何でも屋アクロス   作:無課金系指揮官

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今回は店長のオフ一回目です!

UA3000ありがとうございます!これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします!

そして、評価バーに色がついたぁ!?!?
感謝感激です!
これからも『何でも屋アクロス』をよろしくお願いします!

ではまったりしていってね!


第二十三話:のんびりとした日常

それは、ヒトヨと俺がたんまり報酬金を貰って帰った時におきた。

 

「ゼェ...ゼェ」

「あはは、店長大丈夫ですか?」

 

俺はそう声をかけてくるヒトヨを睨むがそこで終わった。何故なら怒る程体力が残って無いからだ。

 

「フゥ...今度からヒトヨのバイクに乗るのは辞めよう」

「こ、今度はキチンと速度落としますから!」

 

そう言っているヒトヨを無視して俺は店内に入った。

 

「あ、おかえり」

「ただいまぁ」

 

時刻は丁度お昼時を過ぎた頃だったので、お客さんは居なかった。リズが一目みて何時も通り挨拶してきたので返して、そのまま報酬金を渡す。

 

「へぇ、結構貰ったじゃん」

「まぁ結構ハードだったからね。ところで、他の面々は?」

 

今まで少しも気にしていなかったが、一応聞いてみる。多分ウェルは休んでいるはずだし

 

「テンコはメンテ室、クーはお隣さんのお手伝い、ウェルはー」

「ただいま戻りました。報酬金はこれです。おや?店長にヒトヨではないですか。おかえりなさい」

 

入り口から現れたウェルは、何時も通りに反応した。

 

「ウェル。休んだか?」

「えぇ。休みましたよ?」

 

そうかなら良いが。コイツ少しワーカーホリックだから少し心配だと思っていると三人がジト目でこちらを見ていた。

 

「店長、今何かとても失礼な事を考えてましたね?」

「何で分かるんだよ」

「「「分かりやすいですよ」」」

 

全員からそう言われた。はぁ少しはポーカーフェイス出来る様になりたい物だな。

 

「さてと、じゃあ店番でもー」

 

するかと続けようとしたがその前にウェルとヒトヨに腕を捕まれる。

 

「ん?」

「じゃあ二人ともよろしく」

「分かっていますよ」

「お任せ下さい!」

 

リズの一言で俺はウェルとヒトヨに引きずられて行く。向かう先は勿論プライベートエリアだ。休めって事か?

 

「いやでも今日は特に疲れていないから大丈夫だぞ!?」

「なら、ここで心もリフレッシュしましょ~」

 

俺の意見にヒトヨはそう返して突き進む。

 

 

「で?俺から工具を取るとは...趣味を封じられたのだが?」

 

引きずられ続けて着いた先は、共有スペースであった。抵抗空しく自身についている工具を取られてしまったため、趣味をやれない。これじゃあ逆にストレスが掛かるのだが?そんな事を思っているのが顔に思いっきり出ていたのか苦笑いしているウェルが口を開いた。

 

「たまには何も考えずにボケーとしませんか?」

「はっ?」

「それは良いですね!では近くの自然が見える場所に行きましょう!私オススメがあるんです!」

 

ウェルの一言に俺は困惑したが、その思考が正常になる前にヒトヨがそれに賛同し、また連行される事となった。

 

 

という訳で、近くの自然が見える場所まで来ました。またヒトヨのバイクにて来たのだが、確かに安全運転だったので全然疲れなかった。

 

「ヒトヨ。やれば出来るなら何故飛ばしたんだよ....」

「あはは、リズさんが全力出しても大丈夫って言ってまして」

 

リズお前のせいだったのか。今度何かで仕返ししないとな。そう思いつつボケーと風景を見る。

 

「そう言えば、こんな事するの何年ぶりかな...」

 

それはボロッと出てしまった一言。かれこれ5年位か、趣味は集中出来るので余計な事を考えずに済んだからやっていたしな。こう何も考えないなんて久々だな。

 

「ふぅ」

「店長、どうぞ」

 

口から息を吐き全身の力を抜く。それと同時にウェルが水筒に入れてきた中身を俺に渡してきた。受け取ると漂ってくる良い香り。

 

「一体何時準備したんだ?」

「今朝ですよ。ヒトヨの分もありますよ」

「あ、ありがとうございます♪」

 

ヒトヨにも渡し、自身の分も入れて飲み始める。俺もきちんと舌を火傷しないように冷ましてから飲む。

 

「ふぃぃ」

「平和ですねぇ~」

 

ヒトヨの一言に呆けた声でだなと答えながら、自然を眺める。まぁ人間の視力なので精々木々が風で揺れているのを見ている位ではあるが、とてもリラックスする。

 

「たまにここに来るのは良いかもなぁ」

「ですねぇ~」

 

俺の言葉にヒトヨは力の抜けた声で賛成する。ウェルは?と思い彼女の方をチラッと見ると頷いていた。いや喋っていいんだぞ?

 

「...今度は全員でピクニックでもするか」

「それは良いですねぇ♪」

「そうしたら、紅茶をもっと用意しなければいけませんね」

 

二人も乗り気みたいだし、今度やろう。俺は心にそう決めて風景を眺める事を再開する。

そうだちょっと噂等を聞きに行くかな?

 

「ニーアさんの所に行くか」

「それは良い考えですね!」

 

ウェルはどうだ?と聞こうとしたら、そこにはもう片付け終わりバイクに乗っている彼女の姿があった。

 

「行きましょうか」

「ウェル、うん行動で示すのは構わないんだけど、もうちょっと話そうぜ?」

 

俺がそう言うと、ウェルは微笑み

 

「返事してますよ?心の中で」

「それ、分からない奴!」

 

まぁ、分からなくても嫌ではないのは分かるから良いけどな。俺はそう思いつつヘルメットを被り、ヒトヨの後ろに跨る。

 

「じゃあ、出発しますね~」

「おう」

 

 

カラーンカラーン

ヒトヨの安全運転で、ニーアさんの店に着いた。扉を開くとそこにはまったりと寛いでいるニーアさんが居た。

 

「あら、坊やとヒトヨにウェルじゃない。いらっしゃい」

「「ニーアさん、いつもの」」

 

俺とヒトヨは全く同じ事を言っていつものカウンターに座る。ウェルは若干警戒してはいたが、ヒトヨの更に隣に座り、普通にコーヒーを頼んでいた。

 

「ウェルってコーヒー飲めたんだ」

「ええ。ただニーアとリズの以外は飲みませんね」

 

そうキッパリ言い切る。確かにリズの入れるコーヒーは結構旨いよな。ニーアさんのは飲んだことあったかな?

 

「ニーアさんは店長にはココアを用意してましたからコーヒーは飲んだことないのでは?」

「ニーアさんのココアは上手いからな」

「坊やはそんなに甘くないココアが好きものね?」

 

二人と話していると、ニーアさんが三つ用意してきた。ってそう言えばヒトヨの奴酒飲むのか!?

 

「なぁヒトヨ。酔った状態で運転するのか?」

「大丈夫ですよ。アルコール分解機能使いますから」

 

あぁ、人形だもんな。俺hあ納得してココアを一口飲む。あぁこれは落ち着くなぁ。

 

「そう言えば、ニーアさん」

「なにかしら?」

 

俺はある事を思い出したのでニーアさんに話しかけた。

 

「なんか、嫌な噂ありますか?」

「そうねぇ」

 

質問をすると彼女は少し悩んだ後口を開いた。

 

「良い噂は貴方の店の事が結構広まったから、今後はメンテナンスの依頼が殺到するかもしれないわね」

「そうですか」

 

それは良いことだな。ん?良い噂って事は、悪い噂もあるんだな?

 

「悪い噂は?」

「悪い噂は、人形否定派の人物達が比較的安全なここら辺で動き始めるかもといった噂ね」

 

うげぇ、マジか今度はそういった奴らのお出ましか。これは最悪また守るための戦闘が必要かね?そんな事を思っているとでもとニーアさんは続けた。

 

「ここの指揮官さんが、もう動き始めているからあまり心配いらないわ」

「アルヴィンが動いているなら、まぁ警戒程度で良いかな?他には?」

 

俺がそう聞くとニーアさんは特にないわと言った。

 

「よ~しなら良いかな」

「なら今度はこっちから質問だけど、普段オフの時は一人なのに、今日は二人も連れているけどどうかしたのかしら?」

 

ニーアさんはそう聞いてきた。あぁやっぱり気になるよね。俺が答えようとする前にウェルが口を開いた。

 

「それは、店長が修理や改良といった趣味以外の事をやらせる為ですね」

「あぁ~成程ね」

 

ウェルの説明で納得したのか少しこちらを哀れむニーアさん。

 

「坊や、貴方もう少し我儘を言いなさい?」

「いや結構言ってるよ。間違った事をしていたら無理やりにでも変えてくれって言っているしね」

 

ニーアさんのアドバイスにそう返すと彼女は少し困ったような顔になる。なにかあったのだろうか?

 

「まぁこれから少しづつかしらね」

「頑張りますよ」

「ですねぇ」

 

何故か取り残された気分になるな。そこでふと時計を見ると、もう夕方となっていた。時間が過ぎるのは速いものだ。

 

「そろそろ帰ろうか。夕食の時間だ」

「あっそうですね!」

 

俺は、財布から三人分の料金をニーアさんに渡した。

 

「今回は俺の奢りだよ」

「あ、ありがとうございます」

「ありがとうございます!」

 

じゃあ、帰ろうかとしたらウェルが少し申し訳なさそうに口を開いた。

 

「店長。少しやる事があるので少し残ります」

「...あまり遅くなるなよ?」

 

ウェルがあの顔になったら、止まらないから俺はそう言って先にヒトヨと店を後にした。

 

ーーーーーーーーーー

 

「さてと、ニーア先程の話ですが、半分嘘ですよね?」

 

私はバイクの音が離れていくのを確認した後にニーアにそう問いかけます。すると彼女は溜め息を吐いたあとに

 

「流石、ウェルと言ったところかしら?まぁ実際は他のPMCと共にもうほぼ駆逐されているわ」

 

それを聞いて安心しました。私はそう返す。そう言えばもう一つ確認をしなければなりませんね。

 

「店長を狙う人物についてですが」

「はぁ...やっぱり気付いていたのね?」

 

当たり前だ。

 

「それなら、もうある程度始末しているわ」

 

私にも出来ない訳じゃないしねと続ける。それを聞いて少し安心した。

 

「ニーアもなんだかんだ言って、人間嫌いでも店長は好きみたいですね」

「ふふっ、今時グリフィン以外でああいう人物は少ないわ。本当の意味で戦術人形を大切にする人は」

 

そう言ったニーアは微笑みを深くした。

 

「こちらはいつでもお待ちしてますよ?」

「ふふっ、私みたいな老兵は要らないわよ」

 

口ではそう言う彼女だが、その目には歓喜と覚悟の色で満たされていた。

 

「では、失礼しました」

 

そろそろ急がなくては、夕食に間に合いませんのでとニーアに告げ、私は店を後にしました。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

夕飯を食べ終わり、片付けを手伝って今は共有エリアで皆で食卓を囲ってまったり会話を楽しんでいた。

 

「あの基地での一件以降こういった事をするのが習慣になったね」

「だな」

 

リズが言う事に俺は頷きながら同意した。そう言えば前まではこんな事をする前に寝に行ってたな。

 

「ですが、こういったどうでも良い時間というのはとても良いと思いますね」

「そうですねぇ~」

 

テンコはそう言いつつ、ふぅと息をついた。ヒトヨの関してはもう完全にオフ状態である。

 

「っと、そろそろ良い時間だな。寝るか」

 

俺がそう言って立ち上がると、リズが思い出したかのように言った。

 

「店長は明日も休みだからね」

「ゑっ?」

 

いやいや、いくらなんでもそれはと言おうとしたがリズの有無を言わせない気配に負けた。

 

「っ....分かったよ。だけど何かあったら直ぐに連絡な?」

「ふふっ前より素直になったじゃん」

 

リズがからかい口調で攻めてくるのでうっせと言って俺は自室に戻り直ぐに寝た。




次回も店長のオフ回です。

感想・評価お待ちしております。作者の励み及び執筆速度の上昇につながります。

では、また次回お会いしましょう!

5月9日ー誤字修正ー

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