店に帰って早くグータラしたいby店長
では、まったりしていってね!
またまた、メイドStGの背中を追って歩いていると、今度は何やら食堂に着いた。
「ここ?」
「そうです。それでは終わったら部屋に戻って大丈夫ですので」
そう言って彼女は離れていく。仕事一筋って感じだなぁ。
「じゃあ始めますかねぇ~」
前衛って事はSMGかな?俺はそう思い食堂に入っていくと何やら嫌な雰囲気が漂っていた。その発生源を探すと白の服に金髪のストレートの娘と、藍色の帽子をかぶり、三つ編みをツインテールにした娘が向き合って話し合っていた。
「何故あの時私の前に出たんです?」
「そりゃ、あの時はスキル発動中だったから、殲滅出来たからに決まってるでしょ?」
ふむふむ、この会話から察するに今日の作戦の時の動きについて話しているみたいだな。俺は近付いて声をかける前に少し盗み聞きをすることにした。話の腰を折っちゃ駄目だろうしね。
「それは結果論ですよね?しかも若干間に合ってなくて、被弾してましたし?」
「うっ、そんな事いったら貴女だってその後、私の忠告無視して余計な被弾していたじゃない!」
でも、話し合いにしては少し刺がないか?
「あそこはあれで良いんですよ。私が少し無理に押したから貴女が動きやすかったでしょう?これだから、脳筋ソ連銃は.......」
「私はロシアの銃だよ?オバさんは記憶力無いのかな?」
「...誰がオバさんだって?○ソ○ッチ」
「ああ゛?」
うん。いつの間にか話し合いじゃなくて普通の口喧嘩になってるよ。そこからは聞きたくない様な言い争いになっていく。回りに座っている人影は無いし、俺が止めるしかないのか。
「そこまでにしませんかね?お二人さん?」
「「ああ゛?...あっ」」
うん。やっぱり口喧嘩中に割り込むと飛び火するよね。そして此方を見て、顔色が青くなったよ?俺なんか変な噂立ってたっけ?
「お、お見苦しい所を見せました...」
「なので、どうかkarさんには言わないで下さい」
あぁ何となく察したよ、これ何時もやってるのね。こういった部下を持つとはアルヴィンも大変そうだ。そしてやはりカラビーナさんがここの基地一番強いんだね。
「別に気にしてないから言う気もないよ安心して。俺も話に入れてもらっても良いかな?」
「私は良いですよ。3MPはどうですか?」
「私も良いかな」
上手く了承してくれたし、普通の話しをしよう。でも先ずは自己紹介かな。
「多分知っていると思うけど、店長です。よろしく」
「はい。私はスオミです。よろしくお願いします」
俺の自己紹介に真っ先に返したのは、白の服に金髪ストレートの娘の方であった。スオミってあぁ確かにその型ってソ連製の銃が嫌いなんだっけ?俺がそう思っていると、先程スオミに3MPと呼ばれた娘が
「私はヴィーフリだよ。よろしく」
「成程。スオミとヴィーフリねよろしく」
じゃあ、何の話をしようかな。と思っていると、スオミが少しビクビクしながらも質問してきた。
「あの、店長さんに一つ質問なのですがよろしいでしょうか?」
「ん?何でも答えれるか分からないけど出来るだけ答えよう」
スオミは俺の返答に安心したのかホッと息を吐いた後改めて口を開いた。
「リズさんやウェルさんに聞いたのですが、貴方は凄く銃火器のメンテナンスが上手いと聞きましたが、それは私もお金を払ったら受けれるのでしょうか?」
「うん。お金をくれたらやるよ?」
ただ、と俺は続けた。まぁStGの事を思い出しつつ
「StGにやった結果、なにやら銃に体がついてこなかった。って言ってたからそこら辺も考えて依頼した方が良いかもしれないね」
「成程、StGがそんな事を言っていたのですか」
スオミは俺の言葉に頷きつつ何やら考え始めた。すると今度は自分の番だと、ヴィーフリが口を開いた。
「なぁ。店長自身は弱いって指揮官から聞いた事があるんだけど本当?」
「本当だよ。俺自身に戦闘能力は、無い!」
俺は胸を張って答える。するとヴィーフリは困った顔になった。
「そこまで威張る事じゃないんだけど」
「まぁ、逃げ足だけは速いって良く言われたな」
ヴィーフリの言葉に俺は昔を思い出しながら答える。あぁ、あの頃は良くいじられてたな。おっと、思い出すと目が潤むから忘れよう。そう思っていると、スオミは思考の海から帰還したようだ。
「店長。今度暇な時にお店に行きますね」
「おっ、それは嬉しいな。うちの店では娯楽商品から、銃弾、銃のメンテ改良まで何でも出来ますぜ。ご来店お待ちしております。」
俺がそう言うとヴィーフリがふふっと笑ったのち、まるで何でも屋だねと言った。
「成程、何でも屋か。別に何でもやるわけじゃないぞ?」
「あそこまで戦える店員が居るのに?」
俺の言葉にヴィーフリが突っ込みを入れる。
「俺は戦闘に関してはこちらから打って出ることはしないよ。攻めはPMCの仕事でしょ?」
ヴィーフリの突っ込みにそう返しすと、彼女は笑い出した。
「ふふふっ、あれだけ前線張れる戦術人形をあれだけ従えているのに、臆病なんだね」
「臆病者は生き残れるからね。なんと言われようと、この方針は変えない」
でも自分の店とお得意様位は出来るだけ守る方針にはしたけどね、と俺は続ける。すると今度は先程まで黙っていたスオミが微笑んだ。
「本当の臆病者は守るなんて言葉言いませんよ?」
「...そうか?」
俺の言葉に頷くスオミ。ヴィーフリも同じく頷いて居た。そして、ヴィーフリは何かを思い出したのか目を見開いた。
「あっ!私もそのうち暇になったら店に行くわ!」
「お、おう」
これは、上手く行けばお得意様が増えるのでは?
内心喜んでいると、スオミがふと時計を見る。俺とヴィーフリもつられて見ると、もう就業時刻は過ぎて居た。
「ふむ...一応仕事の時間的には終わったのか」
「そうみたいですね」
「じゃあ、私はそろそろ宿舎に戻るわ」
ヴィーフリは立ち上がり、そのまま食堂を後にした。さて俺はどうするか...と思っていたらタブレットから一通のメールが飛んできた。勿論アルヴィンからだ。
「.......うげぇ、まだ仕事あんのかよ」
「で、では私もこれで、失礼します」
スオミが若干緊張しながらそう言ってきたので、お疲れ様と言い、俺は彼女を見送った。
「さてと、じゃあ報告書とっとと書いて送るか」
俺はタブレットを操作し最後の仕事を始めた。
ーーーーーーーー
「お疲れ様。kar」
「指揮官もお疲れ様ですわ」
私は、今日の仕事の殆どを近隣住民への帰宅プランの説明に明け暮れていた。今漸く一段落つき、秘書のkarと共に指令室へと戻っている最中であった。そんな事をしていると、タブレットから何やらメールが帰って来た様だ。
「ん?もう、来たのか」
「?」
私は彼の仕事の速さに驚きつつ、報告書を見た。
「...なぁkar」
「何ですか?」
私は報告書を見つつ、隣に付き添っている彼女に声を掛ける。
「店長どうにかして雇えないか?」
「無理ですわ」
私の質問に彼女は即答した。しかしそれだけには留まらなかった。
「そんな事をしたら返り討ちに会いますわ。指揮官も薄々気が付いているかと思いますが、彼が折れても彼女達が反乱しますわ」
「そうだよな~っくそー」
私は頭を乱暴に掻いた。って事は上への報告は捏造しなきゃだな。
「はぁ...気が重い」
「仕方がないですわ」
お友達なのでしょう?とkarは続ける。確かにそうだ。
「はぁ、こういった仕事はアイツの方が合うのによー!!」
「私も手伝いますから、頑張りましょう?」
karの言葉に感謝を伝え、私はタブレットをスリープモードに変え指令室へと向かう足を速めた。
今日から多分数日間は書けそうにありません。申し訳ない。
感想・評価お待ちしております。作者の励み及び執筆速度の上昇につながります。
では、また次回お会いしましょう!
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