーダーの範囲は今はまだ最低で、逆探知されたら死ぬ」
「フムフム....小型迫撃砲の射線を通さないようにか。まぁ圧倒的に人数不利だから当たり前なんだろうな」
俺は分からん。でも迫撃砲型の射程が、基地に入ったらヤバいよな?そう思いつつウェル達の声を聴く。
《こっち側に迫撃砲型が!》
《クー!優先的に迫撃砲型の排除!》
《やってます!でも一発じゃ落ちないこいつら...!》
そう言った声が聞こえる。因みに指揮官側とは違う方に別働隊もいた様で、そっちの方にウェル達だけで対応しているようだ。俺の手が震える。
「...まだだ、まだ焦るな」
アイツらの方は迫撃砲型の前に盾持ちが居て厄介みたいだな。俺はセーフティを解除した。そしてコンソールでレーダーの出力を最大まで上げる。それと同時にクッキリと赤と青の点が出てくる。よしっ射線は通ってる。ウェル達の反応が一旦引いた。ーーー今!!
「初弾装填。目標敵後方!発射!!」
引き金を引く。それと同時に銃声ではない響く爆音が車内に響く。もうこれで言い逃れ出来なくなった。
ーーーーーーーーー
それは、交代の為に一旦引いた時に起きた。突然の爆音しかしこれは迫撃砲型の物ではない。物陰から音があった方を見ると、敵後方にあったビルの根本が拭き取んでいて、今まさに瓦礫が敵の迫撃砲型に向かい落ちていく。それと同時に無線先から声が聞こえました。
《ウェルさん。大丈夫ですか!?》
「こちらは大丈夫です。何が起きたのですか!?」
《私にもさっぱりです!ただ一瞬空から砲弾が建物に飛んで...って!また!》
通信先のクーの声と共にまた爆音が辺りを染めました。それと同時にしかいないの窓枠からチマチマ覗いては撃っていたヒトヨがそちらを見て目を見開きました。
《ウェルさん!攻め時です!》
「へっ...これは」
敵の後方が火の海になっていた。これなら迫撃砲型は殆ど戦闘不能のはずです。
「っ!リズ!行きますよ!援護を!」
《ちょっと!ウェル!?》
この部隊で敵の攻撃を効率よく避けれるのは私だからと、飛び出していこうとしたら、ここでは聞こえるはずのない人物の声が聞こえました。
《もう一発撃つから出ようとしてる馬鹿は下がれ》
「っ!?!?」
それと同時に、敵と私達の間に爆音。それと同時に火の壁が出来きました。
《バー店長とドライブ中さ!!細かい事は戦闘後に!一つだけ伝え忘れた事があったから通信したんだよ》
そこで一旦区切る店長。今までより真面目な声音になった。
《もうバレていいから、『全力』で敵を殲滅せよ!弾薬代は俺が出す!!》
その言葉に呆気を取られているが、その言葉にいち早く反応した物が居た。ダァンと銃弾が敵の頭を吹き飛ばした。この銃声は狙撃班のテンコですね。
《店長。それに加えメンテナンスを所望します》
《分かったよ!全員分のメンテ位やってやらぁ!!やりきってこい!!》
店長は半ば吹っ切れって答えを返し、通信を終了した。それと同時に、鉄血兵が迫ってくる。
はぁ、店長あれはもう先を考えるの止めましたね。でもそこまで言うなら、やりますか。
「リズ、テンコ、それにクー行きますよ。ヒトヨは援護に徹してください」
それを合図に私がまず、突撃をする。今までは相手との距離を開いていましたが、今度は敵と触れ合う位まで接近し発砲。...これで一人。
《えっ!?ちょっと~!?》
《大丈夫。落ち着いて、援護よろしく》
困惑しているヒトヨは先程より、撃つスピードが低くなっているが撃っている。なら問題なしですね。リズがサポートに入っていますしなら余計に大丈夫ですね。
「ー行きますよ。安らかに眠りなさい」
スキル始動。相手に射撃制御の異常を起こした。弾道が少しばらける。これなら攻め切れますね。
「ウェル、どちらが多く壊すか勝負しましょう」
「ふっ、抜かせると思わない事ですねテンコ」
いつの間にか近くにいたテンコにそう言われたので勝負に乗ることにしました。久々に全力出すには必要でしょうしね。そう思いつつ私は次の敵に突撃します。
ダンダンダン
暫く前線のSMG型と戦っていると、奥から巨体が姿を現した。私達より一回り大きい鉄血兵。こいつは、マンティコア...!
「っ!テンコ下がりなさい!」
「しまったっ!?」
マンティコアが攻撃体制に入った!これは間に合わないっ!その時少し離れた所にいたクーが叫びました。
《リズさん!!》
《ええ!》
リズが弾倉をすぐさま変え、マンティコアの頭部と脚部に撃った。すると少しだけ体制が崩れる。
《...この程度?》
リズがすかさずスキルを発動、それと同時にクーの射撃がマンティコアの頭部に直撃。相手に大きな隙が出来ました。
《逃がさない!!》
クーが完全に構えをとる。まさか……!反射的に私は下がった。それとほぼ同時にクーは必殺級の一撃を見舞いました。
スガン!
その弾はマンティコアの頭部を貫通し、そのまま内部で爆発を起こした。そして、身体至るところから火花が散っていた。彼女の攻撃でここまでになるとは思いませんが。
「これは、一体?」
《徹甲榴弾でスキルを撃ちました!》
そう思っていると、クーの元気な声が聞こえて来ました。また貴女のせいですか?テンコ。
テンコを睨み付けるが彼女はどこ吹く風の様にするだけであった。その時また店長の声が入ってきました。
《悪い、そっちの敵が片付いたら司令部の方に行ってくれないか!?こっちで援護が厳しくなりそうだ!》
「店長。完全にバレるけど良いの?」
店長の突然の言葉にまず反応したのはリズであった。しかし、彼は
《もう、戦車使ってる時点で完全にバレてる!頼む!!連絡はしておくからさ!》
「...はぁ、仕方がありません。司令部の方の援護にいきましょう」
《皆もう一仕事頑張ってくれ!》
店長の言葉に私達は返事をして、司令部へ向かって走り出しました。
ーーーーーーーーー
ダン!
撃った弾は相手の頭を寸分違わず撃ち抜きましたわ。しかし、今ので弾は最後でした。あと敵は一体。
相手は隙かと思ったのか、銃口を向けようとします。でもここは
「っ!そこ!」
敵の銃を持っている方の手を銃剣で突き刺す。そして、そのまま壁に叩きつける。動こうともがく敵を押さえつけて銃弾をリロードし銃剣を引き抜き、相手の頭を吹き飛ばした。
「ふぅ、あって良かったですわ」
そう言って、辺りを見回す。そこにはおびただしい鉄血兵の残骸がありますわ。
「karさん。すごいですね」
「43。こちらはこれで最後ですが、防衛ラインの方は?」
G43は称賛をしつつ狙撃を続けている。
「ちょっときついそうです!やっぱり前線の援護した方が良くないですか?」
「ダメですわ。迫撃砲型をどうにかしないと」
私やG43の攻撃では倒しきれない。でも諦めてはいけないっ。そう思っていた時、突然指揮官の怒鳴り声が聞こえた。
《総員撤退!!敵射線を切り、伏せろ!!》
「「っ!!」」
それを聞いた私達は、窓枠から一気に部屋の奥まで走り、その場に伏せた。その直後理由が分かった。
ドガンッ
何かが弾着した音と共に何かが燃える音が私の耳に届いた。窓枠から見てみると、そこには火の海が広がっていた。
「何が起こったんですか!?」
《延焼弾らしい。仲間になってくれた者からの支援砲撃だ!今だ攻勢に出ろ!》
らしいって。まぁ指揮官のあの反応から察すると、多分信頼のおける人物のようですわね。それと同時に、防衛班だったスオミと3MPが同時に前線に踊り出てきましたわ。
《ッチ!私の獲物を取らないでくれますか?ヴィーフリ!》
《それは聞けない相談だね。そらそらどんどん行くわよ!》
あの二人はまた口喧嘩をしているわ。でもそういった割に、良く連携が取れていますわね。
《あと援軍が到着する。お前達誤射だけはするなよ》
援軍?そう思っていると、突然スオミ達の前に居た敵が崩れ落ちた。そこから現れたのは紺と黄色の服を纏い黒のジャケットを羽織った金髪の戦術人形であった。
「あれ?あの方は...!」
危ないっ、死角からの一撃か彼女に襲うが分かっているかのようにひらりと避けて銃撃をお返しした。
「援軍って一人...?」
「そうですわね。ですが有難いですわなんせ5Linkしている方ですから」
こんな辺境にはまず居ないであろう。そう思う程の腕前である。練度数値いくつなのでしょうか?
そんな事を思っていると、後ろから物音がした。
「また来ましたの?」
「karさんよろしくお願いします!」
G43の言葉に了承し、ドアと開けるとそこには見知った顔が二人立っていた。
「あら、クーの予想が当たったわね」
「はいっでは狙撃を開始しますね!」
リズの方はクーの言葉に苦笑いをしていた。
「やはり、戦えますのね」
「まぁ自己防衛位はね。こっちは5Linkが私とウェル。あとは全員4Linkだってそっちの指揮官に伝えて」
自己防衛?それにしては随分と慣れているように見えますわ。そう思っているが一応指揮官に報告をする。
「こちらに援軍が来ましたわ。とても頼もしいですわ」
《あぁ...そうだな》
きっとドローンで見ているのでしょうね。困惑した彼の声を聴きつつ私はリズの隣に立った。
「リズ、我々の護衛よろしくお願いしますわ」
「ええ、任せて」
そう言ったリズを尻目に私は狙撃に集中しますわ。
それから、1時間後。敵の大半を破壊出来ましたわ。基本的には前線を張ったテンコさんとウェルさんが戦線を維持して下さった為に他のほぼ全員で集中砲火出来たからですわ。
「いやぁ~ただの店員じゃないとは薄々気付いてましたが、すごいですね~敵がどんどん戦闘不能になっていきますよ。それにあの野良のライフルさんも凄い腕前。っと」
G43の言葉にクーが少し微笑んだ。
「そうですね。テンコさんの戦闘能力は知ってましたが、ウェルさんの戦闘能力は聞いていたより凄いです!」
「私的にはクーがそこまでとは驚きですわ」
そう言うと、クーはプクゥとほほを膨らませた。
「まぁ見た目からすればそうかもしれませんが、小さいからって甘く見ないで下さい!」
「そうですわね。すみませんでしたわ」
そう話しつつ狙撃を続けていると、無線から指揮官の声がした。
《kar、G43あともう少しで殲滅だ。最後まで気を抜かず狙撃をしてくれ》
「「了解!!」」
私達が返事したときに彼女達にも通信が入ったようだ。見るからに嬉しそうである。
「よーしっ、じゃあラストスパートですね!」
「クーあまり力まないようにね」
何か殲滅スピードが上がったような?そう思っているとリズと丁度目が合った。
「大丈夫だよ。攻めて来てる奴は一人も入れないから」
「任せましたわ」
本当に何者なのでしょうか?まぁこの戦場が終わったのちに分かる事でしょう。私は取り敢えずそう考えて、そのまま狙撃に戻った。
それから更に4時間後、戦闘は終了しましたわ。
後先考えずにただただ全力を出した店員が怖いです。
戦闘シーン久々すぎて、分かりずらいかもしれません。
私の能力ではこれが限界でした。
感想・評価お待ちしております。作者の励み及び執筆速度の上昇につながります。
では、また次回お会いしましょう!
UA5000突破記念ほのぼのアンケート。30話はどんな内容が良いですか?(期限5/19終日)
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HG
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SMG
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RF
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