何でも屋アクロス   作:無課金系指揮官

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司令部のお仕事その二です。

今回はSGですよ!辺境にいるSG誰だろう?
今回はとても難産でした(泣)

では、まったりしていってね!


第十九話:司令部のお仕事その二

メイドStGについていくと、そこは市街地戦の練習場であった。

 

「ここです」

「こんな所もあるんだな」

 

俺はそう呟いてメイドStGに付いていく。すると誰かが中で訓練しているようだ。

 

「あれ?今は復旧作業中で最低限の防衛人員しかいないだろ?」

「ええ、そうです。では私はこれにて」

 

メイドStGはそう言ってとっとと、練習場を後にした。えぇここからどうしろと?そんな事を思っていると銃声が鳴り終わった。今の音的にショットガンだな。そんな事を思っていると青い帽子に黄色のカーディガン、その上に青のブレザーを着ている背丈の小さい少女が俺の居る準備エリアに入ってきた。彼女は俺の存在に気が付くと少し戸惑った顔をした。

 

「え~と確か店長さんですよね?」

「そうだな。君の名前は?」

 

そう聞くと、彼女は納得したのち自己紹介を始める。

 

「アタシは、Super-Shorty!よろしく店長さん」

「おう。よろしく」

 

俺は彼女の握手に応じた。すると彼女は笑顔になった。

 

「で、店長さんは何でここに?」

 

ここに復旧作業の仕事は無いよ?と続ける。それは分かっているさ。

 

「いや、君たちの指揮官にね何故かここに行って前衛職の娘達との交流してくれって仕事?が来てな」

「えっ?アタシ以外は別のところだよ?」

「じゃあ、Super-Shortyと交流しろって事か!」

 

俺は取り敢えずそう言う事で納得することにした。

 

「じゃあ、取り敢えず座るか」

「う、うん。そうだね」

 

 

Super-Shortyと共に壁の方にある4人掛けの椅子に座る。と言っても話すことがない。メンテ系の話?いやこれはテンコ以外にしても訳が分からないからやめろってウェルに言われていたな。

 

「そう言えば何でSuper-Shortyはこんな所に?多分休み時間だろ?」

 

アルヴィンなら、人形相手にも休み時間を作る奴だったはずなのでそうだろうと当たりをつけてそう聞くと、彼女は頷いた。

 

「アタシの型がなんて言われているか店長さんは知ってる?」

「ん?いや、そもそもショットガンの娘に会うのは君が初めてかな」

 

質問にそう答えると、彼女は納得した顔になった。

 

「成程ね。じゃあ簡単に言うとね。『最弱のショットガン』って言われているの」

「ほう?どんな所が?」

 

ちょっと気になるので聞いてみると、彼女は少し困った顔になった後に少しずつ説明してくれる。

 

「まずは、他のショットガンの型より防衛力が低くて、耐久性も一番低いの」

 

それ以外でもと彼女は少しずつでも話を続けた。成程な唯一の利点の回避も他の型に比べては雀の涙しかなくて、普通の司令部では基本的に解体か、内政の手伝いとしか使われないとの事であった。

 

「でも、ここの指揮官は違った。たとえ高性能のSMGの娘が来ても私を使い続けてくれている」

「だから、少しでも練度を上げようとして、休み時間も削って訓練をしているのか」

 

俺の言葉にしっかりと頷く彼女。ここまで来て漸くアルヴィンが俺に任せた理由が分かりはしたが、こういったコミュニケーションはアイツの仕事だろうに。俺はそう思った。

 

「すげーな」

「えっ?」

 

俺の一言に驚いた顔をした彼女。

 

「仲間の為に隠れてでも訓練し続けれるのは凄いと思うのだが?」

「そ、そうかな?」

 

彼女はそう言って照れる。この分だと褒められた事がないのか?もしかしてアルヴィンは気が付いていない?なら何で....

 

「あのメイドめっ」

「????」

 

俺の脳裏に過ったのは、ここに俺を連れてきたダミーの姿であった。どうせ今頃笑っているんだろうな。俺の呟きに首を傾げるSuper-Shorty。

 

「気にしないでな。独り言だから」

「そう?」

「あと、いくら人形でも休みなしは良くない。実際効率が落ちていくからね」

「...それでも私は頑張らないと」

 

んー、結構頑固というか何というか。頑張り屋さんなんだなこの娘は。

 

「なぁ、Super-Shorty」

「何でしょうか?」

 

俺の声掛けに少しビクッとする彼女。

 

「練度は幾つ?」

「えーと、70直前かな?」

 

70直前かうん決めた。

 

「成る程成る程。ならさ、強くなるために自身の装備も更新しなきゃな!」

「えっ?普通に指揮官がくれているので充分じゃないの?」

 

そう言うSuper-Shorty。違うな!そんなんじゃ君の本来の強みを引き出せないっ!

 

「Super-Shorty....いや、ショーティって呼ばせてもらうけどいいか?」

「う、うん」

 

許可は貰ったし、行きますか!

 

「じゃあショーティ!行くぞ!」

「えっ?何処に?」

 

俺はSuper-Shorty....ショーティの手を引き訓練場の出口に向かう。彼女は困惑しているが付いてきてくれる。

 

「あっ、今日は何時まで休み?」

「えっ?今日は特にここからは空いてるけど?」

 

じゃあ、少し付き合ってくれ!俺はそう言って、彼女の手を引きある所に向かう。

その場所はメンテナンスエリア。

 

「て、店長さん!ここで何を」

「君に合う装備を作る為さ!失礼しまーす!」

 

ショーティの質問に答えつつメンテナンスエリアに入ると、そこにはウェルとテンコが談笑していた。彼女達はこちらに気が付くと、声を掛けてきた。

 

「あれ?店長?その娘は」

「おっ!ウェルとテンコじゃん!ちょっとショーティ任した!」

 

俺は今まで手を引いていたショーティをウェルに預けて、メンテナンスエリアの奥の方に向かって歩いて行く。おっ!あったあった、戦闘の時に発生したジャンクの山!

 

「さっきぶりですね。ショーティ?」

「ウェルさん。あの店長さんに一体何が起きたんですか?」

 

ウェルとショーティの話し声が聞こえてきた。知り合っていたのなら良かった。俺は探し物を探す。

 

 

それから、必要である部品をある程度持ってくると、何やら呆れ顔のウェルとテンコがこちらを見ていた。

 

「店長。相変わらずですね」

「まぁ店長らしいですね。手伝いますよ」

「テンコサンキュー!」

 

俺はショーティを手招きする。彼女は此方をやや警戒しながら寄って来てくれた。

 

「ショーティは回避性能が高いんだよね?」

「うん。そうだよ?」

 

一応確認をして、テンコの方をちらっと見る。彼女は頷き作業を先に初めてくれたようだ。心の中で感謝しつつ、俺はショーティに頭を下げた。

 

「頼む。今から作る装備を使ってみてくれないか?安全性は保証する」

「.......それがあればアタシもっと指揮官の役立てるかな?」

 

暫くの沈黙の後に彼女はそう言った。俺はそれに対して頷いて答えた。

 

「じゃあ。お願いします」

「おうっ!任せろ!じゃあウェルと話でもして待ってて!」

 

俺はそう答えて、テンコの隣に座り作業を始めた。

 

 

ーーーーーーーー

 

 

不思議な人だ。

これがアタシが彼を見たときに思った事だ。今まで色々な指揮官を見てきたけど、今の指揮官より更にお人好しとアタシは感じた。

 

今だってそう。アタシの悩みを解決するために、何に使うのか分からない部品を加工し組み上げて行く。

 

「不思議な人ですよね」

「っ!?ウェルさんもそう思いますか?」

 

アタシに近付いて来て思考を読んだかの如く話しかけて来たのは彼の仲間である、ウェルさんだ。

彼女はアタシの質問に対してふふっと笑った。

 

「そうですね」

「そうなんだ」

 

アタシは再度彼の方を見る。先程までの顔つきとはかなり変わっていて、まるで指揮するときの指揮官みたいだった。

 

「でも、悪くないです」

「それは良かった」

 

そこからアタシとウェルさんは黙ってただ彼とテンコさんの作業を見ていた。

 

ーーーーーーーー

 

「終わったぁ~」

「ショーティ、これを防弾ベスト外して着けて見てください」

 

ああ゛久々に専用装備何てものを作ったから疲れたよ。俺はそう思いつつ背伸びした。テンコはそのままショーティに装備の説明をしている。

 

「これは、外骨格に超小型ジェットエンジンをつけ更に追加装甲を着けたロマン装備です」

「えぇ.......」

 

困惑気味のショーティにテンコは細かく説明を始める。ウェルが此方を一瞬睨んだ後此方に近付いて来た。

 

「こんなことやっていたら、グリフィンに目を付けられますよ?」

「もう手遅れさ」

 

大丈夫、アルヴィンがなんとかしてくれるさ。俺はそう続けてウェルとの話を終わらせた。

 

「はぁ...まぁ顧客が増えてくれれば御の字ですね」

「そうそう!」

 

ウェルは溜め息を吐いたが、俺には見えてるからな?お前さんの口元が嬉しさを隠しきれていないことを。そんな事を考えているとウェルはショーティの方に近付いていった。

 

「では、起動訓練は私が付き合いましょう。強くなりたいのですよね?」

「はいっ!よろしくお願いします!」

 

では、テンコと店長。特に店長は次の仕事行って下さいね?そう俺達に言ってウェル達はメンテナンスエリアを去っていった。

 

「ヤバッ!確認してなかった!」

 

俺は急いでタブレットを見ると、そこには変わらず前衛との交流と書いてあった。終了時刻的にはこれ終わりまでだよな?そんな事を考えていると

 

「では、最後の場所に連れていきます」

「出たなメイドっ」

 

メイドStGが出てきた。まさかコイツ、アルヴィンに俺の仕事場案内を任されているんじゃ?

 

「指揮官から、次が終わったら今日の仕事は終わりだそうです」

「お、おう。ありがとう」

 

では、付いてきて下さい。とメイドStGはメンテナンスエリアの出口へと向かっていく。

 

「じゃあな!テンコ!」

「ええ、気を付けて下さい」

 

テンコに挨拶をして俺はこの場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 




指揮官とは違う形で問題を解決?する。それが店長クオリティ!

因みにどうでも良い性能表
ー起動防壁markⅠー
辺境司令部のSuper-Shorty専用装備

店長が久々に組んだ操作難易度を無視した専用装備。
スペック通り出せれば以下のステータスアップが可能。

装甲+18
回避+20
命中-2
ーー


次回が司令部のお仕事最終回!

感想・評価お待ちしております。作者の励み及び執筆速度の上昇につながります。

では、また次回お会いしましょう!

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