何でも屋アクロス   作:無課金系指揮官

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前回に引き続き白黒モンブラン様の「Devils front line」とのコラボ回ですっ!

今回はほのぼの要素無しです。

では、ゆっくりしていってね!


第四十五話:※ちょっとした依頼

酒場を出てから、ウェルと二人で街角に止めていた装甲車の中に入って情報交換を始めた。

 

「ウェル、何か良い情報は手に入ったか?」

 

俺の質問に彼女は頷きながら答えた。

 

「えぇ。取り敢えずあの店の名前が分かりました。『Devil May Cry』と言うそうです」

 

デビルメイクライ....悪魔も泣き出すねぇ

 

「強そうな人が居そうだね」

「ですね。どうやらここのグリフィンの基地近くにあるそうですので、もう場所も分かりましたね」

 

流石ウェルだ、こういった探し物は速いな。

 

「しかし、私達の店とは違い依頼の仕事のみの様です」

 

あちゃ~依頼もなしに行くのは気が引けるな。何か依頼するような事あったっけな?そう思い酔いが回っている頭で考えようとするが、何も浮かばない。それどころか眠くなってきた。欠伸が出ないように我慢していると、ウェルは積み上げていた寝袋を俺に投げつけてきた。

 

「せめてこれの中で寝て下さい」

「わぷっ!?....ウェルに隠し事は出来ないかぁ~」

 

俺がそう言うと、ウェルは速く寝ろと言ってきた。

 

「警戒は私がしておきますから、早く寝て下さい」

「.....分かったよ。じゃあ頼むわ...」

 

その言葉を最後に意識は落ちていった。

 

 

ーー銃声

一気に目が覚める。しかし目の前に広がるのは、見慣れた装甲車の中では無いが凄く懐かしい物であった。

 

「ここは...?」

「おっ目が覚めましたか?若」

 

そこには、迷彩服を着ている椎名の姿があった。って事は...これは夢?そう考えていると付けていたヘッドセットから聞こえてくる物があった....

 

《若が起きたのか!》

「っ!!!」

「えぇ、でもあなた達は....!」

 

言葉が急に聞こえなくなってくる....見えていたものも徐々に薄れていく中で異様によく通る声が聞こえた。

 

ー長生きしろよ、将雅ー

 

「...い。....?」

 

誰かが優しく誰かが俺の身体を揺らしている。

 

「ん...ん?」

「店長、大丈夫ですか?」

 

目を開けるとそこにはタオルを持ったウェルの姿があった。何でタオル?

 

「ウェル?何で....?」

「これですか?それは急に店長の目から涙が出ていたからですよ」

 

悪夢みましたね?と確認するように聞いてくるウェル。俺は一瞬頷き返そうとしたが、首を横に振った。

 

「...いや、単に昔を思い出しただけだよ。大丈夫だ」

 

俺がはっきりそう言うと、そうですかとウェルは言った後

 

「では、今日の予定なのですがー」

「ー例の店に行ってみるか」

 

ウェルの言葉を遮りそう言うと、彼女は目を見開いた。

 

「何をしに行くのですか?」

「ちょっとした依頼を思いついてな。それの依頼をしに行くんだよ」

 

そう言うとウェルは少し首を傾げた。

 

 

さて、という訳でやって参りました。グリフィンの基地の隣にある一軒店に見えないが十中八九ここだろう。なぜならここの店の中から感じる気配がヤバいからだ。

 

「店長...?」

「大丈夫ですよ。行きましょう」

 

この感覚は、車長やっていた時に大型のE.L.I.Dと対峙したとき並みだ...私は覚悟を決めてその店のドアを開いて中を覗きつつ入店した。

 

「ごめんください」

「ん?君は」

 

店内にはどこかで見た事のある黒コートに銀髪の男性だった。一応質問してみようかな?向こうに記憶があるかは分からないが。

 

「昨日の酒場のお兄さんですか?」

「あぁ、そうだ。君が来るとは思っていなかったよ」

 

そう言うと彼は読んでいた本を端にどけて寛いでいた格好からキチンと座りなおした。

 

「それで、ここに来たという事は、依頼か?」

「そうですね。少々依頼がありまして、どうやら相当お強い様に見えますので」

 

私がそう言うと、彼は少し眉を細めた後に

 

「詳しく話を聞こう」

 

それと同時に奥の方から一人の女性が出てきたって、鉄血のハイエンドっ!?俺は警戒度を上げつつもホルスターから銃を抜こうとしたウェルを手で制した

 

「ウェル、待ちなさい!」

「っ!」

 

私はウェルが戦闘態勢を解くのを横目にて確認した後、店主である男性に質問した。

 

「あの、何故ここに鉄血のハイエンドが居るのですか?危険性はあるのでしょうか?」

「....あると言ったら?」

 

彼は表情を変えずにそう聞き返してきた。いやこれはー楽しんでいるのか?

 

「そうですね。最低でも、ウェルは逃がすまでは時間を稼いで見せますよ。貴方が加担しなければですが」

 

そう返すと彼は黙ったままこちらをジトっとこちらの目を見てきた。目をそらさず見返した。

 

「......」

「......」

 

暫くすると、彼はふっと笑った。

 

「すまない。少しからかいすぎたな」

「本当ですよ。肝が冷えました。それで本題に入ってもよろしいですか?」

 

そう聞くと彼は、頷き答えた。

 

「では、簡単に...このS-10地区の近くに、旧時代の武装が溜まっている場所があるのですが、そこの調査をお願いしたいのです」

「ふむ...調査というのは?」

 

確かにその質問はごもっともである。俺は懐からカメラを出した。

 

「このカメラでそのたまり場を取っていただきたい」

「...それだけで良いのか?」

 

彼の言葉に頷く事で返す。まぁ俺の趣味みたいなものだしね。

 

「ですが、あそこらへんには。鉄血人形が結構いるので注意が必要です」

「大丈夫だ。鉄血人形ならな」

 

そう言う彼の目には特に強がりと言ったものは感じられなかった。

 

「では、料金はこれ位で大丈夫でしょうか?」

「...あぁ、大丈夫だ。期限は?」

 

期限かぁ...まぁ急ぎでもないし、私は胸ポケットから名刺を出した。

 

「期限は二週間以内で、出来たらこの電話番号に連絡して下さい。営業時間内なら誰かしら出ますので」

「分かったよ。えーとユーガ店長?」

 

そう言って、手を出してくる男性。

 

「こちらもよろしくお願いしますね?えーと?」

「ギルヴァだ」

「ギルヴァさん。ではこれにて失礼します」

 

そう言って、俺は店を後にした。

 

「「...ふぅ....」」

 

店の外に出で装甲車に乗ったと同時にウェルと息を吐いた。

 

「あぁ...緊張したぁ」

「店長。戦闘モードでしたが、上手く行きましたね」

 

ウェルは何故俺があっちになっていたのか分からないようであった。

 

「じゃあ、帰るか」

「はい。そうですね」

 

今は帰ろうあの店に。俺はそう思いつつアクセルを吹かしたのであった。

 

 

因みに翌日には依頼の件が完了したと連絡があり、また直ぐに行くこととなったのはまた別の話。




これにてコラボ回終了ですっ!
コラボをさせて下さった白黒モンブラン様ありがとうございました!

感想(コメント・意見等)・評価は筆者の執筆意欲に還元されます←
お気軽にしていってね!

また、コラボ等はご自由にお使いくださいっ(教えていただけたら、飛び上がって喜びます)

ではまた次回お会いしましょう!

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